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マルコ・プレゼリ氏の言葉

スロヴェニアのマルコ・プレゼリ氏、今春は若手2名と共にインド・キシュトワルヒマラヤに遠征中です。

Trije slovenski alpinisti v Kašmir by DREVNIK 2017.4.5

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インド・キシュトワルヒマラヤのアルジュナ峰(Arjuna 6230 m Photo by Marko Prezelj)
 
 遠征期間は5月24日から6月30日までの予定、目指すルートはアルジュナ峰西壁。インタビュー記事によれば、未踏の西壁はグーグルアースで探し出したとのこと。
 アルジュナ峰は1981年に主峰、82年に南峰がそれぞれポーランド隊に初登された既登峰。

 メンバーは、
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マルコ・プレゼリ(上)、アーバン・ノバク(右)、アレシュ・チェセン(左)の3人。
若手といっても、アーバン・ノバクはやはりインドヒマラヤ・セロキシュトワル東壁で、アレシュ・チェセンはハグシュ北壁でそれぞれマルコ・プレゼリと組んで登攀、ピオレドールに輝いた猛者です。
チームの構成、超ベテランのプレゼリは1メンバーとして、アーバン・ノバクがリーダーを務めているところがニクいですね。

 上述のDREVNIK の記事はマルコ・プレゼリ氏へのインタビューで構成されているのですが、後半は今春ドイツ・ババリアアルプスで下降中に亡くなったスロヴェニアの若手クライマーについて言及しています。
 内容はアルパインクライミングにおけるリスクに関してですが、長年にわたり極限的なクライミングを行ってきた経験から、「運命」としか説明し難い「リスク」について語ります。
 
 それでもなお、なぜクライマーは死のリスクを冒しながら山に向かうのか。
 記事の最後を締めくくるのは、マルコ・プレゼリ氏の言葉です。

『Nekdo, ki najraje sedi za računalnikom, bo težko razumel, da lahko človeka žene še kaj več.』

(ずっとパソコンの前に座っている者には、それより大事なことがあることに気がつかない。)

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曇天の下

早朝、蔵王エコーラインから熊野岳を目指す。
気温6度、視界の全く効かないガス、霧雨。
立っていられない強風のため、車を出て5分もたたずに退却を決める。

蔵王中央高原に転進。
荒天時の代替ルートの下見として、コースタイムを細かく計りながら歩く。

無数に茂るマイヅルソウはまだ固いつぼみ。

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アカヤシオもこれからでした。

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ミネザクラは見頃。
山形のソメイヨシノが咲く頃、私は現場作業で西日本を巡っていたので遅い花見です。

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コース中、一輪だけツバメオモトが咲いてました。

蔵王中央高原の散策コース、ほとんど人と会わない静かな山歩きでした。
稜線から300~400m高度が下がり、樹林帯の中を行くため強風の影響もあまり受けないお手軽コースでした。

下山してから公立図書館でもろもろの資料を閲覧・借り出し。
ぼつぼつ夏山登山の依頼も頂戴してるので、山情報の整理中。

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食べてみた・飲んでみた

飲んでみた【オーストラリア編】

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ケアンズ到着初日、暑さと日差しの強さにやられ、スーパーで買い求めたゲータレード。
同シリーズで原色の青いやつもありましたが、緑色のやつを飲んでみました。
フツーのスポーツドリンクでした。甘み強め。

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スーパーで売ってた数少ないコーヒー飲料。
ミルクたっぷりです。
『日本の缶コーヒーはまずい』と、通な方はおっしゃいますが、街角の自販機で手軽にブラックコーヒーが飲める日本って幸せだというのが私の持論です。

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スイカ果汁100%に惹かれて買ったスイカジュース。
味はメロンそのまんまです。ごちそうさんでした。

飲んでみた【日本編】
さすらいの現場作業員、山口県の現場に行って元請担当者様から「飲んでみる?」と渡されたのが、

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ドリアンサイダー

幾人もの方々が匂いで断念したとのこと。
ちなみに私はドリアン好き。美味しく飲んだところ、変人扱いされました。
この美味しさを理解してくれないなんて・・・「それでも地球は動いている」と言ったガリレオの心境である。

食べてみた【日本編】

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山口県のスーパー、練り物類の充実ぶりが凄い。で、旨い。

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山口県から京都に移動。安ホテルから京都の夕暮れを眺める。

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京都の狭い路地で現場仕事。
近所の寿司屋でランチタイム。
食事して店をでるとき、おかみさんの「おおきに」という柔らかい関西弁に、京都に来た実感。

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京都の仕事を終え、大阪経由で山形を目指す。
昼食は柿の葉寿し。
関西での弁当は「柿の葉寿し」と決めている。
旨いし、柿の葉っぱを包装に使いながらきちんと衛生管理もしているなんて、自然に恵まれた先進国・日本ならではの食べ物だと思います。

