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2013/2014 冬季ナンガパルバット隊の足跡【3月6日追記】

以下、自分のためのログです。
興味のない方、飛ばし読みしてください。

2013/2014シーズンの冬季ナンガパルバット隊

ルパール壁・シェルルート

JUSTICE FOR ALLチーム(ポーランド)
Polteam
左より、トマシュ・マツキェビッチ(Tomasz Mackiewicz)、マレク・クロノフスキー(Marek Klonowski)、ヤツェク・テレル(Jacek Teler)、 パヴェル・ドゥナイ(Pawel Dunaj)
トマシュ、マレクは昨年に続き4度目の冬季ナンガパルバット挑戦。

TheNorthFaceチーム(イタリア、ドイツ)
Sd
左より、シモーヌ・モロー(イタリア)、ダーヴィト・ゲットラー(ドイツ)

ディアミール壁

ラルフ・デュモビッツ(ドイツ、1978年のメスナー単独登頂ルートを登攀予定)
Ralf
ラルフはパキスタンに入る前、南米・アコンカグアで高所順応を果たしBC入。
ベースキャンプキーパーとして、ダレク・ザレウスキー(ポーランド)が同伴。

ダニエル・ナルディ(イタリア、ママリ・リブ、1970年のメスナー兄弟下降ルートを登攀予定)
Dani
2012/2013年の冬季シーズンに続いて2度目の挑戦。
冬季初登の競い合いは意識せず、初登でなくともよい、困難な目標に挑戦したいとしてママリ・リブにこだわる。
初登争いとみられるのを避けるため、BC入の日程を他隊とずらしたとも報道されている。

ルパール壁・シェルルートとキャンプ配置図
P1
(Photo. http://wspinanie.pl/)

ディアミール壁各ルート図
Dia
(Photo.aaj.americanalpineclub.org)
1.キンスホーファールート 1aは現在利用されているルート
2.ママリ・リブ 1970年メスナー兄弟が下降(ダニエル・ナルディ予定ルート)
3.1978年ラインホルト・メスナー下降ルート
4.スロベニアルート
5.1978年ラインホルト・メスナー単独登攀ルート(ラルフ・デュモビッツ予定ルート)
6.シェルルート上部


時系列による登山活動の経緯

12/12 ポーランド隊BC入
12/26 5500mに到達、C1、C1Aを建設
12/30 ラルフ、メスナールート5500mに到達
12/31 シモーヌらルパール側BC入
1/1 ラルフ、ルート上のセラックが判明
1/2 シモーヌらBCより上部に順応活動開始
   ラルフ、退却を決定
1/10 シモーネ、ダーヴィト、ABCへ
1/11 ポーランド隊、家庭の事情によるマレク・クロノフスキー離脱・帰国の報告
1/12 トマシュ、C1入
1/13 トマシュ5400mでビバーク、ポーランド隊他メンバーC1移動
   シモーネ、ダーヴィトC1から5900m往復
1/15 シモーネ、ダーヴィト、5900~6000m FIX工作
1/18 トマシュらポーランド隊3名6100m到達、BC帰着
1/20 シモーネ、ダーヴィト6400m到達
1/26 パヴェル、トマシュら3名BCからC2入、トマシュ体調不良によりC1止まり
1/28 ダニエル、BC着、ガナロピークで順応開始
    ポーランド隊、登山期間延長手続き、
    28日まで、ポーランド隊主導でC2までFIX工作進む
1/30 ポーランド隊、C2A 6200m建設
2/7 シモーネ、ダーヴィト、C3泊、7000mに到達後BC下山
   ポーランド隊、C2aに滞在、以後、両チームはアタック体制に入る。
2/8 強風と寒気のため、トマシュC2上部で退却、シモーネ、ダーヴィト5700mに到達するも、午後には全員下降開始。第一回の頂上アタックは中止
ダニエル、BC出発

2/9 ダニエル、ガナロピーク5000mまで登高するも翌日5500mで退却。前年よりも低温に苦しめられる。
2/14 ポーランド隊二次アタックにでるも、トマシュ腹痛のため中止
    シモーネ、ダーヴィトC1からC2入り
2/15 シモーネ、ダーヴィトC2A入
2/19 ダニエル、4800mに装備デポ
2/21 トマシュBC発、
2/22 トマシュC1入
2/23 トマシュC2入
2/25 ヤツェク C1目指す
     シモーヌ、ダーヴィトら26日出発決める。3/1頃の頂上アタックを考え、シモーヌ、これが最後のトライとfacebookで発言。

2/27 シモーヌらC2入、悪天のためポーランド隊C3にたどり着けず。
    トマシュC3に滞在中。強風と視界不良を報告。
    悪天のためBCでも5~10センチの降雪
2/28 曇りながら穏やかな天候、ダーヴィト・ゲットラーC2Aを発ちトマシュと合流、C4目指す。
    ダーヴィト、7000mにC4設営、遅れてトマシュ到着。
    シモーネ、腹痛・嘔吐など体調不良、C2を発ちダーヴィトらと合流する予定であったが、C3直下150mで下山を決定。

3/1 ダーヴィト、トマシュ、C4を発つも、7200mで強風と低温のため危険と判断、下降開始。
   同日、ダニエルも登山中止を決定。

冬季ナンガパルバットを試みた全てのクライマー達に敬意を表します。

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【3月6日追記】

 シモーネらノースフェイスチーム、ダニエル・ナルディは下山を決定しましたが、ポーランドのJUSTICE FOR ALLチームは冬季登頂の定義上の期限である春分の日、3月21日まで登山活動を続行するとのこと。
 ポーランド人の本領発揮です。

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参考サイト

雪山大好きっ娘。+ (追記)ナンガパルバット、冬季初登のトライは4チーム 2014.1.1

wspinanie.pl

Altitude

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