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名護岳 雲に包まれた蘭の山

フリータイム2日目、早朝5時に那覇の宿を発ち、名護市にある名護岳をめざす。

 登山というリスクを伴う活動を行う反面、勤務先の「社員研修」の日程を利用しているため、いつも以上に絶対にアクシデントは起こせない。
 那覇~名護間を往復する長距離の高速道運転、帰路の那覇市内の渋滞、その中でのレンタカーの給油・返却等の労力。
 これらを勘案して、早朝に移動して昼頃には登山活動を終え、余裕のあるうちに那覇に戻り休養する計画だ。

Nagomap
 
 名護市街はずれにあり、登山道が敷地内を通る沖縄県立名護青少年の家を訪問。
 山と渓谷社刊『沖縄県の山』では名護市街からスタートするコースが紹介されているが、多くの方が青年の家を登山口として取り付いている。
 事務所でレンタカー駐車を快諾いただき、入山者カードに名前・連絡先(電話番号)を記入。下山したら事務所を再訪して、下山報告する仕組みになっている。
 名護青少年の家には名護岳の絵地図パンフもあり、なかなか参考になる。職員の方からは「山頂往復にはだいたい3時間くらいかかります」と丁寧にアドバイスいただく。
 
 美しいまでに整備されたキャンプ場を通過し、登山口に入る。
Na1
 溝状の登山道から始まり、やがて気持ちの良い林の道へ。

Na2
 名称不明の花

 名護岳は日本固有の蘭「ナゴラン」発見の地なのだが、ナゴランの花の時期には早すぎたようだ。
 気象予報では晴なのだが、霧雨まじりの曇。
 昨日よりも汗ばむ湿度の中、登り始めて20分程で前衛峰へ。
 それから五分ほどの歩きで山頂へ。

Na3
 本島北部・やんばるの森や名護湾が一望できるはずでしたが、雲の中のため周囲の視界ゼロ。

Na4
 多くの子ども達が登るのだろう、願掛けの木が山頂にある。

Na5
 ついつい先を急ぐ私に、「のんびりいこうぜ」とカタツムリに教えられる。

 「沖縄県の山」解説文をなぞってもおもしろくないので、同書には未掲載かつ青年の家パンフに掲載されている名護岳北面の登山道を下山路に選ぶ。
 下りてみて「沖縄県の山」に掲載されていない理由がなんとなくわかった。
 延々と補助用のトラロープが張ってある、とにかく急峻な道なのだ。
 慎重に下降し、名護岳北面を横断する車道に出る。この車道をたどって青年の家方面へ。

Na6
車道脇に咲く野草も、沖縄では極彩色。

Na7
ナゴランの花は見られませんでしたが、同じ蘭の一種ネジバナが数多く咲いていました。

Na9
車道を歩きながら周囲の山々を眺める。
本州とは異なる植生にみとれながら歩く。
20分程の車道歩きを終え、やはり山道を歩きたいので分岐から元の登山道に合流。

Na8
与那覇岳のようなワイルドさはありませんが、青年の家職員の方々の尽力で整備されているとのこと。
気持ちの良い道を歩き、下山報告のため青年の家事務所へ。
山頂往復3時間とアドバイスをいただきながら、1時間半ほどで戻ってきたため「もう登ってきたんですか?」と職員の方に言われてしまう。 機会があれば花の時期、もっとゆったりとした日程で訪れよう。

 山形で少年自然の家サポーター(ボランティアスタッフ)をやっている身としては、沖縄の野外活動でハブの安全対策をどうされているのか伺いたかったのですが、ちょうど春休みシーズンの合宿らしい剣道の少年団の来所式の真っ最中。
 職員の皆様もお忙しい様子だったので、遠慮して早々に車に戻る。
 汗がひくのもそこそこに、車のエアコンを強く効かせ、次の本部富士をめざす。

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