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朴槿恵の首が飛び、登山用品店が儲かる

 日本のメディアでは反日反日と呼ばれて、私のような右寄りの人間にはその言動がワクワクな韓国の新大統領、ムン・ジェイン氏は登山好き。

 5月13日にはマークマン(韓国メディアにおける、大統領専属記者の通称)約60名を引き連れ、慰労を兼ねて北岳山にハイキング・・・・と、ここまでは中国の犬NHKや言論テロ組織朝日新聞もすでに報じているとおりです。

 当ブログの注目点は、ムン・ジェイン氏が以前から着用していた登山ウェアの人気が沸騰、メーカーが再販するという人気ぶりです。
 それだけにとどまらず、登山用品メーカーではムン・ジェイン氏の政策に合わせるように、非正規雇用者を正社員に昇格させるという動きにまで発展しています。

블랙야크가 '문재인 재킷'을 재출시한다 by ハフィントンポスト韓国版2017.5.17

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専属記者たちと北岳山ハイキングを楽しむムン・ジェイン氏

Sum
日本のメディアは報じてませんが、この日青瓦台の食堂で記者たちと共にした昼食会のメニューはサムゲタンだったとか。

で、話題の大統領の登山ウェアですが、
Bg
韓国で話題沸騰のブラックヤク社「Bガーディアンジャケット」。
日本円で9800円の登山用ウインドブレーカー。
2012年前回の韓国大統領選挙活動当時から愛用していた事が知られ、

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奥様のキム・ジョンスク女史とおそろいで着用いしています。

 このBガーディアンジャケット、すでにブラックヤク社では廃版・製造終了していたウェアだったのですが、今回のムン・ジェイン氏当選にともなう話題化でブラックヤク社には問い合わせが殺到。
 5月17日、急遽ウェアの再販・3000着の限定販売を決定したものです。この再販に関して同社は「Bガーディアンジャケット」再販は利益向上のためのものではないとして、収益金の一割を重度障碍者の支援として寄付する予定。

 さらに同社のガン・テソン会長がムン・ジェイン氏の「政府機関の非正規雇用ゼロ運動」に合わせるように、ブラックヤク社の非正規雇用社員10名を正社員に昇格させることを公表。もっとも、この動きに関しては同社マーケティング責任者は「以前からの懸案事項で段階的移行を予定していたもの」としています。

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ムン・ジェイン氏はバリバリのクライマーというわけではありませんが、ネパールヒマラヤのトレッキングなども経験している登山愛好家。
上記画像は2004年2月、ネパールでトレッキングを楽しんでいるムン・ジェイン氏。このときは盧武鉉大統領(当時)の弾劾追訴の報を受け、行程半ばで急遽帰国したエピソードが韓国では知られています。
昨年6月に再度ネパールを訪問、トレッキングを楽しんでいます。
自身も「体力・健康管理の秘訣は登山」と言い切るムン・ジェイン氏。

新大統領の着用するウェアがここまで国民に支持されるってのは、韓国ならではの現象ですね。
日本では以前の国政選挙で、多くの大臣・元首相らが街頭演説で様々なアウトドアメーカーのウェアを着用していましたが、それで問い合わせが殺到したとか爆発的に売れたとか聞いたことありませんし、プーチン大統領がカナダグースの防寒ジャケットを愛用しているからといってロシア国内で売り上げ上昇なんて聞いたこともありません。

韓国大統領といえば

任期始め「日本とは未来志向で」 → 支持率低下 → 任期後半「反日!反日!」

という流れがお約束ですが、せっかく再販されたジャケット、近い将来、韓国国民のデモ隊に引き裂かれることのないよう願いたいものです。

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エドゥルネ・パサバン、無事出産

プレモンスーン期でヒマラヤ各地から吉報・悲報が届く今日この頃。

正統あるぴにずむ派の報道は他のクライミングサイトにお任せして、ナナメ横いく当ブログとしてはやっぱりこのニュース。

 女性初の8000m峰14座登頂を果たしたスペインの エドゥルネ・パサバン(Edurne Pasaban 43歳)が無事お子さんを出産した模様です。おめでとうございまーす。

Edurne Pasaban raggiunge il suo più grande sogno: è nato Max! by Montagna.tv 2017.5.3

Edurne
無事出産した息子Max君を抱くエドゥルネ・パサバン

 メディアでは報じられず、高所登山やる者にとっては広く知られている事ですが、高所医学の研究結果では8000m級のような高所に滞在すると人間の精子に異常が発生することが知られています。
 またシェルパ族など高地民族の女性に不妊症などが統計的に多いとも言われています。
 高所登山をやる者にとって、「子作り」って実はとてもデリケートな問題であるわけです。

