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アルパイン・パーキングメーター

山奥に、幾日も車が駐車されている。

もしや車の所有者は遭難しているのであるまいか!?
それとも無事に登山活動中なのか!?

登山者保護、そして迅速な救助活動を目的に、オーストリアでこのたび考え出されたのが、『アルパイン・パーキングメーター』(Alpine Parkuhr)と呼ばれる駐車票です。

Eine Parkuhr, die Leben retten kann by KLEINEzeitung 2013.4.17

Alpineparkuhrjpg
この駐車票、「Alpine Parkuhr」のタイトル下には自分の携帯番号を書き込みます。
円形の周辺には、ドイツ語で月~日曜の曜日が表記され、黄色いマーカーにはドイツ語で『Ich bin spätestens um... zurück』(私は遅くともこの時までに戻ります)と表記されています。

要は、連絡先と戻る日時を明記した駐車票ですね。
使い方は、出かける登山者は車の窓にこの駐車票を貼り付けておく、という具合です。

U2
 この「アルパイン・パーキングメーター」を企画・実現したのは、オーストリアの山岳観光地ヨーンスバッハ(Johnsbach)のLudwig Wolf市長。
 
 アウトドアサイト掲示板を覗くと、「ちょっと管理しすぎじゃない?」「携帯電話など連絡先明記しておくのはいいアイデアなのでは?」と賛否別れていますが、市長によれば試験的に300枚作ったところ、数日で無くなったとのこと。今年の観光シーズンに向けて数千枚製作予定で、観光案内所などで無料配布するそうです。

 日本でも遭難事故発生時には「登山口で遭難者のものと思われる車を発見」などと報道されますね。
 日本の山の本でも「登山口に駐車する車の窓に登山計画書を貼り付けておく」というアイデアを書いた本ありますし、以前もそうした車を登山口で見かけたことはあるのですが、私は治安対策上で疑問ですね。

 一つは電話番号という個人情報をさらすこと、それから車の所有者がいない期間を明記することになるため、車上荒らしが気になるわけです。 
 実際に私そして山仲間が「え、こんな辺鄙なとこで」という山で車上荒らしにあった経験があるため、日本でこういう駐車票を使うとなると、ちょっと二の足踏みますな・・・
 オーストリアは車上荒らしとか少ないのかな?
 「電話番号」と「日程」という情報を外にさらすことになりますが、試験配布されたパーキングメーターは数日で無くなったとのこと、定着するのか気になるところです。

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コメント

大抵は先払いだと思いますが、遅れた場合に電話が重宝するということですね。電話番号を書き残すことは今までにもあると思いますが、山中で通じることが前提ですね。

車上荒らしに関してはこうした管理が行き届いているところは定期的にチェックされていて目が届いているので比較的安全ということです。荒らされるか、駐車料金かなら誰でも後者を払います。

投稿: pfaelzerwein | 2013.04.30 12:39

re: pfaelzerwein様

 毎度、私の頓珍漢な記事にコメントいただき、ありがとうございます。

<<車上荒らしに関してはこうした管理が行き届いているところは定期的にチェックされていて目が届いているので比較的安全ということです。

 登山口といっても林道に延々と縦列駐車するような、日本の山の風景ばかり頭に思い浮かべていました(笑)
 なるほど、駐車は駐車でもきちんと「管理された場所」ということですね。
 日本でも駐車場整備されてる登山口はありますが、駐車すれば後は放置プレイな場所が多いわけでして・・・
 今回のような「アルパイン・パーキングメーター」が生かされるようなシステムがあるとするならば、それはそれで大変うらやましい限りだと思います。

投稿: 聖母峰 | 2013.04.30 21:47

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