開福餅 【北海道小樽市】
小樽は餅の町である。
現在、小樽市内に9軒ほどの餅専門店が存在する。
その由来は諸説あるが、開拓時代以前の北海道において、餅米の「流通」、それを購買できる「経済力」がそろっている街、それが港街である小樽だったということ、また港湾労働者にとって餅は腹持ちの良いエネルギー源であったことなどが挙げられている。
そんなわけで、21世紀の今もなお、小樽には餅専門店が残ることとなった。
小樽の餅屋は「朝生」という看板文字を掲げている。
某テレビ局の対談番組とは関係無く、朝生とは、製造したその日のうちに食べる餅菓子のこと。
そんなわけで、平日営業の餅専門店は夕方には閉まっていることが多いのだが、なんとか土曜の夕方、「開福餅」さんを訪れることが出来た。
店頭のカウンターから、「おはぎ」と「草しんこ(草餅)」をチョイス。
おはぎは粒餡、こし餡選べます。
どっちも旨いんだけど、草しんこ(草餅)の餅に含まれているヨモギ、繊維質もそのまま残るワイルドな草餅ながら、青臭いこともなく大変美味しい草餅でした。
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