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暑いんで

Books
Photo by Sina

日々多くの方々にアセスいただき、ありがとうございます。

溜まった資料読み込みのためブログ更新サボります。

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山形県朝日少年自然の家・夏季長期キャンプ行事の登山下見のため、月山・姥沢口へ。

到着時は無風、ガスによる視界不良、気温18℃。

自然の家職員の方々が来る直前、上空から雷の音。

職員の皆さんが集まったところで協議、雷のリスクを考え、本日の登山は中止を決める。

どうも朝日少年自然の家行事に雷というと、2014年のトラウマが残っているのだが、山岳ガイドとして選択肢は一つ、下山しかない。

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ちょうど雨も強く降り出した。
自然の家職員の皆様は、そのまま長期キャンプの会場となる志津キャンプ場の下見へ。
私は車の中で、実家絡みの問題でお世話になっている司法書士さんのアポをとるため電話。

電話中に外をみると、さきほど駐車場を出て行った某登山団体様のマイクロバスが戻ってきてリフト駅へと向かっていった。彼らも登山中止を決めたのだろう。
雷鳴はまだ続いている。

会社勤めの人間には貴重な平日休み。
月山から下りて、午後は司法書士事務所、それから郵便局に行き、本人でないとできない保険の手続き。

一日延ばした「連休」は、雷に終わる。

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きゅうり天王祭(山形県河北町 谷地八幡宮)

カヌーイベントの帰り、山形県河北町で行われる「きゅうり天王祭」を訪問してみる。

「きゅうり天王祭」とは各地でも行われているが、名前の通り、きゅうりを「スサノオノミコト」に献上して疫病除け、健康祈願とするものである。

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「夏越の大祓」と共催されており、神社関係者だろうか、老人が親切にくぐり方を教えてくれる。
健康祈願のためだろう、乳児を抱えた若いお母さんも幾人か来られていた。

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谷地八幡宮本宮を飾るたくさんのベニバナ。

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本宮左脇のお社にテントがたててあり、お供え物のキュウリを受け取ってくれる。
他の「きゅうり天王」では二本のキュウリを持っていき、一本を持ち帰る、という風習が多いようだが、ここ谷地では献上のみのようだ。
 私も保冷材とともに持ってきたキュウリを差し出し、家族、仕事仲間、ガイド仲間の健康を祈る。

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境内で、小学生高学年だろうか、少女二人が老人から正式な手水の使い方を教わっていた。

別にエロティックな意味合いは無いのだが、なぜかその様子がとても美しいものに感じられる。
一瞬だけ記録した動画がこちら↓

この「きゅうり天王祭」には、「豆奴(まめやっこ)」の行列が花を添える。
「谷地どんが祭」でも奴行列が披露されることもあり、河北町谷地の祭りといえば私には「奴(やっこ)」行列のイメージが強い。
豆奴を演じるのは、河北町立中部小学校の児童たち。

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この日は最高気温30度。
長時間かけて街を練り歩く子供たち、そして休憩の飲食で子供たちやスタッフの大人たちを支えるお母さんたち。

河北町・谷地の伝統芸能は、お母さんパワーで支えられてます。

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カヌーであそぼう in 月山湖

 先月の下見を経て、山形県朝日少年自然の家7月のイベント「カヌーであそぼう in 月山湖」にサポーターとして出動。

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子供たちを指導するカヌー講師は、月山朝日ガイド協会のガイド仲間である細谷さん

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ライフジャケットを身に付け、パドルを配り始めると子供たちのワクワク感が伝わってきます。

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最初はパドル操作に悪戦苦闘していた子供たちも、次第に慣れてスイスイと四谷川源流へ。

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遅れた子供たちをフォローするため、子供たちのしんがりを務めて四谷川源流に上陸。

しっかり者の子供たちは、配られたポカリのペットボトルを流されないよう、石で囲んで冷やしていた。
もぉー大塚製薬がCMに使いたいような光景。

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月山山麓・四谷川源流にて遊ぶ子供たち。
雪解けの冷たい水流、ただそれだけなんですが、子供たちにはそれでじゅうぶん。

