キリル文字の夜 最終夜
東京ロシア語学院、通学最終日。
ぼつぼつと他の皆さんが登校してくる。
男性受講生の方が
「今日で最終日ですね」と声をかけてきた。
嗚呼、私も少しはキリル文字に慣れただろうか。
いつもと同じように、キリル文字の解説、そして例として挙げられている単語を一人ずつ音読していく、という授業。
キリル文字、ロシア語アルファベット33文字のうち2文字は発音しない。
その発音しない文字「分離記号」、「軟音記号」を学ぶ。
それから疑問文、平叙文のイントネーション。
イントネーションによって疑問文になったり平叙文になったりする例を学ぶ。
いつものように淡々と授業は進められ、21時、授業のおわりを告げる「白鳥の湖」のオルゴール音が館内放送で流れる。こうして5日間の集中講座は終わった。
皆で「お疲れ様ー」と声を掛け合い、教室を去って行く。
記念に「ロシア語文法表」(ロシア語の格変化などを冊子にまとめたもの)を買い求め、東京ロシア語学院から退出。
今回の講座はひたすらキリル文字、ロシア語のアルファベットの発音とイントネーションの解説に的を絞った内容なので、文法にはほとんど触れられていない。
ロシア語という広大な海のほとりに、ようやく立ったにすぎない。
まあ慌てても仕方ない。好きでやっていることだ。
ロシア語使いになることを夢見て、ビジネスホテルに帰る。
明日も仕事だ。
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