 上記Montagna.tvも報じていますが、エドゥルネ・パサバンは38歳当時、自分の卵子を凍結保存。今回はその卵子を用いて無事出産に成功したとのこと。

 つい先日SNSで、とあるクライマーが「結婚・家庭をもつことだけが人生ではない」との意見を書いているのを拝読して「うーん」というのが私の正直な感想でした。この辺の書き方は慎重さを要求されますが、あくまでも私の正直な感想です。

 私の8000m峰遠征を会社で推してくれた取締役が「結婚するかしないかは個人の生き方、考え方だ」という思想の持ち主で、私はそういう方の下で20代を過ごしてきましたし、私の周辺には 「結婚しない人」 「子供を作らない人」 「子供ができない人」 は少なくないので、それぞれそういう生き方もありだよなという認識はあります。

 でもエドゥルネ・パサバンが困難を乗り越えて高齢出産に成功したという報道を知り、やっぱり女性にとって出産は一大事だよな、という思いです。
 ちなみにMontgna.tvの記事のタイトル、出産について 『grande sogno』 (最大の夢)と表現しています。

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さすらいの作業員、南から西へ

オーストラリア・ケアンズの社員研修最終日。
荷物もまとめて「さあ帰国だっ」とホテルのロビーに降りてみると、女性現地ガイドのМさんが青い顔で立っている。

「今日の成田行きジェットスター、欠航決まりました」

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参加者全員のチケットを関空行きに振り替えてもらい、その日の夜、なんとか帰国。
帰国はしたものの、到着地は予定外の関空。
糞会社ジェットスター、大阪での宿泊先は「お客様で手配ください。代金は後日当社まで請求ください。手配に関しては当社は関知しません」という態度をとり、当日成田行き予定の乗客でカウンターは混乱。
我々とともに参加していた常務のお計らいで、大阪での宿泊先、翌日の成田行き便のチケットを確保。

りんくう駅近くの居酒屋で、
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大阪のナントカ鍋を皆でつつき、ヤケ酒を飲む。

翌日の夕方、糞ジェットスター便で関空から成田に飛び、そこからバスで山形へ帰り着いたのが日曜の23時。

自宅で出張の準備をしてから4時間ほど眠り、月曜の朝、山形空港から伊丹大阪空港に飛び、新幹線経由で出張のためまたまた山口県へ。

オーストラリアから間髪入れず、西日本さすらいの作業員生活です。
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自宅でのんびりするのは、まだ先になりそうです。

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ケアンズお役立ち情報

:ケアンズ市内でのアウトドア用品店

Kathmandu Cairns
所在地 51 Lake St, Cairns City QLD 4870
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ニュージーランドのアウトドアブランド「カトマンズ」のケアンズ支店。
置いてあるのは当然、「カトマンズ」ブランドのみ。
クライミング用品はないが、靴・ザック・ウェアからトレッキング用品ならそろっている。
営業時間は曜日によって違うので、こちらのサイトを参照のこと。

Adventure Equipment
所在地 133 Grafton St, Cairns City QLD 4870
C4
ケアンズ市内にある総合アウトドア用品店。
カヌー、乗馬、クライミング、トレッキング、キャンプ用品と様々なジャンルの製品が置いてある。
ザックはオスプレーが多い。
営業時間は月~金が9:00~17:30、土は9:00~15:00、日は休み。

利用したレンタカー
 ケアンズは観光地なので様々な業者が存在するが、筆者が利用したのはEast Coast Car Rentals
 選んだ理由は安いこと、そして何より7:00~22:00という、他の有名業者にはない営業時間の幅広さ。
 予約は英語でウェブサイトから行った。
 自分だけかと思ったら、今回の社員研修の参加者の多くがここを利用してました(笑)
 貧乏な筆者はマニュアルのコンパクトカーを二日間、保険・各種手数料込々で95.12ドル(日本円で約7700円)ですませた。
 ウェブ予約ではトヨタのコンパクトカーのはずが、
C3
 当日の朝は大韓民国製ヒュンダイさん、こんにちわ。
 オプションのカーナビはつけない。スマホのグーグル先生が大活躍でした。
 オーストラリアの車道はラウンドアバウト(円形の交差点)が非常に多いため、スマホのグーグルなり、カーナビ機能は利用したほうが吉。

 食料・生活用品
 ケアンズ市内の大型スーパー、Woolworthsは強力な味方。
 行動食から水まで、ここで調達。
 オーストラリアは物価が高い。ちょっとした店で一食喰うだけでもすぐ1000円2000円が飛ぶ。
 わたしゃここでピザとコーヒー買って宿の部屋で喰って食費は安く済ませました。
 入口は2つあり、小さい方の出入り口の隣に酒屋があります。(スーパーでは酒は売ってません)

