快 晴
コロナ禍を経て久々の月山。
快晴、しかも乾燥しているためだろう、稜線からは飛島、粟島、佐渡島まで一望できる。
いわゆる「アフター・コロナ」の登山を探ることも本日の山行の目的。
30人前後の登山者をみかけたが、なんとなくよそよそしい雰囲気の中、すれ違う時はやはり「こんにちわ」と挨拶を交わす。
山頂直下、鍛冶月光の登りはやはりマスク着用は無理。普段でさえ高齢の登山者の多い月山、コロナ後の登山として検討されているマスク、マフラーやスカーフを着用した登山は現実的ではないと感じる。
「自粛」が言われている県外からの登山者だろう、年配の男性登山者が「リフト駅で身分証確認されました?」と尋ねている。
そんな姿をみて、正直何か世知辛いものを感じる。
金姥近くのシラネアオイはどれもつぼみ。今週か来週あたり楽しめるでしょう。
残雪を利用して速攻で登り、下山は花の咲き具合を観察しながら下る。
「巣ごもり生活」で貯えた脂肪(世間では太ったと表現するらしい)を燃焼させ、3時間半ほどで山頂往復を済ませ、車で山形県自然博物園に移動。来週の朝日少年自然の家行事に備えてブナ林遊歩道をまわる。
新緑のブナ林の遊歩道を行く。
自粛明けのためだろうか、残雪期の博物園遊歩道は初めての方には迷いやすいのだが、親子連れはじめ結構な人数が入山していた。
周海沼では腰を下ろして休む。
鳥の声と水の音。
コロナウイルス禍の真っただ中、日本アルプスや八ヶ岳方面では登山自粛をめぐって喧々諤々の議論が続いているが、私自身は4月後半から建設業の方がバタバタしており、それどころでない、というのが現実だった。
寝るときもyoutubeで「森の音」の動画を聞きながら眠りにつくほど精神的に疲れていた。
今、目の前で「森の音」がライブで聴ける。あらためて精神的な休息をとる。
ブナ林を巡った後、自然博物園事務所に立ち寄り、近田ガイド、真鍋ガイドに挨拶と今夏の月山登山の展望について話込む。
月山から車で下り、所用のため月山朝日ガイド協会前事務局の横山さん宅を訪ね、ここでも今夏の月山について色々話を伺う。
横山さん宅を訪れる度、奥様から出される梅の砂糖煮が美味い。美味いだけでなく、その鮮やかな紫蘇の紅色に心奪われる。
用事を済ませ、自宅に戻り、休日は終わる。
【注意】
月山・姥沢のリフトは現在スキー用に運用されており、リフトで下りの乗車ができません。
2020年6月16日(火)から18日(木)までの3日間は終日運休、リフトの架け替えが行われます。
リフトでの登り・下りが可能な夏山リフトは2020年6月19日(金)から開始されます。
詳細は 月山観光開発ウェブサイト をご覧ください。
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