ディビッド・ラマ、セロトーレに遠征

ぼかぁ東北の田舎に住むトレッカーですからぁ、ディビッド・ラマといえばフリークライマーとしか覚えてないんですがぁ、その彼がセロ・トーレに遠征するとのこと。

4113 ディビッド・ラマinキルギスタン

Cerro Torre expedition for David Lama and Daniel Steuerer by by Planetmountain11/12

ディビッド・ラマはDaniel Steuererと組み、セロ・トーレのコンプレッサールートのフリー化に挑むとのこと。
インタビュアーが「何故コンプレッサールートなのか?この山とルートの歴史についてご存じだとは思いますが?」という問いかけに対してディビッド・ラマは、

『If you analyse the expedition from an external point of view you might believe that I'm only interested in a free ascent. But I see our adventure as something more complete, a bigger whole.』

と答え、単なるフリー化ではない、今まで誰も果たし得なかったフリークライミングによるコンプレッサールート登攀という「冒険」に大きな意義を見いだす姿勢を示しています。
なかなかの野心家ですね。

Planetmountainのこの報道を読んで、フリークライマーが持っている素晴らしい可能性、そして同時に「フリークライマー」「アルパインクライマー」を区別することの『愚』をつくづく痛感します。

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ワイン。

クライマーの方でクリフバー(Cliff bar)という、クライマーのイラストが描かれた食品をご存じの方もおられるかと思いますが、そのクリフバー製造メーカーでワインも作ってるらしいです。

Climberwine

醸造元のウェブサイトはこちら↓
Cliffamilywinery.com

日本酒では山の名前を冠した酒は多々ありますが、登山者そのものをネーミングしたものは記憶にありませんねえ・・・つーか、私あんまり飲めないので別にどうでもいいんですけど。

climbingという名前のワインは、オーストラリアのキュムラスという醸造会社も作っていますが、こちらのラベルのイラストは「ハシゴを登っている人」なんですね。
クライマーなら、上記の「The climber」の銘柄にグッとくるのではないでせうか。

いつも当ブログをご覧いただいている方のブログで、ワインに関してとても深遠な考察をされている方がおられるのですが、酒の世界はこれまた山の世界同様に広くて深いものであろうなあ・・・
東北の山の避難小屋でやかましい宴会を繰り広げる地元アル中山岳会とは距離を置いて、アルコールもおしゃれにたしなみたいものです。

ま、私はあんまり飲めないんで別にどうでもいいんですけど。(棒読み)

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UIAAのマイク・モーティマー会長、モスクワ訪問

UIAAのマイク・モーティマー会長がモスクワを訪問。
クライミング競技の将来について、幾つか重要な協議が行われた模様。

UIAA поддерживает инициативу России по развитию спортивного альпинизма. by Alpfederation.ru 11/5

まず注目すべきは記事中に掲載された、下記の画像。
Mike_mortimer_2_2
左はロシアのクライマー、パベル・シャバリン、右がUIAA会長マイク・モーティマー氏。
パベル・シャバリン氏については、ブログ『雪山大好きっ娘。』さんが貴重な記事を記述されています。

アルパインクライミング イン ロシア
ロシアのアルピニズム(Wordファイル、文・中川裕氏)いずれもブログ『雪山大好きっ娘。』さんより引用

 画像のグラフの横軸には2010~2014という西暦、そして右肩上がりの横軸の頂点には「Sochi」という文字が読み取れます。
 2014年に予定されているソチ・オリンピックにおいて、アイスクライミングの公開競技開催が検討されている模様です。
 さらに、ヨーロッパではアイスクライミングの欧州ユース選手権(年齢層14~16歳)が2010年に計画されているとのこと。
 これらアイスクライミング競技の発展に関して、ロシアがイニシアチブをとるべく、ロシアの山岳関係者がUIAAはじめ各方面に働きかけている様子です。その一端が、今回のマイク・モーティマー氏のモスクワ訪問といえるでしょう。

 ま、これらの情報は日山協あたりの関係者はもう知ってる事実なんだろうけどさ。
 かつて「岩登り競技会」を世界で最初にリードしたロシアが、アイスクライミングコンペでも台頭するんでしょうか。歴史は繰り返されるってが?

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ステフ・デイビスお姉様が大損こきました

NW航空に次いで我々貧乏人の味方、ユナイテッド航空。
あのスリムなエコノミー席!!
あの安・・もとい、質素な機内食!!

そのユナイテッド航空が、我らがステフ・デイビスお姉様の大事な大事なベースジャンプ用具一式、日本円にして約112万円分を紛失したことが発覚いたしやした。

United Loses $12,418.28 Of Famous Rock Climber Steph Davis's Gear by The consumerist 10/30

この話題を掲載したThe consumeristというサイトは、どうも消費者保護団体のサイトのようです。
『lost $12,418.28 of her gear, including parachute.』という記載からして、ベースジャンプのパラシュートだけでなくクライミングギアも含まれていたのか?
ステフ・デイビス本人とユナイテッドとのやりとりの結果、とりあえず約30万円はユナイテッドが補償するそうです。
Stefステフ・デイビス

私もまあそれなりに航空線を利用してきましたが、幸いロストバゲージの経験はありません。
でも、愛用のギアってのは、カネで補償できねえよなあ・・・
上記記事にはステフ・デイビスらのクライミング・ベースジャンプの模様を伝える動画も掲載されています。
場所は、ブログ『雪山大好きっ娘。』さんが最近訪問されたユタ州のCastleton Towerですね。
不幸な話題のお口直しにどうぞ↓

an afternoon on Castleton Tower from steph davis on Vimeo.

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ドイツ人も認める安間佐千氏の勇姿

私がよく拝見しているドイツの登山サイト『Bergleben.de

このサイトの企画でTOPTEN という、いろんな分野のベスト10を掲げるコーナーがあるのですが、このたび、早々と2009年のクライミングフォトベスト10が挙げられました。
これは屋内外問わず、クライマーの姿を写した画像をチョイスしたものです。

Top Ten: Die besten Kletterbilder 2009 by Bergleben.de10/15

パチ・ウソビアガ、デビッド・ラマ、そしてトランゴを登ったフーバー兄弟の勇姿とともに日本人として選ばれたのは・・・

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安間佐千さんがトゥフック決めてる勇姿。

画像のキャプションには、

『Leichtgewicht Sachi Anma zählt zu den besten Wettkampfkletterern in diesem Jahr.』
(軽量級のサチ・アンマは今年最高のコンペクライマーです)

と、称賛されています。以前にも当ブログでは

あなたも清き一票!せくしーなクライマーは誰?

で、ドイツのサイトで竹内俊明氏がノミネートされているのを掲載しましたが、ドイツ人にとって日本人クライマーは一応注目の的なのか?日独同盟は今だ健在也。

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チェザレ・マエストリ、80歳。

10月2日は、知る人ぞ知る、イタリアのチェザレ・マエストリの80歳の誕生日でございます。

Maestri: 80 anni di alpinismo tormentato by Motagna.tv 10/2

Maestri どうしても日本の登山界では、マエストリといえばパタゴニア・セロトーレの「ボルト乱打事件」「疑惑の登頂」とダーティーなイメージに彩られていますが、本来ならばドロミテやその他山域の困難な単独登攀がもっと評価されていいはず、と私自身は感じています。

 当ブログではあえて触れませんでしたが、メスナーが最新の著作の題材として、マエストリのセロトーレ「疑惑の登頂」を取り上げ、改めて登頂成功を否定しておりヨーロッパのクライミングサイトで話題になっていました。
 その影響でしょうか、上記記事のインタビューでマエストリは、

『Le polemiche di Messner? Non raccolgo, sta distruggendo l'alpinismo』
(メスナーの反論?気にしないがね。彼はアルピニズムを破壊した。)

と、メスナーを「アルピニズムの破壊者」として語っています。
80歳という高齢のためでしょうか、
「私は偉大な登山を行った者として人々に記憶されたい。」
「(セロトーレの疑惑に対して) もう反論するつもりはない。」
と、若かりし頃に比べてだいぶトーンダウンしております。
そしてまた、人生においてセロトーレの疑惑は長い間苦痛であった、と正直に述べています。

 以前にも当ブログで書きましたが、ヨーロッパにおいて、登山家の「名誉」は尊重される一方、登頂の疑惑というものに関しては徹底的に追求されるのだな、と感じます。
 ただし、メスナーの「栄光」が数々の著作として邦訳され、極東の島国・日本に住む登山愛好家がメスナーを英雄視する一方、ほとんど著作・記事も少ないマエストリを一方的に「疑惑の人」扱いすることに疑問を抱くのは私だけでしょうか。
 様々な問題はあれど、マエストリはその数々のソロクライミングから登山史に残る人物であることは間違いありません。どうぞいつまでもお元気で。

あの人は今 チェザレ・マエストリ by 月山で2時間もたない男とはつきあうな!

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安売り。

Tndosage
『Dosage vol.1』をBOOKOFFの105円コーナーでGET。
少しはクライミングもおべんきょうしよう。

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アイガー北壁『ジャパニーズ・ディレティシマ』フリー化

ロシアの某クライミングサイトを閲覧していたら、キリル文字の中に「Japanese route」の文字発見。
改めて検索してみると、アイガー北壁、あの『ジャパニーズ・ディレティシマ』のフリー化成功の記事でした。
詳細に関してはPlanetmountainが英文記事を配信しています。

Eiger North Face, Japanese Diretissima freed by Jasper and Schäli by Planetmountain9/17

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 このフリー化を成功させたのはドイツのRobert JasperとスイスのRoger Schäliで、 8月28~31日にかけて行われ、8a, M5というグレードが付けられました。
 Japanese Diretissimaとして知られる同ルートは、1969年に加藤滝男・保男兄弟、今井通子ら6名によって開拓された直登ルートで、中高年のアルパインクライマーなら知らない方はいないはず。
 私が小学生の頃読んだ、学研が出版した冒険・登山の本でも多くのページを割いてこの登攀の記録を子供向けに掲載していた程です。

 今回成功したドイツのRobert Jasperは1991年に最初にトライしたものの落石のため退却、その後2003年にRoger SchäliとSimon Anthamattenペアが試みましたが、1000m程登った地点でやはり落石のため断念。
 今回の登攀も落石に悩まされながらの成功で、6年かけたプロジェクトだったそうです。
 これだけトライされているということは、やはり69年の日本隊のルートは現地ヨーロッパのクライマーにとっても魅力的なラインだったということでしょうか。

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フリー化に成功したRobert JasperとRoger Schäli

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陶ヶ岳(すえがたけ)

日曜日。
今春の佐賀県鳥栖市の岩場「四阿屋(あずまや)」訪問に続き、ライトフットワーク枝村氏の講習会にお世話になり、山口県を代表する岩場、陶ヶ岳へ。

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標高250mにもかかわらず堂々とした岩山の陶ヶ岳。
陶ヶ岳は幾つかのピークが連なる連山で、画像は本日登る岩場のある亀山。

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午前中はス・ラ・ブheart01
韓国のグォンギョル登山学校卒業生の血が燃えるぜ!

といいつつ、あいかわらずの
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腕力にモノを言わせたクライミングでございます。

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午後からはクラック。

腕力にモノを言わせたクライミングでは、
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しっかりと痛い目に遭うのでございます。

陶ヶ岳、うしろを振り返れば瀬戸内海でロケーションは抜群。
嗚呼、あの海のように私のクライミングは日暮れて道遠し。

ま、そこは腐っても山形県自然博物園のブナ林ガイド。訪れた山の植生が気になります。
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クライミングを終え下山中、夕映えの陶ヶ岳連山の岩場を望む。シダが生い茂っているのは西日本の山らしいですね。

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駐車場近くの登山道には沢山のアケビの実。
けれども誰も見向きもしない・・・皆さんクライマーですなあ。

フェイス、スラブ、クラックと多様な岩場、初心者向けグレードのルートが揃った好岩場でした。
ライトフットワーク枝村氏はじめ講習生の皆様、良い時間を過ごせてありがとうございました。

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【映画】非常完美

章子怡(チャン・ツィイー)と範氷氷(ファン・ビンビン)が主演のラブコメ映画、『非常完美』。
大陸では8月から公開され、すでに3000万元(約4億5000万円)の興行収入をあげている。
日本のCMでもおなじみのチャン・ツィイーがプロデュース、主演も兼ね、共演のファン・ビンビンと不仲説が流れていることもあり、日本のメディアでも話題になっている様子。

ストーリーはツィイー演じる漫画家と、ファン・ビンビン演じる美人女優が、ピーター・ホー(何潤東)の愛を求めて激突するというもの。
中国迷な日本の方々ですでにご覧になっている方もいるようですが、詳細なストーリーはこちらのブログで紹介されています。

「非常完美」 ブログ「深セン便り」

で、劇中で二人がクライミング勝負する場面があります。

章子怡范冰冰拍《非常完美》中攀壁斗勇 by 新浪娯楽9/4

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結婚目前にして愛する人を奪われる漫画家役のツィイー。
ああっ!
ツィイーのビレイ俺にさせてくれ~!

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不敵な表情のファン・ビンビン。

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で、二人がクライミングを競います。
やはり中国得意(笑)のスピードクライミングか?

様々な中国メディアでは、「二人ともクライミングは初めて」とか、「半日講習受けてからクライミングの撮影に入った」などと報じられていますが、私の記憶するところでは確かチャン・ツィイーはプライベートでも人工壁のクライミングに親しみ、目撃談では旦那より上手いと言われていたはず。チャン・ツィイーなかなかタヌキですな・・・

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南無妙法蓮華経。

雪山大好きっ娘。さんのブログのTwitterで紹介されていますが、スペイン人ペアがA6+というグレードのエイドクライミングを展開した模様。

雪山大好きっ娘。さんいわく『全部フックによるビレー点は狂気の沙汰にしか見えない。』と述べておられますが・・・ロシアの某クライミングサイトでその写真を発見。

これがA6+人工登攀の様子でごじゃりまする。↓

A6

嗚呼、フック、フック、フック・・・

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当ブログを好き好んでお読みくださっている皆様、いつもご覧いただきありがとうございます。
現在滞在している宿のネット環境が貧弱なため、海外の登山ネタはしばらく先送りいたします。
韓国・釜山の大学生が達成したすんごい遠征登山の記録とか、ネタは仕込んでいるのですが・・・

残暑厳しい福岡で日々脱水症状になりながら、家族を養うべく土木作業員として業務に励んでおりますため、しばらくは携帯からの更新になります。ご了承ください。

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【あの人は今】 レイトン・コア(Layton Kor)

アメリカのAbout.comのクライミングサイトは、日本版の貧弱なAll・About.comとは大きく異なり非常に興味深い記事が多くて時折目を通すのですが、今回はあのレイトン・コア(コー)の現況に関する記事が掲載されています。

New Website to Help Iconic American Climber Layton Kor by About.com/climbing8/31

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レイトン・コア。
あのジョン・ハーリンが墜落死を遂げた英米合同隊による冬季アイガー北壁新ルート開拓に参加(登攀成功時はボニントンらのサポートに廻っている)、ヨセミテ・エルキャプのサラテ第2登、ウエストバットレス初登、コロラドのロングスピーク東壁第2登(新ルートから)等々、北米のビッグウォールだけでなく、数々の岩塔の初登を果たし、クライミング史を輝かしく飾る人物。
しかしながら晩年は「宗教に走り、周囲の人間を勧誘して閉口させている」などと日本のクライミング雑誌で触れられる程度でした。
(画像は最近のレイトン・コアとリン・ヒルのツーショット)

現在70歳、腎臓病を患い、人工透析を受ける身体だそうです。
治療費に困窮する彼を援助するため、ROCK&ICE誌、ステフ・デイビスら実力派クライマーらが中心となり、レイトン・コアを支援するサイトが立ち上げられました。
一口25ドルの募金を募っています。募金はレイトン・コアの人工透析に必要な医療費に使われるとのこと。

http://laytonkorclimbing.com/

Laytonkor また、1963年におけるキャニオンランズ国立公園のMonster Tower初登時の署名入り写真(左画像)が販売されているそうです。

懐に余裕のある方、どうぞ往年の名クライマーに愛の手を。

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【映画】Альпинист(Alpinist)

ロシア(旧ソ連)映画といえば私はタルコフスキーの作品くらいしか見たことありませんが、今、彼の地では「Альпинист」(Alpinist)という映画が公開されている模様。

В субботу, в 21.05 – фильм «Альпинист»

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ストーリー
主人公、マックス・パブロフは日々のルーチンワークには飽き飽きしているが、ヒマラヤやパミールで活躍するクライマー。恋人マリア、良き友人のレイを持ち、「死の壁」と呼ばれる困難な岩壁の登攀にも成功する。

そんな彼の人生が、ふとしたことから狂っていく。
誰も引き受けない危険な高所作業を請け負ったパブロフは、大衆の目前で墜落、下を流れる川に沈んでしまう。
彼の運命やいかに・・・

というわけで、テレビ映画の劇場版だそうです。

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左から主人公マックス・パブロフ(Andrew Chadov)、恋人マリア(Agniya Ditkovskite)、友人レイ(Denis Granchak)

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恋人と困難な岩壁の登攀にも成功・・・

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色男は仕事も彼女も順調の様子。

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そんな主人公を、悲劇が襲う・・・

ちなみにこの映画は山岳映画というカテゴライズではなく「メロドラマ」だそうです。(だってロシアの映画評論サイトにそう書いてあるもん)

撮影の裏話が掲載されているサイトもありまして・・・

Вместо актеров — скалолазы

Kino
撮影の模様。風光明媚な観光地でロシアのクライマーが集う岩場があるクリミアで撮影中。

興味深いのは撮影スタッフのコメント。
「ジャッキー・チェンはスタント撮影を他人に委ねることはなかったが、(主演の)Andrew Chadovは岩場の取り付きから離陸することができなかった」
なんて暴露してます(笑)

いーじゃん、だれでも最初はそうなんだからさー。
クライマーって世界中どこでも性格悪そうだよね(笑)
でもロシア語でもクライミングで「離陸」って言うんですね。

マイナーなロシア映画ですから日本公開など望むべくもありませんが、ロシア人のクライミング観をかいま見るためにも、いっぺん見てみたいですね。

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いにしえの人工壁。

ロシアの某クライミングサイトに掲載されていた画像です。

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石積みで構成された人工壁。

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裏側の様子。鉄骨で補強されています。

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もちろんリードクライミングも可能。

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人工壁近景。石を積み上げ、セメントで固めた様子がよくわかります。

この人工壁が建設されたのは1987年。
人工壁としては初期のものですね。
場所はロシアの古都スモレンスクの南東、デスノゴルスク(Desnogorsk)という街です。
このデスノゴルスク、1974年から原子力発電所の開発で栄えた街ですが、かのチェルノブイリ原発事故(1986年)で開発がストップ。街全体に失業者があふれ(当時のソビエト体制でも失業ってあったんですね)不景気のどん底、治安は悪化。
そこで青少年育成のため当時の政府がスポーツを奨励、その一環として建設されたのがこの石積み人工壁なのだそうです。

日本でも人工壁が盛んになる以前は、石垣登りに精を出したクライマーの方は少なくないかと思います。(私も学生時代に「常盤橋」なんて石垣にOBから誘われました)
考えることは誰しも似たようなものになるのでしょう。
その石積み人工壁設立の陰に、原発開発とその挫折が関わっているとは、ロシア(旧ソ連)らしい事情が伺えます。

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【速報】リカルド・カシン氏逝去

3652_2 まだ英語圏メディアは報じていないようですが、多数のイタリアメディアが報じています。

 偉大なアルピニスト (そもそもアルピニストとはどっかのゴミ拾い屋ではなく、このような方に用いられるべき言葉ではないか?)、イタリアのリカルド・カシン氏が8月6日、亡くなりました。享年100歳。
 その業績はここでつらつら挙げるつもりはありません。
 若い方でカシンって誰?という方はご自身で図書館に赴いて調べて下さい。

 Ciao Riccardo Cassin by Planetmountain8/7

 日本のオールドクライマー(失礼)のカシンのイメージといえば、グランドジョラス北壁の初登ですかね。中高年といわれる年齢でカシンリッジやヒリシャンカ登った人生に私は大きく惹かれます。
 上記プラネットマウンテンの記事に寄れば、カシンリッジ初登の際にはあのケネディ大統領から祝電もらったとか。いやあスケールが違うぜカシン爺さんは。

 あらためて、偉大なる先達のご冥福をお祈り致します。

3653 グランドジョラス北壁初登時のカシン、エスポジット、チゾニ

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ジェフ・ロウ、AACの名誉会員に

ジェフ・ロウがAACの名誉会員に選ばれたようです。

Jeff Lowe será nombrado miembro honorario del AAC by Montanismo.org7/17

Jeff_lowe_2
最近のジェフ・ロウ氏。
トレードマークの髭も剃って、ちょっと太った?

ジェフ・ロウの功績とAAC(American Alpine Club)の伝統は今更語るまでもありませんが、Montanismo.orgの記事には名誉会員のリストが記載されていましたので、ここに転載してみます。

Sir Christian Bonington
Yvon Chouinard
Kurt Diemberger
Norman Dyhrenfurth
Elizabeth Hawley
Maurice Herzog
Lynn Hill
Thomas F. Hornbein
Reinhold Messner
William Lowell Putnam
Royal Robbins
Douglas D. Scott
Allen Steck
James Whittaker
Vitaly Mikhailovich Abalakov (故人)
Duke Abruzzi (故人)
Riccardo Cassin
Robert Charles Evans (故人)
Sir Edmund Hillary (故人)
George H. Mallory (故人)
Otis McAllister (故人)
Noel E. Odell (故人)
Rear Admiral Robert P. Peary (故人)
Gaston Rebuffat (故人)
Galen A. Rowell (故人)
John Salathe (故人)
Vittorio Sella (故人)
Sir Ernest H. Shackleton (故人)
Eric E. Shipton (故人)
Lionel Terray (故人)
Bradford Washburn (故人)
Edward Whymper (故人)
Fanny Bullock Workman (故人)
Geoffrey Winthrop Young (故人)

登山史に関心ある方ならご存じの名前がキラ星のように並んでいますが、ジェフ・ロウがこの系譜に連なるとすれば誰もが納得するでしょう。

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【訃報】ジョン・バーカー(John Bachar)死す

ジョン・バーカーといえば日本のクライマーに多大な影響を与えた岩雪72号の方ですよね?
フリーソロ中になくなった模様。
現在出張中の身にて詳細割愛・くわしくは下記サイトご覧ください。

John Bachar dies soloing by BMC7/7

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ああ、かんちがい。

アメリカのソルトレイクシティーにあるブラックダイアモンド社に、強盗が押し入りました。

Robber apparently confused over loot at 'Black Diamond' company by KSL.com6/15

記事によれば、強盗と以下のやりとりがあったとのこと。

強盗『宝石と金を出せっ!』
マネージャー『当店では宝石・貴金属は扱っておりません。』

幸い、ブラックダイアモンド従業員に危害はなく強盗は逃亡したようですが、マネージャーいわく犯人は宝石・貴金属店と勘違いしたのではと語っています。
Black Diamondという店名が災いしたのか。ははは(笑)

 そういや、先日の摩耶山で、地元の年配の男性がなななんと、『シュイナード・ドラゴン』銘柄のザックを背負っておりました。
 ダイヤモンド並みの貴重品ですな・・・。

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そんでもって、ソン・サンウォンとキム・ジャーインはどうなった?

