おしくら まんじゅう
さすらいの作業員、本日から群馬県に滞在。
群馬といえば粉物、小麦粉食文化のエリア。
今滞在しているのは群馬でもひっそりとした田舎町ですが、さっそく私の嗅覚が見つけました。
左の黄色がかっているのが「たんさん」、右が「酒まんじゅう」。
「たんさん」とは生地に重曹を配合しているまんじゅうで、ここ群馬伝統の菓子。
餡はもちろん「粒あん原理主義」の私の好きな粒あんです。
群馬といえば、酒まんじゅう。
大学山岳部に入った最初の年。
初めての冬の北アルプスに備え、冬用プラスチックブーツを買うべく訪れたのが、群馬のICI石井スポーツ。
ここでブーツの足合わせをしたのだが、店のおじさん、やたら高圧的。
でも「いい人」なんだろう、初めて訪れた私に「ほれ喰えよ」、と勧めてくれたのが、酒まんじゅう。
バリバリのクライマーのセンセイ方と違い私は遠慮深いので、ちょっと遠慮すると
「何遠慮してんだよ!喰えよ!」
と、怒られた(笑) ぼく、客なんですけど・・・
初めての冬靴選びで頼りなく見えたのだろう、押しすすめられたまま、酒まんじゅうを食べた、当時10代の私。
(あ、酒まんじゅうってホントに酒の風味がするんだ)
緊張したまま酒まんじゅうパクつきながら、プラスチックブーツのサイズ合わせをするという怪しい状況を経て、購入したブーツで北アルプスをトレースした10代の冬でした。
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