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2014/2015 冬期ナンガパルバット (2015.1.2訂正)

今シーズンも、未踏の冬期ナンガパルバットの頂を目指すクライマーが集結しています。

1.ポーランド、イタリア隊

Kartka_nanga_parbat_2015___

Nanga_parbat_diamir_face1

 2011年から執拗にシェル・ルートから冬期ナンガパルバットにトライし続けてきた、ポーランドチーム。
 今シーズンは主要メンバーだったマレク・クロノフスキーが脱け、ルートもディアミール側に変更。
 トマシュ・マツキェビッチがダニエル・ナルディ(イタリア)、エリザベート・レヴォル(フランス)のペアと共同でのトライを予定しています。
 ルートはメスナールートもしくはキンスホーファールートを予定とのこと。

Danielenardi20141228
12月28日イスラマバード到着のダニエル・ナルディ(右から二人目)

2.ロシア隊

 気温-30度の中、冬期ベゼンギ(コーカサス山脈)初縦走をトレーニング山行として完遂したロシア隊が冬期ナンガパルバット登頂を目指します。

Nanga_russia
左からニコライ・トトミャニン、セルゲイ・コンダルシュキン、ワレリー・シャマロ、ビクトル・コヴァルの4名。ジャヌー北壁直登を果たしたベテランも含め、強力なメンバーです。ロシア隊もディアミール側を予定。

3.イラン隊
Iran_nanga

 イランから3名のクライマーから成るチームが冬期ナンガパルバットを目指します。
 メンバーは、
Iran_member
Iraj Maani、Reza Bahadorani、Mahmoud Hashemiの3名。
彼らはイランのナショナルチーム(登山隊)のメンバーで、2011年にはG1、G2をアルパインスタイルでそれぞれ4日で登頂を果たしています。その他にもエベレスト、マカルー、マナスルはじめ幾多の8000m峰、7000m峰に登頂を果たしているベテラン。

 イランといえば砂漠の国をイメージする方も多いかと思いますが、最高峰デマベンド峰(5671m)を擁する山岳国。 1979年のイラン革命が起こらなければ、同年に予定されていた中国と合同によるチョモランマ峰登山で中国側からの外国人初登を果たしていた可能性を秘めていました。

 2011年からの豊富な経験を持つトマシュ・マツキェビッチ。
 極寒地にも強く、ジャヌー北壁直登も果たしている強者が揃うロシア隊。
 初挑戦ながらも若く高所登山にも経験豊富なイラン隊。

 しかしここ最近の傾向をみるに、私個人の意見では冬期ナンガパルバットを陥すには各登山隊個々の技量ではなく、各登山隊がいかに協力してルートを延ばし、悪天の隙を突いて頂上を狙える体制を整えるかが鍵になると思っています。

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(2015.1.2 訂正)

・トマシュ・マツキェビッチ(ポーランド)、エリザベート・レヴォル(フランス)のペアは、2000年に試みられたメスナー・ハンスペータールートを登攀ルートとして選択する予定。

・一足遅れて、ダニエル・ナルディ、フェデリコ・サンティーニ、ロベルト・デッレ・モナケ(カメラマン)のイタリア隊が入山。ダニエル・ナルディらは昨年に続きママリ・リブ登攀を目指す予定。

・ロシア隊はルパール側に入山予定

以上、Explorerswebより。
 Explorerswebサイトもイラン隊の動向はつかめていないようです。
なにぶん、国内でもネット制限がかけられ西側諸国から経済制裁を受けているイランのお国柄もあり、西側諸国のクライミングサイトもあまりイラン隊の情報をつかんでいない模様。

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