 先に加須で開催されたボルダリングW杯で、クライミングの実力はもちろん競技マナーまでブログ上で絶賛されていた韓国のキム・ジャーイン。
 今や韓国国内のコンペでは敵なしのご様子。

 ソン・サンウォン、キム・ジャーイン、リード競技男女優勝 第29回全国SC選手権大会兼第12回ソウル市長杯 by 月刊「山」09年6月号

 以下記事引用開始
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 降雨と強風の悪条件の中で開催された、「第29回全国スポーツクライミング大会兼第12回ソウル特別市スポーツクライミング大会」で、ソン・サンウォン(コーロンスポーツ)とキム・ジャーイン(ノースフェイス・高麗(コリョ)大学)が男女リード競技で優勝した。

 大韓山岳連盟主催、ソウル市連盟とソウル市体育会の主管で5月16日と17日の二日間、漢江(ハンガン)市民公園、纛島(トゥクソム)地区人工壁で開かれたこの大会は、コリアンカップシリーズ2次大会として男子90人、女子45人の135人の選手が参加した。

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(上)リード競技男女授賞式  (下)決勝戦で熱戦を繰り広げるソン・サンウォン(右)とキム・ジャハ選手

 大韓体育会と国民体育振興公団が後援して、ブラックヤク・ディスカバリークライミングシステムが協賛した今回の大会は、男女初等部・中学部・高等部・大学部・一般部に分かれ、リード競技とスピード競技が行われた。

 リード競技はソン・サンウォンの復活を知らせる大会であった。 昨年指を負傷して成績が振るわなかったソン・サンウォンは大会初日、一日中続く雨によって体力が奪われた状態のうえ、二日目は強い風が吹く悪条件の中でもライバルらを抜いて堂々と優勝した。
 昨年コリアンシリーズ男子の部1位のミン・ヒョンウン(崇実(スンシル)大学)は準決勝まで素晴らしいクライミングを繰り広げて期待を集めたが、決選で難しい区間を通過後、最後の壁の小さいホールドで墜落、キム・ジャハ(ノースフェイス)に続き3位となった。

 女子部リード競技は持久力を要する例年のルートとは違い、男子ルートのようにパワーと瞬発力を必要とするルートが登場、選手たちを慌てさせた。女子決選ルートは岩壁とオーバーハングを越えて、また岩壁で構成されて、持久力と強い筋力を要求した。 しかしすでに数年間韓国最高の女性スポーツクライマーの地位を固め、今年に入って世界ボルダリングW杯でも優勝圏に入るなど技量が円熟したキム・ジャーインは予選と決選でトップを占め優勝をさらった。

 キム・ジャーインに続く有望株と目されるサ・ソル(清州(チョンジュ)運動中)、ソン・ハンナ(一山洞(イルサンドン)高校)、ハン・スラン(三日工業高校)はキム・ジャーイン独走で多少興味に欠ける競技に面白みを増す要素になった。 昨年に続き今年は着実に技量が向上している三選手は、韓国女性スポーツクライミングの未来を明るくする意味ある戦いを繰り広げ、サ・ソルが2位、ソン・ハンナとハン・スランが共に3位に上がった。スピード競技ではキム・チャンヒョクとキム・インキョンが各々男女優勝した。

 悪天候の中で行われたこの競技はこの頃スポーツクライミングの熱気を代弁するかのように多くの観衆の歓呼と応援を受けて成功裏に行われた。
 しかし今回の大会は選手権大会とソウル市将棋大会が個別大会で行われていた例年と異なり、合同開催、さらに大会が縮小され、ソウル市将棋大会まで賞金が無くなったために選手たちから失望と顰蹙(ひんしゅく)を買うこととなった。
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以上記事引用終わり

 というわけで、韓国のスポーツクライミング界は、
 ○キム・ジャーインに敵なし。
 ○キム・ジャーインに続く次世代が続々育成中。
 ○日本の著名クライマーとも仲の良いソン・サンウォン、怪我から復活。
 という話題でありました。
 なお男子リード競技2位に輝いたキム・ジャハ選手はキム・ジャーインのお兄さんであります。

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Phil Packerの挑戦は、終わらない。

イラク戦争で脊髄を損傷、歩行すら不可能と言われた傷痍軍人がエル・キャピタンを登りました。

Major Phil Packer: 'I don't want to let other people down' by Telegraph.co.uk6/11

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ロンドンマラソン挑戦中のフィル・パッカー少佐

15298733
エルキャプでユマーリング中のフィル・パッカー少佐。
パラグライダー用のベンチに座り、ユマーリング回数は4000回以上に達するとのこと。脊髄損傷で脚部だけでなく上腕部にも障害が残っている身体だそうです。
クライミングの模様は下動画をご覧くだされ。

 イギリス軍のフィル・パッカー少佐は昨年イラク駐在中、バスラにて乗っていた車両がロケット弾攻撃を受け負傷、軍医には歩行も不可能とまで言われていました。
 その後、100万ポンドのチャリティーを目標に掲げ、英仏海峡カヌー横断、そして「2週間かけて」ロンドンマラソン完歩を達成。そして今回、アメリカのヨセミテ、エルキャピタンを目指したものです。

 当ブログでも以前なんどか書きましたが、心臓移植者や車椅子のクライマーがエルキャピタン完登を果たして話題になっておりました。ひとつの「乗り越えられるべき目標」として、エルキャピタンはメディア的にも格好の目標なのでしょうね。
 フィル・パッカー少佐の今回のクライミングには、アンディ・カークパトリック、イアン・パーネルらイギリスのベテランクライマーが同行、サポートに当たっています。フィル・パッカー少佐のウェブサイトはこちら↓

http://www.philpacker.com/

 記事にも「Major」(少佐)の階級が付いているように、まだ軍籍にいることもあるのでしょう、あのチャールズ皇太子もメッセージを寄せています。
 メディアで語られたフィル・パッカー少佐のコメントでは「クライミングを楽しみたい」という余裕しゃくしゃくの言葉とともに、若い世代に障害者スポーツの認知を広めたい、ともコメントしています。
 戦火を乗り越えてきた方だからでしょうか、コメント中に「young people」という若い世代を意識した言葉が数々見受けられます。

 このフィル・パッカー少佐の話題はアメリカおよびイギリスのメディアでは数多く取り上げられています。
 イラク戦争における傷痍軍人が力強く生きていく姿は、欧米メディアでは時折見かけますね。キチガイ左翼のうがった見方をすれば、それもイラク戦争遂行のための政府系プロパガンダ(笑)でしょうか。
 イラク戦争に関して米英軍を鬼畜のごとく罵倒して悦に入っている労山系山岳団体の方々にはご理解いただけないでしょうが、人が人として生きる上での可能性を見いだすことができる。
 それもまたクライミングのすばらしさじゃあないでしょうか。
 少佐のコメントのしめくくりは次の言葉。

『This will not stop here.』

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クライミングの可能性 ~自閉症児のための人工壁~

 ガイドは最低5.12登れとかグレードに囚われている登攀ガイドの偉いセンセイ方には思いも至らないでしょうが、人工壁のクライミングは子供たちの可能性を引き出す手段として、野外教育のフィールドでも採用されています。 山形県においては、飯豊源流の森にある『プロジェクトアドベンチャー』(野外教育メソッドの一種)のコースにも採用されてます。
 
 さて、アメリカにおいて自閉症児のための人工壁が開発・利用されているようです。

 Rock climbing wall for autistic kids by KIDK.com6/5

C4
自閉症児のための人工壁。垂壁で、マットを敷いているところ。
特徴的なのは、その人工ホールドですね。

C2
ホールドには、丸いプレートが付いています。

C3
この丸プレート、付け替え自由で、この色をたどって登るよう自閉症児に課題を与えます。
クライミングされる方にはおなじみ、人工壁でルートを示すのにカラーテープをホールドの横に貼り付けたりしていますが、これなら子供たちにも一目瞭然。
 あくまでも子供たちの能力を引き出すためのクライミングで、困難なムーブを追求する訳でもないので、一般的なクライミングジムみたいに壁がテープだらけにならず、この丸プレートで十分なんですね。

 子供たちは遊んでいるように見えて、学んでいるのです、とは自閉症専門の教師・リンゼイ女史の言葉。学ぶのは信頼、集中力などだそうです。信頼を学ぶとは、『 If they fall they will be held 』とあることから、「受け止め役」のスポッターのことでしょうか。 倒れる人を大勢で受け止める、というのは、信頼関係を構築するアイスブレイクでよく用いられるゲームですね。
 
 このような教育にクライミングが用いられることは、クライミングの裾野を広げるだけでなく社会的認知がなされるということで大きな意味を持っているのではないかと考えます。

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クライミングテクノロジー アルピコ

確保器「ファシル」のメーカー、クライミングテクロノジー社が折りたたみ式ピッケルを製品化したようです。

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クライミングテクノロジー社 アルピコ(ALPICO)

どんな風に可動するかは下記動画をご覧くだされ。↓


残雪という不確定要素が多い東北地方の山を歩く身としては、ちょっと魅力的ですね。

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マトリョーシカ

ロシアの某クライミングブログより。

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Dolomite woman's というクライミングフェスの賞品だそうです。
メットとアックスが今風なのが素敵ですな。

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クリス・シャルマ、韓国での一問一答

クリス・シャルマがスペイン人の彼女とともに韓国訪問、ソウンサン(禅雲山)でクライミングを楽しんだ模様。
月刊「山」が取り上げています。

世界最初に5.15を登ったクライマー、クリス・シャルマ訪韓、デモクライミング by 月刊山09年5月号
以下記事引用開始
(原文は長い記事ですが、めんどくさいので結末の一問一答のみ引用)
--------------------------------------------------------
クリス・シャルマ一問一答
“水のように自然に登るのが私のスタイルだ”

Q.禅雲山でのクライミングはいかがでした?
A.正確な岩質はわからないけど、火山の溶岩みたいな突起や手触りがおもしろい。韓国のクライマーたちの水準が高いということを実感した。山は韓国的な美しさが漂う。

Q.韓国訪問目的は?
A.イボルブ・クライミングチームの一員として、アジアツアー(ブランドの広報)のために来ました。今回のクライミングは、手強いルートに対する挑戦よりも各国のクライマーたちと楽しむためです。

Q.このごろ近況を教えてください?
A.スペインに滞在してプロジェクトのクライミング(高難易度の記録的なクライミング)を行っている。今とりかかっている岩は高さが15m程度だが、体操のように高難度のムーブが要求される難しい岩だ。過去には限定された時間にクライミングをしていたからストレスがとても多かった。もうクライミングを、ストレスを受けながらはやりたくない。今はライフスタイルが定着して、休み休み行っている。そうしてクライミングの実力も上がった。

Q.プロジェクトの選定基準は?
A.私の能力より上のルート、美しくて幻想的なルートを選んでいます。また、いつも新しいことを捜して挑戦しようと思っています。安住や惰性に流れないということが私の考えです。

Q.プロクライマーとして29歳という年齢は、若くはないが?
A.身体的な年令と関係なく、怪我をしないで少しずつ少しずつ成長して行くのが私の目標です。ハードなスポーツクライミング、高難易度の記録的なクライミングにいつも関心が向いています。どんなクライミングをしようが自分自身を全力投球するつもりです。

Q.登山の難易度が 5.15を過ぎてずっと高くなることが可能と思いますか?
A.今スペインでいくつかのプロジェクトを同時に進めている。その中で一番難しいのが 5.15c位になるかならないかと思います。5.15c~d、こんな感じでずっと発展すると思います。

Q.登るスタイルが、まるで流れる水のように自然ですね。
A.そうですね。水のように、自然に登ることが私のスタイルです。私は岩を見て「同調」できる時に登ります。無理やり強引に登るスタイルではありません。岩に没入した時、そんなやり方で登ります。私の内面の「音」にいつも聞き入ります。いっしょに登る時は、面白くなければなりません。

Q.今日のように人々の期待が大きい場合のクライミングはどうですか?
(訳注・韓国でのクライミングは取材陣、多くのギャラリーの中で行われた)
A.今日のクライミングは完全な私のスタイルではないけれど、職業としてのビジネスだからしなければならない部分です。そこに対するストレスはありません。

Q.パワーパワー(5.14c)を登った理由は?
A.やってみたくてトライしました。見て、これが一番難しいルートであると予想しました。再登するつもりはありません。
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以上記事引用おわり

クリス・シャルマが焼き肉喰ったとかキムパブ喰ったとかいう話題を期待してましたが・・・月刊「山」は堅い・・・。

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韓国メディアが報じたBWC2009加須大会

 野球にサッカー、フィギュアスケートで日韓対決になるとライバル心剥き出しの記事を書きまくる韓国メディアですが、ボルダリングワールドカップ2009加須大会については冷静な記事を書いているご様子です。
 ハンギョレ、ソウル新聞など、主要紙・地方紙がキム・ジャインの成果を掲載していますが、いずれも連合ニュースの記事を配信しているようです。以下、韓国の無等日報から。

キム・ジャイン、国際クライミング大会で準優勝 by 無等日報4/15
以下記事引用開始
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女性ボルダリング競技 2位
小柄な体格を乗り越えて快挙

 「スパイダーガール」キム・ジャイン(21・高麗大2年)が、スポーツクライミング(人工壁登攀) ワールドカップ大会で、国内選手として最高位の準優勝を占め、驚くべき成果をおさめた。
 14日、大韓山岳連盟によれば、キム・ジャインは去る11~12日、二日間にわたり日本埼玉県の加須で開かれた国際スポーツクライミング連盟(IFSC) ワールドカップ大会の女性ボルダリング競技で日本人のアキヨ・ノグチに続き2位を占めた。
 身にロープを結んで高さ15mの人工壁を時間内に登るリード競技と違い、ボルダリング競技はロープを使わず、高さ5mの壁を登るうえ、ホールド(人工の手がかり)の間隔が広くて、体格が小さなアジアのスポーツクライマーには不利な種目だ。
 しかし身長152cmの「ピーナッツ」キム・ジャインは熟練した岩登り技術と卓越した体力を土台に、20数カ国から来た33人の選手の中で2位に上がる快挙を成し遂げた。
 韓国選手がスポーツクライミング国際大会で銀メダルを取ったことも初めてだが、ボルダリング種目でメダルを取ったことも以前にはなかった事だ。以前まではキム・ジャインが2007年ワールドカップ大会リード競技で銅メダルを取ったことが最高成績だった。
 注目する点はリード競技が主だったキム・ジャインにとって経験がないボルダリング種目に挑戦して良い成績を出したという事実だ。
 4分間行われた決勝で、キムジャインが5回の試登の末にボルダー2個を登るのに成功したのに比べて、アキヨは4回の試登でボルダー2個を登り苦杯を舐めさせられたが、技量差はあまり大きくないという点を確認することができた。
 キム・ジャインは
「主種目ではないが、経験を積む目的で参加した。予選 2位で準決勝に上がって自信が生じた」と言い、「惜しくも敗れたけれど、ボルダリングでも世界的な選手たちと競うことができるという自信感を持ったのが最大の収獲」と語った。
「今年 6, 7回開かれる各地のワールドカップ大会でリード競技はもちろん、ボルダリングでも1位に必ず上がって見たい。6月下旬に中国で開かれる世界選手権大会でも、二つの種目共に挑戦して、世界の頂点に上がりたい」
「運動でも勉強でも一回足を踏み入れれば誰にも負けたくない」と自らを評価するキム・ジャインは「国際的に有名なスポーツクライマーになって、国内にスポーツクライミングを広く知らせたい」と語り覚悟を固めている。

「スパイダーガール」キム・ジャインの挑戦は現在進行形だ。
(文・連合ニュース)
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以上引用終わり
(訳注・本文中の「難易度競技」は「リード競技」とし、トライを意味すると思われる「試登」という語は本文のまま直訳)

 参加された選手の皆様や大会スタッフの皆様方におかれましては本当にお疲れさまです。
 数々のブログで観戦記事を拝読して、当日観戦されていた方もうらやましい・・・
 優勝された野口さんはじめ日本人選手の声は御自身のブログ等で拝読できますが、キム・ジャインのコメントは韓国メディアに頼るしかありません。この記事のキム・ジャインのコメントをそのまま受け取れば、今後はリードクライミングだけでなくボルダリングコンペにも活動範囲を広げるという宣戦布告でしょうか?
 今後のアジア勢の活躍が楽しみです。

参考記事 IFSC Climbing Worldcup(B) 加須 2009 by 雪山大好きっ娘。様4/12

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弘法筆を選ばず

ロシアの某クライミングサイトにハートウォーミング(笑)な動画。
タイトルは「アバランチギアの他の使い方」。

BCスキーのパーティーらしい集団が、宿で食事の準備をしているのですが・・・

B1
きれいな女性が麺棒でパン生地をこねています。

B2
麺棒と思いきや、アバランチスコップの柄だったりして(笑)

B3
で、鍋いっぱいの美味しそうなパンができあがり。

スキーだけじゃなくて料理も上手な女性は素敵ですねえ。

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ケティ・ブラウンが、年齢を気にしているらしい。

おば・・・あいや、女性クライマーの皆さん、やっぱ30歳って気になるワケ?

リン・ヒルと組んで素晴らしいクライミングを展開しているアメリカの強力クライマー、ケティ・ブラウンが自分の歳を気にしているみたいです・・・


The Climbing Life: Heading Down Under by OUTSIDE BLOG4/8

上記リンクのブログはケティ本人が書いているブログ記事なのですが、本文中で、

 For those of you who don't know me, my name is Katie Brown. I am a professional rock climber and vagabond. (中略) I turn 29 this year, which, in case you didn't know, is almost 30.
(私を知らない方のために・・・私はケティ・ブラウンです。プロクライマーでバガボンド(放浪者)です。(中略) 私は今年29歳を過ぎます・・・はっきり言うと、30歳なんです。)

in case you didn't know といっても、29過ぎりゃあ30でしょうが(笑)
今まで歳なんて考えなかったけど、バカな20代を過ごしてきたわと書いてます。いやいや、あれだけ凄いクライミングをしておきながら・・・

で、ブログの内容によれば貯まったマイレージで念願のオーストラリア訪問にお出かけするみたいです。
以前にも当ブログ記事『だんじょの仲はむずかしき哉。』で、ケティ・ブラウンが書いたクライマー間の恋愛問題について取り上げましたが、この人の書く文章ってチャーミングで好きです、おじさん。

上記リンクのOUTSIDE誌ブログ記事はコメント書き込みが可能になってますので、日本全国の30過ぎのおば・・・あいや、女性クライマーの皆様、悩めるケティ・ブラウンに励ましのコメントをどうぞ。

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やっぱ、ティム・オニールでしょ。

ロシアの某クライミングサイト見てたら、どっかで見たことある顔が・・・
あのティム・オニールがぁぁ!!!
コロラド・ボルダーのモンテッソーリ学校で「first ascents」を子供たちに講義していますぅぅぅ!!!

モンテッソーリ教育って、こんなにくだけてたっけ(笑)

内容は60年代~90年代までのクライミング史を子供(幼児)にわれらがアホのティム・オニール様がわかりやすーく、わかりやすーく、わ・か・り・や・す・く説明しているのだが、80年代の説明では、やっぱり・・・・

フリークライマーの タ イ ツ 姿 が槍玉にあがってますな(爆)
はい、そこのヒマなクライマーのあなた、ぜひ上記動画をごらん下され。

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研究熱心

35303
研究熱心。私も見習おう。
ロシアの某クライミングサイトより。

つか、よそみしててビレイだいじょぶ?

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世界で最も安全な人工壁

世界で『最も安全な』人工壁を見つけました。
27260501

世 界 で も っ と も ですよ。

菊池敏之氏が岳人誌でなんと言おうと、

ジャック中根氏がロ糞ノ誌でなんと言おうと、

せ か い で も っ と も あ ん ぜ ん な人工壁です。(断言)

27260160
場所はイスラエル。
対ハマスの無差別攻撃ミサイル防護シェルター内の人工壁ですから。

An Israeli Playground, Fortified Against Rockets  by The NewYorkTimes3/11

市内を1時間毎に巡回するバスが子供を乗せ、この対ロケット防護シェルターとなっている「子供館」に子供達をつれてくるそうです。
ロケット攻撃に耐えるため、約300tの鋼鉄が用いられたシェルター内部には人工壁以外にミニサッカー場、遊具が設備された広い遊び場になっています。子供達の遊び場専用シェルターというのはイスラエルでも初とか。
この話題はアメリカのメディアでも多く取りあげられていますが、その理由はアメリカのユダヤ系基金が 約5億円 もの建設・設備費を寄付したことも絡んでいるのでしょう。

 ここで語るまでもなく、イスラエル軍によるガザ爆撃の惨状は連日、日本でも伝えられてきましたが、イスラエル国内に対するハマスの無差別ロケット攻撃については、私が知る限りNHKの国際ニュース番組が少し取りあげた程度でしょうか。その際、イスラエルの幼稚園の保母さんが「ハマス攻撃を絶対支持」と揺るぎない意志を示していたのが印象に残りました。
 ああ、この地では生き残ることが絶対の正義になってしまっているのかな、と。

ちなみに淡々と事実だけ報道するメディアもあれば、リベラルっぽいNYタイムズ紙はユニセフ担当者の「ガザでは18歳以下の年少者と学校がダメージを受けている」という証言で彼我の違いに釘を刺してますね。

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四阿屋(あずまや)の岩場

日曜日。
Pa0_0357
クライミングスクール・ライトフットワークの枝村康弘氏の講習会にお世話になり、佐賀県鳥栖市の岩場「四阿屋(あずまや)」にてクライミング。
 初心に戻り、ビレイのスキルからチェック、レクチャーを受ける。

どうも私のクライミングは、

Bush
力 に モ ノ を い わ せ た

クライミングらしい。

以前に飯豊体育館で指導いただいたAさんがご自分のサイトでしきりに足使いのことを気にしながらトレーニングされていたのだが、あらためてその事を痛感。

今回講習に参加された方は私の他にお二人。
お一人は午前中のみということで、昼から結婚式参加を控えてのクライミングとのこと。そのモチベーションに頭が下がる。
もう一人の年配の方は、お話を尋ねると、もう歳で山岳会にも入れないのでスクールに参加されているとのこと。クライミング始めて体に柔軟性も出てきた、と健康面でのメリットを喜ばれていた。

Pa0_0355四阿屋の岩場は福岡市内から車で1時間という距離から、人気があるようだ。
ここのところ悪天続きで本日は好天のためか、昼過ぎからも続々とクライマーがやってくる。それほど大きな岩場ではないが、20名以上のクライマーが集まっていた。小学生らしい女の子から老夫婦まで、文字通り老若男女が集っている。
 枝村氏からは地元九州のクライミング・登山界事情から、外岩と人工壁、クライミングのスキルアップに関する考え方まで、多々貴重なアドバイスをいただく。
 帰路はクライミング始めて体に柔軟性も出てきたという講習参加者の方に車で博多駅まで送って頂いた。
 日曜、多くの出会いと気づきがあった一日でした。

 部屋に帰る。
 普段自宅ではチャンネル権を子供に支配されてるので見られない、NHK「日曜美術館」と「N響アワー」視ながら遅い夕食。
 四阿屋で過ごした時間とは対照的に、静かな夜を過ごす。
 今日の「N響アワー」はチェコの指揮者ラドミル・エリシュカによるスメタナの「わが祖国」。
 曲の前のインタビューで、「わが祖国」を指揮する感激を「日本人が富士山に登ったような(頂上に立つ達成感)」と表現されていたのが印象的だった。
 遙か遠い国のチェコの方が、富士登山をそのように捉えているとは意外な想いである。「一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」などと揶揄される富士登山であるが、その国の最高峰に登ったという達成感はもっと尊重されるべきではないか。そんな風に示唆されているような気がした。

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韓国人の日本人クライマー像 奈良誠之氏の場合

韓国の山岳誌、月刊「山」に日本のクライマー奈良誠之氏が取りあげられました。
私は韓国の登山学校を経験以来、韓国の山岳メディアはマメにチェックしています。
日本の山々が取りあげられることは多々ありますが、日本「人」が取りあげられるのはきわめて珍しいことです。

[ピープル] 日本のクライマー奈良誠之さん 2年連続でノースフェィス氷壁大会参加 by 月刊山2月号
以下記事引用開始
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「去年のノースフェイスアイスクライミングフェスティバル参加に引き続き、今年で二回めの韓国訪問です。去年はちょっと寂しかったですが、今年は友人もできて快適に過ごすことができました。」

 日本アイスクライミング界の看板クライマーである奈良誠之さん(36)が去年に引き続き、今年開催された大会に参加するために再び韓国を訪れた。2007年と2008年のジャパンカップ2連覇、2008年キャンデーカップ優勝を果たした彼は、ノースペース大会は二度目だが競技中にアイスバイルを落とすミスで総合順位 29位にとどまり、26人が出場した準決勝戦に進出することができなかった。
 奈良さんは2007、2008年ジャパンカップで優勝を占めたほどの技量に優れたクライマーであるだけでなく、素敵な競技スタイルを期待したクライマー仲間達の悔しさも大きかった。

「それでも今回は一緒に参加した仲間が3位に入賞して満足です。去年も感じましたがアイスパークはその規模がとても大きくて、人工的に作った氷壁とは思えません。よく組職化されて円滑な競技運営のノースフェイス大会にもすごく驚いています。日本にもこんなに立派な人工氷壁と大会があったらいいと思います。」
「日本にある人工氷壁は、人工壁のようなフレームを作って、その上を氷らせる形態なので規模が小さいので、ほとんどは自然の氷壁やミックスクライミングを中心に楽しんでます。自然にミックスクライミングが一番好きです。」と語った。
 
 日本氷壁登山界の看板クライマーでもあり五歳になった双子の息子のお父さんである彼は、度胸と犠牲精神がバックボーンとなる消防署員でもある。筆者が去年、ジャパンカップルートセッターで参加した当時、縁を結んだ彼は自分自身が最高であるという自負と堂々とすることで一杯になっていた。今度ノースフェイス大会で良い成績をおさめることはできなかったがそれにこだわらず、一緒に来た同僚選手たちと競技場の雰囲気自体を楽しむ姿に、余裕のあることが感じられた。

 奈良さんは普段は家から自動車で1時間ほどの距離にある自然岩壁と自宅にある人工壁で練習し、家族と仕事を非常に大事に思っている。彼はコンペクライミングも重要視はするものの、実際はコンペクライミングはトレーニングの一環と考えている。

「コンペを通じて実力を高めて、自然に対する挑戦を続けたいです。自然の中にある難しいミックスルートや大きい滝にも挑戦するつもりです。機会がありましたら、また韓国を訪ねて素敵な競技に参加したいです。」
 イ・ゼヨン ノースフェイス社課長
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以上記事引用終わり
※上記リンクの記事には、奈良氏のポートレートも掲載されています。

 当記事の冒頭にも書きましたが、韓国の山岳メディアで日本人、特にクライマーが取りあげられるのは滅多にありません。
 ちなみに、クライミング(コンペ)の盛んな韓国では、山野井泰史よりも平山ユージの方が有名です。
 韓国・大韓山岳連盟の京機道支部主催の登山学校のキャンプで寝泊まりさせていただく機会がありました。
 たまたま日本人の私が皆が整列しているところに顔を出すとざわざわっと
 「・・・イルボン(日本人)」
 「・・・イルボン(日本人)」
 と、あちこちからささやき声が聞こえてくるのが聞こえました。
 ああ、韓国の登山者って、ナマの日本人と接する機会あんまり無いのかな~、とその時思ったものです。

 韓国でも大手の山岳誌である月刊「山」に、日本人クライマーとして奈良氏が掲載された意味は決して小さくないと考えます。

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氷壁を造った理由。

手作りの人工壁をご自宅に造り、日々楽しんだり鍛えたりされている方も多いかと思います。
アラスカで自宅に氷壁を造った男がいます。
登山天国のアラスカで何故?