 宿
 今回の社員研修で近▲日▲ツーリスト社が手配し、私達が滞在したのが、The Hotel Cairns

Hc
 日本語の通じるスタッフはいないが、
 宿泊者はホテル敷地内にレンタカー駐車可能(無料)。
 トレッキングなどの汗をかくアクティビティを行う者にとってありがたいのが、ホテル内にコインランドリーがあること(当然今回私も使いました)
 洗濯機5ドル、乾燥機4ドル、洗剤2ドル。使用には1ドルコインが必要。フロントで両替してくれる。
 上記のスーパーWoolworthsまで徒歩10分、また同じくらいの距離にレンタカー各社が集中しているので便利。

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Bush walking 体験記 熱帯雨林のダグラス、スミストラックを行く

5月12日。
ホテルで早めに朝食を済ませ、レンタカーでバロンゴージ(Barron Gorge)国立公園のSpeewahキャンプ場を目指す。

BushWalking。
オーストラリア特有のトレイル歩きである。
かつて高所登山から帰国した際、世界各地をまわりたいと思い、ロンリープラネット社によるオーストラリアBushwalkingガイド本を買っていたのだが、結婚して家庭を持ち、「あ、オーストラリアなんて行ってらんねえや」と思い廃品回収に出してしまっていた。今回つくづく後悔。

 幸いにも現在は、オーストラリア・クイーンズランド州政府が国立公園およびBushwalkingに関する情報をウェブで提供している。
 さらに地元・ケアンズのCairns Bush walker Clubにメールでコンタクトをとり、クラブの事務局長であるPeter Storrs氏からは様々なコースを推薦・情報をいただいた。

 ケアンズからもアプローチもよいバロンゴージ国立公園に的を絞る。
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今回歩いたコース(赤のライン クイーンズランド州政府公開の地図に加筆)

 バロンゴージ国立公園に設定されているウォーキングトレイルはワンウェイ、つまりスタートとゴールが異なるコースが多いのだが、Speewahキャンプ場を起点に周回するコースを選択した。
 Bushwalkingコースとして知られるダグラストラック、スミストラックを巡る「一粒で二度美味しい」コースだ。歩行距離は7.9km、所要時間は5~7時間、グレードは「Easy-Moderate」とされている。

 ケアンズのホテルから車で40分、Speewahキャンプ場に到着。
 さあ、ザックを背負って出発だ。

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 Speewahキャンプ場、Djina-Wuトラックの出発地

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 出だしは整備された木道から、

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まもなく熱帯雨林の道に入る。

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道は狭くなっていく。

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Djina-Wuトラックは765mで終わり、スミストラックに入る。

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熱帯雨林だけでなく、ケアンズ周辺でよくみかける蟻塚。
帰国して知ったが、巨大な蟻塚のシロアリは食用になるらしい。味見してみたかった・・・

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スミストラックでみかけた花。綺麗な花らしい花は、これ一輪だった。

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名前不明。バロンゴージ国立公園各地に落ちている木の実。エンドウ豆っぽいが非常に硬い。
落下する実が頭に当たったら確実に怪我する硬さである。

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見事に地面に突き刺さっている様子。こうして芽吹くのだろうか。

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ずっと熱帯雨林の似たような光景の中を歩いていると、頭がぼーっとする。
気分転換に苔を眺める。

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オーストラリア、人もでかいが蝉の抜け殻もでかい。

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ストーニー・クリークロードとの合流地からは広い林道のような道が続く。

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薄暗い道が続くが、水がしみだしてるのだろう、突然に草が繁茂した道になる。

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水を求めて繁茂したのだろう、植物の葉にしたたる水滴に見とれる。

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10時、Yalbogie トラックとの分岐に到着。ここで行動食をとり休憩。

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 本日の行動食はベリー味のグラノラバー。

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 花もあまりみかけない熱帯雨林のジャングルの中で、甘酸っぱいグラノラバー喰いながら一息つきます。

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 休憩を終えて出発。
 スミストラックでも、昨日のウォルシュ・ピラミッドでみた三角形の標識が導いてくれます。

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10時15分、スミストラックからGandal wandunトラックに入ります。

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よくみかけた、キノコとも苔とも判別つかない緑のモノ。

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トラップあり!
ここの熱帯雨林でははるか頭上の木の上から、鋭く硬いトゲ、しかもイヤホンコードなみに細い枝が何本も垂れ下がってるところがあります。
この枝、周囲の光景に紛れて気がつきにくい。
帽子や衣服を何度もひっかけました。細くてもかなり強靱な枝なので、歩いている身体が引っ張られます。ファイントラックの夏用薄手シャツを数カ所、毛羽だたせてしまいました。

