オレンジジュース
最上川イカダ下りの後。
私たちサポーターは用具の後片付けを行い、自然の家で入浴。
それからチャレンジキャンプ最後の夜を飾る、フェアウェルパーティが開催される。
まだ西日も強い夕方、自然の家施設前の芝生に用意されたテーブルにオードブルとジュースのペットボトルが並ぶ。
厨房のアイドル・デラちゃんから「テーブルのジュースは好みに応じて各テーブルで交換してくださいね」
と説明を受ける。
ここで、子供達のジュースを見つめる視線が
ゴルゴ13なみに鋭くなっていることに気づく。
思えば、今日はキャンプ開始4日め。
この期間中、子供達は登山で配布される行動食以外、「お菓子」など甘い物を口にする機会は無い。
子供達もだいぶ「甘み」に飢えていたことだろう。
「本部」のテーブルには所長と私が座っていたのだが、一人の男の子が意を決したように近づいてきて、
「ジュース交換していいですか?」
と申し込んできた。
彼のテーブルにはコーラとリンゴ味Qooのペットボトルがあるが、オレンジ味Qooが飲みたかったらしい。
子供達にとってオレンジジュースの人気は不動である。
喜んでオレンジ味Qooを持っていった男の子は、フェアウェルパーティで用意されているかき氷にドボドボとかけて食べていた。
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