Man creates massive ice climbing wall in his own backyard by KARE11 2/16
以下記事引用開始
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Ice1アラスカのアンカレッジに住む彼は、寒さと創造力を駆使してアウトドアを楽しむ方法を見つけました。
15年以上の経歴をもつクライマー、ジョー・リッグズは最近はスポーツを楽しむ時間もありませんでした。
そこで今、彼は裏庭に造った氷壁でトレーニングしています。
「このシーワードハイウェーで、こんな急な所は見つからないでしょう。私たちは6月にここに引っ越してきました。それでも(クライミングは)やってやろうと思ったんですよ」
ジョーは園芸用ホースにPVCパイプをつなげ、氷が成長していくのを見守りました。
一見おかしいようですが、彼は父親としてベストを尽くしているのです。
ジョーと妻であるアンバーの生活は、息子ライケルを中心に動いています。
Ice2生後七ヶ月の彼には脳性麻痺があり、常に誰かが一緒にいる必要があります。
子供が障害を持っているとすれば、誰にでも苦労が伴います。特にアラスカの屋外へ長期の旅に出るのは困難なことです。

沢山の遊びと物理療法で、赤ちゃんはよくなっています。
そして、父親も。
氷柱は成長し続け、現在は50フィート以上の高さに成長しました。
製作を始めてから、ジョーは氷結用の流水を止めていません。気温が氷点下になっているので、止められないのです。
(中略)
アラスカには素晴らしいアイスクライミングエリアがあります。
しかしベビーモニター(訳者注:乳児監視用品 監視カメラや乳児の動きや泣き声が一定時間無ければアラームが鳴る等の器具)を設置できるクライミングエリアなどありません。
 ジョーが語るには、氷柱は春になれば溶けて縮むので、ガレージに倒れる心配は無いと考えています。
----------------------------------------------
以上記事引用終わり

 障害を持つ子供がいるため、山行に出かけるのが困難なジョー・リッグズは自宅に氷柱を造り、アイスクライミングを楽しむのでした。
 上記リンクには短いニュース動画も併設されていますので、こちらをご覧いただければジョー・リッグズのクライミングと一家の様子がより詳しくわかります。

 さて、真に強いクライマー、登山者とは、どんな人を指すのでしょう。
 無尽蔵な体力を誇る人。
 難しい岩壁を登る人。
 悠々自適の退職金生活で8000m峰に行く人。

 私は過去記事「アフガニスタンの人工壁」でも痛烈に感じましたが、人生のどんな状況下にあっても、山を、クライミングを諦めない人を、真に強いクライマー、登山者として心から尊敬します。

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クライマーのための地質学

アメリカという国は、ハイウェイ毎に道路脇に見られる露頭のガイドブックがあったり、国立公園毎に詳しい地質解説本があったりと、日本に比較して地質学が身近な国であります。

 クライミングの本で北山真氏の著書だったでしょうか、開拓に関する項目で地質に関連した記載が少し掲載されていて、なるほどクライマーという人たちも地質と密接な関係があるのだなあ、と思わされました。

 さて、洋書としてはクライマー諸氏に結構知られている「FalconGuides」から、またまた興味をそそる本が出版されたようです。

Flakes, Jugs, and Splitters: New Climbing Geology Book  by About.com:climbing2/11

以下記事引用開始
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Geologybookcoverfalconあなたがクライマーなら、舞台となる岩が好きなはず。
異なる種類の岩には異なる技術を必要とします。
花崗岩にはスラブ、クラック、ビッグウォールがあり、砂岩には剥離するクラック、もろい岩、そして砂漠の岩塔があります。石灰岩では、あらゆるサイズのポケット、オーバーハングしたケイブがあります。
(中略)
地質について学びたいならば、大学の講座を受ける必要はありません。
クライマーで地質学者のサラ・ガーリックによる新刊書『 Flakes, Jugs, and Splitters: A Rock Climber’s Guide to Geology』 を読むことができます。
(中略)
本の後半では、岩に関する疑問に答えます。
なぜ多くのルーフがガンクスにあるんですか?
なぜフロリダにクライミングエリアが無いのですか?
なぜフエコタンクスには沢山のhuecos(くぼみ)があるのですか?
キリマンジャロは噴火しますか?
なぜヨーロッパには石灰岩の岩場が多いのですか?

本を読み、答を見出してください。
岩、地質学、そしてクライミングがより好きになることでしょう。
---------------------------------------------------
以上記事引用おわり

日本では、東京学芸大の小泉武栄氏や元国土地理院の五百沢智也氏が地質・地形に関する良書を出しています。
クライミングに特化した本は日本ではまだありませんが、クライミングに限らず山に登る皆さんにはもっと地形・地質について関心を持っていただきたいと思います。

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あなたも清き一票!せくしーなクライマーは誰?

ドイツの登山サイトにて、
誰 が セ ク シ ー な 身 体 し て る か アンケートだいぼしゅうちゅうです。

Umfrage: Damen aufgepasst - welcher Kletterer hat den "sexiest Body"? by m2b.com1/23

Cl
候補に挙げられているのは上記画像の、

Ivan Greene
David Lama
Jonas Baumann
Stefan Glowacz
Kilian Fischhuber
Andre Borowka
Alexander Huber
Toshi Takeuchi
Felix Neumärker
Aric Merz
Berni Schwaiger

以上の11名。
わが日本からは、Toshi Takeuchi氏がノミネートされてます。
エクスカリバーの竹内俊明さん?
上記リンク記事にある「WEITER」の文字をクリックすると、各クライマーの画像が現れ、画像下の「Direkt zur Abstimmung!」の文字をクリックすると投票フォームの画面になります。

自薦(笑)他薦で他のクライマーを推す方は名前を『Ein anderer Kletterer (Foto per mail an s.lindemeyer@xnx.de ), nämlich...』と書いてある空欄に書き込みませう!

いいなーこーいう く だ け た 企画。
Rock&Iceあたりで「セクシーな 女 性 クライマー」アンケートとかやってくれないかなワクワク。
しかしフーバー兄弟の胸板とかみるにつけ、

Image24416_2最近の自分の惨状を痛感いたしますな。

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クライミングジム キイストーン

酒田のボルダリングジム・キイストーン訪問。

Pa0_0287あいにくの大雪・地吹雪の中、看板の「キイストーン」の文字が黄色く光る。
電飾ロゴの横にはホールドが幾つか取り付けられている、洒落た看板でした。
穏やかそうなオーナー氏と入会手続きを終え、さっそくクライミングルームへ。

Pa0_0286
毎度の如く、初心者向け課題を登る。
(つーか、初心者向け課題しか登れません)
なかなか夢中になれる初心者向け課題が揃ってました。

オーナー氏から客層についてお話を聞く。
びっくりしたのは、いくつかの高校山岳部を擁する酒田にあって、オーナー氏が各校にアプローチしたにもかかわらず高校生の訪問は皆無とのこと。
県岳連自体が国体の登攀競技に消極的なことは知ってるけどさ。
未踏峰登って次世代にアピールすることもそりゃ大事だけどさ。
せっかく施設があるのに高校生世代がクライミングジム活用してないなんて・・・
私自身クライミングは初心者レベルにすぎないのだが、あまりにも歯がゆい想いがした。

それはさておき、鳥海BCスキーやナントカ海岸のクライミングで県外から庄内を訪れた方も、ぜひキイストーンに寄ってみてください。

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究極のカラビナ

Ukclimbingをだらだらと読んでいたら・・・・
おおっ!!
究極のカラビナ!!
カ ー ボ ン 製 カ ラ ビ ナ 開 発 か ! ?

A Carbon Fibre Carabiner - Is It Possible? by Ukclimbing1/22

↓研究者Virgil Scott による、カーボン製カラビナのプロトタイプ
103446

ここまで読んで早とちりする方がいるといけませんので、「カーボン製カラビナ」はあくまでも現在研究中の段階だそうです。
今や宇宙ロケットや航空機に使用されるカーボン(炭素繊維)、材料としては、現在カラビナに使用されているアルミ合金の二倍の強度を有するわけで、じゅうぶんカラビナ素材としての可能性は考えられるわけですが、クライミングに耐えうる耐摩耗性、そして制作技術やコスト面はまだまだ研究段階とのこと。

しかしまあ今現在、登山用品に用いられているテクノロジーをふりかえりますと、70年代80年代には想像もしなかった機能や素材が用いられているわけでして、近い将来には現在のアルミ合金製カラビナを凌駕する素材が出現するであろうことは想像に難くありません。

あ、そのころにはアルパインクライマーって絶滅してませんよね(笑)

こういう道具ネタにはマニアな方も多いかと思いますので、カーボン製カラビナ研究者Virgil Scott氏のウェブサイトはこちら↓
Carabiner development

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セロトーレ西壁フェラーリルート単独初登

スイスの山岳ガイド、ワルター・ハンガービューラー(Walter Hungerbühler)が先月パタゴニアのセロトーレ西壁、フェラーリルートの単独初登に成功した模様。

Cerro Torre West Face – First Solo Ascent by Ukclimbing01/02

いやいや、セロトーレ西壁単独という記録も素晴らしいのですが、私のツボにはまったのは次の一文。

Curiously the French had taken a nude group picture on the summit.

Ukclimbingもわざわざ太文字で強調してますが、同時入山したフランス人パーティーが頂上で裸?
ああ、そうか、やっぱりアルパインクライマーって 馬 鹿 ば っ か で す ね (高笑い)

また記事によれば、同時入山したアルゼンチンチームがストーブ忘れたので(爆笑)、ワルター・ハンガービューラーがストーブを貸し、登頂後はストーブを持たないハンガービューラーは例の裸フランス人チームにビバークで夕食奢ってもらったとか。ほほえましい・・・

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登り納め

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大雪の夜、今年最後のクライミングでデッドポイントへ。

冬休みシーズンで学生さんとかウジャウジャいるかな~と思ったら、客は私一人。
あいもかわらず、登れずに打ちのめされる(笑)

今年はまあ、会社あけにこうしてクライミングできる今の自分の生活環境に感謝、です。
世のクライマーの皆様、どうぞよい年末をお過ごし下さい。

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クライミングやってる彼氏は頼りになりますね。【棒読み】

 韓国のテレビドラマで、ある一家の息子が「クライミングコンペで入賞!」という設定があり、おおっ!と思わされましたが、今回は中国の恋愛映画でございます。

 《愛呼2:愛情左右》型男追女秘笈掲秘 by Dailyvc.com12/2

11月26日全国公開予定の『愛呼2:愛情左右』という映画、ストーリーは12星座の違ったタイプの男との恋愛遍歴をつづるとゆー恋愛映画らしいのですが、その中の「牡牛座の男」の解説に注目。

以下記事引用開始
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 近代的な大都会の中で、林嘉欣演じる主人公のように美しく可愛らしい女性は失恋を恐れ、いつも慎重です。
『愛呼2:愛情左右』では12人の男性が12種類の異なる方法で手を尽くし、観客に12回にわたる彼女の行動を映し出してくれます。
(中略)

牡牛座の男性 聶遠
 一人前の男の魅力を発揮する、精神も肉体も勇猛果敢。彼女をフィトネスセンターに連れて行き、クライミングのような危険なゲームを教え、臆病な彼女は彼に依存し、頼りになると思わせます。
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以上記事引用終わり

08120209264176562829 ←んで、映画のヒトコマ。クライミングする二人。

別記事、主演女優の林嘉欣の書いた記事によると、『体力のない女の子で、クライミングの最中に思わず彼氏に抱きついて・・・』そこからラブストーリーが始まるらしいっす。はいはい、ごちそうさん。
ちなみにこの頼りになる彼氏クライマーを演じた男優、聶遠(ニイ・ユァン)の告白記事によれば、
「こんな役柄は好きではない」
「私と(劇中の)彼は性格が違う。演じるために、監督と良く話し合った」
だ、そうです。
中国の女の子がこんなにひ弱かつ可憐だったとは思わなかったけどな(笑)

ま、内容はどーであれ、こういう映画というメディアでクライミングが知られるのは特筆すべきことですね。中国で一般市民にクライミングが浸透しつつあるか、伺える話題であります。
この映画のチケット、既に2500万枚売れてるとか。日本じゃ100万人も入れば「ヒット映画」なんですが、さすが人口は超大国の中華人民凶悪国、映画の入りもビッグですな。

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アフガニスタンの人工壁

戦火の下、人命が次々と失われていく戦場で人工壁を作り、登る男。
クライミングって、人の心にとって何なんでしょうね。

VIEW FROM AFGHANISTAN A Canadian soldier finds sanctuary on a homemade climbing wall by Canada.com12/12

以下記事引用開始
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1067698 アフガニスタンのパサブ。
マイク・リーム伍長が南に目を向ければ、そこでは2年前に二人の僚友が死んだ。北に目を向ければ、一週間前に友人が命を失った。東に、西に目を向ければ、そこはさらに多くの友人が血を流した所だ。
 マイク・リーム 32歳。 オンタリオの岩場から遠く離れた場所で、彼は『岩』を登る。周囲は全て山に囲まれているが、そこはタリバンの出没する土地。道路には手製爆弾がばらまかれている。

 彼が作った人工壁という名の『聖域』は、スクラップの材木、石、使い古しのシャベルの柄にドリルで孔をあけたもので飾られています。
 彼にとっては二度目のアフガン従軍、最初の従軍で戦場の現実を知り、すぐに戻ってきました。
 人工壁を作るため、彼は休暇を使い、木材を切り、ドリルで孔をあけました。その間にも戦闘は進行し、多数のカナダ兵が戦死しました。
 「ちょうどこの前の晩、三度の銃撃戦がありました。銃火を間近に見ることが出来たでしょうね。ああ、もちろん僕はすぐに壁の製作に戻ったけど。」
 2006年、リームは『メドゥーサ作戦』に従軍、パシュムル村で多くの時間を過ごしました。1ヵ月にわたり、タリバンの攻撃から身を守るために農村の畑と装甲車の中で生活しました。地雷と手製爆弾のため、兵士は常に油断無く足下を警戒しなくてはなりませんでした。
(中略)
 最初の従軍から戻った後、軍の予備役として、樹木医(訳注:原文はarborist)として、また婚約者として生活していくのに苦心しました。
「1、2時間しか眠れず、リラックスできませんでした。常に緊張を強いられていたからでしょうね。」
彼の婚約は終わりました。後日、元・婚約者からこんな事を言われていました。
「彼女はこう言いましたよ。『迷わないで。あなたはハミルトンに住むよりアフガニスタンに住むほうがいいのよ。』って。」
 人工壁の製作に約100時間をつぎ込んだ後、4メートル四方の壁、クラックとオーバーハングを備えた人工壁が完成しました。今週作業を終えたリームは3時間、腕がパンプするまでクライミングに時間を費やしました。
「昨晩ここに座って、『これはすごい』と思いながら45分間ながめてましたね。やったぜ、って。」
 壁を作ったのは彼ですが、多数の友人が彼に協力し、資材を提供していました。木材、ボルト、シート、2枚の古いマットレスやカーペットの切れ端。
「もう一つ仕上げなくちゃいけないのは、記念プレートです。(協力してくれた友人達の)40~50人の名前が刻まれることになるでしょうね。みんな協力してくれたんです。」
 今回の従軍では、彼は装甲車を運転し、地雷や爆弾が仕掛けられた危険な道を走っています。しかし最初の従軍よりも日々の戦闘は収まりました。
(中略)
 今、彼は自分の人工壁を持ち、戦場の中で人生を費やしてはいますが、日々の暴力と困難と悲しみから離れ、毎日クライミングをしていることでしょう。
「クライミングをしているときは、心奪われます。精神が集中し、全ての煩悩から解放されるんですよ。」
人工壁は、10人以上のクライマーに使われています。
(中略)
「ここには至る所に美しい山がありますが、そこに行くことは出来ません、鉄条網の外に行くことは許されません。」
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以上記事引用終わり

 この訳文では割愛していますが、地雷に吹き飛ばされた戦友の遺体を捜索したり、過酷な日々を送っていたリーム氏。ちなみにクライミングシューズは(現在の?)奥様よりアフガンに送ってもらったそうです。

 アフガニスタンという戦場でモノも無いところで人工壁を作ることもさることながら、戦場で傷つく心をクライミングが癒してくれているのだな、と考えさせられます。
 先日当ブログに掲載したように、登山を戦争遂行の技術として利用するロシア軍の例もあれば(これはロシア軍に限ったことではないが)、今回の記事のように兵士の心のよりどころになるクライミング。
 クライミングってなんなんでしょうね。

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ピット・シューベルト氏、UIAAの名誉会員に

『生と死の分岐点』の著者としておなじみ、ピット・シューベルト氏がこのたびUIAAの名誉会員に選ばれた模様。

Pit Schubert honoured for lifetime contributions to safety by UIAA12/4

言うまでもありませんが今回の名誉会員選定については、UIAAで73~04年にかけて安全委員会に在籍、代表も務め、安全基準(UIAA Safety Label)設立 に貢献した業績が評価されてのことだそうです。
ちなみにUIAA名誉会員の方で有名どころといえばW・ボナッティ氏ですね。

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ジム・ブリッドウェルが大変らしい。

なにやらジム・ブリッドウェルが私生活で大変らしいのです。

Help Jim Bridwell by Planetmountain.com12/3

以下記事引用開始
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ジム・ブリッドウェルを救え

 イタリアの友人と山岳ガイドのグループは、窮地に陥っているジム・ブリッドウェルを救うために基金を設立しました。

 アピールは直接ジムと共にヨセミテのエル・キャピタンやグラン・カピュサンで初登攀を行ったジョバンニ・グロワッツ、イタリアの山岳ガイドや友人達から届きました。
 ジム・ブリッドウェルは紹介するまでもないでしょう。クライミングの生ける伝説であります。困難なエイドルートを開拓して、彼はヨセミテ・バレーのシンボルとなり、YOSAR(ヨセミテ捜索・救助機構)を設立しました。そしてブリッドウェルはパタゴニアやアラスカなどのビッグ・ウォールに足跡を残しました。

 現在64歳のジムは窮地に陥っています。彼は最近、借金返済の抵当として自宅を失いました。金融危機の影響だけではなく、最近登山中の事故から回復していないことも関係しています。
山岳ガイドのグループとイタリアの友人達は、このすばらしい、しかし、不運な登山家をこの窮地から救うべく、委員会を設立しました。
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以上記事引用おわり

 この記事には振り込み口座などが記されていますが、ネット上ではあの手この手で詐欺が横行する、今の物騒な世の中。ある保守系サイトで社会運動を名目にした詐欺を目の当たりにしている私としては、当記事には口座宛先等は明記致しません。
 ブリッドウェルを救いたいということでイタリアの銀行口座にお金振り込みたいという奇特な方は、どうぞご自身の責任において実行下さい。

 しかしながらこの記事が事実とするならば、ぜひジム・ブリッドウェルには立ち直っていただきたいと願うところであります。

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リカルド・カシン賞2008にクリスチャン・ブレンナ

カシンやボナッティら、著名登山家の名前を検索して当ブログを訪れる方が多いのですが、本日はリカルド・カシン氏にまつわる話題。
リカルド・カシン氏の名前を冠した「リカルド・カシン賞」というアワードがあるのですが、本年の受賞者はクライマーのクリスチャン・ブレンナ氏に決定の模様。
カシン氏100歳を記念して(誕生日は一月なんだけど)、授賞式も盛大に行われたようです。

Premio Cassin: la parola ai vincitori by Montagna.tv11/28

Premiocass08このリカルド・カシン賞、受賞部門は「山岳文化」「登山」の2部門に分かれていて、本年はクリスチャン・ブレンナ氏の他、パキスタンのアスコーレで医療活動にたずさわる医師マリアサンタ・レノッティ氏が受賞しました。
 このリカルド・カシン賞、受賞者には副賞として1500ユーロの賞金が手渡されるのですが、調べてみると審査員にあの チ ェ ザ レ ・ マ エ ス ト リ が名前を連ねています。
 日本ではかのコンプレッサー事件から山の世界から身を引いたような言われ方をしていますが、氏はこうして登山界と関わりを持たれているのですね。

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広告大賞にキム・ジャーインちゃんがっ!!

韓国のメディア『スポーツ朝鮮』紙が主催する、優れた広告を表彰する『スポーツ朝鮮消費者広告大賞』。
今年の受賞企業は・・・

8b842011_1カード会社

8b842011_3遊園地ロッテワールド

8b842011_5浄水器メーカー

8b842011_7韓国の大手ゼネコン

8b842011_9綺麗なおねえさん起用した焼酎メーカー

そして・・・・

8b842011_15キム・ジャーインちゃんがっ!!

キム・ジャーインを起用したノースフェイス・コリアの広告がスポーツ朝鮮消費者広告大賞衣類部門を受賞しました。
以下記事引用開始
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 このたびスポーツ朝鮮消費者広告大賞・衣類部門の受賞を光栄に思い、審査委員方々に深く感謝申し上げます。
 ノースフェイスはどんな環境においても自分自身の限界を越えるために努力する人々のために、最高級の機能性衣類を作ってまいりました。
 これはより良い明日のために、現在の困難を乗り越えて挑戦を追い求める人々を応援するための 'Never Stop Exploring'というブランド精神に起因したものです。
 ノースフェイスマイチャレンジ(My Challenge)広告は、ノースフェイスの挑戦意識をより多くの方々と一緒に分かちあおうと展開いたしました。
 この広告は20歳の一スポーツクライマーの話です。クライマー、キム・ジャーインさんはノースフェイスに所属している選手であり、小柄な体格にもかかわらず世界的なクライマーたちと堂堂と競って、何回も優秀な成績をおさめた誇らしい大韓民国の若者です。
 国内クライミング界で最高の選手として認められていますが、ここに満足せず世界のトップクライマーを夢見てその座に上がるために挑戦し続けています。
 ノースフェイスが追い求めることもまさにこのような精神です。現実に安住せず、絶えず挑戦し、探険し、自分の限界を乗り越えて行くこと。それで国内最高、世界最高を夢見る堂々とした挑戦の精神です。
 ノースフェイスはスポーツ選手だけではなく、大韓民国の誰もが自分で成し遂げようとする目標に向けて休むことなしに走り、夢を見て努力する人々を応援しています。
 今後ともノースフェイスはブランドが持つ挑戦精神をさらに多くの方々と分かちあえるよう最善をつくすつもりです。
 ゴ−ルドウィンコリア専務 キム・チョルジュ
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以上記事引用おわり

 韓国のCMでは「クライミング」という行為は比較的に一般市民に認知されていると思います。以前渡韓した際にはムン・グニョン(韓国の若手女優)がフリークライミングしているTVCM見かけました。
 今回のノースフェイスの広告は、キム・ジャーインの存在はあくまでも一クライマーとして取り上げられたものであり、クライマーの存在が『現実に安住せず、絶えず挑戦し、探険し、自分の限界を乗り越えて行くこと。』という企業の一方針、精神性の象徴として取り上げられていることに意義があると思います。

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そして取り残される登山大国(笑)ニッポン

韓国に続き、ついに中国は北京にも室内型人工氷壁が登場した模様。

TNF中国首家旗艦店開業 店内設置8米人工冰壁 by 中国戸外資料網11/27
以下記事引用開始
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 北京の風はとても冷たいが、アウトドア愛好者達の情熱に影響することはできません。
 世界的に傑出したアウトドアブランド、The North Faceの中国初のフラッグシップショップが11月26日に正式開業、北京三里屯VILLAGEで盛大な除幕式が行われました。
 The North Face社は北京に全国初の旗艦店を創立するだけではなく、店内に高さ8メートルの人工氷壁を設置しました。
  11月26日午後、有名歌手の黄征氏は新しく完成したThe North Face店でよじ登り、チョモランマ登山の経験を感じてみました。
(中略)
 外国から1基の高さ8メートルの氷壁を導入、アウトドア愛好家達は装備品を買いそろえると同時に、氷によじ登ってみる機会も得られます。体験者の安全を確保するため、店内には専門家を招き、指導と育成訓練を行い、体験者が実際にアウトドアで氷を登ることを願い、基本的な訓練と知識を習得します。
(後略)
-----------------------------------------------
以上記事引用おわり

で、北京の人工氷壁はこんな感じ↓
2008112617420547cee
紹介記事のとおり、該当の人工氷壁は北京に完成したノースフェイス本店に設けられたもの。
(上記記事ではそのまんま表記してますが、中国語で旗艦店=フラッグシップショップ=本店・企業を代表する店舗ということですな)
年間を通じてアイスを経験できる施設が存在することは、中国人民アウトドア愛好家の皆様に与える影響は大きいですね。
ハードウェアでは韓国・中国に遅れをとる我が祖国ニッポンなわけですた。

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2008ビッグウォール・フェスティバル in Korea

先月韓国で開催された『ビッグウォール・フェスティバル2008』。
昨年渡韓した際、韓国の山岳雑誌で「人工壁でエイドクライミングのコンペ」の写真を見た時に「えっ」と驚いたのですが、これだけエイドクライミングが市民権を持っているのも韓国ならではという気がします。
日本では「アメリカンエイド」と呼ばれるエイドクライミングですが、こうしたコンペがアジアで開催されている事自体、特筆すべきことではないでしょうか。

2008ビッグウォールフェスティバル by 月刊山11月号
以下記事引用開始
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[登山競技] 2008 ビックウォールフェスティバル
極限登山を追い求める者たちの宴

第7回マウンテンハードウェア・イクストリームライド・ビックウォールフェスティバルが10月18、19日の二日間、京畿道 楊州市 維楊里のイクストリームライド(訳注・以後ERと略)登山学校教育場で開かれた。登山学校が主催、コロンビアスポーツウェア・コリア後援の大会は、全国的にビッグウォール登山を楽しむ男女63人が選手として参加、男女統合の難易度競技と女性部ユマーリング競技に進行された。

1 決選進出者中で唯一完登したミン・ジュニョンさんが、重さ100kgのホールバッグを引き上げようと死力を尽くしている。

秋の紅葉で染まった会場は、秋特有の派手な色感が参加選手と観客のウェアと一団となって山腹を連想させる素敵な場面を演出した。従来は人工壁で開催されていた大会と異なり自然壁で開かれた大会なので、自然と渾然一体となる感じが一層増した。
 大会予選は初日の土曜日、午前 9時から始まった。男女を分けず同一コースで、男性は20分, 女性は3分を加えた23分の間に登る方式で進められた。 コースの特性や必要装備をあらかじめ見積ることはできないため、参加選手たちはギアスリングとハーネスに平均 15kg 程度の各種ビックウォールギアを下げた重装備で競技に出場する。

2 クォン・ヨンハンさんがクラックにプロテクションを挟みこむために腕を伸ばしている。/ 女性選手で唯一決選に上がったイ・ミョンヒさんがクィックドローをかけている。

 登山後、装備を詰めた100kgのホールバッグを引き上げる。自然壁に作られた3本のルートで各3人の決選進出者が競い合う方式で、これは3本の自然壁にルートを作り、ルート別の難易度を加味しないで独立して順位を決めた。
 秋としては少し暑い気温に時間超過などで、登山も半ば、次の出場者のためにルートに残置された装備を回収する進行要員の動きが忙しかった。選手の中には豊富な登山経験で上手にクライミングを展開する選手もいれば、経験不足で時間が経っても速度があがらない選手も出てきた。技量と経験が不足な選手に応援の拍手を送る観客たち。参加した応援団の熱っぽい応援が競技会場を包んで開かれた予選は、夕闇が降りる午後 6時に終わった。順位別 9人の選手が明日の決選に立つことができるのだ。

3 1 競技場で開会の挨拶をするムン・グァンス校長 / 2 選手たちは15kgを超える重さの装備を身に着けた状態でクライミングを行った / 3 競技場で開かれた開会式.

