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ポーランド隊、冬季K2登頂を断念

冬季K2登頂を目指すポーランド隊は3月5日、冬季K2登頂を断念しました。

K2: Krzysztof Wielicki ogłasza koniec wyprawy by Wspinanie.pl 2018.3.5

隊長のクシストフ・ビエリツキによれば、

ルート偵察に向かったアダム・ビエリツキ、ヤヌシュ・ゴラブの報告によれば、C1までフィックスロープは雪に埋まり、C1~C3までキャンプが破壊されている可能性が高い。

気象予報では、3月11日頃の一度しか頂上を目指す機会が無い。

隊員の高度順応が不十分。

ルート上部では降雪量が80cm以上に達し雪崩の危険性が高い。

3月11日以降の気象が不安定。

これらの状況から、隊長のクシストフ・ビエリツキは登山活動続行を断念した模様です。

今回の登山活動では、単独行動をとったデニス・ウルブコが報道によってまちまちですが7600m付近に到達したといわれていますが、確認されていません。隊としてはアダム・ビエリツキの7400mが最高到達地点となりました。

南南東リブにおける負傷者続出、南南東リブからアブルッツィ稜へのルート変更、物議を醸したデニス・ウルブコの単独行動など、様々な要因はありますが、隊の主力であるアダム・ビエリツキが「あと2回、好天がきてほしい。高度順応のためと、山頂アタックのためだ。」とコメントしているように、不安定な天候に翻弄されたようです。

これに先立つ2月28日、デニス・ウルブコは登山隊を離れ、先に下山しました。
そのときの様子がこちら↓

2014年の冬、自ら冬季K2登山を計画したものの「政情不安」を理由に中国政府から登山許可取り消しを喰らい、2015年には、wspinanie.plが報道したように将来のポーランド隊冬季K2計画を見越してポーランドの市民権まで取得したデニス・ウルブコ。

チームワークを重んじるクシストフ・ビエリツキ。

それぞれの思惑など関係無いが如く、冬季のK2は世界でもトップレベルのクライマー達を寄せ付けず、未踏のまま、次のクライマーを迎えることになります。

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