米代川の贈り物
極寒の秋田の現場もおわり。
現地視察に来た、取引先の偉い人と一緒に皆で飲みに行く。
偉い人のリクエストで「キリタンポの喰える店」ということで訪れたのが、酒どこ べらぼう
このお店、なんと、日本酒頼むときには少し試飲させてくれる。
「もっと辛めのやつない?」
一緒に作業していた若い業者さんが頼むと、そのリクエストにこたえてくれるのだ。
キリタンポ鍋も食ったけど、お品書きでみんなで「これ何だ」 「喰ってみよう」と注文したのが、
「昨年は米代川で全然獲れなくて・・・今年は獲れたんで、鍋OKです。精つきますよ~」
などなど、お店の人もヤツメウナギを熱く語る。
実は私ヤツメウナギは最上川産の焼き物を食った経験はあるが、鍋は初めて。
人によって好みがあるかもしらないけど、淡水魚の泥臭さがあまり気にならない悪食な私には美味しくいただけました。
取引先の偉い人は東大出身、ふだん話していても地頭力の違いをまざまざと思い知らされるが、酒席ではもっぱらエロ話やら過去の現場の苦労話で大盛り上がりに盛り上がる。
その人が仕事の話をしていてポツリという。
「それって、自分の知らない仕事を知るいい機会なんだよね。」
という言葉がとても心に残る。
いや会社の仕事に向上心燃やしたわけではなく、山岳ガイドとして「自分の知らない分野」にもっと積極的に目を向ける姿勢が足りねーんじゃないの?と考えさせられた次第。
翌日、山形にむけて長いドライブの末、帰宅。
少しは落ち着いて山の本を眺める時間がとれそうです。
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コメント
現場、お疲れさまでした。
「それって、自分の知らない仕事を知るいい機会なんだよね。」
この年になると、ある程度のことは経験済み。
しかし、日々ITは進化しているし、新しいことも沢山出てきます。仕事でも、山行でも、その言葉おばちゃん響きます。
投稿: は。 | 2016.12.04 18:35
は。様
<<新しいことも沢山出てきます。
私も会社勤め始めてそれなりに歳月が経ったんですが、あらためて基本を教えられた次第でした。
投稿: 聖母峰 | 2016.12.04 22:29