キリル文字の夜 第二夜
東京ロシア語学院、通学2日目。
教室は机が3列ほど並ぶ、小さい教室だ。
受講生は私を含めて7名。男性2名、女性5名という構成。
担当講師は滝野泰志先生。
授業はひたすらキリル文字(ロシア語のアルファベット)の発音。
各文字の発音、イントネーションの解説が終わった後、子音には母音を付け、各文字の項目では例文(例「単語」)が出てくるので、
「はい大滝さん、この単語を初めから読んでみて下さい」
と受講生全員が一人ずつ音読していき、次の文字に移る、という流れで授業は進む。
今日は初めからロシア文字「P」の発音に悩まされる。
ロシア文字「P」は舌を震わせてラ行の発音になるのだが、この舌を震わせて発音するのが難しい。
受講生皆さん、ロシア語学習に思い入れがある方ばかりなのか、皆さん舌を震わせるのがなかなか巧い。
さらに厄介なのが「ы」。
日本語の「い」の口の構えのまま、舌を奥に引っ込めた状態で発音する。
先生曰く、「日本語にも英語にも無い発音、これは練習が必要です」。
もっとも、テキスト独習ではできないナマの発音を知りたくて、わざわざ仕事帰りに専門学校に通っているのだが。
2日目はロシア文字発音の困難さの洗礼を受けてトボトボ帰る。
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