三平汁
小樽では気温15~16度の日々が続く。
ガイド仲間のブログやfacebookを拝見して「あれ月山はもうこんな花の季節か」と、完全に季節感が狂ってくる。
現場作業も新たな段階に入り疲労の日々。
ウィークリーマンションに帰宅してメシ喰って寝る日が続いていたが、本日は諸事情で早めに帰ることが出来た。
気持ちにも少し余裕があったので、スーパーの鮮魚コーナーを物色。
北海道産タラの「あら」を売値半額の160円で購入。
いつもの参考書『北の浜料理500選』から、古平漁協婦人部 白岩浪恵さんのレシピを参考に「タラの三平汁」を作る。
ネットに掲載されているレシピと異なり、調味料は昆布と塩だけというシンプルな味付け。
タラの旨味と昆布の旨味が味わえるよう、塩は味見しながら慎重に加えました。
昆布と魚と塩だけで、美味しくできあがりました。
三平汁って鮭料理かと勘違いしていましたが、『北の浜料理500選』を初めて読んだ時に「タラでも作るの?」と三平汁の具材について知った次第。
会社の年末年始休暇を北海道の冬山単独登山で過ごしていた20代。
山からの帰り、札幌や函館の駅の、場末の食堂で三平汁を食べるのがお約束でした。
仏壇職人だった父が若い頃、北海道で仏壇を売り歩いていた時代があったらしいのですが、そのとき食った北海道の郷土料理が忘れられないようで、生前は「○○が旨かった」 「△△は最高だった」とよく聞かされてました。
北海道の山行の帰りは、必ず父に干した「氷下魚(こまい)」を土産にするのもお約束でした。
スーパーや市場で北海道ならではの、父好みの食材、鰊の切り込みなんかを見かけると
「あー、生きてるうちに連れてくれば良かった」と後悔することしきりです。
登山やクライミングで極道な青春を過ごしている皆さん、親孝行も今のうちにね。
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