休息の山
東北地方も低温の日々から一気に蒸し暑くなる。
どうにか仕事を片付けて土曜の公休をもぎとり、月山・姥沢ルートへ。
始発のリフトに乗り歩き始めるが、時々寒気がする。高湿な中、身体は既に汗びっしょりなのに。
ヤッケが欲しくなるような冷涼な日々から、一気に蒸し暑くなった。
昨年は出張で寒い程の北海道・小樽で過ごした後、猛暑の山形に戻った際に体調がおかしかった。
今回も同様のパターンだろうか。姥ヶ岳に到達したところで、どうも身体が本調子でないような感じ。
私は野蛮人なので、
「こ の ま ま 登 っ て 治 す 」とハラを決める。(※良識ある登山者の皆様は、体調不良を感じたら下山してくださいね)
月山の稜線、笹の陰に隠れていたゴゼンタチバナ。
鍛冶月光の急坂のゴゼンタチバナよりも、なぜか姥ヶ岳~牛首稜線のゴゼンタチバナの方が大きい。
私の好きなヤマハハコも、あちこちで花開き始めました。
やっぱ高山植物も結婚相手も地味な方がいいですね。(何か変なこと書きました?)
前述のとおり私は野蛮人なので、山頂直下の鍛冶月光を登っているうちに身体の寒気も収まり、調子が出てきた。
山頂はハクサンフウロの真っ盛り。
私の得た情報では、14時には雨雲が襲来することを掴んでいたため、さっさと下山。
えらい元気で下山も速い、若い女の子2人組と前後して下りる。
土曜日、昼前の鍛冶月光はこれから山頂に立とうとする登山者の行列が牛首から続く。
前述の女の子たちがぼそっとつぶやく。
「台風だから、みんな関東から逃げてきたんだね~」
プライベート山行で息抜きも兼ねてマイペースで登り、昼12時前には車で国道112号線まで下りる。
本日も飯より先に「かたくらだんごや」に立ち寄る。今回は変化球でしょうゆとぬたを注文。
下界は37℃の猛暑の中、激冷えの麦茶も美味い。
今週は猛暑の中の現場作業。
不本意な人事でうちの部署に来た若者くんが暑さで座り込む中、私と相棒はかまわず撤収作業を続けて引き揚げてきた。
会社に戻った後は、各現場から戻った若手社員が帰宅するのを見送りながら、仕事のデータの整理、図面を眺めながら明日の作業の準備。
事務所を施錠して職場を退出し、実家の老母を訪ね、それから帰宅。
メシと寝るまでの短い間が、ガイド山行の準備タイム。
次回は、誰もいない低山でゆっくりしようと思います。
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