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新たな世代

AT社様よりご依頼をいただき、月山縦走ガイド山行に出動。
以前大変お世話になったAT社の椙山さん、エムフリー主催で久々に山行を共にする和田さん、ICI石井スポーツの松田さんらと共にクライアントを引率。

参加者を2班に分け、私は先頭を任される。
名簿を確認すると高齢の方もいらっしゃるので慎重に歩を進めるが、不思議と私が担当する1班はペースがいい。
よくよく話を聞くと、仙台を中心とする登山サークルの方々でかなり各地を登りまくっている健脚揃い。

とはいえ、梅雨前線が微妙な位置にある東北南部。
奇跡的に降雨はまぬがれたが、凄い強風に悩まされつつなんとか頂上に迫る。
山頂直下の月光坂では、月山朝日ガイド協会の重鎮・前田さん、佐藤さんとすれ違い。
やはりガイド中の佐藤さんから「芭蕉碑のあたり、凄い風だよ」とアドバイスをいただく。

強風の中、クライアントを誘導。
やはり参加者皆さんのご希望は「月山のクロユリ」。
先日確認した貴重な1輪のところへ案内し、今年はネズミの食害と低温で「不作」なことをお話し、風の中クロユリの撮影をしてもらってから山頂小屋前へ逃げ込む。
椙山さん和田さんとの話で山頂小屋内での昼食休憩となる。

おちついて昼食をとっていただいた後、庄内側へ下山。
ときどきガスが晴れて歓声があがりながらも、強風は止むこと無く、視界の効かない弥陀ヶ原に降りる。
強風、疲労が足に来ている参加者をみながらの下山のため、一度もカメラをとりだす事なく山行を終える。

移動のバスの中では、ICI石井スポーツの松田さんの隣に座る。
帰路のバスの中では熱心に高山植物の図鑑を確認し、今日の山行で視認できた花を記録。
山行前には、あらかじめ花の写真をプリントしてきた紙の裏には花の名前を書き込み、受験生の単語帳のようにして花の名前の予習もしていた彼女。

その熱心さに頭が下がる思い。

I1
移動中のバス車内で熱心に今日見た花を確認する松田さん。
そもそも松田さんは山形県の国体山岳競技・クライミング予選を一位通過したトップクライマー。
伺った話では、近々ガイド資格の取得を目指しているという。

熱心に調べた高山植物ネタで、帰路のバス車中で参加者皆さんを相手に花の「ふりかえり」を行い、場を盛り上げる手腕も持っている。

夏山シーズン冒頭、台頭する若い世代にとても刺激を受けた1日。

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