キジル・アスケル(Kyzyl Asker 5482m) 2014年2つの登攀
キルギス、中国・新疆ウイグル自治区国境に位置するキジル・アスケル(Kyzyl Asker 5482m)は近年、ビッグウォールクライマーの関心を集めていますが、今夏はロシア、エクアドルの2隊がトライしました。
まず8月2日、ロシアのドミトリー・ホロフチェンコ、セルゲイ・ニーロフ(2012年、ムスターグタワー登攀でピオレドールロシア受賞)、ドミトリー・グリゴリエフが新ルート開拓めざして南面に取り付きました。
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ロシア隊に続き、8000m峰14座無酸素登頂を果たしているIván Vallejo率いるエクアドル隊「somos ecuador」がキジル・アスケルに入山。
チーム「somos ecuador」(我らエクアドル)の面々、左から二人目が隊長のIván Vallejo。
エクアドル隊は8月28日に取り付き、19時間登り続け、翌日8月29日には稜線に到達。
登ったルートは「Sal con cebolla」(オニオン・ソルト)と命名、高度差1100m 26ピッチ、 ED2、5.12a,、M6 +、WI5 +、 AI2) というグレードが報告されています。
なおメンバー中で紅一点のCarla Pérezは、このままポストモンスーンのチョーオユーにトライするとのこと。
エクアドルのメディアが報じた動画がこちら↓
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