南十字星の下へ
私の勤務先、今年の社員旅・・・じゃなかった、社員研修の行き先は4択。
オーストラリア(ケアンズ)5日間
ハワイ5日間
シンガポール5日間
インドネシア・バリ島5日間
すべてフリー日程!
と喜びたいところだったが、今年からクソめんどくせえ会社行事の幹事を仰せつかる。
とはいえ、なんとかバリ島を希望、幹事として旅行社との調整やら現地での各種準備に、仕事も公然とさしおいて忙殺されることになる。
バリ島行きの目的は、もちろん登山である。
バリ島は94年に一度やはり社員研修で行ったが、そのときは会社でも新入りだったし、インターネットも普及してなかったので、登山情報も得られず登山は実現できなかった。今度こそは登山を実現したい。
密かに登山エージェントを物色しているある日、工場で機械整備していたときのこと。
やはりバリ島に行く部長がやってきて、
「おい大滝、なにか行き先決めてんのか?」
「はい、ちょっと山にいこうかと・・・」
「おお、それじゃ俺も一緒に行こうかな」
「バトゥール山とか、いいんじゃないんですか?」とさりげなく話題をそらす。
「そこ2時間くらいで登れるとこだろ、つまんねえよ」
「・・・アグン山とか・・・」
「もしバテたら途中で待ってるからさ、」
「いやいやそういうわけには・・・3000m峰ですし。」
「ま、ちょっと手配とか頼むわ」
(会話終了)
というわけで、狙っていたバリ島最高峰アグン山(3140m)に、部長と一緒に登ることになる。
紆余曲折を経て社員研修の日を迎え、バリ島訪問。
滞在先は、超ウルトラスーパーゴージャスな滞在型リゾート、Ayodya Resort Bali。
その一室で、シコシコと日本から運んできた山道具をパッキングする私。
地元ガイドさんとともに、「サンライズ登山」として真夜中に部長と共にいざ出陣。
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