« PRO-IDEE のピクニック・カトラリー | トップページ | フェアなのは、誰か。 »

ロシア隊、タムセルク南西壁中央バットレス初登

 去る5月5日、ロシアのアレクセイ・ロウチンスキーとアレクサンドル・グコフの2名が、タムセルク(6623m)南西壁の中央バットレスをアルパインスタイルで登攀、登頂に成功しました。
 7日間かけて登攀長1900m、60~70度のミックス壁を経て頂上に到達したものです。

P1
タムセルク南西壁と二人が登攀したライン(赤線)

 アレクセイ・ロウチンスキー、アレクサンドル・グコフの二人は「1979年に日本隊がたどった北壁」(訳者注:山学同志会ルートと思われる)を目指していました。
 当初は「日本隊が退却した」と聞いていた北壁が、既に日本隊(山学同志会隊)に登られていることを知ったのは、登山許可を取得後のことでした。
 登る山を変更する時間と費用を考慮し、二人はクライミングの目標を北壁から南西壁に変更します。彼らには南西壁も北壁同様、魅力的だったとのこと。

 ちなみに、1979年にはタムセルク南西壁~西稜をやはり日本隊、あの細貝栄氏が登攀に成功しているのですが、彼らが79年の日本隊の成功を認識しているかは明らかにされていません。
 この記事書いてる私も手元に資料が無く細貝栄氏の登攀ラインを確認できてないのですが、南西壁中央バットレスをアルパインスタイルで登ったのは、おそらく今回のロシア人ペアが初めてと思われます。

 4月、クスム・カングルとチュクングで高所順応を重ねた二人はタムセルク南西壁にとりつきます。

P2

P3

登攀は始終チリ雪崩に悩まされながら、二人は困難な雪と氷のクーロワールを進みます。

P4
天候は常に昼過ぎから霧と雪。

P5
二人は壁で6夜を過ごし、

P6
7日め朝、待望の稜線に飛び出します。
稜線では雪庇の崩壊を用心しながら、頂を目指す二人。

P8
目前の頂上

P7_2
頂の二人(左がアレクサンドル・グコフ、右がアレクセイ・ロウチンスキー)

|

« PRO-IDEE のピクニック・カトラリー | トップページ | フェアなのは、誰か。 »

expedition」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21370/59715834

この記事へのトラックバック一覧です: ロシア隊、タムセルク南西壁中央バットレス初登:

« PRO-IDEE のピクニック・カトラリー | トップページ | フェアなのは、誰か。 »