アウトドア、それは愛することを学ぶこと
久々の中国芸能ネタ。
最近は中国のテレビでもアウトドアギアメーカーのCMが放映されています。
昨夏、中国初ともいわれる長編テレビCMが製作され、北京電視台で放映されました。
CMは、既に日本に進出し、徳島県にアンテナショップを開いているアウトドアメーカーKingCamp。
まずは動画をご覧あれ。
(重いことで知られるYOUKUですので、一部スマホユーザーの方はご覧になれません)
CMの日本語訳
父:「ええ、わかりました。」
父:「すぐ会社に戻ります。」
父:「今日、キャンプに行けなくなった。」
父:「ちょっとお婆ちゃんの家に行こう。」
子:「またキャンプに行けないの?」
父:「パパ、急に大事なお客さんと会わなければならないんだ。」
子:「キャンプに行けるんじゃなかったの?」
子:「ママと僕で一週間待ってたのに。」
子:「パパ」
子:「僕は大事なお客さんになれないの?」
子:「お客さんみたいに、毎日一緒にいたい。」
父:「よし、キャンプ行くぞ。」
子:「やったあ、テント張れるぞ。」
父:「今日の会議はキャンセルだ。」
父:「もっと重要な客が待ってるんでね。」
ナレーション
『現実には、忙しさに終わりはありません』
『家族との時間をより多く』
『あなたの人生で家族は最も大切です』
『自然の中へ、家族を連れて行きましょう』
『テントは簡単にたてることができます。』
『大切な人に、あなたの愛情を表現しましょう』
『アウトドア、それは愛することを学ぶこと』
と、こんな寸劇のCMです。
一方、こんなテレビCMも放映されています。
こちらは中国・上海に本社があるアウトドアアパレルメーカーHASKIの2013/14年モデルのCM。
CMの日本語訳
男「 次の駅はどこですか? 」
女「 わからないわ。 」
女「 この先、激しい雨だったなら、 」
女「 あなたは私と行きますか? 」
男「 次の駅は激しい雪 」
男「 気が変わったかい? 」
男「 自分のスタイルを守って 」
女「 全く知らない世界を訪れても 」
男「 スタイルを突き詰める 」
男「 次の駅、あなたはどこに行きますか? 」
アウトドア(野外活動)で出会う世界を、幻想的な世界になぞらえ、どんな環境下でも自分のスタイルをウェアで確立しようというCM。
絵画に例えれば、寸劇でアウトドアの魅力を訴えるKingCampのCMは写実派、HASKIのCMは印象派といったところでしょうか。
アジアでは市場規模からして、日本、韓国、中国が登山・アウトドア用品の三大市場を形成しているわけですが、アウトドアメーカーのCMが制作も放映もされないのって、日本だけですね。
それだけ宣伝もせずにやっていける需要があるということでしょうか。
以前にも紹介しましたが、私はアメリカ・REIのこちらのCMが好きです。
REIも一切ウェブ上で公開していませんでしたが、最近Youtubeに復活したので再掲。
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