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矢筈岳 (鹿児島・熊本県 687m)

鹿児島は連日の雨、雨、雨。
日曜の今日も雨。

日々の現場作業の疲労、天候不順を勘案し、今住んでいる街から近い低山「矢筈岳」やはずだけ、687mを目指す。

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幾つかある登山ルートから、本日は矢筈峠側からアプローチ。
雨具を着用して林道を詰める。
林道の入り口には「西南戦争激戦の地」という看板。
今、私が歩いている山の静けさは、まさに『兵どもが夢の跡』。

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地元の方々に愛されているのだろう、手作りの看板があちこちに。
看板にうながされて見てみると、そこには目指す矢筈岳(左)と女岳(右)。

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林道途中から登山道に入り、沢筋に入る。
「頂上え右左」
「右も左も可」

あ゛あ゛~、どっちやねん!!

よく地形を観察し、踏み跡の明瞭な右を進む。
三週間近く雨続きの鹿児島、沢筋は流水が激しかったはず。
流水跡と踏み跡を注意深く観察しながら進む。

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稜線を進むと見栄えのする古木があり、

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勾配のある樹林帯を登り進み、

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林道に停めた車から歩き出して約50分、矢筈岳の山頂へ。
大きな岩に刻まれたのは、「寛政の三奇人」といわれた幕末の志士・高山彦九郎の詠んだ歌。

『草も木もなびかさんとや梓弓 矢筈が岳に登る楽し』

この歌を詠んだ翌年の寛政5年、高山彦九郎は自刃する。
687mの低山とはいえ、高山彦九郎が登った当時は現在の北アルプスなどよりもさらにアプローチが大変だったはず。
私は詩歌に詳しくは無いが、「登る楽し」とは、本当に山歩きを楽しんでいる者でなければ詠めない歌ではないでろうか。

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地元の子供達にも登られている様子。記念プレートがにぎやかです。

本来なら八代海も見えるとのことでしたが、本日は雨。
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雲海から顔をだすピークの数々、鹿児島・熊本県境には他にも魅力的な山々があるようです。

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地元の方が取り付けた看板の誘い文句に誘惑され、隣の女岳(615m)のピークも踏みます。
女岳山頂は樹林に囲まれ展望はありませんが、女岳頂上直下から望む矢筈岳に心奪われました。

矢筈岳の矢筈とは、弓矢の矢の末端、弓の弦を受ける部分を指します。
山の形状が似ていることが山名の由来になっているようです。
鹿児島周辺の山の資料を調べると、「矢筈岳」というピークが他にも幾つもあります。
古い火山で見事な形状から、古人が命名したのでしょう。

花には恵まれませんでしたが、
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ネムノキの落とし物を眺めながら、林道を戻りました。

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