 夕方には選手たちや応援団など会場でキャンプする人々のために、主催者側で簡単な夕食を提供して、和気あいあいとした中に 年一回のビッグウォール祭を満喫する時間となった。遠く釜山からやってきた選手・応援団もいて、清州など全国各地から集まったビックウォール・クライマーたちが互いに情報交換をして夜を明かすこととなった。
 日曜日朝は小さなイベントで始まった。昨年まで男性部, 女性部で競技したユマーリング競技は、今年から女性だけで行われた。20m高のオーバーハング 2箇所を含むコースを、アッセンダーを利用して登る競技に 9人が出場して、普段発揮しにくいユマーリングの実力を思いきり発揮した。
特別イベントとしてユマーリング速度競技団体戦も進行した。ソウル、仁川、忠北、江原、済州チームで男 3人女 1人がリレーする特別競技だ。

4 女性部だけで開催されたユマーリング速度競技で女性参加者が登る / 空中にぶら下がって次の動作を準備するパク・チュンギュさん.

 午前10時から開会式が進行されてムン・グァンス校長は開会の挨拶で登山の新しい文化に位置したビックウォールフェスティバルの未来に対して、新たな飛躍の青写真を約束した。 ムン校長は今大会の1位から 5位入賞者を雪岳山の「赤壁」に招待して速度競技を開いた後、来年から最高記録を更新したクライマーにはコロンビアスポーツウェア・コリアが賞金100万ウォンを提供すると発表して、選手・応援客たちの拍手喝采を受けた。
 開会式に引き続きメイン競技である難易度決選が進行した。一コースで 3位同点者が出て、総出場選手は10人だ。昨年の優勝者イ・サンウ選手も簡単に予選1位で本選に進出し、女性部優勝者イ・ミョンヒ選手も女性では唯一決勝に進出、気炎を吐いた。本戦も予選のように女性は5分の時間が余分に与えられる方式で決選が進行された。

5 1 少しでも早く終了地点まで登るため最善をつくすが上手くいかない。イベントで開かれたユマーリング速度競技団体戦. / 2 登山を終えた後明るい顔をほころばすミン・ジュニョンさん. 難易度優勝を勝ち取った / 3 キム・ソンドゥさんがバードピークを口にくわえたままクラックをみつめる。

 決選は30分という長くない時間の内に、各種装備を利用してルートを登ってホーリングシステムを固定して下降、装備を回収してすぐ 100kg超のホールバッグをあげなければならない競技だ。しかし予選で厳選された選手たちだからクライミングは滑らかで、難関もしばらく考えて自分のコースを描いてクライミングに夢中になった。
 予選の逆順に出場して見ると、競技が進行するほど観衆は選手の一挙手一投足に一緒に歎息したり喜んだりした。各組 1位のイ・サンウ、ミン・ジュニョン、ハン・ゾンフィ選手はビックウォール・クライミングの真髄を見せつける名勝負を見せてくれた。結果として順位を選り分けなければならない「大会」だから順位を決めなければならないが、クライミングで見せてくれた彼らの技量は観衆皆をビックウォールクライミングの魅力に導く時間となった。
(中略)

ビックウォールクライミングを競う国内唯一の大会
 大会を進行して、果してこの大会をこのように沸き返えるようにして選手と観衆が一体となる力はどこから来るのか? お互いに力を合わせて大会を準備して一つになって進行したER登山学校講師逹と同門会家族たち、長年の歳月に相変わらずの信頼でメインスポンサーを務めてくれたコロンビアスポーツウェア・コリア、そして登山を楽しんで大会に参加して思いきり楽しんでくれたER登山学校他すべての人々が一団となって溶鉱炉のように一体となって作ったフェスティバルが、ビックウォールフェスティバルだと思う。
 一年一年開かれたイクストリーム・ビックウォールフェスティバルがもう 7年目の大会を迎えた。極限のクライミングを追い求める人々を大会に導く力は、たぶん多くの人と共有しにくい彼ら独特の文化に対する「共感」ではないかと思う。ヨセミテ、トランゴタワーなどフリークライミングや高所登山の技術だけではこなしにくい極限の登山のために、必ず必要なビックウォール登山技術を競う国内唯一, 世界唯一のビックウォールフェスティバルが持つ意味であるかも知れない。
記事執筆 シム・グァンソブ イクストリームライド登山学校総務
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以上記事引用おわり

ちなみにこのビッグウォール・フェスティバル、毎年のポスターもなかなか洒落てます。
2008年はこんなポスター↓
2008102001159_0

主催のイクストリームライド登山学校はビッグウォール・クライマーを輩出していることで知られていますが、同学校関係者が中心となって展開されたのが先のメルー北壁登山隊。
このようなエイドクライミングコンペが韓国のクライミングの底上げに貢献していることはまず間違いないでしょう。

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韓国・仁寿峰で磨崖仏発見される

日本のクライマーにも知られる韓国の仁寿峰(インスボン)で磨崖仏が発見されたというニュースです。

三角山仁寿峯で ‘磨崖仏’ 発見 by 仏教新聞11/1

以下記事引用開始
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Ins1北漢山仁寿峰の岩壁に仏様が刻まれている磨崖仏。左側の円内に弥勒像、右側の小さな円内に ‘彌勒’の文字が刻まれている。

Ins2弥勒仏様(写真左)と ‘彌勒’(写真右)を拡大した写真.

 三角山(北漢山) 岩壁登山コースで広く知られる仁寿峰に弥勒仏様の磨崖仏が発見されて関心を集めている。
 今回発見された磨崖仏は、ソウル市内の北漢山登山路一日嶺コースから 1時間余り離れている仁寿峰南面の中間地点に刻まれている。線で刻まれて造成されたこの磨崖仏は、縦 2~2.5m、横 1.5~2mの規模で、すぐ横に「彌勒(弥勒)」の漢字が一緒に刻まれてあり、弥勒仏様を形象化したものと推定される。
 (中略)
 本紙に情報提供し、去る10月27日に現場に同行したギム・ユンセさん(高麗人参竹塩代表)は 「昨年9月に北漢山仁寿峰近隣の山を登って仏様が刻まれている磨崖仏を初めて見つけた。刻線があまりに微妙で初めは調べることができなかったが、詳しく観察したら仏様の形象と漢字で ‘弥勒’の文字が目に入って大変驚いた」と説明した。彼はまた「形状がわずかだったため、登山客たちの間でも知られていなかったようだ。放置された磨崖仏のすぐ側に岩壁登山が毎日行われていて壊されないか心配される。」と憂慮した。
 この日実際に情報提供者と一緒に現場をよく見た結果、仏様が刻まれた彫り物の1mも離れていない所に岩壁登山用の固定ボルトが埋め込まれていて、これを利用して登山客たちが岩壁を登っていった。研究員は 「文化財としての価値はもとより信仰の対象となった磨崖仏が明らかとなれば仏教遺跡として当然保全しなければならない。磨崖仏近隣に案内板を設置して、岩壁登山による損壊を阻むことが至急で、関連研究も一緒に進められなければならない」と提案した。(後略)
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 肝心の製作年代ですが、研究者に拠れば100年内外?近代の作らしいです。
 仁寿峰はあれだけの「オブジェ」ですからこういった宗教遺跡があっても不思議ではないでしょね。
不思議なのは年間訪問者数500万人を誇る北漢山(日本の上高地で年間訪問者は150万人)で今頃見つかった事実の方がよほど不思議ですが・・・灯台下暗しってやつですか。
 まあ我が山形県でも、貴重なダイカイギュウの骨の化石が長年「木の根っこ」と思われて、河川敷に降りる踏み台として釣り人に踏まれていたケースもあります。

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平和あっての登山です。(労山のおっさん風)

モスクワに新規岩場開拓!
25m、VI+、А2!
E・クズネトバ、A・ヤコベンコ、A・クズネトフ、A・ユーリキンの4名が登攀しました!
これが岩場の全貌だっ!






26829_2れーにん像のドタマ。

268362こんな感じで・・・

268341_2あー、レーニンの禿頭にしっかりボルト打っちゃってる~

26827核心部はどスラブな背中ですか?

いやいや、昔だったら銃殺もんだよな~
掲載されている某クライミングサイトの掲示板を覗くと、もともとこのクライミングは登攀メンバーであるクズネトバ女史の誕生祝いに登ったものらしいので、書き込みも祝福の嵐(笑)

人物像登るんだったら、ぜひクライマーと称する皆様方には兵士の銃口をも気にせずこちらの人物像も登って頂きたいものですな。↓

D0089108_12334667 平 壌 市 内 の 金 日 成 像 。

え?
命懸けだと誉められるのがアルピニズムなんしょ?

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ヘルメットは被りましょう。

久々の『生と死の分岐点』ネタ。
メットで命を救われたクライマーが話題になってます。

Climber Credits Helmet With Saving Life by TheDenverChannel.com(abc7NEWS) 10/14(←報道映像の動画有り)
Inj

 ニューハンプシャーで人気の岩場「カテドラル・レッジ」を登攀中のタウンゼント氏(27)は後方にひっくり返る形で転落、宙づりになりました。途中で岩に頭をぶつけ、2分以上気を失っていたもの。
 頭部を負傷したものの、幸いヘルメットのおかげで骨折には至らなかったとのこと。
 事故は最初のピッチをリードしていたタウンゼント氏が転落したもので、パートナーはまだ地上でビレイしていた状態だったことも、迅速な救助に幸いした模様です。

 アメリカ登山界の素晴らしい(と表現していいものかどうか)業績の一つに、『Accidents in North American Mountaineering 』という山岳事故事例集が毎年出版されているのですが、本件は早速来年の同書に収録予定とのことです。

 またお恥ずかしい話で恐縮ですが、本業の仕事で使っているヘルメットの衝撃緩衝バンド(樹脂製)が先日、突然パリッと割れてしまいました。いやいや、普段から保安具の点検は必須ですね。

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【告知】 第6回北日本海外登山研究会

表題の海外登山研究会が下記内容にて開催されます。
県の山岳組織からして、井の中の蛙やら、天狗になっている方が多い東北地方ですが、(え?ボク何か悪いこと書きました?)東北において海外(ヒマラヤ)登山の動向を知ることが出来る数少ない貴重な機会ですので、興味のある方はお気軽にご参加下さい。
今年はK2特集と題していますが、例年ヒマラヤ各国の入山・手続き情報なども取り上げています。
なお本会は任意団体で申し込み先は個人住所になりますため、参加ご希望の方には連絡先および申し込み必要事項を私からメールにてお送りいたしします。cys01362@nifty.ne.jpまでご連絡いただければ幸いです。

第6回北日本海外登山研究会
 趣旨:海外登山活動、研究を通じて、地域参加者の底辺を広げ、山岳文化活動の普及および、若い登山者への海外登山啓蒙活動を行う。
 日時:2008年11月23日(日)~24日(月・祝)
     23日13時受付、24日11時終了予定
 会場:秋田県仙北郡田沢湖町生保内上石神33-8 国民宿舎 田沢湖ロッジ
 内容:K2特集
     どさんこ同人K2登山隊2004(南南東リブ)登山報告 講師 同隊隊長 松本政英氏
     労山K2登山隊2004(南東稜)登山報告 講師 同隊副隊長 上野幸人氏
 参加費:9,500円(宿泊費、懇親会費含む)
      当日のみ参加2,000円(当日受付にて、申し受けます)

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アイスクライマー衝撃の画像!!(最近の特番風タイトル)

余計なコメント抜きに、まあ次の画像をごらんくだされ。

Ice1アイスクライミング中、パーティー右の氷壁が崩れはじめ・・・


Ice2やがて氷壁が崩壊!!!


Ice3ついに岩壁が剥き出しになる全崩壊!!クライマー達は九死に一生を得る・・・

この画像、しばらく前にロシアのクライミングサイトで見ていたのですが、ロシア語がわからんもんで、てっきりカナダかどっかのヤバい氷壁のシーンかと思っていたら・・・実は日本でした。
昨冬、北海道を訪れたオーストリア人パーティーが、この衝撃的シーンの主人公のようです。
最近は軽薄短小の山岳雑誌読んでないんですが、日本ではこのネタ、既に話題になってたんですかね?
この話題についてはイギリスの大衆紙サンが取り上げています。(大きめの画像で氷壁崩壊の様子がご覧いただけます)

Climbers close to icy death by The Sun 10/7
以下記事引用開始(強調文字は筆者)
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THESE ice climbers had a lucky escape while scaling a frozen waterfall in the Japanese Alps.
While attempting the notorious climb on the island of Hokkaido the two Austrian climbers had a near death experience 100 metres into the ascent.
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どなたか英語の達者な方、アホのイギリス人に、日本アルプスは北海道じゃなくて本州アイランドにあると教えてくださいまし。

【10/9追記】
 「日本ではこのネタ、既に話題になってたんですかね?」と書きましたが、ブログ『雪山大好きっ娘。』のえのきど。様よりご指摘頂戴いたしました。同ブログで既に紹介されておられました。

 Wild New Ice Line in Japan 『雪山大好きっ娘。』

 今回The Sun が取り上げたのはたぶんあの三人組だろうと推測はしていましたが、当ブログでも来日当時の記事を書いております。しつこいようですが、外人クライマーには「畳の上でスリッパはダメ!」と忠告しておきませう。

世界に知られる北海道の氷 『月山で2時間もたない男とはつきあうな!』

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愛煙家の皆様へ

私は全くタバコを吸わないので、昨今の禁煙・分煙に伴う喫煙家の皆様のご苦労は残念ながら理解致しかねるのでありますが。


25483
ロシアの同志たちも、雪山テントでの喫煙には苦労なさっているようでございます。ロシアの某クライミングサイトより。

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ぼ、ぼくも一度やってみたいんですが・・・

クルト・アルベルトといえば、フリーの第一人者でトランゴかどっかのビッグウォールも手がけているクライマーと記憶しているのですが・・・





Kult
フランケンユーラの『Devil`s Crack』ですんごいフリーソロしてます・・・・

大昔、どっかの欧米クライミング用品メーカーのポスターで、やっぱり『ビール瓶ラッパ飲みしながらフリーソロするオヤジ』を見かけたことがあるのですが・・・・
アルコール片手にフリーソロってのは、何か流行ってんのか?????
欧米人の、そういう『遊びは遊び』と割り切ったトコ、好き。

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【映画】 『Nordwand』 ~トニー・クルツの悲劇が映像化~

この情報、日本に紹介されて一ヶ月過ぎて私は知ったのですがぁぁぁ!
トニー・クルツの名前をご存じのあなた、『山屋』ですねっ!
山岳映画ファンの皆様!
泣け!
わめけ!
泣いて喜べっ!
あのアイガー北壁登山史を飾る、「トニー・クルツの悲劇」がドイツで遂に映画化です!!

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紹介記事→「北壁」― ロカルノ国際映画祭 - by SWISSInfo.ch8/10

もー待ちきれない人のために動画はこちら↓
http://www.youtube.com/watch?v=waIoZ7RNQJw

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映画は1936年、アンドレアス・ヒンターシュトイサー、トニー・クルツらのアイガー北壁登攀を描いています。

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ヒンターシュトイサーといえば、アイガー北壁のトラバース部分に名前を遺していますね。
そして「トニー・クルツの悲劇」とは・・・・
あえてここでは書きません。
知らない方はぜひ登山史の本でもひもといて、ご自分でトニー・クルツ達の死闘をお調べ下さい。
フィクションではない『ドラマ』が、そこにあるのです。

映画『Nordwand』ウェブサイト(表紙のみ公開中)

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北京汚輪でボロ儲け(たぶん)した登山用品メーカー

パラリンピックの選手達には純粋に頑張って欲しい今日この頃。
しかし中共の犬NHKは『北京がいかに素晴らしい街になったか』宣伝に必死ですな。

さて、あの退屈極まりない開会式・閉会式の、中共のアカどもの威信をかけたマンモスお遊戯会、けっこう人がヒョイヒョイ空中を飛び回る仕掛けがありましたね。
「あー、たぶん、どうせペツルのハーネス・ギアかな・・・」とおじさん予想してましたが、実は、ベアール製品だったのでした。

Beal産品応用系列(1)Beal攀爬安全帯奥运会閉幕式現身手 by 中国戸外資料網9/5

Bearl1←こんなお遊戯で、

Beal2なるほど、「ハーネス」付けてます。

Beal3こんな感じですね。

使われていたのは、ベアールのAeroteamという製品。ロストアローのカタログには見あたりませんが、本国のウェブサイトには掲載されてますね。
H_aero_team3gf

画面からも想像は容易ですが、おそらく何百人単位で使われているでしょうから、メーカーから購入したのか、国家プロジェクトとして寄贈されたのか知り得ませんが、いずれにせよベアールにとっては一大PRとなったことでしょうね。
貧乏人の私としては、使用後のハーネスがどこに行くのか気になるトコです。

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ボルダリングマット喰われる!!(川口浩探検隊風)

Rocky rangers reminding boulder climbers to remove crash pads by coloradoan.com9/2
以下記事引用開始
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 ロッキー山脈国立公園のレンジャーによれば、岩場へのアプローチの途上にクラッシュパッドを隠しておくボルダラーが増加しているそうです。
 ボルダラー ― ロープまたは他のギアなしに岩や小さな岩場を登る人々 ― は、墜落から身体を保護するために厚いパッドを用います。
 ロッキーのレンジャーによれば、アプローチで運搬する必要がないように、多くのボルダラーがクラッシュパッドを岩の間に隠しているとのことです。
「これらのパッドは、マーモットなどの齧歯動物によってかじられ、周辺を散らかし、野生動物に悪影響を与えます。」と、国立公園のスポークスマン、カイル・パターソンが声明を出しました。「昨夏のパトロールの結果、レンジャーによって25枚以上のパッドがChaos Canyon地域で発見されました。」
パターソンによれば、ボルダリングで最も人気のある地域がChaos CanyonとEmerald湖にあるとのことです。
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以上引用おわり

私もマット欲しいんですが、高いですよね、アレ。
現地にデポするなんてアメリカらしいというか・・・車社会だから持ち運びには日本人より不便じゃないような気がするんですが?アメリカ人はめんどくさがりなのか?
【追記】
 雪山大好きっ娘。の、えのきど。様よりコメントいただきました。
 『このエリアは標高 3000m、アプローチ 1時間と結構大変なエリアなんです。』とのことで、プロクライマー尾川智子さんの記録のURLもご紹介下さいました。ありがとうございました。
 尾川智子さんの同エリアの記録→ はーとふるボルダリング「ロッキーマウンテン」

ちなみに検索するとChaos Canyonってこんなところらしいです↓
1001955165_51f26feda9Chaos Canyon
現地の登山用品店によるクライミングエリア紹介記事によれば、最寄りの駐車場から2.1マイル(約3.4km)離れているそうな。現地のみなさんマットをデポしちゃうわけですね。

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コーカサス・カズベク山のBCスキー

もう2、3ヶ月もすりゃスキーシーズンですねえ。
と、早々とスキーネタ。

The Quest for Skiing the SE face of Kazbek (Mkinvartsveri, 5034 m). by Mountain.ru

コーカサスはカズベク山(5034m)のBCスキーの様子が掲載されてます。
F_23_2画像右の赤線が登攀ルート、左の青線が滑降ルート

記事中には周辺ピークのスキー滑降の難易度などサマリーも掲載されてますが・・・ここでネタにしたかったのは、この画像↓

F_18
知る人ぞ知る、同時登攀でのタイブロックによるプロテクション。
本文中にも、
『So we decide to use our rope on the last 180m – we simul-climb with Tiblocs』、とあります。

このテクニック、私は今や有名人になりました竹内君から直接話聞いて教わりましたが、御本人はブログでこんな風に解説いたしております。↓

悪い子のタイブロック! 竹内洋岳ブログ

問題はどのようなルート状況でこのプロテクションが有効か?ということですが・・・・それを質問する人はこのプロテクションを使うべきではありません。』(悪い子のタイブロック!より引用)
あっ!ごめーん竹内君、使用例の画像載せちゃったい。
お約束ではございますが、このプロテクションの方法はタイブロックの本来の使用法に外れた用い方であり、この記事を参照した結果において重大な結果を招いても、責任を負う意志は無いことを明言いたします。

・・・しかし、わざわざ画像を掲載するくらいだから、このロシア人もあまり普段は使わないテクニックなんだろうな。

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韓国 人工壁事情

国体の鳴り物入りで人工壁ができたものの閑古鳥・・・なんてトコありませんかそこの山岳連盟のエラい人!
というわけでお隣韓国の人工壁繁盛記です。

人工壁の成功事例・ノウォン、ソンドン人工壁 by 月刊山
以下記事引用開始
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人工壁の成功事例・蘆原、ソンドン人工岩壁
 連日多い利用者で活気にあふれて…雨降る週末にはすし詰め

 クライミング教室も毎回人があふれるほどに人気上昇中、全国的に屋外型の大型人工壁が 40余箇所と推定されるようになった。
スポーツクライミング人口や需要がそれほどに増えたためだが, しかしいくつかの個所を除けば人工壁の利用率はあまり高くない。 大概は一日中がらんとしているか, でなければ少数の人が利用している程度だ。 最小でも2億ウォン、最大5,6億ウォンと言う施設費用を勘案すれば情けない位だ。 しかし例外的に驚くべき利用率をあげている人工壁もある。 なかでも代表的な所がノウォン人工岩壁とソンドン人工岩壁だ。

 ノウォン人工壁は連日利用者で活気にあふれている。
 秋ならロープが「すだれ」の様になっているほどだ。主な年令層や性別を問うと管理者であるソ・ウソク氏は “文字どおり老若男女”と言う。 実際に 7月18日金曜日午後、ノウォン人工壁は頭が白いお爺さんから小学校3年生まで、老若男女がめいめいに混じって人工壁を楽しんでいた。人数は30人ほどになるだろうか。そのうちにはほとんど毎日通うようになった人が半分、その他は週に何回か通う人々だ。
 これらはほとんどがノウォン人工壁で企画されているノウォンクライミング教室の卒業生たちだ。 これまでクライマーの輩出は大学や高校山岳部, 社会人山岳会, そして登山学校が主に担ってきたが、人工壁教室もその一翼を引き受けている。

2008080800778_0
ノウォン人工壁。平日、そして蒸し暑い夏の日午後にもかかわらず多くの愛好家たちが人工壁クライミングを楽しんでいる。

(中略)
 ノウォンクライミング教室は、ノウォン区役所広報体育科で担当しているボーリング, ピンポン, テニス, インラインスケートなど生活体育プログラムの中の一つとして企画されている。昼と夜それぞれ20人定員で運営されているのに, 実際はいつも申請者があふれて30人以上になる場合が多く、最大43人が申し込んだ時もあった。 教育は毎週火・金曜日に12回にわたって進められ、受講者たちの熱気によって予定の2時間を超え3時間ずつの講習だ。最近21期が終わり、この間クライミング教室を卒業した延べ人員は約600人位になるとソ・ウソク講師は明らかにする。
 これら受講者数 600人の意味は決して小さくない。彼等がいつか岩壁やリッジクライミングに赴く人々だったと仮定すれば、正しい登山教育を通じて事故予防を果たすという意味でもクライミング教室は大変な役目をしているのだ。 首都圏の山岳地帯ではリッジクライミングなどで基本を無視した無謀登山で死傷者が数多いことを勘案する時さらにそうである。ソ・ウソク講師はこう語る。
「クライミング教室で一番重きを置くのが安全です。外岩でも人工壁でもロープと確保を利用した安全は基本中の基本ではないですか? その次が技術です。」
 ある受講者はクライミング教室修了後、ネット掲示板にこう書き込んだ「いままでどんなに無謀にリッジクライミングをして来たのかひしひし感じるようになった」 人工壁利用者たちの大多数はそのままクライミング教室修了者だ。 安全最優先の教育を受けた人々が壁全体の雰囲気を造り、ノウォン人工壁は初めてまともに運営されて行くようになったと言う。

(中略)

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ノウォン人工壁の指導講師チョン・ウォンジュ、ソ・ウソク、補助講師チェ・スクフィ、イ・ジョンナム、ユン・ゾンヒョン(左側から)。

講師たちの献身的な努力を支える財政支援が必要
 ノウォンクライミング教室の熱気はすごい。 12回中2回欠席すれば修了証を与えないのに、そんな人は全体の 10%に満たない。女性の中でわざわざ欠席する人もいるのが、8週めと9週めに行われる「リードと墜落」実習の時だ。わざわざ墜落体験をさせるから恐ろしくて出来ないのだ。 そんな事を除けばほとんど欠席者がいない位に熱気がすごい。
 受講費用は受講料 30,000ウォンと保険料20,000ウォン、総額50,000ウォン、その他、成績が良い受講者たちにはリュックサックやジャケットなども与えられる。受講者たちはハーネスとチョークバッグ、シューズだけ準備すれば良い。 高価なロープ、クィックドローなどの装備は全てクライミング教室側が提供する。
「うちの講師たちが区役所に積極的に話したんです。人々がアプローチしやすくなければならない。初期の装備購入費が数十万ウォンずつであれば誰がする、とですね。結局区役所側で納得しました。毎年ロープやクィックドローは廃棄処分して新たに購入します。受講者たちは大変恵まれているわけです。」

 毎年10月には秋に運動会をするように、クライミング祭りも開く。業者から物品の提供を受けて賞品として登山競技をするなど、楽しい一日を送る。冬には登りにくくて大概の人は室内の人工壁に行く。しかし二人の講師は人工壁の一角にドライツーリング(アイスバイルとアイゼンを利用した岩壁・氷壁混合登山技術)もできるように、冬に限りルート設定を変える。

 二人の講師は会社員達のために夜間照明施設を設けたりした。そのため夜10時まで気を使わなければならない。ノウォン人工壁とクライミング教室が活性化したことは、実はこの二人の指導講師がこのように真心で管理して来たおかげであり,ノウォン区役所の積極的なサポートのおかげでもある。
 ノウォン人工壁を管理しているソ・ウソク, チョン・ウォンジュ二人の指導講師は専門の登山家だ。 ソ・ウソク氏(45)は 16歳の時に光韻高校時代から登山を始めた登山家で, 海外遠征経験も多い。 ソウル山岳遭難救助隊隊長と同時にソウル市山岳連盟遭難対策を担当している。チョン・ウォンジュさん(32)は一昨年エクストリームライド大会で速度と難易度部門1位, 昨年大会も速度1位, 難易度2位を受賞した優れた登山家で韓国登山学校講師でもある。

