山形県朝日少年自然の家 企画事業『イグルー作りと冬遊び』にサポーター参加。
諸事情で1月から職場形態が移り変わり、前日まで機械トラブルで鬱状態。
本社での業務、その合間をぬって息子の中学校の教師と連絡をとり、部活動のトラブルに私自ら学校に乗り込み教師と話し合い。高齢の母の様子見と買物への連れ出し。
そんなこんなで今年も早や2月。
仕事上のトラブルで夜遅く帰り、それから装備を取り出してパッキング。

自然の家に到着し、初めに手渡されたのが今や世間の超スーパーウルトラ貴重品であるマスク。新型コロナでにぎわっているけど、まだまだインフルが猛威を振るっている山形県。

所の庭には草地が見えてるし、「イグルー作りの達人」であるサポーター仲間は不参加だし、どうなる今年? と柏倉さんと心配したが、

雪をかき集め、おりしも気温は低温。暖冬特有のザラメ雪みたいにポロポロ崩れることなく、しっかり雪は固まってくれ、ありったけの雪を集めて、ひとつめのイグルーは完成。

体育館にテント泊の参加者と、自然の家館内泊の参加者の2グループに分かれ、ローソク作りと交代でフォローする予定であったが、人数が少ないことから所員の工藤さんにお願いして私は2グループ続けてイグルー作りの手伝いを志願。
2班めの皆さんは保護者、お母さん方がイグルー作りにノリノリで大変助かりました。あっという間に完成。
イグルー作り、私の経験では、たいてい子供たちは途中で飽きてしまいます。今回参加の子供たちは幼稚園児・保育園児が大勢を占めた。雪灯籠作りがとても楽しかったようで、良いアクセントになりました。

夕方から激しい降雪。夜は雪灯籠鑑賞と花火大会。
昼に作ったイグルーでは、我が子とイグルーをスマホで撮影しようという保護者の皆さんで行列ができる。
自然の家の板垣所長とその様子を眺めながら、「写真って、なんなんでしょうね。」「(雪灯籠の)綺麗な光景を、心に留めておくのも大事なんじゃないでしょうか」という話になる。
その一方で、「〇〇ちゃん、イグルーで写真撮ってお父さんに送ろうよ ! 」と懸命なお母さんもいらっしゃる。
名著『遊歩大全』でカメラを故意に持たない「ノンフォトグラフィーの喜び」という一文があるが、スマホの写真が持つ意味は、現代社会に生きる家族にとっては人それぞれなのだろう。
夜は体育館でテント泊。
サポーターの高校生お二人には暖房のある館内で、私は昨年に続き体育館泊。
もともと「冬キャンプ」を企画した前職のJさんから色々ご相談を受けていた経緯もあり、私にとっては体育館泊が義務である。
昨年は冬用シュラフで雑魚寝して熟睡していたが、今年は冷えそうだったのでエスパースマキシムを張り、ダウンシュラフで就寝。
朝4時の体育館(カメラのレンズの具合で実際より明るく映っている)
朝4時、目が覚める。温度計でテント内の気温を計測すると1.3℃。
小学生の男の子4人だけのグループのテントがにぎやかなので、起床時間までおとなしくするよう注意。館内ストーブが消えていたので、事務室で待機していた職員の山口さんにお願いして灯油を追加してもらい、それからまた寝る。
起床時間、昨年同様に参加者のお母さんに感想を尋ねる。自前のシュラフにお子さんと抱き合って寝て暖かかった、でも顔面が冷たかったとのこと。
2日目の朝、結構な降積雪。車には10cm以上積もっている。所員の皆さんや私たちにとってはまさに恵みの雪だった。
朝日少年自然の家の「チューブ滑り」ゲレンデ。右は1月18日、左が2月9日の様子。
私たちサポーターの役目は参加者より早くゲレンデに行き、コース整備。降雪にまみれながら雪用スコップをふるう。
普段、何度も何度も頭抱えながら見積書を作成する自分と、子供たちの黒子に徹して雪にまみれる自分。どちらも私の生き方である。

約40分後、参加者の保護者・子供たちが引率され、ゲレンデに到着。例年どおりの、子供たちやお母さん方の歓声がゲレンデに響く。
2日間にわたり、自然の家職員の皆様、サポーター仲間、ボランティア活動として参加された左沢高校、城北高校の皆様にはお世話になりました。
すべてのプログラムが終了し所を退出。精神的にリフレッシュした私、日曜で無人の会社に立ち寄って今週の現場準備の確認、それから実家に立ち寄り実母の買物の付き添い。またいつもの日常に戻る。
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