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月山のブナ林と同じく、倒木のあるところに日の光が差し、次の世代が成長していく。

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寄生か、共生か。他の生体に絡みつく植物の多いこと。熾烈な生存競争か。

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10時40分、ダグラストラックに合流。
ここまで歩いてきて、完璧にゴミ一つ落ちていないトレイルに感心する。一つも、である。
また人工物がほとんど無い。
分岐で看板はあるが、休憩用のベンチなども無い。
これがオーストラリア流であろうか。
ダグラストラックの分岐には、ベンチの代用だろうか、切り倒された丸太が並べておかれていた。

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ダグラストラックに入ると、幾つもの小さな水流を越える。火照った掌を冷やしながら歩く。

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熱帯雨林で一番よくみかけるキノコ。
眺めているとパンケーキに見えてきた。あーなんか腹減ってきた。

そして、朝一番最初に通過したDjina-Wuトラックに戻る。
あー、もう少しでBush walkingも終わりか~とぼんやり歩いていると、オーストラリアの大自然のサプライズ!

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前方右手からガサゴソの大きな音と気配。
みてみると、体長1メートルはあろうかという何か巨大な、毛の生えた身体。
熊か!?

自分の気配を押し殺しながら、よくよくみてみると、ヒクイドリのつがいでした。
(そーっと近づいてデジカメのシャッターを押したのですが、↑あまり上手く写ってませんでした。とほほ)
かつてギネスブックで「世界一凶暴な鳥」に認定されたという(そういう認定って・・・ヒマなのか?)巨大鳥・ヒクイドリ。
最後の最後に、野生のヒクイドリに出会えた喜び。
忘れられないBush Walkingになりました。

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ウォルシュ・ピラミッドの花

ウォルシュピラミッド登山で出会った花、生き物を紹介します。
花の名前は。。。残念ながらわかりません。図鑑買っときゃ良かった。。。

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小型のネムノキ?花の大きさは1cm程度

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以上2種は標高300~400mの低い箇所によく生えている。

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この黄色い花は全域でよくみられた。

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山の全域によく生えている、背丈の低いシュロのような木。細い葉がちょうど人間の顔あたりまで生えていて、尖った葉先が眼を突きそうになる。

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身体全体をピストン運動のように前後に震わせていた甲虫

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登り始め、登山道のあちこちでカサコソと音が賑やか。
正体はこの小さいトカゲでした。登山道のあちこちに出没していました。

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ウォルシュ・ピラミッド(Walsh's pyramid 922m) 登山

5月11日。
午前7時半前にはレンタカー屋で車を手配し、ケアンズ市内を出る。

ケアンズ中心部から車で約30分ほどで、登山口駐車場に到着。

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国道から望む朝のウォルシュ・ピラミッド。頂上に雲がかかる。

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未舗装の駐車場。ここから登山ルートは始まる。

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登山口の看板。コースタイムは往復で5~6時間、グレードは「difficult」とある。相手にとって不足なし。

急ぎ準備を終え、8時15分、歩き出す。
気温の上昇する昼前には登り終えたい。

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序盤は乾燥した登山道の樹林帯を行く。

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三角形プレートがルートの標識。

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所々に現れる、見事な大きさのスラブ。
岩質は花崗岩で、靴底のフリクションが効き快適に登れる。
大きいのでルートを見失わないようにしたい。ウォルシュ・ピラミッドは人気の山なので入山者も多い。
歩いた跡が白っぽくなっているので、注意深くルートをたどる。

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たまに岩場の凹角を登らされるが、快適に高度を稼げる。

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標高400m付近で景観が素晴らしいので休憩。ケアンズ方面を望む。
広大なサトウキビ畑に、雲の影がゆらゆらと動いていく。

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9時06分、往路の半分「1/2way」の表記があるところに到着。休憩。
看板標識の類いは三角プレート以外になく、あとはスラブの岩肌に「2km」、「1/2way」の2箇所にペンキで描かれているだけである。

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1/2way表記の岩場の木には、なぜかチベット仏教のタルチョが。

高湿なのか、とにかく汗がとまらない。
マメに水分を補給する。
ファイントラックの夏用シャツもパンツも汗でズタズタだ。
今日は、社員研修の他の皆さんはラフティングや各種アクティビティツアーに参加中。
俺一人、汗まみれになって何やってんだか。
そう考えながらザックをおろす。
振り向いて下界の景色を眺めていると、「あー、やっぱりここ来て良かった」と、思う。

幸いにも、標高450m付近を過ぎたあたりから急に気温が下がってきたことを感じる。風も涼しい。
ペースはおとさず、山頂をめざす。
国立公園で公表している等高線入りの詳細図、腕時計の高度計を参照し、自分の位置を割り出す。