 クライミング教室も毎度定員オーバーするほどに人気上昇している中、最高級の施設を取り揃えても利用率が遅遅として進まない人工壁が多い中、このように特別な実力と経歴を取り揃えた二人の登山家が講師として誠意をつくした結果、今日のノウォン人工壁の姿がある。教習は二人だけで進めるのは困難なため、イ・ジョンナム、ユン・ゾンヒョン、チェ・スクフィの三氏が補助講師として手伝ってくれる。「区役所が彼等に少しでも手当を支給すれば、クライミング教室がいっそう引き立つようになる」と二人の指導講師は言う。
 クライミング教室を修了した人々が自然に集まり2003年結成したノウォンクライミングクラブ(会長李正南)は現在会員が約30人で40~50代が一番多い。彼等は一週間に何度かノウォン人工壁に出るが、月に二度位は外岩に登りに行く。

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ソンドン人工壁の指導講師手チョン・ジュンさん。 慶煕大でスポーツクライミングの講義もしている。 ソンドン人工壁管理者と同時に指導講師であるゾ・ギュボク(左側)とソンドンクライミング教室出身者たちの集まりである「星岩会」シン・ジョンウォン会長。

 某所で設立した人工壁はシャワー室, 着替え室に室内人工壁まで全天候で楽しむことができるようにすべての施設を取り揃えたがまだ活性化することができなかった。 管理主体がハードウェアよりはソフトウェアがずっと重要であることを理解できなかったためだ。ノウォン人工壁は旧式のためシャワー室もないなど施設は不足な点が多いが、卓越したソフトウェアで全国最高水準の運用成果をあげている。
 ノウォン人工壁は周辺にソウル市民たちが多く訪れる水落山とブラム山という名山があり、多くの住民が殺到するタンコゲ駅の前に位置する。しかし遠く春川や盆唐からわざわざこのノウォン人工壁を尋ねて来る人々がいるという事実は、立地条件が人工壁活性化の大きい要素ではないことがわかる。

 ソンドン区役所が99年12月開場したソンドン人工壁は韓国最初の大型室外人工壁だ。
 この人工壁もノウォン人工壁のように模範事例として取り上げるに値する。ゾ・ギュボク、テチョン・ジュンの二人の指導講師は卓越したクライミングで講師として有名だ。ゾ・ギュボク(45)は全国規模のスポーツクライミング大会で何回も優勝した事がある実力派であると同時に、多様な経験で老練味を見せる名クライマーだ。テチョン・ジュン(44)は国内最初に5.14の高難度ルートを登ったクライマーであると同時にスポーツクライミング研究所を運営中だ。

 二人の講師が指導するソンドン区役所クライミング教室は、5月から10月まで9期にわたって進行される。夏休みの時の小学生組と5日間体験コースを主として、月・火・木・金の夕方7~9時の2時間ずつ2週間(総16時間)にわたり一般人を対象としたクライミング教室を開く。
 このソンドンクライミング教室は最初「普及するための欠点」として無料で始め、今現在も無料だ。受講者数はもちろん20人定員をオーバーして25人位になるのが常だ。無料であるだけに重複の受講申請は受けない。ただ最後に行われる中級クラスだけは重複申し込みを受けつける。その他、幼稚園児たちを5時間ずつ体験させるプログラムも進めている。

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人工壁教室の受講者たちに人工壁クライミングの要領を模範演技しているチョン・ウォンジュ指導講師。 ノウォンクライミング教室実習過程で真摯な表情で人工壁を登っている受講者。

数億ウォン投入した道峰人工壁の閉鎖

 こちらソンドンクライミング教室受講者たちも最初は「白紙状態」で始める人々が大部分だ。ここで学んだ後にインスボンなど各地の岩場で体験を広げて行く。ソンドンクライミング教室出身者たちの集まりと言う意味で星岩会(会長シン・ジョンウォン・62)と言う名前の山岳会も組職されているなど定着している。
 しかし初期には苦労が大変多かったとゾ・ギュボク講師は語る。(中略)これからは15人の星岩会の会員がノウォンクライミングクラブ会員たちのような役目を果たしているので安心だ。 それでも雨が降る週末には多くのクライマーたちが集まり、ぐっと緊張するとゾ・ギュボク講師は言う。
 その間ソンドン人工壁教室の受講者は年間最小180人ずつ、8年になったので延べ1,500人に迫る。岩壁登山の基本技術とメカニズムを原則どおり学んでいった1,500人の意味は先立って言及したとおり、正しい山岳文化の定着と言う点でも重要である。巨費を投じて運営される総合登山学校に劣らない役目を、これらソンドンとノウォン人工壁がその一部を担っているといえる。こちらソンドン人工壁の講師手当はノウォン区に比べて3分の2位にしかならない。それにもかかわらずソンドン人工壁がこのように円滑に運営されていることは、やはり二人の講師の老練さと努力、人徳が大きいと言うことだろう。

2008080800778_4
ノウォンクライミング教室の実習過程。 写真に見える低い人工岩壁は数年前に設置したボルダリング壁。

大部分の屋外大型人工壁の效率の落ちる理由は、結局運営資金の問題だ。全国人工壁の実態に詳しい登山スポーツクライミング委員会アン・ガンヤン委員はこう語る。
「管理主体が費用をかけて管理人を常住させる所が結局よく運営されています。ノウォン, ソンドン以外にもナンナ, 仁川, 富川,光州の人工壁が数えられるでしょうか。ドボン(道峰)の人工壁は2億ウォンで設置され6千万ウォンも投じて補修してから閉鎖してしまいましたが、多くの人の努力と巨費が入った公共施設を、こんな風に無用の長物と化してはいけないでしょう。」

 別に必要もないのに立てた大型人工壁も数多くある。たいてい岩壁登山の人口自体が極少数である小都市の人工壁だ。このようにほとんど使う人がいないにもかかわらず無理して建設した人工壁は困り者になって、いざ必要な他の地方の人工壁の建立までも邪魔するようになっているという点で慎む必要がある。
 建立後に放置されている人工壁は事故の危険が存在する。雨が降る週末、人々が押しかける人工壁も安全が保障されているのは常住管理者がいるノウォン, 鷹峰, ナンナ, ボラメ公園等に限定される。
 これからの運営はもっと困難となる。事故の時の損害賠償問題のためだ。昨年春、提川人工壁で無知なまま登って墜落した人が提川市と提川山岳連盟を相手に損害賠償訴訟を申し立て, 安全管理義務違反としてソウル中央地方法院は30%の賠償判決を下した。すべての人工壁管理者たちの尻に火がついたのだ。数億ウォンも投入した人工壁を何年もたたず閉鎖することはできない事だから, 結局解決策はノウォンやソンドン巌漿のような体系的管理システムを取り揃えてソフトウェアを開発することだけだ。
  文 アン・ジュング 写真ホ・ジェ

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以上引用おわり
日本では国体競技もスポーツクライミングに集約され、「あれは登山とは別物だ!」という方が多いようですが、韓国では安全登山普及の一環として巧く人工壁が利用されている事が伺えます。
その一方、巨費を投じた屋外型人工壁で閑古鳥が泣いているという現実は、登山が盛んな韓国においてもあるようです。
 この記事で強調されている、人工壁を管理運営する「ソフトウェア」に力を注ぐべきというのは、我が日本の公営施設でも耳が痛い方は多いことでしょうね。
 日本の地方都市で、公営施設に人工壁があるにも関わらず商業ジムがあちこちに誕生し支持されているというのは、やはり運営者という「ソフトウェア」が大きく影響しているからではないのでしょうか。
(ちなみに我が山形県にも山形市と酒田市に商業ジムが、米沢市に有志によるジムが運営されています)

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ちぎれるデイジーチェーン

新品のデイジーチェーンがちぎれた、ということでロシアのサイトで話題になっています。
問題の製品はチェコのクライミングメーカーOCUNのダイニーマ製デイジーチェーン。
OCUNというクライミングメーカーの製品は東欧を中心に、アジアでは韓国にも流通しているようです。
その問題の製品↓
Serge

Serge2

Tati

Tati2

使用状況は、持ち主(体重80kg)、背負ったザックは5~7kg、一ヶ月前に購入した製品でトレーニング中、荷重をかけた際に音がしてちぎれていたとか。

筆者が最初にこの画像を拝見しイメージしたのは、よく巷でも注意勧告されているように、縫い目のみにカラビナをかけ荷重した状況を想像していたのですが、関連記事を読む限りそうではないようです。

OCUNの製品は日本未入荷のようですが、ワールドワイドな日本人クライマー、どこで使用するかわかりませんのでご注意の程。

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ショック!野口啓代さんは25歳だった!?

いつも明るいブログで、私も元気をもらっている野口啓代さん。
ええ!?
野口さんって25歳だったの!?

IFSC世界杯抱石賽第六站結束 日本女選手今年首次奪冠 by 中国戸外資料網7/7
証拠画像↓
25

つか、下にゃちゃんと1989年生まれって書いてんじゃねーかよ!
反日教育だけじゃなくて足し算引き算もしっかり勉強しましょうね。

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グランドジョラス北壁に忍者現る

尊敬する山形の岳人であり朝日連峰鳥原小屋の管理人、鈴▲正○氏がヒマラヤ遠征の際、インドのイミグレで職業を聞かれ

『忍者。』

と答えたという笑い話がありますが(『侍。』バージョンもあり)
Ukclimbingのサイトを見たら忍者発見!

91865

しかもこの忍者、いきなり

91762
グランドジョラス北壁の、コルトン・マッキンタイアルートを登ってますが。

忍者の正体はこちら↓
Secrets of the Alpine Ninja - Advanced Alpine Techniques by UKClimbing

Rich Cross氏、イギリスの国際ガイドでフレンドリーな人らしいですが、こういうノリは筆者のツボにはまりますな。
月山には正真正銘のマタギはいるからな・・・
よぉ~し、おいらは月山朝日ガイド協会の『 傾 奇 者 』めざすぞー。

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パタゴニア仙台・横山勝丘講演会 ラインを引く

上司よりも、女の子よりも、会社を速攻で退出。
杜と汚職の都・仙台に向かう。
犯罪者集団シーシェパードやグリーンピースを支援しているパタゴニアの門を断腸の思いでくぐる。
2日20:30より、パタゴニア仙台で開催される横山勝丘氏の講演に出席。
まあせっかく仙台まで来たので、
Imgp0496鯨 大 和 煮 缶 詰 で 記 念 撮 影 。

は、さておき、日本のみならず世界の登山界のキーパーソンと私は考えている横山勝丘氏の講演は聞き逃せない。
んが、定員40名に対して集まったのは30数名。
若いクライマー達で満杯になったという関東の講演会に対し、これがイナカ東北の実態ですよ。
てめえの山域を熟知していることに満足し、新しい世界を知ろうともせず、古井戸の蛙に裸の王様。
一番登りやすそうなルートを探してはい、世界初登頂でございってが。
まあせいぜい酒飲み田舎山岳会の爺は、山小屋で酒に浸って若い衆に自慢話でも永遠にしていてください。
一方、ここ東北は猟奇連続殺人鬼がウジャウジャいる大都会東京と異なり、「田んぼの手入れで忙しい」とか「さくらんぼの世話で忙しい」とか事情があって来られない有志の登山者もいるであろうことを信じて、以下に講演内容の記録を掲載する。
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横山勝丘講演 ~ラインを引く~
Imgp0500すごく好きな写真、として画像の風景が講演の最初に映し出される。アラスカ・ベアートゥースに向かいラッセルしている写真。横山氏自身の心象風景だという。
難しいだけでなく、格好良い山(壁)を登りたい。この山には心を鷲掴みにされる感銘を受けた。
こういう壁は何かしら凄いエネルギーがある。それを登るクライマーも、それだけのエネルギーを込めなければならないのではないか。この二年間の原動力はこの壁の光景だった。

○ベアートゥース北東壁
 幾つかラインを見出したが、やはり壁のど真ん中を登りたかった。自分の心にぐっとくるラインを登りたい。
 壁の基部で、普段はノリノリの一村、佐藤が(壁に対して)冷めていたので、『営業活動』を開始。(登るか登らないかの)協議に30分ほどかけたが、この時間が大事。皆の意識を一つのラインに集中させるということ。
 同行の佐藤裕介はアルパインクライミングに関しては世界的なレベルに達している。あるピッチで佐藤が人工で行くと言った。アルパインクライミングで重要なのはどれだけ瞬時に的確な判断を下せるかということ。(←この点を横山氏は特に強調)どれだけのグレードをこなせるかなど、役に立たない。

○アルパインクライミングの面白さ
 どういうライン取りで行くか、自分をとりまくロケーションに浸ること

○ハンター北壁のクライミング
 ハンター北壁ムーンフラワーバットレスを登った。既成ルートとしてはこれまでに経験したことのない非常に質の高いルート。アルパインのスタンダードなルートを登り、自分達に何が足り、何が不足しているか知ることが出来た。アルパインクライミングに必要なのは『途切れることのない怒濤の体力』(←横山氏強調)
 ムーンフラワークライミングの目玉として、徹底した軽量化を図った。3人で全装備の重量6kg。ザックの雨蓋を改良し、ウエストポーチの様な形で荷物を収納、クライミングに専念できた。
 ただし、最近ライト&ファーストという言葉は日本国内で安易に使われていると考えている。大きく、時間のかかる壁で使われるべき言葉ではないか。

○デナリの継続クライミング
 『いかに山にどっぷり浸かれるか』で計画したのがデナリの継続クライミング。
 このデナリ継続クライミングのヒントとなったのは、日本の剱、黒部横断、穂高のパチンコから。冬の剱で死にかけ、山頂に立って思った。これは旅であり、サバイバルであり、第一線の登山だと。そこには完成されたストーリーがある。
 最近の登山は合理的・手軽に出来ることがもてはやされていると感じている。登山はもともと非合理なもの。非合理であればあるほど価値が高くなる。それをデナリでやりたかった。

○継続クライミングの意義
 どこでもいいから自分の行きたいルートを探してご覧なさい。
 (デナリ周辺の地図を示しながら)山はこれだけでかいのに、ここだけ(ルート)しか楽しんでいない。どれだけ山を骨の髄まで楽しめるか。継続登山はどんどん可能性が見えてくる。

○デナリのクライミングで思ったこと
 チェコダイレクト→デナリダイアモンドの方が難しいと思った。よくどのくらい難しかったかと聞かれるが、(グレードは)どうでもいい。カシンリッジを登って思ったのは「もっと登っていたい。」
 一番大事なのは「初登」。全然知らないところに突っ込む、自分にとってそれが一番大事。
 今回のクライミングが評価されるとしたら?そんなたいしたところは登っていない。既成ルートを繋げただけだが、「デナリを骨の髄から楽しんだ」この事は評価されてもいいかなと思っている。

○遭難した山田達郎、井上祐人ペアのこと
 彼等はカシンリッジの末端、カヒルトナピークを越え、前人未踏の完全な末端からカシンリッジをトレースしようとしていた。捜索ヘリが撮影した長大なナイフリッジにトレースされた足跡を見て、彼等の情熱にうたれ、身震いした。
 自分は(山岳雑誌などでクライミングを)語っているが、彼等の情熱に比べればまだまだである。彼等のようなクライミングを実現させたい。それくらい彼等は凄いクライミングを行おうとしていた。

○しめくくり
 モニターの写す画面は再び冒頭のベアートゥースに向かいラッセルするクライマーの風景となる。
 これが今の自分の心の風景です。再び皆さんに山のお話をする機会があれば、今度は頂上からの雄大な眺めを披露したいですが、たぶん又この写真で締めくくることになるでしょう。それが自分の生き方です。
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講演中、強調していた事の一つが「よく休み、よく食べること」。
スティーブ・ハウスの話していたこととよく似ているなと直感。横山氏やハウス氏のレベルになれば、当然行き着くところも収束されていくのだろう。
講演の締めくくりに明かされた裏話だが、横山氏はチェコダイレクトを登るに際し、スティーブ・ハウスとはメールで何度も情報をやりとりしていたとのこと。
そこでスティーブ・ハウスの言葉に「百聞は一見に如かず」とあったという。この言葉に、横山氏はクライマーとしての姿勢を自省したという。
今回の講演では参加者に横山氏手書きのベアートゥース北東壁のトポのコピーが配られたのだが、トポのタイトルは「Climbing is Believing」、百聞は一登に如かず、である。

Imgp0501横山氏とともに。

横山氏が常に強調していた言葉は『情熱』。
合理的なラインを引くことの強調といい、その姿勢は決して革新ではなく、クライミングの世界に古くから連綿と続く保守的なクライマーの筆頭であると私は考えている。
横山氏は今秋は再びカンテガ北壁、来春は新たな課題を抱いてアラスカ行を予定しているという。
シーシェパードやグリーンピースなど犯罪者集団を支援している企業ではあるが、パタゴニア仙台のスタッフの皆様には丁寧に応対していただき、また素晴らしい講演を企画していただき、ありがとうございました。

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平山ユージとハンス・フローリン、再びノーズへ

平山ユージとハンス・フローリンのペアが再びエルキャプ・ノーズを登った模様。

Speed climbers to try for a record in Yosemite by San Francisco Chronicle6/26

Mnelcaptian26_p_0498685882ヨセミテのエルキャプ、ノーズのスピード登攀といえば先日当ブログでも書いたフーバー兄弟の記録と、それと前後する平山ユージとハンス・フローリンのペア。
後者のペアが02年以来、再びノーズを登った模様。

で、私はクライマーではありませんので次々と塗り替えられる記録には「はいはい、凄い凄い」としか思わないのですが、上記記事で印象に残ったフレーズはこちら↓

"The only reason I'm alive after 27 years of climbing is because I am afraid of heights," Florine said. "I'm always concentrating on what could go wrong."
「27年間クライミングしていて生き残れたのは、高い所が怖いからです。何かマズいことをしていないか、常に集中しています。」-ハンス・フローリン-

 ハンス・フローリンほどの人物でさえも、こういった慎重派なんですね。
 クライミングジムとかで「大丈夫だから行けよ」とか「墜ちるの怖いの?」とか初心者けしかけてる 糞 爺 に聞かせてあげたいですな。
 ハンスは昔はプロアスリートとしてXゲームなんかにも出てスポンサーが付いてたらしいですが、今は構造設計の会社勤め、カミさんと子供2人と暮らしているそうです。

 ノーズ登攀の結果を知りたいクライマーの方はどうぞこちらをご覧下され↓

Losing face: Duo fails to reclaim speed climbing record by San Francisco Chronicle6/26
(平山ユージは「侍戦士」と呼ばれていますな・・・)
 Stonerider 平山ユージ公式ブログ
 Speedclimb.com ハンス・フローリンのサイト

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【訃報】イグナツィオ・ピュッシ逝く

イグナツィオ・ピュッシというクライマーを覚えていたのは、いかにも意志の強そうな容貌が、ダグ・スコット著『ビッグ・ウォールクライミング』に掲載されていたからでしょうか。
50年代を代表するイタリアのクライマー、イグナツィオ・ピュッシは6月11日、73歳で逝去しました。

Ignazio Piussi  by Planetmountain.com6/20

1934イグナツィオ・ピュッシの代表的な経歴としては、トニー・ヒーベラーらと組んだチベッタ北西壁冬季初登が挙げられるでしょう。
この時にビバーク時の燃料を忘れ、ピュッシがクライミングギア(木製の楔)を燃やして食事を作ったというエピソードがあります。
しかし日本人クライマーに知られる経歴といえば、なんといってもモンブランのフレネイ中央柱状岩稜の「初登」でしょう。
ボナッティ、マゾーら三人だけが生き残った「フレネイの悲劇」から一ヶ月後、ボニントンらイギリス隊が同ルートに挑みます。同時に迫ってきたのが、ルネ・デメゾンらフランス人とピュッシの仏・伊合同隊でありました。
困難なクラックで英国隊が行き詰まり、仏・伊隊がギアを貸し渋るとボニントンが「うちらのテクニックをみせたれ」と石をクラックに突っ込んでチョックの代わりにして突破、仏・伊隊も後に続いた・・・というのが、たしか日本の山岳雑誌に掲載されていましたが、当地イタリア・フランスでは「肝心なときに同じギア共有したんだから同時初登だべ」という解釈になっているようで、日本で紹介されているエピソードとは異なっています。
このことを裏付けるかのように、Planetmountainの紹介記事でも『1961 1st ascent Freney Central Pillar (Mont Blanc』と表記されています。
 アルプス鉄の時代を生きたイグナツィオ・ピュッシ、フランスのピエール・マゾーが『彼のような男、クライマーはもう出てこない。』という賛辞を送っています。偉大な登山家のご冥福をお祈りいたします。
C6fcdeb82831071129d717903ac1d23a若き日のピュッシ

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『To the Limit』NYタイムズで紹介さる

欧米メディアのクライミングの取り上げ方から、文化としてのクライミングを再認識する事は当ブログのみならず多くの方々が用いている手法ですが・・・今回の記事も改めて唸らせられます。
フーバー兄弟によるエルキャプ・ノーズのスピードクライミングを記録した映画『To the Limit』がニューヨークのマンハッタンで公開、ニューヨークタイムズの映画欄に掲載されています。

Movie Review To the Limit (2007) by The New York Times 6/13
(動画あり)

13limitxlarge1

この映画に関しては、雪山大好きっ娘。さんが昨秋『Am Limit』として内容を紹介されておられます。
参考記事 雪山大好きっ娘。 Am Limit 2007/11/14

ニューヨークタイムズといえば高級紙でありながら反日偏向記事満載、キチガイ記者ノリミツ・オオニシがこれまた日本の保守派ブロガーを楽しませてくれますが、時折クオリティの高いクライミング記事を掲載しています。

思うに、こういう第一線のクライミングを劇場で見ることができるアメリカ、ニューヨークはうらやましい。

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野菜好きなクライマーに朗報!!

19944
「EVEREST」ブランドのキャベツ発見!!
ラトビア共和国の首都リガの市場だそうですが。
ロシアの某クライミングサイト掲示板では「リガ行きチケット買わなくちゃ!」と書き込みされています(笑)
ロシア人クライマーもこういうの好きなマニアいるんだろな。

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便器の黄ばみはこすって落としちゃダメ!(CM風)

ロシアの某登山サイトを眺めていたら、登山学校の様子が掲載されていました。
ロシア南部・カフカス北部地方の都市、スタブロポリ山岳連盟の登山学校だそうです。
総勢164名とは、チェチェンに近くて政情不安なとこにしては登山が盛んですね。

19404中高年より若者が目立ちますね。

19410ビレイワークの講習かな?

19405教習にはアルパインも含まれてます。

19413おおっ!なんて素敵なキジ場!
ロシア人がここまでマメだなんて知らなかった・・・

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ウケてるウケてる

秋葉原に謎の壁を発見!
その顛末はっ!

アキバ探検隊 空中から始まるクライミング壁のナゾ by 内外タイムス5/28

記事の内容は、東京を代表する登山用品店ニッピンの壁に、「謎の突起物」を見つけた記者がニッピンに突撃取材!
(え?カモシカ?東京のど真ん中にそんな野生動物いないでしょ?)
以下記事引用開始
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(前略)しかし約10年前、ビル壁面のような垂直な壁を登るのはすたれ、手前に大きく反り返る壁を登るのが主流となったため開放を廃止したという。
 「いまは単なるアートです。うちの商売が大きく傾いたら、また使えるようになるかもしれませんね(笑)」と同店。うまい冗談を言うものだが、山男の発想は豪快だ。
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おおっ!
「うまい冗談を言うものだが」
文章のプロである記者にウケてるウケてる(笑)
で、
うちの商売が大きく傾いたら
っていうブラックな回答は絶対H川さんの台詞だよな。(関係者にしかわからないネタその2)

ちなみに私の初めての人工壁体験はここ、ニッピンの地下室。89年頃だったかな。
今のようなクライミングジムの盛況なんて予想もしない頃でした。
今夜のニュースではピサの斜塔もあと300年は大丈夫だそうですから、傾かないでくださいまし。

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あの人は今 ロイヤル・ロビンス

ロイヤル・ロビンス、73歳。
Tahoedailytribuneに、ちょっと人生を振り返ったインタビューが掲載されています。

Sitting down with rock-climbing royalty by TahoeDailyTribune5/23
以下記事引用開始
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Bilde

インタビュアー(以下Q.と略)あなたは現在何をして過ごされていますか?
ロビンス(以下A.と略)退職して、家内と私でヨセミテクラブやボーイスカウト、北米大陸分水嶺トレイル連盟などをサポートしています。子供を尋ねたり、孫と遊んだりかな。
Q.あなたは様々な場所を訪れましたが、まだ訪れたい場所はありますか?
A.三カ所、アイルランド、ギリシャ、イスラエルかな。アイルランドは訪れたので2カ所残ってますね。皆さんアフリカが素晴らしいと私に勧めます。北アフリカに行ったことはあるんですが、アフリカらしくないですね。興味深いのはアジアです。
Q.クライミングのパイオニアとして知られていますが、特に印象に残るクライミングはありますか?明日世界が終わるとして、もう一度やりたいクライミングはありますか?
A.再びやりたいとは思いませんが、気に入っているのはエルキャピタンのサラテ壁です。名誉を賭けて一回だけ登るとしたら、サラテ壁を登りたいですね。
Q.何がサラテ壁をさのような特別なクライミングにしたのですか?
A.一大冒険だったからです。先鋭的で、当時の限界を押し上げました。2人の素晴らしい仲間と共に過ごしました。完璧なクライミングです。完全な上昇です。 それには、大きい露営スポットがあります。 それには、豊富なバラエティがあります、そして、かなりの挑戦を持っています。 あなたが位置を考えるとき、そのうえ、それはほとんど世界一良い場所です。
Q.あなたは国内のクライミングの現状をどのように解説されますか?
A.私はもう今はクライミングの権威でもなんでもありません。ただ私が言いたいのは、限界を押し上げようとするに足る冒険の要素が存在するということです。同様に(クライミングは)スポーツとして人気がありますが、驚きと賛美に値する人々も存在します。そのような人々には名誉が与えられなければなりません。
Q.この世を去った後、あなたはどのように人々に記憶されていたいですか? 偉大なクライマーとしてですか?偉大な家庭人としてですか?
A.私はまだ死んでませんよ(笑)。・・・その質問は危険過ぎます。 答えることができません。 私には、両方がとても重要です。クライミングは重要です。家族は重要です。妻は重要です。人生は重要です。正しい方法で行動するのは重要です。それらはずっと重要で、未だに重要なことです。
Q.あなたにとって困難なこと・・・ハーフドームのルート開拓ですか?または500人の聴衆の面前で講演することですか?
A.30人の目前(笑い)で話すことです。・・・私が最初に講演をした時は、スライドを映し出して、プロジェクターの後ろに立って、人々に見えていたものについて、とにかく説明しました。 今の私は、聴衆のハートに触れることができるように、ステージに立つのが好きです。
Q.ヨセミテはあなたにとって特別な場所です。ヨセミテは(多くの人が入り込むことによって)ダメージを受けていますか?それでも特別な場所ですか?
A.私は、一般的な意見とは異なる見方をしています。たしかにいつも大勢の人で混んでいます。しかし、ちょっとコースを外れることで、簡単に群衆から逃れることができます。あまり前のことではありませんが、私はツオラミ川でカヌーを漕いでました。大勢の人々の中で、私は一人きりでした。まさに絶好の日でした。慎重に日を選べば、一人きりになれますよ。
Q.あなたはカヌーにも興味を示していますが、カヌーとクライミングの違いはありますか?
A.面白い質問です。カヌーとクライミングは関係づけられますが、それらは非常に違います。私の心はまず最初に、クライミングにひかれています。 私の多くを費やしたので、当然クライミングを選ぶでしょう。カヌー・ツーリングは別のものです。非常にやりがいがあって素晴らしい行為ですが、それはクライミングとは違います。
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かのロイヤル・ロビンス で さ え も 、あのロイヤル・ロビンス で さ え も 、「クライマーか家庭人か」という質問には「どっちも重要です」とお茶を濁してますね(笑)
インタビューの最後の質問、カヌーとクライミングの興味の違いについてはきっぱりと『my heart belongs to climbing first.』と答えるところはさすがロイヤル・ロビンスであります。
(カヌー愛好者の皆様ごめんなさい)

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みちのく弘前にThe Ratwallsあり。

午前中早々に八甲田のスキーを終え、弘前に来る頃には雷が鳴った。
午後は弘前市にあるクライミングジムThe Ratwallsで過ごす。

Rat1

Rat2

雰囲気は『とってもファンキー』(笑)
とても親切なスタッフの方が、青森弁でヒネリのムーブを指導して下さいました。
さて、なんで表題のタイトルにしたかというと、私クライミングは拙いながら色んな人工壁に触れてきたのですが、ここの一番奥の壁、キャプテンウォールがとても良かったのです。
何が良かったかというと、前傾壁として登ってみて「楽しい、嬉しい」とクライミングの喜びを感じることができる壁だったから。まあ単に易しい課題を登っていたといえばそれまでですが。
山形の某イナカの前傾壁ってキツいだけでさー。あ、正直に書いちゃった。

今夏予定しているコンペのため、現在のホールドは全て付け替えてしまうとのことでしたが、クライミングの楽しさが味わえるジムでありました。

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アクセス問題ってやつですか?

