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岩谷十八夜観音例祭

8月18日、山形県中山町の山奥に位置する、岩谷十八夜観音の例祭を訪れる。

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 この観音堂は眼の病を治す観音堂で知られると共に、山形一帯にかつて存在した『オナカマ』の総本山としても知られる。オナカマとは、いわゆるイタコ、口寄せなどとも呼ばれる、霊を呼ぶ巫女のことだ。

 私の実家の祖母・・・ここでは詳細は省くが、直接の血縁ではない・・・が、かつてオナカマだった。「祖母」は私が生まれる前に他界したので詳細はもうわからない。

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観音堂裏のガラスケースには、オナカマ達が使った儀式の道具が展示されている。なにか小動物の頭骨を用いた数珠にミステリアスなものを感じる。

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私が到着した時には、もう地元の方で境内はいっぱい。

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火渡り儀式の前に、観音堂のご住職が弓で破魔矢を射る。縁起物の矢を手に入れようと、見学者達が我先にと落下する矢に集まる。

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護摩談に火が付けられ、ご住職が炭をならし、塩をまき、参拝者が歩きやすいようにさらに材木を敷く。

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そして、つめかけた多くの参拝者が火の上を渡っていく。

破魔矢の儀式から火渡りまでを動画で記録しました。↓

 

私も撮影を終えてから、火渡りの列に混じり渡ってきました。

ここの例祭を訪れるのは今回が2度目。ガイド資格をいただいた頃、中山町の里山を調べているうちにたまたま訪れた行事で、その頃は今のように民俗学にはさほど関心がない時期でした。

今回は、家族のこと、会社の仲間、ガイド仲間の安全、ブログ読者様の安全まで欲張りに願掛けしてきました。

火渡りを終えて帰り際、「大滝さん?」と声を掛けられる。

ふりむくと、先日の某登山用品店様主催のガイド山行で御一緒した顧客のお二人。

「今日は山じゃないんですか?」

 「あ、今日は民俗行事優先です!」

ガイドとして不特定多数の方々と山に行っていると、思わぬところで声をかけられる機会がある。普段の行動も気をつけよう、いやそんなに悪いことしてないけど。

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民俗・風土」カテゴリの記事

コメント

出版されました。
https://www.yamakei.co.jp/products/2819340330.html

投稿: K島 | 2019.08.27 01:03

初のコメントです。時々覗きに来てましたが...。高い山への憧れはないのですが、郷土史や修験道や民俗芸能を習得勉強中です。あとは古道を少々。

実は私の祖母(母方の)も岩谷地区の出身でした。知ったのは昨年のお盆、実母から初めて聞きました。私が生まれたときにはすでにいなく、目が見えなかったということだけ聞き覚えがあります。その直後に初めて例祭に参加し、今年で2回目となりました。
会場におられたのですね。
またどこかでニアミスにならないよう、気配を感じ取れるようにしておきます(ウソです、そっちの力はありません・笑)

投稿: だー | 2019.08.27 11:59

K島様

 連絡ありがとうございます。
 翻訳者の恩田さんとは以前にもポーランドの岳人の情報でやりとりしており、今回の書籍も予約購入で真っ先に入手しました。

 以前アドバイスいただいた吉田憲司氏の件も安定した日本語で詳細が記されています。
 恩田さんの翻訳であらためて読んでみますと、吉田氏もクルティカに誘われながらも、故・山田斉藤両氏のメンツを潰さないよう配慮されたのではないかと強く感じます。そういったことも含めての、K島様がおっしゃた「クルティカがなぜ吉田氏と登りたかったのか。」ということなのかな、などなど、色々思いながら読んでいました。

 僭越ながら、K島様もぜひご一読下さい。

投稿: 大滝勝 | 2019.08.27 22:16

だー様

コメントありがとうございます。
普段はマスコミやカメラマンが寄りつかない静かな民俗行事に関心があるのですが、岩谷の行事はなんとなくもう一度行きたいなという気持ちで訪れた次第でした。

自分の家系でも「あの時ちゃんと話聞いとけば良かったー」と悔やむときもあれば、子供達が主役の伝統行事がど少子化でどんどん途絶してたりしてますね。。。

まだまだあちこち見てみたい行事は沢山ありますので、ニアミスした際はどうぞお声がけ下さい。(たいてい山用のウェア着てうろついてます) 

投稿: 大滝勝 | 2019.08.27 22:34

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