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ロベール・パラゴ逝去

フランスの名登山家、ロベール・パラゴ(Robert Paragot )氏が10月24日、癌のため亡くなりました。92歳の生涯でした。

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ロベール・パラゴ氏近影

日本では『ザイル仲間の二十年』という書籍でその存在を知った方も多いかと思います。

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 1927年フランス・パリ近郊のビュリオン出身、農家育ちで14歳から山を始め、フォンティーヌブローの岩場で技術を磨いてきました。

 1950~60年代にかけてリュシアン・ベラルディ二という素晴らしいパートナーを得てグラン・カピュサン東壁・北壁にルートを拓き、アコンカグア南壁登攀、さらにはムスターグ・タワー、ジャヌー登頂を果たします。

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ジャヌー山頂に立つロベール・パラゴ 

1971年には隊長としてマカルー西稜(ウエスト・ピラー)にトライ、ヤニック・セニュール、ベルナルド・ミュレを山頂に送り込みました。

その後はフランス山岳会会長などの役職をつとめ、2012年にはその高所登山におけるクライミングの成果からピオレドール生涯功労賞(ワルテル・ボナッティ賞)を受賞しました。

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グラン・カピュサン北壁を登攀中のロベール・パラゴ

 その逝去をフランス各紙がとりあげていますが、その多くが「パリジャン」パリを愛した山男として報じています。

 フランス・シャモニを拠点に活躍する仲間達とは異なり、パリという街を愛した彼は山岳ガイドの道を選ばす、自動車修理工を経てタイプライター職人として生計を立て、数々の岩壁を陥していきました。

 偉大な登山家の逝去に、哀悼の意を表します。

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