そこは登っちゃやーよ。

Prisoner scaled jail wall  by The Money Times, India 4/26

以下記事引用開始
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スウェーデンのマルモで、クライミング経験をもつ囚人が刑務所の壁をよじ登り脱走しました。

囚人(5年の登山経験あり)はうまく刑務所の壁をよじ登りましたが、警察犬と警備員によって20分後に捕えられたと、スウェーデンの通信社TTがレポートしました。
(中略)
「脱走は、非常に容易に素早く行われました」と、調査担当者は語りました。
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登っちゃダメといわれる程に登る馬鹿がいるのは、もう人間の本能か?

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「落」ちた神話。

Fkyu某資格試験のテキストでも買おうと、Bookoffに立ち寄る。
な、なんと、平山ユージ大先生のビデオ「不朽神話」定価4200円が250円!
今夜は達人の登りでも眺めてお勉強です。

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アイスW杯4位 韓国のパク・フィヨン語る

韓国の若手クライマー、パク・フィヨンのインタビューが朝鮮日報紙に掲載されていました。

'08 アイスクライミングワールドカップ総合4位 城南スパイダーのパク・フィヨンさん by 朝鮮日報4/10
以下記事引用開始
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2008041000452_0 『多様な登山を通じて、良い登山を導き出したい』

パク・フィヨン(朴喜勇、26歳 城南スパイダー所属)はアイスクライミングW杯史上、韓国選手としては最高の成績をあげた。
去る2月21日から23日までスイス・ザースフェーで開催された2008ワールドカップ3次戦から3位に入賞した。ワールドカップ3次戦にはヨーロッパの強者を含め世界的なクライマー76人が参加、名実伴う世界最強者を選ぶ大会だった。パク・フィヨンは先立って開かれた1次大会8位、2次大会5位として世界総合 4位に輝いた。

「去年ルーマニア大会の時は、準決勝戦で9位にとどまって、8人が進出する決勝に上がることができなかったんです。しかし、再戦すればよく戦えるだろうという自信を得ました。今年の大会も少しは惜しいです。もうちょっとよい成績をあげられたのでは、と。経験不足でした。来年の大会では優勝を狙いたいです。」

パク・フィヨンは今年の大会に備えて、去る一年間休みなしに訓練を重ねて来た。
自分が運営する人工壁で子供達のクライミング教習に力を注ぎながら、外国のクライミングサイトを検索、すぐれたクライマーたちが出る動画が現われればダウンロードして見て、また見ながら彼らの技術を自分の物にした。しかし、今年は去年と違い自費で出場しなければならなかった。
「外国大会に合わせて訓練をしていたら、国内大会に集中することができなかったんです。それでワールドカップ参加費が与えられるコリアンシリーズで優勝できず、自費で参加したんです。とにかく国内大会はバランスとスピードに焦点が合わせられていますが、ワールドカップ大会は難易度もいっそう高くパワーとテクニックを主とするクライミングをしなければなりません。」

パク・フィヨンは「国内の選手たちは平均年齢が高いが、海外の大会に出る選手たちは年が若い」、「力と柔軟性が良い20代前半の選手たちが毎度優勝を占める」と海外のアイスクライミングコンペの流れを伝えた。
彼はまた「国内大会はルールが複雑で、間違いでも競技が済まされたりして気が抜けたりするが、外国大会は力が抜けるまで最善をつくすようにルートがセッティングされて選手も面白がって、観衆たちも楽しめる」と語る。

パク・フィヨンは高校時代から頭角を現わしたクライマーだ。山岳部出身である彼は高校時代に大統領杯登山大会高等部で優勝を占め、スポーツクライミング大会でも優勝をほとんど逃さなかった。
2002年、高3の時に同窓の先輩が運営するコンピューター関連企業ネオテレコムに就職、兵役を終えた後は会社員生活をしながら2004年から室内人工壁「城南スパイダー」を運営して来た。しかし彼は満足せず、昨年崇実大学社会体育科に入学、大学生活を続けている。
「会社に5年くらい通ってみて向上心が生じました。他人に教えるためには大学教育が必ず必要だと思ったんですよ。」
室内壁に用意した、小さい自炊部屋で生活しているパク・フィヨンはワールドカップ優勝を目標にしているが、人工壁コンペに限定した登山活動はしないと言う。昨年、彼は高山巨壁登山にも深い関心を持ちカナダに出かけ、来る5月末にはとても有名な巨壁、パキスタンのフンザピーク登山に行く。
「まず周辺の 5,000m級の岩峰をアルパインスタイルで登った後、フンザピーク「神様ルート」に挑戦するつもりです。登山競技だけではなく自然壁、高山や巨壁など多様なジャンルの登山をしてみれぱ、良い登山ができるようにならないかと思っています。」
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以上引用おわり

韓国のトップ選手がどのように欧米のコンペ事情をとらえているかがわかるインタビューですね。
特にネットを検索して動画サイトから欧米クライマーの動きを研究していたというのは、-日本でもミックスクライマーなら誰でもやっている事かもしれませんが-社会人生活に入ってから大学に入学したという事も併せ、学ぶことに貪欲な姿がよくわかります。

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Alex Honnold、ザイオンのムーンライト・バットレスをフリーソロ

Next Tommy Caldwell と称されるAlex Honnold(22)がザイオンのムーンライトバットレスをフリーソロした模様。

Moonlightbuttresszionムーンライトバットレスの全容

Honnold Makes a High-Stakes Solo in Zion by Climbing誌

クライミングの日が4月1日だったので、フリーソロを報じる記事はエイプリルフールにひっかけた書きだしが多いですな。
UkclimbingのMLで送られてきたメールのタイトルも『The World's Hardest Rock Solo?』とクエスチョンマーク付(笑)
‏しかし英国でも『World's Hardest』と報じられているように、ザイオンの砂岩のビッグウォールでフリーソロって、一ハイカーの私には想像できません。
はいはい、凄い凄い。

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世界に知られる北海道の氷

イタリアのPlanetmountain.com英語版で、日本のアイスクライミングが紹介されています。
オーストリアの山岳ガイドAlbert Leichtfried、アイスワールドカップの覇者Markus Bendler、カメラマンのHermann Erberが来日、日本のクライマーと交流、北海道でミックスクライミングを展開した模様。

Ice climbing in Japan by Planetmountain.com4/1(クライミングの動画有り)

1745『Lector』, WI7を初登するアルベルト、マークス組

以下記事引用開始
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週末、ゲンキ・ナルミ氏 - 日本のアイス・フリークの一人 - が我々に加わり、M9+まで日本で最も手強いミックスルートがあるチヨシベツで、私たちにミックスクライミングを見せてくれました。
------------------------------------------
・・・とあるように、日本のクライマーと交流しながら千代士別、雷電海岸、層雲峡が簡単に紹介されています。
記事の大半は日本訪問時のカルチャーショックに割かれています(笑)
まあ私も山岳ガイドながら案内できるのはススキノくらいですが。
(↑ここ笑いのツボなので男性読者諸氏は笑ってやってください)

で、記事の最後を堂々飾るのはこの写真↓
1748外国からいらっしゃるクライマーの皆さんには、『畳の上でスリッパ履いちゃダメ』って教えましょう。

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トライカムに欠陥品見つかる

カンプのトライカムに欠陥品が見つかったようです。

Climbers warned to check cams after fault found  by Grough4/2
Camptricams

スリングを通してある「spirol」ピンが緩い製品が見つかったとのことで、所持品を確認されたいと英国登山評議会が呼びかけています。
日本ではかなりマイナーなギアですが、お持ちの方はぜひご確認を。

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お気軽ディープウォータークライミング

よくクライミング雑誌の巻頭を飾る、ディープウォータークライミング。
海辺の岩場をフリーソロして、落ちたら海にドボンてやつですね。

さあ、あなたもディープウォータークライミングをお気軽にっ!
AquaClimb Poolside Climbing Walls: The Next Best Thing To Everest by Gizmod.com
Deep
利用料金じゃなくて施設費用8000$と書いてあるところが自宅にプールの多いアメリカらしい・・・
お好きな方はぜひどうぞ。

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ああっ!ベス・ロッデン様がっ!

ああっ!
私のベス・ロッデン様がっ!
ムチムチな太股も露わに!(田舎の結婚式によくいる酔っぱらい爺風表現)
この馴れ馴れしい腕はトミー・カルドウェルか?

41330
UKclimbing フォトギャラリーより

アメリカあたりじゃ、日本の岳連のオヤジみたいに「ほら、そんな長いシュリンゲ足にひっかかって危ないぞ」とか言う人いないのかな?

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セクシー岩登り。

いやあ、さすが中国4000年だなあ。(棒読み)

CBA宝貝比基尼性感攀岩 by Tom.com
(セクシービキニの岩登り)
以下引用開始
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1204568269
どーでもいいんですが、この兄ちゃんは何をやっておるのか?

1204568277
だからクライミングの最中に何密着しておるのか?

1204568304
あ、これってジャック中根氏が警告していたハーネスによる「サバ折り」状態ですねっ!

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以上引用おわり

原文記事には、『注意:登山中は決して自分のヘルメットを脱がないでください。いつ落石に遭遇するかわかりません』とごもっともな注意書きがあるんだけどさ・・・
誰もメットしてねーだろーがよ!!
言うこととやってることの乖離は毒餃子の対応同様ですな。
オラオラ、ちゃんと中国登山協会は指導しろよ・・・こういう意味不明な光景は好きだけど。

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キャシィ・キーカー・スノーマンの遺したもの

野外活動指導に生涯を捧げた女性に、黙祷。

FreeSport: The Difficult Route by Advocate.com2/28
以下記事引用開始
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Freesport2ejpgアイゼンワークを学生に教えるキャシィ

冬のヨセミテバレー。
日没の最後の光がエルキャピタン西壁にかすかに光った時、もう一つの光が消えていきました。
その光はキャシィ・キーカー・スノーマン。
彼女は52歳で、卵巣ガンで4年間にわたる闘病の後、亡くなりました。

キャシィは小柄な体格に似合わぬ優秀なクライマーとして多くの人に知られていました。158cmの身長でキャシィは困難なルートを登りました。80年代、彼女はエルキャピタン西壁を試みた最初の女性の1人でした。
パット・ホーン(キャシィの友人で西壁登攀のパートナー)は、主要な業績のうちの1つとして西壁の登攀を挙げます。2人は自身の能力いっぱいを用いて、西壁を登るクライマーも希な年に最初にフリーで登りました。しかし、それはストレニュアスなものではなく、激しいものでありませんでしたが、彼は身軽な感覚、チームワークの結合、そしてクライミング後のお祝いのアイスクリームを回想します。「おそらく、キャシィが全てをたやすいようにいさせてくれたからでしょう。」と、彼は告別式で語りました。

シャワガンクス・・・ニューヨークのキャシィのお気に入りのクライミングエリア。
キャシィの申し分のないクライミング技術は、あるクライマーはキャシィをリン・ヒルと誤解しました。(中略)「しかし、キャシィとリンの違いはですね」と、ボブ・ガーミリアン(キャシィの長年の友人でありクライミングパートナー)が回想します。
「キャシィは、彼女のGRE(大学院入学適性テスト)で800点代を得点したんです。」

キャシィは、ダウンヒルやクロスカントリー等のスキーヤーでもあり、カヤッカーでもあり、サイクリストでもありました。
2003年にガンと診断された後、キャシィ、夫のトム、娘のエミリーとケリーは、大陸横断のサイクリング旅行に出発しました。家族はその年シアトルからミネアポリスまで走り、翌年にミネアポリスからアマーストまで走ることによって旅を終えました。

アウトドアインストラクターとしてのキャシィの経歴は、自然な成り行きでした。そこにはアウトドアに対する彼女の果てしない愛情が込められました。彼女は、ノースカロライナの アウトワード・バウンド・インストラクター、そしてハンプシャーカレッジの野外活動専任講師を務めました。
多くの人々からキャシィが「先生」として知られているのはこのためです。
学生を奮起させる彼女の能力は、語り継がれる彼女の記憶です。
野外活動プログラムディレクター、ボブ・ガーミリアン(26年間ハンプシャーカレッジでキャシィと共に勤務)は、キャシィが引率したホワイト山脈の冬山旅行に関して、ある夜の事を覚えています。
ボブと学生が長い一日の後、寒さから逃れるために寝袋のジッパーを閉めた後、近くのテントからキャシィの話が聞こえてきました。
彼女は、翌日の代わりに、満月の光が満ちている夜間登山に行こうと学生達を説得していました。キャシィの努力は、学生たちを暖かいテントから冷たい月光の下へ連れ出したのです。
168_4650_1202746262キャシィ・キーカー・スノーマン近影

キャシィは、それがアウトドアスポーツの男性優位の世界で、強い女性であることを体現しました。
「彼女は、そのような強くて好かれる役割を果たしていました。しかし彼女が何か下心があったわけではありません。彼女はこう言ってました。『何も男性と女性は違わなければならない理由なんてありません。そして女性として何ができるかを示して下さい。』」
化学療法と幾度もの手術を経ても、彼女は活発なままでした。彼女は、クライミング、自転車のロングライド、ハイキングを続けました。
(中略)
彼女のもう一つの遺産として、キャシィの友人と家族たちは、女性指導者育成を支えるために基金を設けました。女性が野外活動に関わり続けることを支持するため、女性のために「キャシィ・キーカー・スノーマン・野外活動指導者育成基金」を創設しました。3つの補助金は、毎年、屋外教育技術トレーニングのために財政援助を求める5つの大学に与えられます。基金調達の努力は、最初の目標30,000ドルに近づいています。
(以下省略)
-------------------------------------------------
以上記事引用おわり

ここ最近、アメリカで幾人かの優秀な女性野外活動指導者が病に倒れ亡くなっているのですが、ここではキャシィ・キーカー・スノーマン女史を取り上げてみました。
ネイチャーガイド系では日本でも女性の活躍が目立ちますが、クライミングもカヌーもバイクも、というマルチプレイヤーは少ないような気がします。
私が知らないだけですかね。
キャシィのようにクライミング・登山に大きく影響を受けている野外活動指導者といえば、日本ではいまだに田△井おばさんくらいなもんでしょ。(先頃日本野外教育学会でも表彰されてることですし)
JMGAの名簿みて、いつか女性の名前が増えることを望みます。

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日本・韓国・中国を席巻する「山岳スキー競技」

先日韓国で山岳スキー競技のアジアカップ第一戦 兼 韓国の第5回全国大会が開催、日本人選手が1、2位をしめた模様。
詳細は関係MLや腐れ雑誌ロクスノ等で情報が流れることでしょう。
フランスのkairn.comもアジアのレース状況に注目しているようです。

Ski de montagne : Coupe Asie en Corée by kairn.com

大韓山岳連盟の掲示板に、興味を引かれる書き込みがありました。
内容は韓国国内における山岳スキーの低迷を憂う内容です。
長いので要約すると、
1.競技参加者の平均年齢が高い。20代がごくわずか。10代20代の愛好者の育成が望まれる。
2.成績内容について・・・男子は1位の日本人選手に対し2位の韓国選手は29分遅れ、女子は韓国選手が優勝したものの、2、3位は中国の選手が占めた。これは深刻な背景を含んでいる。
3.中国は五年前はレベルも選手層も低かったが、このわずか五年で急成長した。
4.ISMCからフランス人講師を招いて韓国で講習を開催したが、定員30名に8名しか集まらなかったのも惜しまれる。
5.日本は山岳スキーの環境に恵まれている。
等々の内容である。
あくまで掲示板の個人の書き込みであり、組織としての公式見解ではないが、韓国における山岳スキーの現状をよく示していると推測される。

そして急成長中の中国は、登山関係について詳しいSOHU.comが総括報道している。
首届亜洲杯登山滑雪比賽在韓国閉幕 by SOHU.com2/20
以下記事引用開始
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(中略)
全体の試合の成績を総括して、アジアの山岳スキー競技は初歩段階にあり、世界的先進レベルとの差は大きいが、日本の自然環境は非常に良く、この競技の発展速度は中国よりも早い。
我が国の女子はすでにアジアの最高水準に接近しているが、男子は依然として一定の距離を開けられている。今回の大会を通じて我が国女子メンバーの潜在能力は大きく、発展の見込みは良好である。
(中略)
 山岳スキー競技は冬季オリンピック参加の呼び声がとても高いプロジェクトであり、国際登山連盟は積極的に努力している。私達はチームを2月23日にスイスで開催される第4回世界山岳スキー選手権大会に派遣して、この運動が早く冬季オリンピックに参入するために努力し、我が国の山岳スキーのレベルを高めるために学ぶことである。
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以上記事引用おわり

SOHU.comはオーナーも6000m峰に登頂する山好きな人間で、登山報道には比較的詳しい。
この記事も中国国家体育局や中国登山協会の公式見解ではないが、中国における山岳スキー競技の将来を見据えたものとして認識してよかろう。
韓国、中国、いずれも日本のスキー環境を良好と認め、また山岳スキー競技の可能性を追求しようと努力する姿勢が見られるものである。
特に中国は東北部にスキー場を有し、インフラ整備によっては今後ますます山岳スキーのフィールドは開拓の余地があるだろう。
なお、今回のアジアカップの中国代表選定予選となった「OZARK杯2008年全国スキー競技」の模様が動画で公開されている。関心のある方はぜひご覧の程。

OZARK杯2008年全国スキー競技 by中国戸外資料網

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あの人は今 ハミッシュ・マッキネス

ハミッシュ・マッキネスといえば、お年を召した方なら急角度のピックを備えたアイスアックスの考案者としてご存じのはず。
ベンネビスの麓、フォートウイリアムスのマウンテンフェスティバルで『山岳文化賞』授与という報道です。

Award high for Scots climber by News.scotsman.com2/12

Stretcher pioneer carries off win by BBCnews2/11

T_hmi_smilingハミッシュ・マッキネス氏近影

マッキネスといえば、かのボニントンにも影響を与え、エベレスト南西壁遠征では副隊長を務めた人物。
今回の報道では、アックスの考案者というよりも、レスキュー用ストレッチャーの考案・改良者としてスポットが当てられています。
なるほど、マッキネスのレスキュー用ストレッチャーのウェブサイトもあるんですね。
さらに意外な点は、映画「アイガーサンクション」等数々の映画撮影にも関わっていたそうな。
クライミングの成果を公にせず、ついた敬称は「the Old Fox」、というところから強い個性が伺えます。
私が所有しているベンネビスのトポにも、初登の項目にHamish MacInnesの名前が幾つも見受けられます。
今年77歳、どうぞいつまでもお元気で。

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ぷちClimbingTrip クライミングジムCERO

岡山の王子ヶ岳を訪れようと前々から準備していたが・・・
早朝、宿を出るとあまりの冷え込みと冷たい雨。
午前中は
Pa0_0041タリーズでのんびり過ごし、
昼から広島市横川駅前のクライミングジムCEROを訪れる。
Pa0_0035

今日は中国地方にしてはとても寒い日。
昼13時を過ぎたあたりから続々と地元のクライマーでにぎわう。
もちろん初級者コースで体を動かし、オープンハンドのホールドが連続するルートを繰り返し登る。
Pa0_00401階の休憩フロア

Pa0_00391階のリード壁

Pa0_00362階のボルダー

休憩フロアには三倉岳のトポなどがあります。他地方から中国地方を訪れるクライマーの皆様こちらで情報収集するのもいいかも。
料金・営業時間・所在地は上記のCEROウェブサイト参照のこと。

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尾川智子さんって・・・

鬱々になりがちな私、よくクライマーの尾川智子さんのブログを拝見いたしております。
やはり前向きな人からパワーをわけてもらわなくちゃね。
溺れる者は藁をも掴むって言うし。

中国のサイトで尾川智子さんの紹介記事を見つけたには見つけたんだけど・・・

美の達人録~尾川智子~ by 廈門網

『尾川に会った者は皆美しいという』
『アイスクリームが大好き』
などと紹介されていますが・・・
尾川智子さんって、こんなに腕細いっけ?
つーか、この人ホントに尾川智子さん?
Tomo

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英国国立登山展示館、閉館へ

この報道で初めて知りましたが、イギリスの国立登山展示館を創設したのは、左翼偏向平和市民団体に「ブッシュのプードル」と揶揄されるブレア首相(当時)なんですね。
この登山展示館、財政難で閉館というニュースです。

Cash crisis axes mountain exhibit by BBCnews1/3

Exhibition shuts by The Cumberland news1/4

2002年に開館、翌03年にエベレスト初登頂50周年ということもあり入館者25000人を記録しましたが、現在は半数以下の12000人に激減。
入館料4.95ポンド(日本円で約1000円)と高額なのが原因といわれています。
同館の展示は53年のハント隊の装備はもちろん、マロリーのエベレスト遠征時の服装(レプリカ)、マッターホルン初登時のウインパーのピッケル等々、展示品に関してはクリス・ボニントン卿もバックアップしていたそうです。(BBCの報道では古いピッケルを手にしたボニントン卿が紙面を飾っています)
展示の目玉は室温-10度にしたエベレスト頂上を模した「サミットシアター」だそうです。関係者は無料公開の展示館としての存続を願っているとのこと。
かつて植民地支配を背景に、多数の優れた探検家・冒険家・登山家を輩出した英国でこうした展示館が閉館に追い込まれるとは、『欧米では日本と異なり冒険・登山に理解が深い』というのはやはり幻想のようですなあ。
また日本において市立大町山岳博物館が存続しているという事実は、むしろ成功例としてピックアップされるべきなんでしょう。

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ビレイヤー

20061011201057なにもかも懐かしい・・・




2007112723522575534エ イ ト 環 ビ レ イ 。
(広東省第一期スポーツクライミング大会/中国戸外資料網より引用)

※中国のクライマーの名誉のため付け加えますが、同大会ではグリグリも使用されてます。彼の地では各種ビレイ用具が混用されているようですね。

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あの人は今 リカルド・カシンの2008年

当ブログでは06年07年とリカルド・カシン氏の現在を取り上げました。
1月2日はカシン氏の誕生日。
今年99歳になったカシン氏、お元気そうで何よりです。

Lecco, Cassin compie 99 anni by Montagna.tv1/3

当ブログでとりあげた際にはいずれも室内、同じアングルの画像が掲載されていたので健康状態が心配されましたが、昨年12月にはガッシャブルム北面に成功したクライマーの表彰に立ち会った模様です。↓
Premio_cassin20006_0002

前述のMontagna.tvの記事によれば、お住まいのレッコ市長はじめ、家族皆の祝福受けての誕生日。
電話で祝福を寄せたのは、なんとワルテル・ボナッティとチェザレ・マエストリ。
これからウォーカーバットレス記念70周年、ガッシャブルム4峰記念50周年、そして百歳を迎える際には記念博物館開館など、イベントが目白押しだそうです。
どうぞいつまでもお元気で。

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イボイノシシ復活!!

冬季登攀などという暗い趣味をお持ちの中高年アルパインクライマーの皆様、こんにちわ。
加齢臭が気になる皆様が驚喜するようなイギリス発の話題です。
あの『イボイノシシ』復活の兆しです!!

