名号峰、花崗岩の山
峩々温泉から蔵王連峰・名号峰を目指す。
蔵王といえば「御釜」。
それほどに火山の代名詞でもあるが、その最高峰・熊野岳すぐ南側のピーク、名号峰は基盤岩である花崗岩で形成された峰である。
あの庭園のような花崗岩を久しぶりに目にしたい、と名号峰を目指す。
今夏の猛暑のせいだろうか、9月中旬だというのに木々は緑色。
キノコが多く、その紅色が目立つ。
登りつめるにつれ、リンドウが多くなる。色褪せたリンドウも多いが、冷たい空気の中で蒼い花に秋を感じる。
蔵王の主稜線が近いのだろう、それまでの火山灰質の土壌から、石英の多い岩が目立つようになる。
北方には南雁戸、北雁戸の山並み。
同じく山頂から、中央蔵王である熊野岳、刈田岳を望む。手前の花崗岩の地表と熊野岳の荒々しい火山岩のコントラスト。
山頂にて。風化して細粒化した石英が古寺の庭園のように美しい。
山頂で休憩後、のんびり下山。
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