四谷川から月山湖埠頭にカヌーで戻る途中、慣れたせいか「沈」する子供たちが続出。
サポーター同士でカヌーに乗ったまま、沈したカヌーの「水抜き」を試みるが、これが大仕事。
元職員の工藤さんの剛腕をもってしても、水が入ったカヌーは重い。
サポーターのカヌー5艇が集まり、三国志「赤壁の戦い」敗北前の曹操の水軍なみにお互いのカヌーをがっちり掴み、固定して水抜き・子供のピックアップを行う。
この作業を細谷さんは一人でこなす。
さすがカヌーガイド、私も山でこうありたいものだ、と改めて思う。

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四谷川源流から引き返し、月山湖の埠頭で飛び込み遊びに興じる子供たち。

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今日の私達サポーターの主な仕事は、カヌーの荷卸し、運搬、返却。
スタッフの皆さま、お疲れ様でした。

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ひまわり

会社帰りに少し寄り道して、夕暮れのひまわり畑へ。

ひまわりといえば、
Sun
ソフィア・ローレン。
異論は認めない。

帰宅すると、食卓には
Su
スモモの「大石早生」。
ピンポン球くらいの小粒ですが、とても甘い果実。
蒸し暑い夏の日の、口福。

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大統領がアウトドアメーカーを手なずける日

 意識高い系パタゴニア社のこめかみをピクピクいわせ、LLビーン社を名指しで推奨し波紋を広げているドナルド・トランプ大統領。

 個人的に予想していましたが、トランプ大統領は貿易関税の緩和という形で、アメリカのアウトドア産業に貢献することとなりました。

Trump

Trump Announcement on Trade Saves Industry Millions by outdoorindustry.org 2017.6.29

以下引用開始
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 トランプ大統領は本日、バックパック、ダッフルバッグ、その他旅行用品製造メーカーのコスト削減に貢献する声明を発表、アウトドア業界に大きな勝利をもたらしました。

 本日の声明は、特定の途上国で商品を調達することを促進する一般特恵関税制度(GSP)の拡大に関するものであり、 バックパック、カバン、旅行用品など幅広い製品を含み、現在はタイ、インドネシア、スリランカ、フィリピンなどが対象国となっている。

 OIAの政府担当副部長であるアレックス・ボイアン氏は、
「アウトドア産業協会(OIA)は、バックパック、スポーツ・旅行用バッグのすべてのGSP対象国に免税を拡大するというUSTR (訳者注:アメリカ合衆国通商代表部) の決定を賞賛する。」
「これらの製品は、アメリカ人がアウトドアを楽しむために必要な装備であり、多くのアウトドアメーカーにとって必要不可欠なビジネス部門です。4%から20%にわたる輸入税を撤廃することでコストを削減し、技術革新を促進し、アメリカ人の雇用を産み出すことに役立ちます。」

 OIAは、2015年にGSP新法、GSPの対象となるバックパックや旅行用品を適法とする法律制定を目指しましたが、オバマ政権は製品の適用範囲、GSP対象国を限られた国に限定しました。
 OIAは適用される対象国を拡大するため複数の請願書を提出したが、決定は後継のトランプ政権に委ねられた。
 本日の大統領の発表では、2017年7月1日土曜日の時点でGSP対象国から供給されていれば免税適用となる製品のリストが公開されています。

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 大統領選挙直前は、組織のバックアップに民主党議員を担ぎ出していたOIA、この記事のコメントではすっかりドナルド・トランプ大統領の方針を賞賛してますね。
 アウトドアギアに詳しい方ならピンとくると思いますが、インドネシア、フィリピンといえば有名アウトドアメーカーのバックパックなどの生産国。
 今回の輸入税撤廃によって、米国アウトドアメーカーのトランプ大統領に対する態度がどうなるものやら。

 私は興味があるので大統領選前から候補者2人のアウトドア業界に対する態度を傍観してきましたが、地球温暖化をはじめとする環境問題に関してはネタしかばらまいてなかったトランプ大統領。
 そんな大統領が、こうした政策を打ち出すあたりにアメリカのアウトドアメーカーの「存在感」を感じる記事でした。

