ヒルナンデス
本日の紫尾山で参ったのが、
紫尾山の取り付きにも錆び付いた看板で「ヒル注意」とあったが、行程もさほど長くないし、大丈夫だろうとスパッツを着けずに入山、それが鹿児島特産の黒砂糖より大甘な考えでございました・・・
紫尾山往復で、両足に吸い付いた20匹以上の山ヒルをはじき飛ばしたり、叩き落としたり。
奴らは凄い吸着力でトレッキングブーツを這い上り、スマートウールの靴下の上から中から吸血されまくり。
山形県の山で山ヒルってあまりいないもんで、想像力が働きませんでした。反省です。
ヒルを叩き落としても、血を吸われた跡はなかなか出血が止まらず、結局傷の洗浄と消毒・止血のため宿に戻る。
その間、運転中も両足首には滴るくらいに出血し、赤く染まったティッシュの山ができる。
今でこそ悪者扱いのヒル。
たしか私が幼い頃、親戚の家で父が背中にヒルを何匹も吸い付かせ、「悪い血をとってもらっている」場面を記憶しています。
そのままヒルに血を吸わせ、吸い玉(半球形のガラス玉)をヒルごと背中に当てていたことも覚えています。
いわゆる瀉血(しゃけつ)というやつですね。
今現在は衛生上の問題で、ヒルを治療に使うことは無くなったようです。
私の足首からたっぷり血を吸って、まるまるとしたヒルを見てそんなことを思い出しました。
一週間ぶりに晴天の予報が出たのに、私以外誰一人登山者がいない紫尾山。
地元の方はヒルの多さを熟知してたのかなあ。
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