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ウォルシュ・ピラミッド(Walsh's pyramid 922m) 登山

5月11日。
午前7時半前にはレンタカー屋で車を手配し、ケアンズ市内を出る。

ケアンズ中心部から車で約30分ほどで、登山口駐車場に到着。

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国道から望む朝のウォルシュ・ピラミッド。頂上に雲がかかる。

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未舗装の駐車場。ここから登山ルートは始まる。

Imgp2879_2
登山口の看板。コースタイムは往復で5~6時間、グレードは「difficult」とある。相手にとって不足なし。

急ぎ準備を終え、8時15分、歩き出す。
気温の上昇する昼前には登り終えたい。

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序盤は乾燥した登山道の樹林帯を行く。

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三角形プレートがルートの標識。

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所々に現れる、見事な大きさのスラブ。
岩質は花崗岩で、靴底のフリクションが効き快適に登れる。
大きいのでルートを見失わないようにしたい。ウォルシュ・ピラミッドは人気の山なので入山者も多い。
歩いた跡が白っぽくなっているので、注意深くルートをたどる。

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たまに岩場の凹角を登らされるが、快適に高度を稼げる。

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標高400m付近で景観が素晴らしいので休憩。ケアンズ方面を望む。
広大なサトウキビ畑に、雲の影がゆらゆらと動いていく。

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9時06分、往路の半分「1/2way」の表記があるところに到着。休憩。
看板標識の類いは三角プレート以外になく、あとはスラブの岩肌に「2km」、「1/2way」の2箇所にペンキで描かれているだけである。

P18
1/2way表記の岩場の木には、なぜかチベット仏教のタルチョが。

高湿なのか、とにかく汗がとまらない。
マメに水分を補給する。
ファイントラックの夏用シャツもパンツも汗でズタズタだ。
今日は、社員研修の他の皆さんはラフティングや各種アクティビティツアーに参加中。
俺一人、汗まみれになって何やってんだか。
そう考えながらザックをおろす。
振り向いて下界の景色を眺めていると、「あー、やっぱりここ来て良かった」と、思う。

幸いにも、標高450m付近を過ぎたあたりから急に気温が下がってきたことを感じる。風も涼しい。
ペースはおとさず、山頂をめざす。
国立公園で公表している等高線入りの詳細図、腕時計の高度計を参照し、自分の位置を割り出す。

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そろそろ山頂に近いのか、ルートが稜線状になり、平坦で低い松の木の道を進む。

午前9時58分、大きな岩塊の上に立つ。
向こう側にはこれ以上高い所はない。ここが山頂だ。頂を示す標識は何もない。

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山頂に立つ筆者(セルフタイマー撮影)

樹林帯で眺望はよいとはいえないが、ガスに覆われている訳でもなく、下界の景色を楽しむ。

Peak3_2
これが今日の昼飯。スーパーで買ったソーセージパイ。

岩の上でのんびりしていると、誰もいないと思った向こう側から人の声がする。
オーストラリア人男女2名、アジア系男女2名の混成パーティーだった。
韓国からの留学生で、笑顔で接してくれた。
ここが山頂なのか聞いてみると、山頂に間違いないが、この先にもっと景色がいい場所があると言う。
御礼を言って別れ、先に進んでみる。
岩塊の先を進むと、崖になって転落の危険がある所だが、たしかに景色は素晴らしい。

Peak4
4人パーティーから教えてもらった岩場の上から、ウォルシュピラミッド南西部を望む。

人とコミュニケーションをとらなければ、こんな素晴らしい景色に出会うことは無かっただろう。
単独行の多い自分の姿勢を少し考えさせられる。

山頂でゆっくり休憩をとり、下山。
12時05分、登山口の駐車場に帰着。計画通り、気温が上昇する午前中にほぼ登山活動を終えることができた。

所々に現れる岩場がよいアクセントになっている登山ルートでした。
このウオルシュピラミッド、「ピラミッドレース」と称して登山レースが開催されています。賞金1000ドル、優勝タイムは1時間15分台とか。

登山口を離れたところで、またふり返ってみる。

P24
美しい山を、自分で計画を練って、登り、下りる。
やっぱり登山は楽しい。

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