Take Action Nepal
10月11、12日の両日、山形市の中心街・七日町にある「水の町屋 七日町御殿堰」を会場に行われたネパール大地震チャリティーイベント 「Take Action Nepal」ヒマラヤ登山者トークセッションにゲストスピーカーとして参加。
こんな雰囲気の会場で、15分ほど時間をいただき、ヒマラヤ登山の話をさせていただきました。
そもそもは先日の東京出張の際、IT企業の代表やってる中学時代の同期生から「日曜空いてる?」と連絡が入る。
チャリティーイベントでヒマラヤの話できる人探しており、白羽の矢がプスッと刺さった次第。
登山のトークとか、最近の若いガイドやアウトドアライターとか口の巧い連中がやってりゃいいじゃん!
オレは口ベタなんで絶対ダメ!
と割り切って、登山シンポジウムの類も近寄らないようにしていたものの、今回は大地震のチャリティーイベントであること、緊急の依頼であること、「これも何かの御縁」と感じたので、あっさりと引き受けさせていただいた。
Facebookで紹介された、主催のプラディプさんと連絡とりあい、詳細を伺う。
FBでの連絡だけではこころもとないので、ちょうど子供の事情で平日に会社の休みがとれたこともあり、プラディプさんが営むネパール料理店でランチを食べ、会場の詳細など確認。
野外会場のため、山の写真などを紹介できるプロジェクターが使えないことが判明。
会場に居合わせる人が登山を知らない人ばかりであろうこと、ネパール大地震チャリティーであることから、トーク内容は登山活動ではなくシェルパ達との交流にウエイトを置いた内容にする。
ちょうどこの週は、日中はトークの事を考える余裕もなく、会社でバリバリとアーク溶接作業に専念していた日々。
イベントまで猶予は2日間、帰宅してから自室に引きこもり、深夜まで原稿を練る。
天気予報はあまり思わしくなかったものの、第1日目はなんとか雨はまぬがれ、二日目も青空が少し顔を出してくれました。
私の登山トークの与太話よりも素晴らしかったのが、「抜刀道」のデモンストレーション。
今年7月に抜刀道全国大会で優勝を果たした山形在住の阿部吉宏氏の演武。
固定されてない、ただ置いただけの巻ワラを日本刀で一刀両断した瞬間。
抜刀道、人斬りの技でありながら、誰かを守るために抜かれた刀。
人の命を守る、という観点からネパール大地震へ話題をつなげる、静かな口調ながら確固たる信念が感じられる阿部氏のトークに、いつのまにか大勢の観客が集まっていましたし、私も一参加者として引き込まれました。
このような機会を与えていただいたプラディプ・マナンダール様、運営スタッフの皆様、同期の市村一敏君には感謝申し上げます。
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