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13日金曜日、男達は山を下りた。

 2014/2015冬期ナンガパルバットを目指していた、イラン、イタリア、スペイン、パキスタンのクライマー達。
 結論から書けば、今年もまた冬のナンガパルバット峰は、人間に頂を許すことはありませんでした。

 3月に入り、各国合同隊によって頂上アタックが試みられましたが、C1から上部が腰までもぐるラッセルという深い雪に阻まれ、5300mで退却を余儀なくされました。

 雪の状態が悪く危険と判断したイラン隊の3名は登山活動中止を決定、3月2日に下山しました。

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 強力なポーランド、ロシア、イラン隊が下山した後も元気いっぱい。
 左からアレックス・チコン(スペイン)、アリ・サドパラ(パキスタン)、ムハンマド・カーン(パキスタン)、ダニエル・ナルディ(イタリア)

 彼ら4名は天候安定を待って3月13日、再び頂上アタックを開始。

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 高度8000m、頂上直下に迫るクライマー達

 しかし夜間の行動でルートミス、いったんC4に引き返し、再々度の頂上アタックへ。
 13日夜、アレックス・チコンがツイッターで退却を連絡、「事情は後に明らかにする」という短いメッセージのみが各国サイトに伝わる。
 
 アリ・サドパラがC4でかなり重篤な高度障害にかかり、全員退却を決定した模様です。
 その後彼らはなんとかBCに帰着。

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 BC帰着後の疲労したクライマー達の姿。
 
 彼ら4名は頂上に到達できなかったものの、冬期ナンガパルバットでは最高到達高度である8000m地点に到達したと主張しています。
 この到達高度に関してはまだ未確認の情報として各国サイトでとりあげられていますが、全員無事にBCに帰着できたことを喜びたいと思います。

 冬のナンガパルバット峰は2015年も未踏のまま春を迎えます。
 来シーズンもまた、強力なクライマー達がその頂きを目指すことになるのでしょう。

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