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高千穂峰(たかちほのみね 1574m)

今日、山を見た。
明日、山に登ろう。

そう語ったのは誰だったか。

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6月21日、韓国岳山頂から望む高千穂峰(奥のピーク)

三週間前、韓国岳山頂から眺めた高千穂峰の美しさ。
どうしても登ってみたいと思い、再び霧島連山を訪れる。

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天候は台風の影響を受けて雨。
幾つか気象情報を集め、風雨が強くなる前に速攻で登ることにする。

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雨とガスで厳粛さが増す(ような気がする)高千穂河原を抜け、樹林帯も丈が低くなってくる。

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森林限界を越えると、道は火山礫の砂利の登り。
まさに「一歩登って二歩下がる」状態。
あれ?
一歩登って二歩下がると後退するよな?
水前寺清子の歌って「三歩進んで二歩」だっけ?
などと、風雨の霊峰でくだらないことを考えながら、ひたすら忍耐と脚力で登り切り馬の背へ。

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火口の縁を歩く「馬の背越」、ガスの中ひたすら前進。

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頂上直下も踏ん張りが効かない砂利登り。

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坂本龍馬が引っこ抜いたといわれる「天ノ逆鉾」が立つ山頂へ。
到着時刻の記録を書き留め、すぐに下山。

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高千穂峰山頂部を形成するスコリアの堆積層、見事なまでの朱色を眺めながら下山。
そんなスコリアの堆積層の岩肌にも、植物が根を生やしている。
もっと気候が穏やかで栄養に満ちた環境はあるだろうに、なぜにこんなところに根を生やすのだろうか。

花も植物も乏しい、火山礫の山。
雨と風で殺風景ですらある光景に、霊峰の威厳を感じました(すくなくとも私は)。

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往路とはコースを変え、復路は高千穂河原の天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりん ひもろぎさいじょう)を通るコースにします。樹林帯に入ると鳥の声。気温が高くなれば、この森もまたセミの声に満ちるのでしょう。

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もともと霧島神宮があった場所ですが、霧島の噴火の度に焼失、高千穂峰の登山口である高千穂河原はその社殿跡地になります。

 今関わっている現場仕事の完遂、今後予定している夏山登山の成功、家族の健康、ガイド仲間の安全、etcetc・・・欲張りなお願いを込めた参拝を済ませ、駐車場の車へと向かいました。

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コメント

「三歩進んで二歩」よりも「九歩進んで六歩」、さらに「十五歩進んで十歩」戻されるとなると絶望的な気持ちになりませんか?「三百歩進んで二百歩」、滑落事故です。

投稿: pfaelzerwein | 2015.07.12 23:31

re: pfaelzerwein様

<<絶望的な気持ちになりませんか?

高千穂峰では幸い、一歩二歩程度で助かりました(笑)

でも日本のハイキングコースでも「三百歩進んで三百歩」戻る方とか、「新記録のスピードで下山」(これW・ハーディングの表現です)する方が新聞記事になってますので、私も油断せず歩こうと思います。

pfaelzerwein様ブログのデジタル音源の記事、興味深く拝読しております。

投稿: 聖母峰 | 2015.07.13 22:06

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