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Another Life

Dr

その日も現場作業を終え、会社から帰る。

その帰路の信号待ち。

私の帰宅途中に、広いパス停留所がある。回送バスもよく停まっている所だ。

信号待ちで、ふと停車しているバスに目を向ける。
日没後、ライトもついていないバスの車内に人影が見える。

業務終了した運転手か?と思ったが、動きがおかしい。
何か板状のモノを車内で振り回している。

よくよく見ると、運転手らしき人が暗い車内でギターの練習をしているのだった。

周囲は割と交通量の激しい道路、日没後の歩行者もほとんどいない時間帯。
「回送」マークのバスの車内は、楽器の練習場としては最適だろう。

日没後の薄暗い夕刻、他に誰もいないバスの中でギターを弾き続ける運転手。

彼にとって、ギターとは何なんだろう?
大型二種免許を持ち、バス運転手として人生を送る彼にとって、ギターを弾くことは、どんな喜びなんだろうか?

信号は青になった。
私はアクセルを踏み、自宅へと急いだ。

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コメント

こんにちは。
中島みゆきさんの<背広の下のロックンロール>をふっと思い出しました。

投稿: jik | 2014.07.27 10:10

re: jik様

<<中島みゆきさんの<背広の下のロックンロール>をふっと思い出しました。
 早速私も聴いてみました。
 そうですね。
 日の暮れた、もう真っ暗に近い夕方、客のいないバスの中で運転手がギターを弾いているというのはなかなかシュールな姿だったんですが、不思議と心をつかまれるような光景でした。
 何か思うところがある運転手なのかなあ・・・と。

投稿: 聖母峰 | 2014.07.27 21:55

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