サラメシ物語
12月から、リストラ寸前不良社員の私の仕事、てめえの現場仕事をこなしながら遠方に出張してるチームのサポート。
足りない資機材を現地に送ったり運んだり、諸事情で人手が足りなくなった現場には私が急行、その場をしのぐというのが私の役目。
12月中旬の大寒波がやってきた当日、一関の現場で人が抜けたため、酒田の現場から一関の現場に直行。
安ビジホに泊まり、翌朝現場へ。
朝、親方と会話。
親方「おい大滝、昼メシは持ってきたのかよ」
私 「はいコンビニで買ってきました」(即答)
親方「なんだよー、外に食いに行こうかと思ったんだけどなー」
私 「いや、コンビニで買ってきちゃったもんで」(即答)
親方は現場近くのウィークリーマンション生活、昼は部屋に戻って食べているので、なんの疑問ももたず私は自分の昼飯をコンビニで調達してきた。
午前の現場がおわり、トイレに行くため一旦外に出る。
そこをみかけた親方、
親方「なんだ大滝ぃー、外に出てきたからメシ喰いに行くのかと思ったよー」
私 「いや、コンビニで買ってきたんで。」
親方「買ってきたメシは夜食にまわせばいいだろー。外に食いに行こうぜー」
と、強引に外に連れ出されることになる。
2人でハイエースら乗り込み、
親方「大滝何食いたいんだよー麺かご飯か?」
親方の好みを知っているので、麺はありえない。
私「ご飯でいいっす。」
親方は迷わずハイエースを近くの洋食屋に走らせる。
これ絶対親方が自分が行きたい店だったんでしょ!
静かな洋食屋で、私は日替わりランチ。親方はハンバーグ定食をつつきながら、今後の工程や元請けさんの様子などを話す。
つい6、7年前、私が今の現業部門に配属になったときは覚えの悪い私に工具を投げつけてくる親方だったんですが・・・・最近は「あなたの優しさが怖かった」by 神田川
デスクワークやホワイトカラーの世界と違い、建設業界でも特に職人気質の強い、私がいる部署。
親方にまずはじめに教えられたのが、
『早飯も仕事のうちだ』
そんなわけで、親方とメシを食いに行くときは「熱い物」「大盛り」は絶対頼まない。
親方より食うのが遅れるからだ。
なにはともあれ、現場の休憩室でコンビニおにぎり囓ってるより、親方と仕事の話しながら昼飯食って良かったでした。
この日も吹雪で荒れそうなため、親方のホトケ心で16時前には現場から解放してもらい、再び吹雪の中を酒田めざして車で走る。
サラリーマンでは昼飯も大事なコミュニケーションの時間ですね。
中国を訪問した3泊4日中、中国要人との会食がたった2回だった韓国の文在寅大統領の記事を読んで、今回の親方との昼飯を思い返しました。
中国要人との食事にお呼ばれされなかった文在寅大統領、朝食の様子がちょっとコミカルな動画で公開されてます。
庶民派を強調するためともいわれてますが、ごくふつーの食堂で中国ではおなじみ油条を召し上がったようです。内容は豆漿4杯、ワンタン2杯、油条2本、小籠包2セット、計68元(約1157円)なり。
よっ!庶民派!(棒読み)
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