百宅(ももやけ)、ダムに沈む集落。
エコプロの真鍋ガイドをチーフガイドに、期待のホープ伊藤ガイド、オマケの私の3名体制で一泊二日の鳥海山ガイド。
秋田のモニターツアーということで、1日目は現在計画進行中の鳥海ダムに沈む集落、百宅(ももやけ)をお客様と共に見学・散策する。
山スキーの帰りの入浴でおなじみ、鳥海山荘でお昼。ミズのムカゴのおひたしに、「あー山に来た」
この光景も、
この風景も、
やがてダム湖の水に沈む。
過疎化が進む農村ゆえ、反対運動もなく、住民の移転交渉が進んでいる。
私たちは地元の鳥海・飛島ジオパークの方々にガイドされながら、集落を歩いた。
百宅地区にはまだお住まいの方もおられる。ときには、地元の方に暮らしぶりなどを伺いながら。
百宅地区の方が家の前に植えていたマリーゴールド
過去に当ブログにも書いているが、私はガイド資格を得る前、西日本某県のダム建設現場に1年2ヶ月ほど赴任していた。
そこは計画から反対運動を経て38年かけ着工となったダムだった。
人々の営みが消えていく現場を目にするのは2度目となる。
集落の外れに立つ栗と梨の巨木。今年は豊作とのお話のとおり、無数の栗・梨が実っているが、採る者は誰もいない。
翌日にロングコースの鳥海山ガイドを控えながら、私が山岳ガイド資格を志す遠因となる、ダム現場の日々に思いを巡らせた。
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