The Warthog Rises Like A Phoenix From The Ashes by Ukclimbing12/17
(ワートホッグ、不死鳥の如く復活)

イボイノシシといっても最近の若い人は知らないかもしれませんが、こういう形状の氷壁用プロテクションです。
77438_2

イボイノシシ(ワートホッグ)はそもそもドイツのサレワが開発、その後マウンテン・テクノロジー社が生産、そして近年の革新的ともいえるアイススクリューの開発により廃れていきました。
今回販売を扱っているNeedlesports社が当時の生産工場を探しだし、今回の生産・販売再開に結びついた模様です。
ちなみにNeedlesportsのイボイノシシ販売サイトはこちら→Mountain Technology" - Warthog Ice Screw
1本約20ポンド(40ドル)ですねえ。
生産・販売再開の理由はよくわからん(実は私、出張中で英文読むのめんどくさい)のですが、Needlesports社サイトを読むに、
The only thing for frozen turf belays and rock-hard alpine black ice
とあるところから、用途は限られてますがスコットランドあたりの凍った草付・ミックス帯のクライミングで根強い人気があったものと推定されます。

さ、クライミングが至高の登山だと思っているネクラ(死語)な中高年クライマーの皆さん、ぜひこの記事を覚えて冬合宿あたりで若い衆に自慢話でもしてくださいね。

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キム・ジャーイン三兄妹のこれから。

韓国のトップ・クライマー、キム・ジャーインちゃんは三人兄弟だったんですね。

スポーツクライミングに秀でたスパイダー 3兄妹 by Sports today 12/14
以下記事引用
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200712140848541400_1

X-スポーツの中で一番活気のある種目の一つ、スポーツクライミングは狭い場所で季節と天気にかかわらず楽しむことができる種目だ。(中略)
ソウル城北区下月谷洞にあるノースフェイス営業本社地下 3階。
ノースフェイススポーツクライミングチームの訓練場であると同時に、今日の話題の主人公である三人の若者の思い出がそっくりそのまま刻まれている場所でもある。

キム・ジャニョ(23)、キム・ジャヒ(20. 崇実大 2年)、キム・ジャーイン(19. 高麗大 1年)。
名前でわかるように、三人は兄妹だ。長男・次男に続き、末っ子ジャーインさんさえスポーツクライミングにすっかりはまって暮す ‘スパイダー 3兄妹’だ。

名前の間の ‘ジャ’は登山用ロープである「ザイル」の頭文字を取ったこと。山が好きで子供たちの名前に意味づけた親の深い気持ちを汲むかのように、並んで国内クライミング界をリードする立場に成長し、特に末っ子のキム・ジャーインは国内を越えアジア第 1人者として世界最高位をうかがっている。(中略)

高さ約5m程度の壁を毎日這いあがる日々に「うんざりする時はないか?」と訪ねると、キム・ジャーインは頭を振った。
「むしろ他のスポーツよりうんざりする感じはないです。普通他の種目は大会に出場して良い成績を出す時に成就感を感じるんじゃないでしょうか。 これが無いんです。一人で練習している瞬間、成就感と言える感じがします。」

(中略)
3兄妹、皆華奢な体つきだったが、特に小さな(152cm)キム・ジャーインは小学校 6年生の時に兄たちに付いてクライミングを始め、今の地位に上がるようになったことは、自らも認める「やせがまん」と「がめつい」性格のおかげだと言う。
(中略)
3兄妹の名前に共通する ‘ジャ’の意味である ‘ザイル’ は岩壁を登り下りする時、万一の危険に備えてお互いの身を連結することに使う道具だ。お互いに力になってくれて頼りになってくれる存在になりなさいという、深い意味が含まれている。
(中略)
数日前、キム・ジャヒは軍に入隊した。来年 2月には長男・キム・ジャニョと末っ子キム・ジャーインはドイツに留学に行く計画だと伝えた。家族という ‘血のザイル’を備えた3兄妹に、当分の別離は何でもないように見える。血肉の絆で団結した3兄妹は、何より堅く永遠に見える。
---------------------------------------------------
以上記事引用おわり

ご存じのように、韓国は徴兵制の国です。
次男、キム・ジャヒは軍に在籍の間、クライミングを中断せざるを得ないことが心配だとか。
キム・ジャーインの「ジャ」がザイルに由来するとは初耳です。
なんか毛利元就の「三本の矢」みたいな兄妹ですなあ。
別ネタで韓国の2007年クライミング総括の記事を読みましたが、韓国登山界ではキム・ジャーイン、ソン・サンウォンに続くクライマーを育成すべく、十代のクライマー育成に力を注ぐべきと総括してました。
それはさておき、ドイツ留学するというキム・ジャーインの今後の動向にも注目です。

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池田常道氏に、感服です。

Photo
なんか新しい号が出ていたので 読 ん で や る よ

は、さておき、10月11月に当ブログで取り上げていたピオレ・ド・オール騒動。
池田常道氏のコメント及び記事に注目して開いてみましたが、さすが池田常道氏です。
ピオレ・ド・オールを否定するでもなく、素晴らしいクライミングを世に知らしめる機会として、「カンヌ映画祭」という表現を用いたことに、私は素直に感服致します。
氏の膨大な知識と優れた見識に、少しでも近づきたい。

しかしながら、ROCK&SNOWという山岳誌、今号の編集方針から推察して、高所登山に関しては 全 く 池田氏個人に依存した、オピニオン誌としての姿勢も無い只の情報誌ということがよくわかります。

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毒吐き

鬱々状態でまだ低空飛行中ですが。
少し毒吐いとこう。

ロ ク ス ノ 廃 刊 ま だ ー ?

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髭には気をつけろ!

Xマスのサンタも懸垂下降には気をつけよう、と、当ブログでだいぶ以前に警鐘を鳴らしましたが・・・
その危惧が現実に!

Santa gets clipped  by Townnews.com11/18
Santa gets stuck by KSN.com 11/19
以下記事引用開始
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サンタに扮したベテランのロッククライマー、ジェームズ・ボッソンは地上80フィートの高さから懸垂下降する予定でした。待ちかまえている大勢の子供たちを訪ねる前に、巨大なクリスマスツリーに点火するためです。
ボッソンは朝早くからトレーニングして、完璧に準備しました。
しかし、彼はリハーサルであごひげを付けていませんでした。

最初の50フィートはうまく下降できましたが、サンタのあごひげが下降器に巻き込まれ、ボッソンは行き詰まりました。地上から放り投げられたナイフをキャッチして、彼はサンタのあごひげを切り離しましたが、髭の一部は下降器にもつれ合ったままで、まだ彼は下降することができませんでした。
----------------------------
以上引用おわり

この後、ボッソン氏は消防隊のお世話になり無事救助されます。その模様↓
Stucksanta11_19

アメリカのメディアはいずれも「もう一人のサンタが代演して」事なきを得たことを伝えています。
サンタの命よりも子供達のイメージが大切ですね。ははは。
しかしサンタに扮していたら、あの髭は誰でも下降器に引っかけそうだよな・・・

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雪岳山総括・リッジクライミング体験

ふー。
長らくネットにふれることもできないくらいの現場作業生活。
さらっと今回の韓国行きをとりとめもなく振り返ってみる。

先日の記事に書いたように、韓国には「リッジクライミング」という分野がある。
今回の渡韓の目的は雪岳山もさることながら、リッジクライミングの実際を経験してみたかったという目的がある。

070423003143大韓山岳連盟発行「Ridge climbing safety」

日本人による韓国登山記にはよく「韓国のハイカーは凄い所をよじ登っていく」という類の表現を見かける。おそらくそれらはリッジクライミングの光景であろう。
リッジクライミングの定義については、かつて「山と渓谷」誌の韓国特集において、韓国の山岳雑誌「人と山」のパク・ヨンスン氏が「継続登攀と岩稜登りを組み合わせたもの」という趣旨で表現している。
ただし、韓国現地の報道を読む限りでは遭難事故は多いらしい。
その事故防止・啓蒙目的に発行されたと思われるのが、上記の大韓山岳連盟発行「Ridge climbing safety」である。私が同テキストを入手して見た限りでは、説明されている技術体系はビレイ、プロテクションなどクライミングと変わりはない。強いて違いを挙げればシューズである。
リッジクライミングでは日本でいうアプローチシューズ、クライミングも可能なソールを用いたローカットシューズが用いられる。
技術体系がクライミングのそれと全く変わりないことから、私個人は韓国のリッジクライミングはやがて「クライミング」に収束されるだろう、と勝手に推測していた。この推測は、大きな誤りであることがわかる。

今回、雪岳山でリッジクライミングを経験してみて「爽快」の一言につきる。
同行の申氏に誘っていただいた「一編の詩の為の道」はビレイは立木を利用する他、ステンレスハンガーもしっかり整備されてあった。盛んに登られている証拠であろう。
雪岳山の最高峰・大青峰でも標高2000mに満たず、アルパインの舞台としては厳しい気候にさらされることもないが、その岩のロケーションは素晴らしい。
そのロケーションだけでなく、岩場としての魅力がリッジクライミングという分野を生み出したものだろう。
リッジクライミングは韓国独特のカテゴリーとして、今後も登り続けられると思われる。

日本人による韓国のクライミングの記録といえば圧倒的に仁寿峰が多く、スポーツクライミングとしてソヌンサンが紹介されている程度であろうか。
やはりハングルが一つの障壁になっているのか、雪岳山におけるクライミングの記録は少ない。
日数があれば、ぜひ雪岳山まで足を伸ばしていただきたいものである。
今回貴重な時間を割いて導いてくれた大韓山岳連盟の申東勲氏、山道で出会い多々差し入れをいただいた名も知らぬ韓国の岳人の皆様には、改めて深謝する次第である。

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恐竜尾根から渓谷へ

雪岳山のリッジクライミングを楽しんだ翌日、 千佛洞溪谷に深く入り込み、「恐竜尾根」というルートを行く。
千佛洞溪谷は深い谷になっているが、縞鋼板でできた階段でハイカーさんも容易に入ることができる。

Imgp0293
延々と続く階段地獄。

Imgp0286右が将軍峰、左が赤壁
将軍峰を目前にした山荘で休憩。
一階はお土産物屋が連なり、観光客を迎える準備に忙しそう。
申氏に連れられて二階に行ってみると、そこは宿泊所で大勢のクライマーがギアをガチャガチャいわせて朝の出発の準備に専念している。一階の閑散とした空気と二階のクライマー達の熱気の対照的になこと。
将軍峰と赤壁は雪岳山でも一大クライミングフィールドである。
上記写真では比較できるものがなくわかりづらいが、将軍峰はインスボンより一回りスケールが大きい。全体にハングした赤壁はエイドのルートが七つ拓かれているという。そのうち二本はボルトラダー、五本はいわゆるアメリカンエイドのルートだそうな。

延々と渓谷を歩き、雪岳山最高峰・大青峰山麓の喜雲閣待避所(山荘)から恐竜尾根に入る。
登山の目的のためだけに拓かれたためだろうか、ここの登山ルートはとにかくアップダウンが凄い。
Imgp0294
最初のピークから眺めた恐竜尾根。
ルートはピナクルの根元をまくようにして登山道が続いている。

申氏と共に妥協が入り、恐竜尾根の天花台というピークで昼食を取った後、エスケープルートから渓谷を下り、もときた千佛洞溪谷を目指す。
申氏いわく、このエスケープルートは「登りで使う人はまずいない」とのことで、廃道に近い感じ。
岩峰連なる雪岳山の山容を想像してもらえればご理解いただけると思うが、谷筋の源頭部も傾斜が強い。
しかも枯葉と細かい砂利が積もっているガレ場を慎重に下る。
神経を使うのでことの他疲れる。
ところどころで二人同じ方向を眺めながら座り込み、

申氏「そろそろ行きますか」
私「そうしましょうか」
以下、繰り返し(笑)

休み休み、三時間強の神経を使う沢筋の下山。
日曜ということもあり、山麓の雪岳山公園入り口は沢山の観光客で大賑わい。
ケンシントンホテルの駐車場に戻り、申氏の車で一路アパートへ。
申氏手製の辛ラーメンを二人で食べ、少しエネルギー充填してから部屋掃除、束草を後にする。
ソウルに向かう高速道は大渋滞。
「こんな時は私の道があるんですよ~」
と、申氏はえらい寂しそうな細い道に車を走らせる。
渋滞のための抜け道を容易しているのは、日本も韓国も登山者は変わりないんだなあ・・・と変な所にシンパシーを感じる。

夜の11時、水原(スウォン)に到着。今夜は申氏のクライミングジムに宿泊。
近所の料理屋で二人で鍋をつつきながら山行を振り返る。
Pa0_0005

翌早朝、子供の用事がある申氏と別れ、私は予定より一本早い大韓航空で成田へ戻る。

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一編の詩の為の道 露積峰リッジクライミング

通常、登山は大きくは「歩く」登山mountaineeringと「登攀」climbingに分けられる。
韓国には、第3のカテゴリーともいえる「リッジクライミング」が存在する。
このクライミングについては後日稿を改めることとして、パートナーの申氏がチョイスして下さったのはトワンソン氷瀑の対岸にそびえる露積峰のリッジクライミングである。
ルート名は「一編の詩の為の道」。

早朝に束草のアパートを出て、雪岳山山麓のケンシントンホテル駐車場に車を置き入山。

Imgp0241
「星と嵐」新潮文庫版表紙風にポーズしてみたりする。
背後の岩山はクライミングでも知られるウルサンバイ。
コースは稜線を忠実に辿る。ピナクルとナイフリッジの連続である。
日本のナイフリッジは比喩表現だが、ここのナイフリッジはまさにナイフ(笑)
何ピッチか行くうちに、良い意味で岩のパターンが読めてくる。
度胸試しのようなフリクションを効かせたスラブ→被り気味のフェイスでも、必ずどこかにガバがある。
何より、手を押しつけると痛いまでの粗い結晶の花崗岩。
大胆な~悪く言えば強引な動きも可能となる。

こういうクライミングの快適さって、数字やアルファベットの「グレード」とやらを追い求めてる人には理解できんだろうけどね。
Imgp0264
先日の記事にも載せましたが、背後が露積峰。スカイラインに沿って登下降した。
昼前には「一編の詩の為の道」を登り終え、トワンソン氷瀑を擁する谷に下りる。
しばらく申氏と二人で巨岩の上に寝ころび、渓流の音を聞く。
終了点が渓流というのは、とても癒される。
その後、トワンソン氷瀑のアプローチをたどりトワンソン滝を見に行く。
日本では廣川健太郎氏の著書で森中龍一郎氏が詳細な紹介記事を書いているが、申氏によればトワンソンの中段の滝まで続く道があるらしい。申氏のお勧めでその道を登る。
トワンソン滝のアプローチには所々風化したようなロープがフィックスしてあり、それを辿る。
日本の紹介記事でよくみかけるトワンソン滝の中段は寝て見えるが、正面から眺めると結構な傾斜である。

Imgp0276トワンソン滝取り付きにて
トワンソン滝下段を訪れると、リッジクライミングで来た二人パーティーがラーメンを煮て食事の用意をしていた。
この二人とは入山時から所々で出会っていたのだ。ジョアに似た飲料をいただく。

トワンソンの視察を終え、申氏と山麓の売店でおなじみのマッコリで乾杯。
Imgp0282雪岳山山域の各所にこんな売店がある。八ヶ岳の美濃戸山荘とか、あんな雰囲気ですね。日本と違って店のお姉さんの客引きが凄いけど・・・

Imgp0279韓国の下山の一杯はマッコリ。

Imgp0280
店で食べたチヂミと、ドングリから作ったコンニャク風食べ物。
チヂミは地域色があるらしく、ここ雪岳山のは地元のジャガイモが入っているチヂミでした。

Imgp0285
山から下りて、アパートで日韓男二人の自炊生活。
明日は雪岳山のさらに奥深く、「恐竜尾根」という所を歩く予定です。

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入山前は買い出しだよね

以前からお世話になっている大韓山岳連盟の申氏と仁川空港で合流。
山行く前は買い出しだよね、ということで水原(スウォン)の大型スーパーを訪れる。

Pa0_0002
肉だよ肉!さすが韓国、アメリカ並みに肉売り場は充実。

Pa0_0001
コチジャンだけで売り場一つ占めている、嗚呼ここは韓国。

Pa0_0003
朝鮮人参の山盛りに、やっぱり嗚呼ここは韓国。

Pa0_0000
ラーメンも種類豊富だけど、ハングルでさっぱりわからんよ・・・

てなわけで、見るモノ色々珍しく、さっぱり申氏の買い出しを手伝わない無礼な私でした。
で、さあ雪岳山へGO! かと思いきや・・・
申氏いわく、会社の同僚の方が引っ越ししたのでお祝いに行くという。
韓国の習慣で、引っ越しした時には周囲の人間を招いて盛大にお祝いするらしい。
泡のでるモノを贈り物に持って行くことが慣わしらしく、私も4.5kg入り特大粉末洗剤を場末の雑貨屋で購入。
そのアパートに行くと、もう階下から宴会のにぎやかな声。
ご当人は新婚さんで、アイドル系の可愛らしい嫁さんの手料理で申氏と共に軽く夕食。
洗剤かかえて突然やってきた日本人ということで、焼酎を3杯ほど一気飲みする。
韓国に到着して数時間、アクセル全開でディープに韓国人社会に突入。

宴会を後に、申氏の車に便乗し、目指す雪岳山山麓の街、束草(ソクチョ)に深夜移動。
泊まりは申氏の先輩のアパート。
なんと、雪岳山を目指すメンバーのため、誰でも利用できる部屋だという。
ルームシェアなんて、おフランスのパリジャンみたいざます!
(ちなみにこの部屋、申氏と親交のある山岳ガイド・江本悠滋氏も滞在してたとか)
こうして嵐のような渡韓初日の夜は過ぎていく。
明日はついに雪岳山とご対面です。

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韓国・雪岳山でリッジクライミング

Imgp0264

韓国のアルパインクライミングの牙城・雪岳山に行ってきました。

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情熱の香り

韓国の月刊「山」に、韓国のクライミング界をリードする女性の紹介記事が載ってました。

夢を捜して岩を上がる二人の女性 by 月刊山10月号
以下記事引用開始
------------------------------------------------
キム・ジャインは韓国を代表する、スポーツクライミング名門家の娘だ。
初めはクライミングなどするつもりは無かったと言う。しかし偶然を装った運命の紐は、本当に巧妙だった。
ジャインは小学校 6年生になった日、偶然に梨花女大の体力テストに参加して驚きべき結果を示した。その結果はクライミングに一番相応しい身体というものだった。思春期の少女に自信が沸いた。また周囲の全幅的な支援も、彼女を人工壁の女王にしたてていった。
そしてジャインはクライミングを始めた後、 1位の座をほとんど逃さなかった。
彼女の可能性を認めたノースフェイス社はジャインが中学校 3年生になった日から競技活動に支援を始めた。
(中略)

練習すれば誰にも負けない女性が、ここにまた一人いる。
女性スポーツクライミングの強者、キム・リンキョは 1993年、大学山岳部で山を始めた。
2003年、山岳部のマッキンリー遠征を準備した際、遠征に備えて体力訓練の一環として始めたスポーツクライミングの魅力に惹かれ始めた。
当時岩場で出会ったイ・ゼヨンとの縁でノースフェイス競技大会に参加した彼女は、女性スポーツクライマーとしては遅い三十歳で上位入賞して気炎を吐いた。
 易しくはない決定だった。キム・リンキョは、実は競争や人々の視線をあまり楽しむことができない性格だ。それで選手生活 1年めにはストレスをたくさん受けたし、選手生活をしなければならない理由も捜すことができなかった。そうして働きながら余暇としてクライミングに接すると心に決めてから、むしろ心の安定を取り戻した。
 当時彼女はスポーツクライミングをしなければならない二つの理由を見出した。
『第一は、スポーツクライミングは一つの流行だ。二番目は、私が誰かを指導するためには一つの領域で必ず頂点に立たなければ』と言う考えだった。この決心の後、キム・リンキョは安定した職場を辞めてクライミングコンペにだけ専念した。成績もいつも上位圏に入賞、ノースフェイス社に支援ももらって選手生活を送っている。
 頂点がどこかはよく分からないが、筆者が見るにはもう頂上に立ったといえる彼女にこれからの計画を問うと、彼女は年齢もありこれからは指導者・リーダーの道を歩きたいと言う。大学では会計学を専攻したが、登山教育のために延世大体育学科に編入・卒業して、今は韓国体育大学大学院で体育学を学んでいる。また後輩たちのために、現在アストロマンロックジムで一般人たちを相手にスポーツクライミングを講義している。
------------------------------------------------
2007100900480_8左がキム・ジャイン、右がキム・リンキョ

元の記事の写真キャプションにはこう書いてあります。
『トップクライマーである二人の女性からは、登山に対する情熱の香りが漂う

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その日、船橋ロッキーは子供だけだった。

日曜日。
午前中は市川市中央図書館にこもって某資格試験の勉強。
ここの図書館、実に山岳関連書籍が充実している。
何よりビックリしたのは、書籍用除菌器があること。
歩行者で混雑した歩道に平気で自転車で突っ込む交通マナー最悪な千葉の人々も、本に付着した菌は気にするんですね。ははは。
昼から船橋に移動、船橋ロッキーに行ってみる。
長期出張では書類は忘れてもクライミングシューズは忘れずに持ってきている私でした。

071014_132101船橋ロッキー

受付で丁寧に応対していただき、壁のグレード等説明を受ける。
あれ?
ジムでクライミングにいそしんでいるのは7人ほどのにぎやかな小学生たち。
大人は私だけ。

071014_132602

すごいなー、千葉はクライミング年齢が若いのかなーと感心していると、ジムの管理人氏から
「今日はワールドカップでみんな出払っちゃってるんですよね。満員で入れない人もいるらしいですよ」と聞かされる。
おおー、クライミングのW杯で人もいなくなるとは・・・
加須は今頃どんな賑わいなんでしょう。
クライミングを楽しむ子供たちも、
「今日はガキばっかじゃん」
「ワールドカップあるんだって」
なんて話をしている。
子供たちに囲まれて、初心者ルートで汗を流して本八幡に帰る。

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【速報】ルネ・デメゾン氏死去

珍しくも日本のメディアも報じていますが、

R・デメゾン氏死去/フランスの登山家 by 四国新聞9/29

Aleqm5hiriohhbbaumlmhicojxvroge3ha晩年のデメゾン氏

Aleqm5ipxssawbaqzjrnt9r9xhm18ae_g現役時代のデメゾン氏

デメゾンといえば、冬季グランドジョラス北壁での脱出劇(パートナーのセルジュ・グッソが死亡)、邦題『グランド・ジョラスの342時間』 が知られているところです。
一定の年齢の方なら、靴やアックスなどの「デメゾン・モデル」が知られているところでしょう。
私が学生時代に読んだのは記録集『素手の山』ですが、グランドジョラス北壁でもマイナーなマルガリータ側稜の記録がなんとなく印象的でした。

さて、地元フランスのル・モンド紙を覗いて見ましょう。
René Desmaison by Le monde9/29
この追悼記事にこんな逸話が記載されています。
1968年、ラジオ中継されながら冬季グランドジョラス北壁で9日間過ごし、レポーターにこう訪ねられます。
「朝食は何ですか?」
デメゾンいわく、
「氷を入れた氷水さ」
("De l'eau froide avec de l'eau froide" ・・・近藤等大先生は何と訳すんでしょ?間違ってたら誰かおせーて)

学生時代、その著書には大いに感銘を受けました。
ご冥福をお祈りいたします。

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マッキンタイア・コルトンルートを20時間で

グランドジョラス北壁には様々なルートが開かれていますが、困難なルートの最右翼、マッキンタイア・コルトンルート(VI、6、M6、1200m)を20時間で完登だそうです。↓

La MacIntyre/Colton y descenso, sin vivac  by Desniver.com9/20

はいはい、凄い凄い。
どうでもいいけど、上記リンク記事最初の写真、ジョラス北壁ってずいぶん「寝て」見えるよね。

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課題

本日はまたまた急遽の要請にて大手コンサルさんのお助け現場。
日本海に面した田舎町から会社に戻り、自宅に帰らず米沢へ。
今日は娘の運動会の日でしたが、家族団欒より

070908_195101クライミング。

やたらと森田勝を神格化する爺がいるけど、長い人生、いっぺんぐらい山を最優先する度胸ぐらい、誰にでもあるんじゃねの?

で、前回登れなかった課題は今夜は軽くパス。
ん~、今回は
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リキッドチョーク使ったからかなあ・・・

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レスキュー隊が切ったのは・・・

ウチの会社の会長は古風なもんで、
女子社員の髪の毛が眉毛に被っていると「髪切ってこい!」と怒鳴るし、先日は宿直の若い男子社員の髪が長かったっつーことで「おまえら誰も注意しないのかっ!」と朝礼で社員皆して怒られるし・・・

でもこういう事故があるざます。

Rock Climber Rescued By Firefighters After Her Hair Became Entangled In Her Descending Device by Firefightingnews.com9/4
以下記事引用
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下降器に髪を巻き込んだクライマー、消防士に救出さる

アイダホ州 - 日曜の夜、懸垂下降中に下降器に髪を巻き込まれたロッククライマーが約30分ほど、約20フィートの高さに宙づりになりました。救出1時間後もなお震えていた彼女は、実名年齢の公開を拒否しました。
(中略)
彼女はヘルメットをかぶっておらず、髪は緩く三つ編みにされていたと消防士は証言します。
彼女と一緒の3人の男性のうち1人は助けようと試みましたが、彼のシャツも下降器に巻き込まれ、シャツを裂いて脱出しました。仲間が911を呼び、消防士と救護隊員が駆けつけました。
ネルソン消防士が下降して彼女を確保し、彼女の髪をカットして、午後7時、救出に成功しました。
(中略)
消防士は、女性がヘルメットをかぶっていたならば防ぐことができたかもしれないと証言しています。
---------------------------
以上記事引用おわり

いやいや、助けに行った男友達もシャツを下降器に巻き込まれるとは踏んだり蹴ったり。
下降器が具体的に何かは不明ですが、問題の本質は下降器とロープの間に何かを巻き込む状況を作らない事、でしょうね。
中には頭に巻き込まれるモノも少ない男性もいらっしゃいますが。
(ボク何か悪いこと書きました?)