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そろそろ山頂に近いのか、ルートが稜線状になり、平坦で低い松の木の道を進む。

午前9時58分、大きな岩塊の上に立つ。
向こう側にはこれ以上高い所はない。ここが山頂だ。頂を示す標識は何もない。

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山頂に立つ筆者(セルフタイマー撮影)

樹林帯で眺望はよいとはいえないが、ガスに覆われている訳でもなく、下界の景色を楽しむ。

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これが今日の昼飯。スーパーで買ったソーセージパイ。

岩の上でのんびりしていると、誰もいないと思った向こう側から人の声がする。
オーストラリア人男女2名、アジア系男女2名の混成パーティーだった。
韓国からの留学生で、笑顔で接してくれた。
ここが山頂なのか聞いてみると、山頂に間違いないが、この先にもっと景色がいい場所があると言う。
御礼を言って別れ、先に進んでみる。
岩塊の先を進むと、崖になって転落の危険がある所だが、たしかに景色は素晴らしい。

Peak4
4人パーティーから教えてもらった岩場の上から、ウォルシュピラミッド南西部を望む。

人とコミュニケーションをとらなければ、こんな素晴らしい景色に出会うことは無かっただろう。
単独行の多い自分の姿勢を少し考えさせられる。

山頂でゆっくり休憩をとり、下山。
12時05分、登山口の駐車場に帰着。計画通り、気温が上昇する午前中にほぼ登山活動を終えることができた。

所々に現れる岩場がよいアクセントになっている登山ルートでした。
このウオルシュピラミッド、「ピラミッドレース」と称して登山レースが開催されています。賞金1000ドル、優勝タイムは1時間15分台とか。

登山口を離れたところで、またふり返ってみる。

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美しい山を、自分で計画を練って、登り、下りる。
やっぱり登山は楽しい。

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:ケアンズ到着

5月10日午前4時半、ケアンズ到着。
朝の6時30分にホテルに連れて行かれ、あとは3日間放置プレイな「社員研修」。
チェックインできる14時までは市内で時間を潰す。

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:ケアンズの海岸には野生のペリカン。

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公園にはBBQ調理器具が完備。すげー。

勤務先の若い連中に誘っていただき、ケアンズ市内のカフェにて朝食。
エッグ&ベーコンのトーストと、パイナップルジュース。
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目玉焼きにのった青ネギがメチャメチャ旨い!

登山は麓に着いた時から始まる。
午前中は若い社員たちと土産物屋を物色しながら、私はケアンズ周囲の山の様子、空模様、風の吹き具合をみる。
ケアンズは快晴だが、周囲の山には雲がかかっている。
何より、昼近くになって気温も急上昇、日差しも非常にきつい。
オーストラリア当局の気象情報をスマホで見ながら戦術と戦略をたてる。

海に面したケアンズ、日が昇るにつれて標高の高い所では雲がわく。
明後日は小雨の予報、明日は今日と同様に気温が高い晴れ。
荷物を減らし、午前中のうち、気温が上昇し日差しがきつくなる前に速攻で登ろう。

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ケアンズ市内の芝生にアミガサダケを見つけたよ。

午後からは単独行動をとらせてもらう。
登山の基本装備は地図。 宿から近い地図専門店『Cairns Charts & Maps』を訪問する。

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地図専門店Cairns Charts & Maps

海洋レジャーも盛んなケアンズらしく、海図類も多い。
レジのでかいデスクをみると、日本と同様、細かくメッシュが入ったクイーンズランド州の大きな図面が置いてある。地形図の目録に違いない。
白髪の旦那さんに「ウォルシュ・ピラミッド登りたいんです」というと、1枚の地形図を出してくれた。5万分の1地形図である。
すぐに購入。オーストラリアの物価高を反映してか、5万分の1地形図1枚が15ドル(約1300円)。日本なら298円なんですが。。。 しかし海外、欧米の地形図は色彩も鮮やかで、眺めていて楽しい。
店を出るときには「山歩き楽しんできてね」と声をかけてくれる、気さくな店主でした。

暑さを予想し、水1.5リットルのペットボトル2本、食糧として大好物のキットカットの巨大バー、グラノラバー、チョコバーを購入。
行きの飛行機の中では眠れなかったので、宿でひたすら睡眠を取る。

19時、市内の海鮮レストランで参加者全員集合による夕食会。
司会と会計をこなしながら、20時になんとか終了。
これで社員との交流の義務も果たした。
明日、明後日は山に行ける。
部屋に戻り、同部屋の相方と会話もそこそこに、明日に備えて眠りについた。

