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アンビルトの女王とはいうけれど

日本で話題沸騰中の新国立問題。

Zahahadid
話題の種だった設計者ザハ・ハディッド女史。
通称『アンビルト(実際に建設されることのない)の女王』。
いやあ若かりし頃調査業務やってた現場作業員の私としてはドキドキする呼び名ですなあ。

でも、『アンビルト』と呼ばれるザハ・ハディッドの設計物件で、施工されている建築物を見つけました。

Mes
皆様ご存じ、メスナー爺。
嗚呼、今ではクライミングメットじゃなくて現場ヘルメットなのね・・・

Zaha1
イタリア領アルプス、標高2275mに建設のメスナー山岳博物館(もう何件めだ・・・)、ザハ・ハディッドによる設計です。

Zaha2
山頂部をくりぬく大胆なデザイン、下部のバルコニーからはマルモラータ山群の氷河の大パノラマが一望できる構造とのこと。

Mess2
施工中の様子。いやいや現場作業員な私にはこちらの光景の方がワクワクしますな。

若かりし頃、設計会社にイジメあいや、お仕事頂戴したときには設計者を「先生」と呼ぶ習わしがありましたが、ヨーロッパでもそうなんかいな?

でも議員様でセレブなメスナー爺と世界的な建築家ザハ・ハディッド、意外な繋がりの報道でした。

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コメント

 おはようございます。

 施工中の様子にワクワクするのは同感ですが、
山頂部をくりぬくというより、山頂を削り取って
構造物を置き、その上に山頂らしき物を載せたと
しか、私には見えません。

 山岳好きでも、私のような貧乏から見ると
山頂のこの構造物は、醜く、傲慢に見えるのですが、
セレブな方々からは高評価されるのでしょうか。

投稿: nishimura | 2015.08.01 08:35

開館の話は聞きましたが、まさかあのおばさんの仕事とは思いませんでした。ニュース以外にもこれにあわせてドキュメンタリー番組が出来ているようで話題性は高いようです。

スキー場の山上駅から少し離れたところということで、おかしなものを建てるよりは観光資源にもなり地元にとっては大変喜ばしいという感じのようです。

これを否定すると、スキー観光と地元の産業を否定するということになるようです。これに似た建物は方々の高山道路脇にありますが、雪崩除けとか避難とか、そうした目的にも利用されるとすれば価値があるような。まあ一先ずは金持ちの趣味ということでしかありませんが。

投稿: pfaelzerwein | 2015.08.01 18:51

re:nishimura様

<<山頂部をくりぬくというより、山頂を削り取って
おお、鋭いです!
実はこの記事書いた後、よくよく見ればこれトンネルじゃなくて土盛ってんじゃね?とは思いましたが、実際ご指摘のとおりかと思います。

<<山頂のこの構造物は、醜く、傲慢に見えるのですが、
ちょっと私も簡単に書きすぎましたが、海外の報道ではこの建物の外装や内部の階段などは、氷河や氷瀑、滝をイメージしたデザインとのことです。

 でも、それはあくまでもデザイナーの「イメージ」ですからね。
 
 最近あまりブログ更新してませんが、ヨーロッパアルプスで「新築する山小屋、こんなデザインにしました」という報道が時々あるのですが・・・、私の主観ですけど、それってどうみても地方都市の豪華なラブホと変わりないだろ、みたいなデザインが多いんです。

 おそらく花鳥風月愛でる日本人と、岩と雪・氷だらけの「山岳」しかイメージできない西洋人の思考の違いではないか、と想像しています。
 nishimura様の正直な感想も、意見の一つとして有りだと思います。

投稿: 聖母峰 | 2015.08.01 22:28

re: pfaelzerwein様

<<話題性は高いようです。
毎回、現地情報ありがとうございます。
こちら日本のネットでは、メスナーの名前よりも話題として旬なザハ・ハディッドの知名度の方が高く、ザハ設計の建物が建設されたということで設計関係の分野で少し話題になっているようです。

<<これに似た建物は方々の高山道路脇にありますが、
日本でいう「スノーシェッド」や「ロックシェッド」の類いでしょうか。

<<まあ一先ずは金持ちの趣味ということでしかありませんが。

 先のnishimura様への返信にも書いたのですが、どうも最近報道で見聞きするヨーロッパ山岳地帯の新築山小屋のデザイン、どうも無機質な感じがしてラブホという表現が乱暴ならばリゾートホテルの延長といったタイプのデザインが多く、なんだかなあという感想でした。

 今回は山小屋ではなくメスナー設立の山岳博物館という事情があるわけですが、やはり先立つモノ(資金)あってこその設計依頼、私のような凡人には雲の上のような話です。作業現場も雲の上ですが。

投稿: 聖母峰 | 2015.08.01 22:47

聖母峰 様

 せっかくご紹介いただいた記事を
否定するような投稿をしてしまい、
すみませんでした。

 返して、大変に好意的かつ寛容な
返答をいただきまして、ありがとう
ございます。

 私、低山ですが訪れた時と同じ
状態でその場を立ち去る、という
スタンスでテントを撤収してきました。
 山を始めた30年あまり前は、
ローインパクト、クリーンクライミング
などという言葉が流行し始めたころと
記憶しております。

 時代の流れもあり、国民性の違い
もあり価値観は多様と理解している
つもりです。
 このような、景観、デザインに
関しては正解というものはなく、
時代や地域・業界が受け入れるなら、
それが歴史となるのでしょう。

 他人を否定することなく、
花鳥風月を愛でる日本人として
生きる支えをいただきましたような
気持ちです。

 酷暑の折、現場作業員生活とのこと
ご自愛下さいませ。

投稿: nishimura | 2015.08.02 00:10

re: nishimura様

<<ローインパクト、クリーンクライミング
そうですね、そしてクライミングにおける「クリーン」を打ち出した第一人者がメスナー氏であり、議員としても環境問題に取り組んでいたと記憶しています。

 その氏が山上に博物館という構造物を建築、そのデザインをザハ・ハディッド設計事務所にゆだねたという点に私は興味を引かれた次第でした。

<<せっかくご紹介いただいた記事を
  初めにnishimura様の感想コメントをいただき、あ、こういう考えもあるのだなと私も気づかされたというのが正直なところです。
 様々な意見に触れられるのがネットのメリットと考えております。今後もお気づきの点あればお気軽にご意見お寄せ下さい。

投稿: 聖母峰 | 2015.08.03 23:05

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