« 鳥海山・乗り合いタクシーのご案内 | トップページ | 島へ »

春 雷

月山エコプロからお声がけいただき、湯殿山ガイド山行に出動。

毎年人気のツアー、今年も3グループに分け、私は3班担当。
先週の下見では、例年に無い暖冬で石跳川の徒渉地点が絶望的と思われたが、いざ出発してみると例年どおりの箇所で通過が可能だった。
温暖な日と降雪の日が交互に繰り返され、スノーブリッジが沈んで安定したとしか思えない。
先週の、どこもかしこも崩壊しそうな石跳川沿いの光景はなんだったのか?

案ずるより産むが易し、ただし油断せず参加者の皆さんの装備や体調を観察しながら進む。

天候はあいにくの低気圧・前線接近。
強風とガス、雨のため、湯殿山南東稜の肩1350m地点で引き返す。

下山途上のブス沼南側の広場で昼食タイム。

P1
参加者の皆さん、ブナの幹廻りの凹地を巧く活用してランチ。

主催エコプロの真鍋さんの提案で、ブス沼からカワクルミ沼、皮松谷地と沼地・湿地を周遊するコースで下山。
湯殿山から下りた後は、疑似好天だろう、穏やかな天候下で歩くことが出来、お客様たちも楽しく会話しながらのハイク。
本日の主題である湯殿山登頂を断念したとはいえ、それを巧く自然観察ツアーに転換し、お客様達もそれを楽しく満喫しているのは、真鍋さんのパーソナリティに負うところが大きい。
雪面が割れて水面が見える沼地・湿地では、積雪に囲まれながらミズバショウ、リュウキンカが花を咲かせていた。

え?
雪に囲まれた花々の写真ですか?
ブログなんかにゃ載せませんよーだ。
今年も5月1日にオープンします、山形県自然博物園のイベントでぜひご覧になって下さい。

P2
ちょっと古めですが、熊さんのガリガリした跡。

P3
いささかスリムな木ですが、熊棚発見。

P4_2
結構な太さながら、360度ぐるりと廻って成長したブナを見つけました。

例年の如く、「以前○○山でお世話になりました」と話しかけて下さるリピーターの方、今冬の月山朝日ガイド協会雪崩講習でご一緒した方々、本日エコプロの山行に初参加ですという方、いろいろな出会いがありました。

解散後、月山から下山し車で西川町を抜ける頃には疑似好天が終わり、行く手には黒い雨雲。
相当に大気が不安定なのだろう、行く手の厚い雲から幾度も山形市内に落雷しているのが見える。
山形市内に入る頃には、ワイパーを最速にしなければならないほどの豪雨と強風。

下界では車道一面に桜が散っているけれど、ガイドの私は月山山中のリュウキンカやミズバショウに、春の到来を知る。

« 鳥海山・乗り合いタクシーのご案内 | トップページ | 島へ »

山岳ガイド日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21370/63500737

この記事へのトラックバック一覧です: 春 雷:

« 鳥海山・乗り合いタクシーのご案内 | トップページ | 島へ »