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再び、南十字星の下へ

毎春恒例、ウチの勤務先の社員旅・・・じゃなかった、社員研修の行き先、今年は二択。

○オーストラリア・ゴールドコースト
○オーストラリア・ケアンズ

 会社行事の幹事をやっていること、現場の事情にて私はケアンズを選択。
 渡航目的は、もちろん登山である。

 日本には「沢登り」、韓国には「リッジクライミング」、アメリカには「ロングトレイル」と国によって独特の登山・アウトドア活動の形態があるように、オーストラリアには『Bush walking』というトレイルをたどるアクティビティがある。今回はそれをぜひ経験したい。

 今春は沖縄・山口出張と同時に春の会社行事の準備も重なり、Bushwalkingの資料、現地の国立公園の英文資料を読みながら寝落ちする、という日が続く。

 トレイルを歩くBushwalkingの他に、やはり自分も山屋、顕著なピークを登りたい。
 まず候補に挙がったのはケアンズのあるクイーンズランド州最高峰バートルフレア山(Mt.Bartle Frere 1611m)。
 この山を登るには2日を要し、宿泊装備が必要となる。
 今回の社員旅・・じゃなかった、社員研修はLCCのジェットスターを利用するため、荷物はそうそう増やせない。
 社員研修の幹事を担当しているため、参加者のトラブルに備え、夜間は宿で待機していたい。
 残念ながらバートルフレア山は対象から外す。
 
 次に候補に挙がったのは海岸沿いから熱帯雨林を見事に直上する登山ルートのソロー山(Mt. Sorrow ridge 680m)。
 非常に魅力的なルートだが、ケアンズから片道200kmの運転を要する。
 国立公園のウェブサイトでは単独行を慎むこと、遅くとも午前10時前に登り始めることなど、かなりハードな内容として掲載してある。1997年にはイギリス人トレッカーが単独で入山し行方不明、未だ遺体も発見されていない。
 往復6時間のコースを登る自信はあるが、ケアンズから遠い。熱帯雨林の登山活動に加え、海外で往復400kmの運転をこなすのは、社員研修の枠の中ではリスクが大きいと判断、これも目標から外す。

 出発2日前、地元のBushwalkingクラブのSNSを覗いてみつけたのが、ウォルシュ・ピラミッド(922m)。
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(http://www.cairnsattractions.com.au より引用)

 まず均整のとれた三角錐の形に一目惚れ。
 しかもケアンズから車で30分というアプローチの近さ。
 これだ!ここを目指そう!

 あいかわらず出発を目前にした深夜、ウォルシュピラミッドを擁するウールーヌーラン国立公園当局が公開しているPDFファイルを選び、プリントしまくる。

 あらためて思う。情報ゼロから、自分の登る山・登りたい山を選ぶのって、楽しいね。

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菜の花

沖縄出張で長らく家を空けていたので、5月連休は家族と過ごす。
5月5日、ようやく自分の時間がとれ、奥羽山脈の片隅へ。

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春まだ浅き稜線から、北蔵王を望む。

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ミネズオウも、まだつぼみ。

ちょうど山頂に到着したまさにその瞬間、ザックに入れていたスマホが鳴る。
え~連休なのに誰だよ~と思いつつ出てみると月山朝日ガイド協会事務局の横山さんから。
とあるミッションのため、夏・秋の私の日程をご予約いただく。ふー。

山では山仕事、下界では会社の野暮用。
山行を午前中で済ませ、直近にひかえた会社行事の幹事仕事のため、会社に出勤。

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山から移動中、広大な菜の花畑のかなたに月山を眺める。

セブンのアイスコーヒーでも買って、午後から少し事務仕事です。
連休ってなんですか?(冷笑)

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春は出会いの始まり

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注文していた遠近両用メガネを引き取り。
おとなしく自分の年齢を受け入れ、読書に精を出すことにします。

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5月、ひと月遅れで登山用記録帳の更新購入。
ここ数年、パイロット社のフリーダイアリー「テト455」型を愛用。

以前は会社で入手できる同業他社のビジネスダイアリーを流用していた時もあったが結局やめた。

・山行手帳に月間カレンダーやら週間ダイアリー機能は不要。欲するのはメモ機能。
・付属のミニ鉛筆が欠かせない。別途にペンを持つのはかさばる。
・あまりに小型だと書くスペースが足りない。
・表紙の色は、ザックの中で目立ちやすい赤に限る。手帳にありがちな黒や濃紺は目立なくて探しづらい。

などの経験をふまえて今年もパイロット社「テト455」を購入。
今年はどんな山行が書き込まれることやら。

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Wild Country : The man who made Friends

Wild_2 Mark Vallance著 『 Wild Country : The man who made Friends 』 (ワイルドカントリー フレンズを世に送り出した男) を読む。
 クライミングのカミングデバイス、「フレンズ」開発者といえば、レイ・ジャーディンを思い起こす方がほとんとであろう。
 この本はフレンズを「商品」として創り、ワイルドカントリー社を創業したマーク・バランス氏の自伝である。