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夕暮れの贅沢

三月に長期の沖縄生活から戻った後、通常の現場作業員生活に加えて、

老母の白内障の手術
老母の介護保険申請・介護ランク認定
老母の生活の面倒
亡父の営んでいた店舗・土地に関して不動産屋との交渉
不動産に絡む司法書士との交渉

などをこなしつつ、

山岳ガイド活動、それに伴う資料収集
山形県内の民俗行事の情報収集

も、同時にこなす。
会社では要領の悪い不良社員だけど、とにかく目の前の課題を処理しなくてはならない。

沖縄で長く続いた現場作業で、電話としてのスマホの使いにくさにウンザリしたためガラケーに変えようとしていたが、同時進行でやることがありすぎるため、スマホのスケジュール帳・調べもので使うブラウザが欠かせない。とほほ。

今日は会社が終わってから、お世話になっている不動産屋を紹介してくれた叔母のところに菓子折を持って挨拶に行く。

今日も猛暑、積乱雲のような雲の陰に丸い太陽が沈むころ、叔母の家に到着。
挨拶の後、
「大根とササゲもっていけはー」
と言われ、叔母を車に乗せて近所の畑に行く。

「わたし大根とるから、勝君はササゲ好きなだけとってけろ」
と言われる。

やってみると、ササゲって、どこから折って摘み取ればいいんだろう?
そうこうしているうちに、大根を掘り終えた叔母が
「勝君ササゲとるなて慣れてねーべ」
と、さすが農家仕込みの摘み取り。

私のササゲ摘みのスピード↓
Hinawa_2

叔母のササゲ摘みのスピード↓
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野菜をいただき、叔母と別れ、車を走らせて帰宅したのは20時過ぎ。
「夏の大根だけど、おろしても煮ても美味しいよ」
と、こうして採りたての野菜をいただけるなんて、地方都市の贅沢だよね。
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日暮れてなお道遠し

福岡・TG社のお客様をガイドするため神室山へ。

先日のJMGA研修で学んだ、スパコンによる数値予報情報も利用しながら気象情報を収集。
当初は雨が予想されたため防寒対策を念頭に置いていたが、数日前から一気に猛暑が予想されたため、装備の見直し・入れ替え。

夜中の2時半に自宅を出て5時半、お客様たちと合流。
有屋口からの神室山往復。

今回のお客様は福岡、大阪、名古屋各地から集合した方々で、三日間で和賀岳、神室山、船形山(御所山)の三山を巡るツアー。
お客様は60~70代の男女半々。
昨日の和賀岳の疲労も考慮し、そして明日予定している船形山も考慮して、あまりお客様にダメージを与えないペースで登り、降りなくてはならない。

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七夕飾りのような花、ウリノキ。

とにかく暑い。
樹林帯を登るが汗がとまらない。
休憩中はお客様に話しかけながら体調を観察する。
「昨日は小野さんからもらったアミノバイタル聞いてます~」
小野さんとは、私が所属する東北マウンテンガイドネットワークの重鎮で、昨日の和賀岳ガイドを担当した秋田の小野ガイドである。
話を聞いても女性参加者の「小野さん推し」が凄い。

Live
女性参加者の小野さん推しはこんな感じ↑
うーむ、私も顧客の心情を把握する術を盗まなければ。。。

途中で足を攣った方もおられましたが、なんとか全員で神室山登頂。
稜線で少し涼しい風が吹きましたが、日差しがきつい。

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稜線に抜けたところで休憩中のお客様。みんなでわずかな日陰を求めて休憩中。

前述のように、明日は船形山登山を控えている皆さん。
ダメージを与えないよう下山しなければならない。
30分おきに休憩を入れて下降する。
と申しましょうか、この暑さで皆さんお疲れの様子、歩き始めて15分も経つと後ろから「ふー」 「はぁー」と疲労のため息が聞こえてくる。短めのサイクルで休憩を入れる。
しかし比較的険しい神室山、そうそうツアーの人数が休める場所があるとは限らない。
傾斜のゆるやかな場所を選んで休憩をいれるが、
「ガイドさん、日陰、日陰」と女性陣の皆さまに押されつつお客様を誘導。

お恥ずかしい話だが、稜線に至る尾根を下り、登山口も間近な沢筋の道で気分が悪くなる。
お客様の手前、意地と根性で苦しさは顔にださず下山。
体調不良の理由は明快、熱中症である。

