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息子と化石掘り

 山形県朝日少年自然の家『地球の歴史探検隊!』に息子と参加。
 毎年書いているが、おそらく朝日少年自然の家で最も応募が殺到する行事、今年も定員満杯後、申し込みの電話に対してお断りせざるをえない状況だったとのこと。

 うちの息子は恐竜好きなうえに、3DSのゲームで化石採掘のシチュエーションがあり、脳内で化石掘りは簡単なものだと思っているらしい。先日の鮭つかみ取りに引き続き、バーチャル世界に漬かった息子に実体験させるべく2人で参加。一般参加者の申し込み殺到行事のため、私はサポーター(ボランティアスタッフ)として参加となる。

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今年も多くの御家族の皆さんが参加されました。
出発前、大江町中央公民館での「出会いの集い」にて。

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 大江町中央公民館で、最上川河畔で発掘された「ヤマガタダイカイギュウ」の復元像を見学、山形県立博物館の先生のレクチャーを受けます。最近は生意気な口をきく息子「でっかいセイウチだろ」

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 朝日町 「用(よう)」地区にてダイカイギュウ発掘現場、そして「用のはげ」と呼ばれる露頭を見学してから、朝日町某所の化石採掘地に移動。
 ここは某企業様の私有地のため、解放されるのはこの日、一年に一回だけ。

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 ぬかるんだ造成地の山道に足をとられながら採掘地に移動、みんなお楽しみの化石採掘チャレンジ。

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 息子も、慣れないチゼルハンマーとタガネでシルトの壁をクリクリと掘り出す。
 ゲームの化石採掘(ゲームの中では、ノジュールをかち割ると化石が出てくる仕組みになっている)と違い、根気よくシルト層を掘る作業に、息子も始めは戸惑っている様子。

 私が化石の端が出たところを「ほら、ここ、貝の丸いとこだよ」と教えながら共同採掘。
 なんとか二つ、化石を掘り出しました。

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 掘り出した後は、山形県立博物館の先生に鑑定してもらいます。
 初めての息子、ワクワク感よりドキドキ感が伝わります。

 となりの親子連れ、小学校低学年くらいの女の子が、
 「おかあさーん、ちょっと来て~」
 と助けを求めてると、下で岩を割っているお母さんが、
 「ちょっと待って!今何か出てきたからっ!」
 と、父兄の方も子供そっちのけで夢中になる。化石採掘の魔力ですな。

1時間半ほど採掘して現場を退出、お弁当タイムになります。
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昨年は昼頃から晴天でしたが、今年は朝から晴天に恵まれました。絶好のランチタイム。

その後、
全員で大江町中央公民館に戻り、「別れの集い」をして解散です。

本日の私達の成果は、
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左がオオノガイの一種でちょうつがいの所が少しずれていて珍しいらしい。右がエゾタマガイの一種の子供ではないかとのこと。葛沢シルト層、約700万年~800万年前のものです。

 ちなみに、化石の掘りっぱなし・私物化は倫理的にどうしたものかと私は考えてますので、昨年もそうですが掘り出した化石は子供に持たせ、担任の先生を経由して教室で他の子供達にも見てもらうことにしています。

 実際の化石掘りを体験した息子は、「今度化石掘りっていつあるの?」と興味津々な様子。

 山形県内では最近、ジオパーク認定をめざす動きが鳥海山と月山で進められています。
 それはそれで、従来の環境教育で地学分野が乏しい現状に不満を持つ私には嬉しい動きなのですが、看板や展示品を眺めるだけでは、子供達の関心をひくことはできません。
 子供たちが露頭に触れ、化石や鉱物に手を触れられる、実体験できる地学実習の場を増やして欲しいと思っています。

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コメント

ボランティアスタッフ、お疲れ様でした。あの時、私もDグループに参加していました。
あの時採集した化石は、乾燥が終了して、クリーニングとコーティング中です。
あそこの化石は貝殻が溶けてしまっているのでコーティングしておかないと風化してしまいます。

ヤマガタダイカイギュウが発見された当時は私も小学生、用橋下流の鯨化石の発掘は博物館の事業として参加させていたたいたのが中学生。地学に触れるきっかけがあったように思います。地学は地味な学問ですが、生活には一番密着していると思います。
山形県では恐竜等派手な発見はありませんが、地学が好きになってもらえるきっかけになればと思います。

投稿: 江口五兵衛光清 | 2013.11.19 15:20

re: 江口五兵衛光清 様

このたびはご参加いただき、ありがとうございました。

<<あそこの化石は貝殻が溶けてしまっているのでコーティングしておかないと風化してしまいます。

ご教示ありがとうございます。
昨年採取した化石と一緒に脱脂綿に包んで保管していたのですが、当方もコーティングしておきたいと思います。

<<用橋下流の鯨化石の発掘は博物館の事業として参加させていたたいたのが中学生。
 貴重な体験されているんですね。

<<地学は地味な学問ですが、生活には一番密着していると思います。
 おっしゃるとおり、私達の生活に身近な割に「地学」は華やかな学問の陰に隠れたような形になっていますけれど・・・化石を通じて子供達に関心を持ってもらえれば、と私も強く思っております。

 後日談ですが、化石を持って行った息子のクラスでは、「博物館に寄贈すべきだ」というお友達もいたとのこと。子供達にとって科学の倫理観のきっかけになってくれればとも思います。

投稿: 聖母峰 | 2013.11.21 00:04

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