 バランス氏の生い立ちから語られるのだが、なんといっても注目されるのはフレンズが製品化されるまでのストーリーであろう。
 クライマーな皆様はご存じのとおり、フレンズそのものを開発したのはアメリカ人クライマーであるレイ・ジャーディン氏であるが、それを製品化し、商品として世に送り出すため奔走したのがイギリス出身でやはりバリバリのクライマーであったマーク・バランス氏である。
 
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山岳博物館に保存されている、レイ・ジャーディン氏によるフレンズ初期の試作品(本書掲載写真)

 バランス氏が初めて試作品を手にし、クライミングに用いたのが1975年、場所はヨセミテのワシントンコラム。
 知られているエピソードどおり、試作品は周囲のクライマーたちには秘密にされ、青い袋に入れて持ち運ばれ、「フレンズ」と呼ばれていた・・・という経緯はあっさりと記述されている。
 本書によれば、レイ・ジャーディン氏は「フレンズ」以前に「グラバーズ」(grabbers、つかむやつ、ひったくり の意)と呼んでいたことが紹介されている。
 この呼び名に対してバランス氏は「あんまりイケてない」と不評だったようです。
 何かのはずみで、もしかしたら「フレンズ」は商品名「グラバーズ」になっていたのかもしれません。

 ジャーディン氏が開発した「フレンズ」、これを製品として生産し、流通させるため、ジャーディン氏とともにバランス氏の奮闘が始まります。
 デザインの改良、それに伴うスプリング、カム、本体の材料となるアルミ合金の選定、調達、金属を加工する技術者探し、会社「ワイルドカントリー」創設、それにともなう法人税etc、etc・・・・

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ワイルドカントリー社創業に際して書き込まれた、会社のクリティカル・パス。(本書掲載画像) 拡大してみられないのが残念・・・

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新工場設立時の記念写真、前列中央の男性がマーク・バランス氏。
中列、左から6人目、濃いスーツ姿の男性は名クライマーであるジェリー・モファット氏。

 こうして世に送り出された「フレンズ」がクライマーに受け入れられ、さらにキャメロットなど類似製品が続いたことはクライマーの皆様ご存じのとおり。本書には、ギアマニアならたまらないエピソードが満載である。
 営業活動を兼ねて日本山岳会の招聘で来日した際のエピソードも、詳しく書かれている。
 来日時に日本側の同行者として、バランス氏にとって深く印象に残っているのが坂下直枝氏。冬季アンナプルナに単独で挑んだクライマー、そして「綺麗な英語を話しユーモアに長けた人物」として評価されている。やっぱり英語とユーモアって大切なんですね。
 バランス氏は坂下氏らと谷川岳でクライミングを楽しむ・・・はずだったのだが、そこで転落事故に遭遇。坂下氏の活躍で遭難者は搬送されるが、バランス氏は谷川岳の遭難碑、あの600名以上の名前が連なる石碑を、驚きをもって描いている。

 バランス氏はビジネスを軌道に乗せた後、自分の夢絶ちがたく、ラッセルブライスら率いる商業公募隊に参加してヒマルチュリ、シシャパンマ、ブロードピークなどに遠征。

Wild4
ヒマルチュリを登高中のマーク・バランス氏

そしてクライミングは人工壁全盛の時代を迎え、人工壁に関するビジネスを手掛けるようになる。
イギリスでは1961年に既に人工壁の先駆けとなる壁が作られていたことが明らかにされている。

クライマーとして世界中の壁、チベット、ネパール、カラコルムの山を登り、ビジネスをこなすバランス氏。
そんな氏を病魔が襲う。パーキンソン病である。
パーキンソン病が進行しながらも、イギリス中を巡るサイクリングに熱中するなどアウトドアに活躍する氏。
しかし病は進行する。
少しずつクライミングにも限界を感じ、そんな自分を受け入れ、「人工壁を登った後、早めにパブで一杯やる」という氏。
そして2012年、ワイルドカントリー社のサレワへの買収。

マーク・バランス氏は最終章において、「夢」の存在を熱く語る。
パーキンソン病にむしばまれても、夢が幻のようになろうとも、クライミングの如く重力に逆らうように諦めない。

読み進んでいる間、私は本書はギアマニアにお勧めの本だと思っていた。
読了後はまったく違う感想を抱いた。

我々が普段用いているギアが、いかなる情熱の下に産み出されてきたのか。
登山、クライミング、そして仕事。そのバランスをとって生きていくことの困難さ、そのやりがい。
本書はマーク・バランスというクライマー、ビジネスマンの自伝という形で、クライミング(登山)のある人生の素晴らしさを教えてくれる。

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