野外活動指導に生涯を捧げた女性に、黙祷。
FreeSport: The Difficult Route by Advocate.com2/28
以下記事引用開始
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アイゼンワークを学生に教えるキャシィ
冬のヨセミテバレー。
日没の最後の光がエルキャピタン西壁にかすかに光った時、もう一つの光が消えていきました。
その光はキャシィ・キーカー・スノーマン。
彼女は52歳で、卵巣ガンで4年間にわたる闘病の後、亡くなりました。
キャシィは小柄な体格に似合わぬ優秀なクライマーとして多くの人に知られていました。158cmの身長でキャシィは困難なルートを登りました。80年代、彼女はエルキャピタン西壁を試みた最初の女性の1人でした。
パット・ホーン(キャシィの友人で西壁登攀のパートナー)は、主要な業績のうちの1つとして西壁の登攀を挙げます。2人は自身の能力いっぱいを用いて、西壁を登るクライマーも希な年に最初にフリーで登りました。しかし、それはストレニュアスなものではなく、激しいものでありませんでしたが、彼は身軽な感覚、チームワークの結合、そしてクライミング後のお祝いのアイスクリームを回想します。「おそらく、キャシィが全てをたやすいようにいさせてくれたからでしょう。」と、彼は告別式で語りました。
シャワガンクス・・・ニューヨークのキャシィのお気に入りのクライミングエリア。
キャシィの申し分のないクライミング技術は、あるクライマーはキャシィをリン・ヒルと誤解しました。(中略)「しかし、キャシィとリンの違いはですね」と、ボブ・ガーミリアン(キャシィの長年の友人でありクライミングパートナー)が回想します。
「キャシィは、彼女のGRE(大学院入学適性テスト)で800点代を得点したんです。」
キャシィは、ダウンヒルやクロスカントリー等のスキーヤーでもあり、カヤッカーでもあり、サイクリストでもありました。
2003年にガンと診断された後、キャシィ、夫のトム、娘のエミリーとケリーは、大陸横断のサイクリング旅行に出発しました。家族はその年シアトルからミネアポリスまで走り、翌年にミネアポリスからアマーストまで走ることによって旅を終えました。
アウトドアインストラクターとしてのキャシィの経歴は、自然な成り行きでした。そこにはアウトドアに対する彼女の果てしない愛情が込められました。彼女は、ノースカロライナの アウトワード・バウンド・インストラクター、そしてハンプシャーカレッジの野外活動専任講師を務めました。
多くの人々からキャシィが「先生」として知られているのはこのためです。
学生を奮起させる彼女の能力は、語り継がれる彼女の記憶です。
野外活動プログラムディレクター、ボブ・ガーミリアン(26年間ハンプシャーカレッジでキャシィと共に勤務)は、キャシィが引率したホワイト山脈の冬山旅行に関して、ある夜の事を覚えています。
ボブと学生が長い一日の後、寒さから逃れるために寝袋のジッパーを閉めた後、近くのテントからキャシィの話が聞こえてきました。
彼女は、翌日の代わりに、満月の光が満ちている夜間登山に行こうと学生達を説得していました。キャシィの努力は、学生たちを暖かいテントから冷たい月光の下へ連れ出したのです。
キャシィ・キーカー・スノーマン近影
キャシィは、それがアウトドアスポーツの男性優位の世界で、強い女性であることを体現しました。
「彼女は、そのような強くて好かれる役割を果たしていました。しかし彼女が何か下心があったわけではありません。彼女はこう言ってました。『何も男性と女性は違わなければならない理由なんてありません。そして女性として何ができるかを示して下さい。』」
化学療法と幾度もの手術を経ても、彼女は活発なままでした。彼女は、クライミング、自転車のロングライド、ハイキングを続けました。
(中略)
彼女のもう一つの遺産として、キャシィの友人と家族たちは、女性指導者育成を支えるために基金を設けました。女性が野外活動に関わり続けることを支持するため、女性のために「キャシィ・キーカー・スノーマン・野外活動指導者育成基金」を創設しました。3つの補助金は、毎年、屋外教育技術トレーニングのために財政援助を求める5つの大学に与えられます。基金調達の努力は、最初の目標30,000ドルに近づいています。
(以下省略)
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以上記事引用おわり
ここ最近、アメリカで幾人かの優秀な女性野外活動指導者が病に倒れ亡くなっているのですが、ここではキャシィ・キーカー・スノーマン女史を取り上げてみました。
ネイチャーガイド系では日本でも女性の活躍が目立ちますが、クライミングもカヌーもバイクも、というマルチプレイヤーは少ないような気がします。
私が知らないだけですかね。
キャシィのようにクライミング・登山に大きく影響を受けている野外活動指導者といえば、日本ではいまだに田△井おばさんくらいなもんでしょ。(先頃日本野外教育学会でも表彰されてることですし)
JMGAの名簿みて、いつか女性の名前が増えることを望みます。