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北朝鮮の人工壁クライミング

 北朝鮮の「労働新聞」が、北朝鮮国内の人工壁の様子を公開しました。

 朝鮮紅領巾玩攀岩打電玩歡慶少先隊節(高清組圖) by 国際在線2014.6.6

 ま、早い話が第二次大戦中に日本に対抗したとされる「抗日児童団」の「革命的精神」を受け継ぎ赤スカーフ巻いたおぼっちゃんエリート小学生集団をとりあげた新聞記事なのですが、北朝鮮の人工壁の様子はこちら↓

Northkorea
前後逆にハーネス(パッド無し)を着用、しかも意味不明なエイト環を介してロープに繋いでいます。
どっかから借りてきたような土方メット。
ホールドは色は様々ですが、形状はすべて同じ。

画像から類推するに、見よう見まねで設置・運営していることが想像されます。
その気になれば中国、ロシアから指導者を招くことが可能ではないかと思うのですが。

 今年、韓国の大韓山岳連盟が本腰を入れて北朝鮮との合同隊でエベレストを目指すため交渉開始という情報をつかんだのですが、私自身はおそらく立ち消えになるだろうと予想、あまり気にもとめませんでした。
 北朝鮮の登山・クライミングは、韓国のそれとはレベルにおいて天と地の差があるというのが現実でしょう。

 なお金剛山に代表される北朝鮮の岩場そのものは80年代・ソ連崩壊前の時代、チェコ等東側諸国のクライマーが遠征した記録がありますが、彼らの技術すらも伝わっていない証と考えられます。

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コメント

いつも面白い情報を頂いております。安全ベルトに関しては恐らく救助やヘリからの吊りおろしなど用も下の部分だけの流用でしょうか。落ちると身体がロープと反対側に曲がって倒れこむのでしょう。

エイト環に関しては、そこにロープを二重で巻きつけているので、トップロープが二重と言うことになりますね。理由は、全く分りませんが、ロープの供給問題と関係しているかもしれません。

人工壁の壁が本当の岩石のようでここまで手間を掛けるならば室内自然壁が出来そうです。

投稿: pfaelzerwein | 2014.06.11 01:53

re: pfaelzerwein様

<<安全ベルトに関しては恐らく救助やヘリからの吊りおろしなど用も下の部分だけの流用でしょうか。
 救助用ハーネスの可能性もあるかなと思いましたが、墜落の場合に顔面を打つんじゃないかなあと思った次第でした。

 登山技術や用具は、アメリカ軍の例にみられるように重要な軍事技術の1つな訳でして、ある意味軍事国家である北朝鮮でこのような画像の風景がみられるということは、「レクレーション」「民間人のレジャー」としてのクライミングが未だ認知されていないんじゃないかな、とも思います。

<<人工壁の壁が本当の岩石のようで
 そうですね、ご指摘を受けてよくよく見ますと結構凝った壁なので、無理にホールド付けなくてもいいような気が・・・

 よくわからない国ですが、一枚の画像から色々想像しなければならないというのも、60年代までの中国を連想させます。

投稿: 聖母峰 | 2014.06.11 20:00

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