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それでもあなたはクリフバーを食べますか?

クライマーの皆様にはご存じの携帯食Clif Bar。

Cli

 そのClif Bar社が、アレックス・オノルド、ディーン・ポッター、ティム・オニール、シダー・ライト、ステフ・デイビス以上5名のスポンサー契約を打ち切ったことを、Rock and ICE誌ウェブサイトが伝えています。
 スポンサー打ち切りの理由は、その「過激な」クライミングスタイルという理由です。

Honnold, Potter, and Others Fired by Clif Bar for Soloing by ROCK AND ICE

 おそらく当ブログをご覧のクライマーの方々に前記5名の説明は不要でしょう。

 Clif Bar社は前記5名の契約打ち切りについて公式コメントを出していませんが、同社スポークスマンのコメントは以下の通りです。

“Every year we evaluate all of our climbing sponsorships on a case-by-case basis,” said a Clif Bar spokesperson. “After evaluating a variety of sponsorships at all levels of climbing, we’ve made the decision to get back to Clif’s roots and focus on the more traditional aspects of the sport, like trad, bouldering, alpinism and sport climbing to name a few. Our climbing athlete sponsorships will reflect this traditional focus.”

 同社の言い分では、「クリフバー社の原点に立ち戻り、よりトラディショナルなスポーツ、「トラッドクライミング」、「ボルダリング」、「アルピニズム」、「スポーツクライミング」等に焦点をあてたい」 としています。

 前述のROCK AND ICE誌記事にも掲載されているように、シティバンクはじめ、様々な企業がスポンサーやCM出演という形でクライマーと関わりを持っています。
 クリフバーの売り上げは2013年のデータで約5億ドル。当ブログでも紹介しているように、同社は自社ブランドのワイン製造を手がけるなど企業としても急成長しています。

 ROCK AND ICE誌の記事はこう締めくくられています。

 But having a sponsor drop its athletes because it decided that the sport they excel in is too risky or presents too frightening an image could be a first.
 あまりに危険すぎる、あまりに恐ろしいイメージを与えると判断され、スポンサーを打ち切られたのは今回が最初となります。

 「過激な」クライミングスタイルをとるクライマー達に万一の事態が起きた場合の (企業イメージに対する) リスクを考えるのは、収益を上げることを第1とする企業としては、これまた当然のことでしょう。 
 ROCK AND ICE誌記事のコメント欄も熱いコメントが数多く寄せられています。
 丁寧に読んでみると、「アレックス・オノルドは確かに素晴らしい。しかし自分の子供達にフリーソロクライミングはしてほしくない」と、そのクライミングスタイルに疑問を持つコメントも寄せられています。

 賛否両論とはいえ、アレックス・オノルドはじめ素晴らしいクライミングを展開してきたクライマー達が、そのクライミングスタイルを理由に、あっさりと電話一本でスポンサー契約打ち切りを告げられる。
 今回の記事を読み、従来日本の山岳メディアで 「いかに欧米ではクライミングが文化として浸透しているか」 をクライミングライターと称する輩が何度も書いているのを読んできましたが、そのアメリカでさえ、クライミングやクライマーに対してこのような扱いなのか、という思いです。

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