再び、南十字星の下へ
毎春恒例、ウチの勤務先の社員旅・・・じゃなかった、社員研修の行き先、今年は二択。
○オーストラリア・ゴールドコースト
○オーストラリア・ケアンズ
会社行事の幹事をやっていること、現場の事情にて私はケアンズを選択。
渡航目的は、もちろん登山である。
日本には「沢登り」、韓国には「リッジクライミング」、アメリカには「ロングトレイル」と国によって独特の登山・アウトドア活動の形態があるように、オーストラリアには『Bush walking』というトレイルをたどるアクティビティがある。今回はそれをぜひ経験したい。
今春は沖縄・山口出張と同時に春の会社行事の準備も重なり、Bushwalkingの資料、現地の国立公園の英文資料を読みながら寝落ちする、という日が続く。
トレイルを歩くBushwalkingの他に、やはり自分も山屋、顕著なピークを登りたい。
まず候補に挙がったのはケアンズのあるクイーンズランド州最高峰バートルフレア山(Mt.Bartle Frere 1611m)。
この山を登るには2日を要し、宿泊装備が必要となる。
今回の社員旅・・じゃなかった、社員研修はLCCのジェットスターを利用するため、荷物はそうそう増やせない。
社員研修の幹事を担当しているため、参加者のトラブルに備え、夜間は宿で待機していたい。
残念ながらバートルフレア山は対象から外す。
次に候補に挙がったのは海岸沿いから熱帯雨林を見事に直上する登山ルートのソロー山(Mt. Sorrow ridge 680m)。
非常に魅力的なルートだが、ケアンズから片道200kmの運転を要する。
国立公園のウェブサイトでは単独行を慎むこと、遅くとも午前10時前に登り始めることなど、かなりハードな内容として掲載してある。1997年にはイギリス人トレッカーが単独で入山し行方不明、未だ遺体も発見されていない。
往復6時間のコースを登る自信はあるが、ケアンズから遠い。熱帯雨林の登山活動に加え、海外で往復400kmの運転をこなすのは、社員研修の枠の中ではリスクが大きいと判断、これも目標から外す。
出発2日前、地元のBushwalkingクラブのSNSを覗いてみつけたのが、ウォルシュ・ピラミッド(922m)。
(http://www.cairnsattractions.com.au より引用)
まず均整のとれた三角錐の形に一目惚れ。
しかもケアンズから車で30分というアプローチの近さ。
これだ!ここを目指そう!
あいかわらず出発を目前にした深夜、ウォルシュピラミッドを擁するウールーヌーラン国立公園当局が公開しているPDFファイルを選び、プリントしまくる。
あらためて思う。情報ゼロから、自分の登る山・登りたい山を選ぶのって、楽しいね。
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