« モンゴルにおける仏教 その過去と現在 | トップページ | 紅花摘み »

 今シーズンは「さすらいの現場作業員」に専念するつもりでしたが、もう5月頃からありがたいことにガイドオファーを頂戴するわけでして・・・
 月山朝日ガイド協会事務局長の横山さんから直々に連絡いただき、引き受けたのが月山縦走。

 関東某所からお客様がいらっしゃったが、ついでに停滞前線も月山の真上にいらっしゃいましてございまする。

 羽黒側、月山八合目駐車場に早朝到着。
 風と雨、視界の全く効かない濃いガス。
 お客様の中にも「バスに残る」意志を示す方が現れる中、添乗のSさんと協議。
 経験上、この気圧配置下で天候回復は見込めないこと、上部に行けば確実に風が強くなること、仏生池小屋まで行っても天候は変わらないと予想されることを進言。
 私も、昨年のような後悔はしたくない。
 添乗のSさんは即断でお客様に行程変更を説明。
 ツアー登山の在り方が変わっていることを実感する一こま。
 代替案として、弥陀ヶ原湿原を半周散策し、その後に月山・姥沢にバス移動、山形県自然博物園のブナ林を散策することとなった。

 今回のガイドは私と月山朝日ガイド協会の「植物エキスパート」前田さん。
 弥陀ヶ原でも前田さんの丁寧な解説にお客様達が聞き入る中、私は「モウセンゴケ」解説の変化球で対応(笑)。
 風と雨が強くなる中、バスに戻る。
 駐車場では、普段よくツイッターを拝読させてもらっている東北の若手エースガイド、佐藤さん率いる某社ツアーの一団とすれ違う。
 私には私の、佐藤さんには佐藤さんの判断がある。悪天の中、同じ「ツアー」の安全を祈る。
 (その後ツイッターを拝読すると、やはり雨と風で仏生池小屋手前で引き返された御様子だった。)

 姥沢の山形県自然博物園に転進。
 バスの中では、登山中止の判断を歓迎するお客様の声も聞こえる。
 相変わらずの雨の中、月山のブナ林を興味深くご覧いただけた様子でホッとする。
 
 ブナ林を歩いていて、沢山の美しいキクラゲに遭遇。
 私と前田さんで、お客様10名ずつ引率していたのだが、話題は茸・山菜から一気に放射線量の話題になった。
 やはり気になるのが放射線量、自分たちはいいが、子や孫に対して気軽に山の幸を差し出せないのが辛いという。
 皆さんの会話に、今の現実を思い知る。

 雨のブナ林を散策後、博物園スタッフの倉本さんらに了解を得て、施設内でお昼休憩。
 その後、月山山麓で前田さんと共にお客様たちをお見送り。
 それからガイド協会事務所で諸手続、前田さんと別れて業務終了。
 最後に博物園を訪れ、お昼休憩で利用させてもらった事で倉本さんに挨拶。

 ひととおりの事後処理を終え、山形に戻る。
Img_0377
 ここのところの現場仕事と、今日のガイドでヨレヨレになった私には、夕食に並ぶナス漬けが御馳走です。

|

« モンゴルにおける仏教 その過去と現在 | トップページ | 紅花摘み »

山岳ガイド日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21370/57784094

この記事へのトラックバック一覧です: :

« モンゴルにおける仏教 その過去と現在 | トップページ | 紅花摘み »