ツアー登山での休憩中、私はあまり休まずに隊列の前から後ろまで往復する。
人数の多いツアーでは最後まで会話を交わさないお客様もいる。
お客様とコミュニケーションをとるためにも、また登山中の体調把握のためにも、休憩中のお客様を観察するための隊列往復は欠かせない。
しかし、ついつい自分の休憩がおろそかになった。
エナジー系ゼリー飲料を口にして良しとしていたが、今日の暑さはそれだけでは乗り切れなかったようだ。
あらためて自分の甘さ・休憩の重要性を認識する。
比較的年齢層の高いお客様だったものの、足並そろった方々で、ほぼ行程表どおりの時間に下山。

お客様のおひとりから、紅葉の時期に山形に再訪したいので個人ガイドをお願いしたい、と名刺を求められる。
まことにありがたいお話しではあるが、やんわりと名刺を渡すことは遠慮させていだたき、旅行社または所属ガイド団体にお問い合わせください、と対応。

旅行会社の業務でガイド中に名刺を求められた場合、あくまでも旅行社が募集したお客様であるため、仁義に反するので名刺は渡さず旅行社に問い合わせがいくよう誘導すべし・・・と、私がガイド資格をいただいた頃、大先輩から教えを受けていた。

身近でアグレッシブを通り越してエグい営業かけているガイドの話も耳にしますが、それ以前にまだまだ私、修行中の身でござんす。

15時半、笑顔で登山口をバスで発つお客様たちを見送り、本日の業務終了。

バスがみえなくなってから、自分のザックからお客様用に携帯していた経口補水液ゼリー二つを取り出し、飲用。
ようやく喉の渇きも収まる。
今日も課題の多いガイド山行が終わる。

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新たな世代

AT社様よりご依頼をいただき、月山縦走ガイド山行に出動。
以前大変お世話になったAT社の椙山さん、エムフリー主催で久々に山行を共にする和田さん、ICI石井スポーツの松田さんらと共にクライアントを引率。

参加者を2班に分け、私は先頭を任される。
名簿を確認すると高齢の方もいらっしゃるので慎重に歩を進めるが、不思議と私が担当する1班はペースがいい。
よくよく話を聞くと、仙台を中心とする登山サークルの方々でかなり各地を登りまくっている健脚揃い。

とはいえ、梅雨前線が微妙な位置にある東北南部。
奇跡的に降雨はまぬがれたが、凄い強風に悩まされつつなんとか頂上に迫る。
山頂直下の月光坂では、月山朝日ガイド協会の重鎮・前田さん、佐藤さんとすれ違い。
やはりガイド中の佐藤さんから「芭蕉碑のあたり、凄い風だよ」とアドバイスをいただく。

強風の中、クライアントを誘導。
やはり参加者皆さんのご希望は「月山のクロユリ」。
先日確認した貴重な1輪のところへ案内し、今年はネズミの食害と低温で「不作」なことをお話し、風の中クロユリの撮影をしてもらってから山頂小屋前へ逃げ込む。
椙山さん和田さんとの話で山頂小屋内での昼食休憩となる。

おちついて昼食をとっていただいた後、庄内側へ下山。
ときどきガスが晴れて歓声があがりながらも、強風は止むこと無く、視界の効かない弥陀ヶ原に降りる。
強風、疲労が足に来ている参加者をみながらの下山のため、一度もカメラをとりだす事なく山行を終える。

移動のバスの中では、ICI石井スポーツの松田さんの隣に座る。
帰路のバスの中では熱心に高山植物の図鑑を確認し、今日の山行で視認できた花を記録。
山行前には、あらかじめ花の写真をプリントしてきた紙の裏には花の名前を書き込み、受験生の単語帳のようにして花の名前の予習もしていた彼女。

その熱心さに頭が下がる思い。

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移動中のバス車内で熱心に今日見た花を確認する松田さん。
そもそも松田さんは山形県の国体山岳競技・クライミング予選を一位通過したトップクライマー。
伺った話では、近々ガイド資格の取得を目指しているという。

熱心に調べた高山植物ネタで、帰路のバス車中で参加者皆さんを相手に花の「ふりかえり」を行い、場を盛り上げる手腕も持っている。

夏山シーズン冒頭、台頭する若い世代にとても刺激を受けた1日。

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