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クリス・ボニントン、コロナ危機によるロックダウンを語る

 イギリスの「社会派」アウトドアサイト grough にて取り上げられていますが、クリス・ボニントンがバーグハウス社を通じてyoutubeでコロナウイルスによるロックダウンに関するコメントを公表しました。

Sir Chris Bonington likes Covid-19 lockdown to being holed up in expedition tent  by grough 2020.5.1

 タイトルにあるように、コロナウイルスによるロックダウン(封鎖)を遠征登山での停滞になぞらえ、かつ「stay active」、身体を動かし続けることの大切さを語っています。

 当ブログのテキトーな文字起こしは次の通りです。

『 遠征登山に赴くこと、それは素晴らしいものです。

  家庭から抜け出し、育児やあらゆる責任から逃れ、多くの時間があります。

  テントや雪洞で何日間も何もできず停滞しているときは、あなたはただ時が流れることに身をゆだねるだけです。

 それをやりましょう。それが私たち皆がやらなければならないことです。しばらくの間、最高にやりたいこと、素敵なことを考えることができるのです。

 最初は夢のようなものですが、あなたが本当に行ってみたいところ、やりたいことを見つけることです。

 私は今までで気に入った、最も美しい場所を尋ねられましたが、1960年代初めにサザーランドにあるシルヴェン(Suilven)という山に行きました。

 私と仲間達だけでシルヴェンに登り、湖と小さい島々が織りなす原野を見渡すことができて、私の人生で最も素晴らしい経験の一つでした。

 今、何が起こっていても、実際に外に出ることができますし、運動することも奨励されています。

 私はカンブリアに住んでいて、家の裏には丘があるので好きなだけ歩けますが、ロンドンにも公園があり、ストリートを歩くだけでも、楽しむことができます。

 座らないで、歩き続けること。私は座るのが嫌なんで、ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと着実に歩き続けること、それが重要です。

 3か月後、おそらくは6か月後には収束します。でも丘は私たちのために、常にそこにあるのです。

 本当に重要なことは、政府のガイドラインを遵守し、見守りましょう。

 私たち皆がやりたいことをすぐにでもやれるように、あらゆることの推移を見守りましょう。』

 好天に恵まれた連休、自粛自粛の最中で麓から山を眺めるだけの、ストレスフルな日々を送っている方も多いかと思います。

 日本とイギリス、社会や文化、政策の違いはありますが、日本を遥かに上回る死者を出したイギリス社会に住み、豊富な遠征登山の経験を持つクリス・ボニントン氏が発するコメントに耳を傾けてもいいでしょう。

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