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男子三日会わざれば刮目して待て

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私の場合・・・・・三百万年くらい待て。

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インスボン(仁寿峰)最新トポ・パンフレット

大韓山岳連盟のサイトをチェックしていたところ、韓国のスポーツ用品店ネルソンスポーツコリアがインスボンのトポを配布という情報が掲示されていました。
同店の担当者に確認したところ、無料配布で航空便で送ってあげますとのご返事を戴いたので、早速取り寄せてみました。
全体はA2版大の図を六折に畳んだパンフレットタイプで、1(南東面)、2(西~西南面)の二枚に分かれています。裏面は山の解説とネルソンスポーツコリア取り扱いのギアカタログになっています。

Insu1二枚セットになっています。

Imgp0188南東面トポ

Imgp0189西~西南面トポ

日本におけるインスボンのトポといえば、山と渓谷誌2000年9、10月号に掲載された安村淳氏の筆によるトポが最も充実した日本語記事ではないでしょうか。
あれから7年、今回配布されたトポには78本のルートが掲載されています。
個々のルート解説については前述の安村氏の記事にかないませんが、山全体のイラストにルートが描かれ、概要を掴むには良い参考図だと思います。
ちなみに、表紙片隅には「月刊MOUNTAIN誌2007年8月号 別冊付録」と書いてあります。同誌の付録を別途配布しているものなのでしょう。
なお、このトポは全文ハングル語表記です。ルート記号凡例とルート一覧のルート名は英語表記になっており、韓国語ができない方でも最低限の情報は得られるかと思います。

さて、私のブログもいつのまにやらアクセス数10万を突破(普段は心理的に影響を受けるのが嫌なのでアクセス数は見てない)、私自身もインスボンに行く前は様々な方のサイトを参照させていただいた身。
今回インスボンのトポは二部ずつ送ってもらったので、ネットで受けている恩恵をお返しする意味で、先着一名様に今回紹介したインスボントポをプレゼントいたします。
できれば大勢の方に利用いただきたいので、今後インスボン行きを計画されている山岳部・サークルや山岳会の方のご応募を希望します。
 ご希望の方は連絡先cys01362@nifty.ne.jpまでメールを下さい。
 まことにすみませんが、早い者勝ちでございます。

※8月28日締め切りました。ご応募ありがとうございました。

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折りたたみ可能なヘルメット

パッキングが下手で、いつもザックがパンパンよ~
と、いうアナタに朗報!
おりたためるヘルメット、エーデルリッド社マディリオ(Madillio)が開発されました!

OutDoor 2007 – Review by The Rock + Run Blog 7/24

ドイツ・フリードリヒサーヘンで開催された『アウトドア見本市2007』でエーデルリッドが発表したヘルメットがこちら↓
Met2

こんな風にして使うようです。↓
Met1

記事によれば2008年前半に発売予定、価格は70ポンド(約17000円)になりそうとのこと。
これでパッキングも楽々ですね。

あ、そうか。
クライミングがハイキングや縦走登山より高尚だと考えている日本のクライマーの皆さんは、ヘルメット他人に見せびらかしたいから必要ないかもしれませんね。

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フリーソロの第一人者、海に転落して行方不明。原因は海藻?

当初この情報に接した時には「アメリカの旅行者」として報道されていたのですが、遭難者がフリーソロクライミングの第一人者、アメリカのミカエル・リアドン(Michael Reardon)と判明、英字メディアではトップクライマーの遭難として報じられ始めました。

Search for world famous rock climber after he falls from cliff by Irish Independent7/13
以下記事引用開始
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世界的なロッククライマーが岩場から転落、捜索中

世界的に有名なロッククライマーが岩場から海に転落、現在捜索・救出活動が進行中です。
ミカエル(マイケル)・リアドン(30代前半のアメリカ人)は、世界でもトップのフリーソロ・クライマーの1人と目されています。彼等のようなクライマーはロープやクランポンのような装備は用いず、高さ何百フィートものスケールの岩壁に、手とシューズだけを用いて登ります。
彼は観光旅行を目的に2週前に入国、欧米からのツーリストの「冒険旅行」を手伝っていたと思われます。
事故は昨日午後5時、2人の友人とValentia島を訪問した際に発生しました。
リアドン氏はDohillaの岩場頂上に沿って歩いている際、海藻で足を滑らせ、約75フィート下の海に転落しました。
(中略)
 2ヵ月前、アメリカ合衆国でリアドン氏はロッキー山脈で最も困難なクライミングを達成していました。彼は、世界中で最も挑戦的なクライムダウンも達成しています。仲間のロッククライマーは昨晩、「彼の生涯は、クライミングを中心に過ごしています」とコメントしました。
 彼はイギリスの登山家でエベレスト登頂者でもあるクリス・ボニントン以来、どのクライマーよりも欧米の登山誌の表紙を飾るなど活躍していました。
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MichaelMichael Reardon氏近影

Cover252Climbing誌表紙を飾るフリーソロ中のMichael Reardon

ミカエル・リアドン(Michael Reardon)氏のウェブサイト↓
Michael Reardon

ウェブサイトのURLはずばりhttp://www.freesoloist.com、サブタイトルは「Life Without Limits」と示すように、凄まじいフリーソロを重ねた方です。
手元にあるロクスノとかいうカルト雑誌には、ジョシュアツリーで19時間かけ280本以上のルートをフリーソロした短信が掲載されてます。
幾つかの英字メディア記事を閲覧しましたが、クライミング中のアクシデントではなく、クライミング後に足を滑らせ海に転落、行方不明となった模様。
記事原文では kelp→海藻 で足を滑らせたとあり、フリーソロ・クライミングを重ねた人物の事故原因としては全く思いがけないという他ありません。
最新の報道記事を検索しても捜索進行中とあります。
時間の経過と共に事態は深刻なのですがただ無事を祈るのみであります。


追記:現地時間7/14・16時現在の報道では捜索にも関わらず以前行方不明のため、
『Rock climber feared dead after sea fall』と報道されています。
当該記事によれば「高波にさらわれ海中に転落」とのこと。

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イラクの戦傷兵、レーニアを登る

イラク戦争で失明した兵士がレーニア山にチャレンジしました。

Army captain blinded in Iraq climbs Rainier by Seattlepi.com7/10

以下記事引用開始
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 スコット・スマイリーはイラクでの自爆攻撃で失明、彼の人生は変わりました。しかし、それは彼が受け入れた挑戦です。
 27才の陸軍大尉は最優秀兵として表彰される2日前に、モスルの自爆攻撃によって視力を失いました。以来、困難の連続でしたが、新たな冒険としてレーニア山頂上にたどり着きました。スマイリーは他の登山者、6人のレーニアマウンテニアリング社(RMI社)のガイドと共に登頂しました。
(中略)
 パーティーには退役兵エド・サラウ大尉が含まれています。彼は2004年、イラクでの手榴弾攻撃によって片足を失いました。RMI社代表ピート・ウイッテカーによれば、パーティーが登頂を試みる間、サラウはキャンプミュアにとどまったとのことです。天候、雪崩の危険と頑強な肉体、誰にとっても、レーニア山を登ることは大いなる挑戦です。
 スマイリーのため、リスクはさらに大きかったとウイテッカーは語ります。登山中は、ガイドがスマイリーの前後を挟む形で登りました。
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ま、脳味噌左巻きの連中や日本の馬鹿マスゴミは、イラク帰還兵といえばひたすら悲惨なケースばかり取り上げていますが、やはり中には前向きに、ひたむきに生きようという人間もいるわけです。
その人生に登山が関わっているとすれば、嬉しい話ではありませんか。
そう思いません?左翼反米運動に懸命な労○の皆さん?

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あの人は今 カシンとボナッティ

当ブログのカテゴリー「あの人は今」で、97歳の誕生日を迎えたリカルド・カシンをとりあげました。
ブログのアクセス解析では、「リカルド・カシン」で検索して当ブログを訪問される方が多い・・・
やはり偉大なアルピニストですね。

さて2007年7月3日、ピッツ・バディレ北東壁初登を記念して、
なんとあの偉大なアルピニスト、リカルド・カシンとワルテル・ボナッティがご対面して旧交を暖めております。
Svizzeri e inglesi onorano i grandi Cassin e Bonatti

その貴重な画像↓

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(画像中央がカシン98歳、右がボナッティ77歳)

どうぞいつまでもお元気で。

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イギリスのクライミングは冒険的である。(断言)

いくらイギリスのクライミングが冒険的つったって、初心者はいるんでしょ?
みんなジョニー・ドウズみたいなヤバいクライミングやってるわけないでしょ?
だいたい保科雅則さんが岩雪あたりに書いた記事に脅かされすぎだよ~

と、思っていましたが。
すみませんでした!
私の認識が誤っていました!
やっぱりイギリス人のクライミングは冒険的でした!!
こんな勇敢なクライミング、ボクにはできません!




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明らかになる真実 ~二人が死んだ理由~

2004年秋、ヨセミテ・エルキャピタンのノーズで二人の日本人クライマーが荒天に襲われ亡くなった。
自然学校やまかぜの山本亮一君と流郷真理子さんである。
ちょうど私が当ブログを始めた頃の事故であり、野外教育界の大きな損失だと思っている。

あれから3年経った今、当時の詳細な状況がFriends of Yosemite Search and Rescueによって公開された。

Double Climber Fatality on The Nose

事故の検証は、二人が所有していたデジタルカメラの画像をもとにして事故に至る状況が詳細に検討されている。
引用開始
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It is significant that they took these photos; people typically don’t take pictures when they’re fighting for their lives. At this point they were no doubt wet, probably hungry, and at least a little cold, but taking the time and effort to snap a few shots could indicate that they were not yet desperate.

彼らがこれらの写真を撮影した点は重要です。生命の危機に瀕しているとき、人々は普通写真など撮影しません。彼らは間違いなく濡れていて、おそらく空腹で、寒さにさらされていましたが、2、3の画像を撮影したということは、彼らがまだ必死ではないことが推測されます。
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 と、このような具合に画像から二人の行動様式まで推測、記事はいくつかの疑問・・・何故二人がノーズを下降しなかったか、何故キャンプ4を出発して悪天の中で登り始めたのか等を挙げて検証、最後にLESSONS LEARNED (教訓)として幾つかの項目にまとめている。
 記事の中で二人の経験不足と装備不足を指摘しているものの、どれだけのパーティーがフルシーズン用ポーターレッジを持っていくのか?と急な悪天に襲われた二人の不運も強調されている。
 最後に重要な問題として、ベースとのコミニュケーションが挙げられた。
 他パーティーの多くが何らかの通信手段を持ち合わせていたのに対し、二人は携帯等の装備をしていなかったことも指摘されている。

Big wall climbing can get you killed in more ways than one.
ビッグウォールクライミングは幾つもの死ぬ可能性がある。
検証記事のまとめ冒頭部の言葉である。

何故事故から3年経過した今、当時の事故検証が公開されたかは不明であるが、いずれにせよ、もう二人は戻ってこない。
事故当時は某クズの集まり掲示板上で誹謗中傷がとびかい、私も匿名でしかモノを言えないバカどものお言葉を有り難く頂戴したが、私にできることは、彼等の事故原因から学び取り、長く山を続けていくこと。
それだけである。

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北朝鮮のロッククライマー達

あの北朝鮮にもクライマーが存在するようです。

くらっとする絶壁を一緒に登っていつのまにか '兄弟' by ハンギョレ6/25

以下記事引用開始
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 陸路開放で近くなった民族の名山・金鋼山。
 幾重にも重なった山々に奇峰の行列と深い谷の自然の調和に、山に登る隊員たちの足が軽い。
 金鋼山南北合同開拓クライミング最終日である 12日午前 10時頃、登山路入口で 1時間余り玉の汗を流すと、 82mもなる絶壁に爽やかに落ちる瀧の水が水煙をあげている。朝鮮半島第一の滝、九竜瀧に到着すると、装備を取りそろえる隊員たちの動きが忙しくなる。
 ソングヨルホン南北合同登山隊長の安全クライミング指示が下されると、開拓するルートの目測を終えたキム・ナミル・リーダーの声が無線で谷の中に響く。「開拓グループは岩下で待機、登頂組が降りながら開拓するルートの状況を把握して報告しなさい!」
(中略)
 南北が一緒に開拓した ‘デミョングギル’ = 開拓グループにはキュ・オンス(37)とユ・キョンス(36)、そして北のチェ・ドン(26) 隊員が、登頂グループにはソ・ウセキ(43) 隊員と,北のリグァンチォル(28) 隊員が参加した。
「南側の御兄さんたちのお陰でこんな登山をするようになったことは喜びです」
名勝地総合開発指導局傘下の金鋼山山岳救急奉仕隊隊員、チェ・ドン隊員はクライミング歴 3年だ。開拓組船燈に出たキュ隊員は「北には登山学校がなく岩壁クライミング技術を学ぶ機会がないのに、大韓山岳連盟で登山技術を伝授するようになってとても嬉しい」と語る。
 ハーネス、下降器、ザックなど装備一般を南側が皆支援するほどに、北の実情は難しい。
 北側の隊員たちの実力はまだリードするほどには至らないが、南側隊員たちが行くどんな難コースも軽く後に従う。
(中略)
 まだ遥かに遠いエベレスト合同登山
 (略)李認定(62) 大韓山岳連盟会長は、
「3年前に私たちが岩に登った時は数十人が 3個チームで監視をしたりしていたが、今は疎疎しいこともない同じ家族がなった。究極的な山岳交流の目的はエベレスト合同登山だが、北の実情上わが方の考えだけ先行して推進する段階にはまだ無いようで惜しい」と語る。
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 記事から読みとれることは、北朝鮮にも「金鋼山山岳救急奉仕隊」なる団体が存在するものの、クライミング・登山ギアはじめ技術習得も全て韓国側に依存した状態のようです。
 「究極的な」目的は「エベレスト合同登山」だそうですが、さて狂信的な独裁体制国家の崩壊と北朝鮮初のエベレスト登頂と、どちらが早いんでしょう。

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BIGROCK 横浜店

関東の商業ジムというものを体験すべく、今回の出張にはしっかりクライミングシューズを持ってきている。
鶴見に来て3週間、生活も少し落ち着いたところで鶴見にあるBIGROCK 横浜店に行く。

BIGROCKではボルダーレッスンを予約。
向かう途中、自分で申し込んでおきながらバスの中で気分は憂鬱。
ホントに私は ク ラ イ ミ ン グ 嫌 い なんだね、と思う。
しかし将来行きたい山が岩々な山なので 仕 方 な い

Imgp0106BIGROCK 横浜店に到着。

受付はあの大岩あき子女史。
あーこの人がフリーの第一人者の大岩さんか・・・と思いつつ申込書を書く。
ジム奥の更衣室で着替え、休憩所で軽く指先のストレッチをしていると・・・
え?
あ、あの大岩あき子さんから直接マンツーマンレッスンですか?
という訳で、東北の山奥から来た田舎者の私には貴重な機会であるが、大岩あき子女史からマンツーマンレッスンを受ける。

Imgp0107
とにかく初級者ということでレッスン開始。
まず登ってみて下さい、と傾斜の緩い人工壁から登り始める。
「スラブは問題ないですね・・・」
と大岩先生がつぶやく。
おおっ、韓国修行はやはり実になってるんだよ~とウルウルしそうになる。
私の課題である「ムーブ」の習得のため、傾斜のきつくない前傾壁でヒネリの動きをアドバイスしてもらう。
ルートを追わず、ワンアクションを幾度も繰り返す。
時折、大岩先生に見本を見せてもらう。
うーむ、やはり実際に教えてもらうとジャック中根の記事読むよりわかりやすいですね。
田舎者の私には大変貴重な1時間ちょいのレッスンでした。
人工壁と自然壁の違い、その他示唆に富んだアドバイスを受ける。
大岩先生はじめ、レッスンということで壁を空けてくれた一般ビジターの皆様、ありがとうございました。
壁でしばらく体を動かし、休憩フロアでROCK&ICEのバックナンバーとClimbingの最新号を読む。
ああ幸せなひととき。

マンションに帰り、子供達と一緒の生活ではなかなか見られないNHK日曜美術館を視ながらパスタを食べる静かな夕食。

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ロシア人も応援する小山田大

ロシアの登山サイトMountain.ruを閲覧していたら、
あれ?
Gambatte ne????
「がんばってね」って、日本語だよな~
と思ってたら小山田大の鳳来で9a登ったとかいうニュースでした。

以下記事引用開始
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Gambatte ne, Dai san!
Dai Koyamada done the FA of his link project in the Japanese crag Horai, naming it Spectator and suggesting 9a as the grade. The new route is a link of his two lines of 8c+: Koemma (or Ko-Enma) and Meta Force Extention. It took him more than 100 tries to link two routes together.
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ええ~
ロシア人ってこんな人好さそうな文章書くんだね。

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何を言いたいかさっぱりわからない池田常道氏の文章

明るい内に現場から宿に帰る。
部屋でPCに向かいルーチンワークを済ませ、休憩後に外へ。
心身共に疲れが溜まっているので気晴らしに(従業員の皆様ごめんなさい)IBS石井へ行く。

あー仕方なくロクスノとかいうカルト雑誌立ち読みしちまったよ。
Karuto

あ?
冬季ローツェ南壁?
いつの話してんだよと思いきや、池田常道氏の文章だったりする。
しかし池田常道氏も 年 取 っ た ね 。
何が言いたいのかさっぱりわからんよ。
はっきりJAC東海支部のローツェ隊は登頂してないから完登じゃないと言いたいなら言えやいいのにさ。
池田氏は大勢の意見の比喩として「今後未踏の部分をトレースする登山隊が出るとは思えない」という意味の事を書いているけど、登山界のご意見番・池田氏にしちゃ踏み込みが甘いんでないの?
私の予想では、今後韓国隊が『冬季完登』めざしてローツェ南壁に再挑戦するとみているんだけど。

過去にも当ブログで書きましたが、私はローツェ南壁冬季初登の栄誉はJAC東海支部隊に与えられるべきと主張するし、南壁を登った事実に触れず撤退だけを強調した朝日新聞の見識は可笑しいと主張する。
ロクスノ記事では池田氏お得意の登山史を振り返って論を進めているが、ガッシャブルム4峰はじめ登頂されなくても「壁は完登」と認められている過去の偉大な登山が存在するからこそ、今回のJAC東海支部の冬季ローツェ南壁も完登と認められるべきでないの?
もうこの時点で池田氏の論理は破綻してるんだけど。
そもそも、岳人誌でとっくの昔に江本嘉伸が同様の記事を書いているっつうのに今更こういうトボけた記事を載せる雑誌ロクスノ。
このカルト雑誌に1200円も払うなんざ、やっぱりクライマーって連中は変人の集まりですな。

追伸:黒田誠氏の山岳ガイドという職業に関する一文にはカネ払ってもいいと思った。
山が好きだからという理由で、定年退職後にはガイドやってみようなどと考えている団塊世代のそこの貴方、今月のロクスノの黒田誠氏のコラム読んでみませうね。

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韓国人からみた日本の岳人 ~植村直己と鳴海玄希~

故・植村直己氏の著書は世界各国で翻訳され、読まれています。
さて、お隣韓国ではどのように読まれているのでしょうか。
韓国山岳会大邱支部会会員、ホグン・グヨル氏がヨーロッパアルプスで植村氏の著書に触れ、そして日本の若い世代の岳人と触れ合った記録を月刊「山」に寄稿しています。

アルプスから来た手紙 by 月刊「山」5/4
以下記事引用開始
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アルプスから来た手紙

この間のことだった。
筆者が滞在しているシャモニ市立図書館に行った時、ちょうど展示会があった。
北極地方に対する文化と生態、極限状況に対峙する人間活動など、多様な写真と動画で分かりやすく説明しており、関連諸本も展示されていた。
断然筆者の目を引いたのは多くの冒険家の活躍の姿だった。マイク・ホーン(Mike Horn·1966~)から最高の冒険家植村直己(1941-1984)まで、彼らの本とともに紹介されていた。
ちょうど直巳の『妻よ、私は死にに行く』をこの前韓国から帰って来る時求めておいて読まないでいたため、突然直巳に対する関心が大きくなった。もちろん長らく前に彼の本『青春を山にかけて』、『あれがコツビュの明りだ』 などを読んで、それに対してうっすら憶えていたところにこの北極展示会を通じて、小さいが彼の足跡を感じた。グリーンランドの人々の生肉を食べて興味をひく場面や北極グマ等々すべての場面が植村直己といきいきと繋がったのだ。
シャモニと直巳の出会いは彼が25歳でモンブランを単独登頂した時であり、その後冬季グランドジョラス北壁を登るまでになった。不確実性に対する挑戦は、たぶん登山家・探険家たちが第一に追い求める価値でしょう。
一方、多くの優れた登山家たちが、後に自分の冒険性をより広げるために垂直の世界から水平の世界に進んで
探険家の道に立ち入るケースがみられる。彼らの中でただ一人だけ名前を挙げなさいといえば、断然植村直己を選ばなければならないようだ。

(中略)

3,000m以上のアルプスでは相変らず鋭い寒さがとどまっている3月末だった。
筆者はナオミの本『妻よ、私は死にに行く』をリュックに入れてTour氷河に向かった。
鳴海玄希はイタリアで開催されたワールドカップ氷壁大会に参加した後、アルプス登山を経験するためにシャモニに滞在している20代後半の日本の岳人だ。これから半年後にでも日本に帰るつもりであり、これもその時になったみないとわからないという鳴海は直巳の後輩で、直巳が20代にアルプスで過ごした放浪の道にそのまま従っているということだ。

(中略)

午後 5時を少し過ぎた時間だから日が暮れるまでは時間がある。リュックに入れて来た直巳の『妻よ,私は死にに行く』を開いたら喜んでいた。自分もこの本だけでなく直巳の他の二つの本も読んだと言う。
彼は直巳こそ多くの日本人たちが英雄視する人物として、彼と比べるに値する登山家・探険家は出なかったと言う。
 話を交わしている途中、本の中にいるハセガワがアルプス 3大北壁を冬に単独登攀した彼なのか問うた。そうだと言う鳴海は、直巳が活動した明治大学山岳部が現在三、四人だけ活動するほど、直巳やハセガワが活動していた当時とは違い、この頃の日本の若者達は大変な活動が嫌がっていると言った。こんな現象は、日本だけに限ろうか?
また自分はしばらくスポーツクライミングに専念している途中でアルプス登山にひかれて来ているのに、もう 20代後半の自分はもっと心を入れ替えなければならないじゃないかと愚痴をこぼした。
北海道で 4年制大学を出たが、専攻が人文学だから就職先は難しいというのに続いて、山に通うかどうか今度夏までヨーロッパにいて決めると言った。
筆者も 20代後半にその同じ悩みを持ったが、彼に対して役に立つ一言も言うことが出来ず、ただ笑ってみせるだけだ。

(中略)

彼の妻の言葉のように、冬季エベレスト、南極遠征と次々に失敗した自分を許すことができなかった結果、冬季マッキンリー遠征で永久に帰って来ることができなかったことに多く考えさせられる。
直巳のように誰もやりこなすことができなかった大冒険を成したい情熱はないとしても、常に山をやりたい欲心にいつそのような運命になるかも知れないと思えば、気が重い。

(中略)

直巳が冒険という泥沼の周辺をくるくる回わって火の中に飛び込む蛾のように自滅したといえども、彼の想いは誰より強烈ではなかったのか。
いや彼は火の中の蛾ではなく、より高くより広い世界を志向して限界を超越したい私たち人間の本性に、直巳は忠実に従ったのだ。
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以上記事引用おわり

ホグン・グヨル氏による、原文の大部分を占めるスキーの場面は割愛しました。
文中の「鳴海玄希」氏とは、アイスクライミングコンペで名を馳せた北海道のクライマー鳴海氏のことと思われます。
今回の記事で驚いたのは、植村氏の著書の題名が『妻よ、私は死にに行く』となっていること。
植村氏の命題「冒険とは生きて帰ること」と大きくかけ離れているこの本のタイトル、日本の原本はいったいなんなんでしょうね?

私個人の推測として、大学山岳部出身の植村氏の、目上の人をたてるお人柄は韓国の岳人にも受け入れられやすいものと思っています。
8000m峰全座登頂の話題になる度、韓国メディアでは「日本人は達成していない」と枕詞をつけますが、植村直己氏に関しては文句なく登山家・探検家として尊敬されていることが伺える記事であります。

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懸垂下降の末端処理

アラスカで懸垂下降にまつわる悲劇的な事故が起きました。

Climbing partner says knot might have prevented Seattle woman's death by Seattletimes4/28

以下記事引用開始
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シアトルでも著名なクライマー、ララ・カレン・ケロッグ(38)は、アラスカ山脈のWake山(8,130フィート)で転落死しました。
彼女の遺体は、ハーネスにロープが無い状態で発見されました。レンジャーによれば、ヘルメット(転落時に紛失)を除き彼女のギア(アイゼンを含む)は、無傷の状態で見つかりました。
彼女の登山パートナー、ジェド・カレン・ブラウン(23)は、ケロッグの上部、視界の範囲外に位置していました。
彼は悲鳴と人が落ちる音を耳にしました。
(中略)
ロープの末端に結び目があれば、彼女の転落は防げた、とカレン-ブラウンは証言します。
そのような結び目をつくることは登山マニュアルでも推奨されています。しかし、経験豊かなクライマーは時間を節約するため、また結び目がクラックにひっかかりやすいため末端処理を省略することがある、とカレンは証言します。
(中略)
Wake山はデナリやフォーレイカーに比べてはるかに小さい山ですが、上級のクライマーのみが登る山と考えられています。2名のクライマーが1994年、Wake山で懸垂下降中に亡くなっています。

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以上記事引用おわり

2003684435亡くなったララ・カレン・ケロッグ(38)

WakeWake山の全容 緑点が到達地点、赤点が事故発生地点

上記の引用記事で中略とした箇所には、パートナーのカレン・ブラウンによる事故原因の推定が2点ほど記述されているのですが、デリケートな問題のため翻訳は避けました。
いずれにせよ、注目すべき点は懸垂下降におけるロープの末端を結んでいなかったため、「すっぽ抜け」が起きたものとみられます。今回の事故は94年に2名が死亡した際とほぼ同地点で起きたものだそうです。

各種マニュアル・テキストで、統計資料は提示されていないものの、「案外多い」と言われる懸垂下降時の末端処理をしなかったための「すっぽ抜け」事故。
こうした悲劇的な記事を読むに、あらためてわずかな可能性でも致命的な事故に至ることを思い知らされます。

ララ・カレン・ケロッグのご冥福を祈ります。
それとともに、レーニア山を擁する土地柄でしょうか、以前から度々目にしていますが、一般紙にも関わらずクライミング事故原因についてかなり突っ込んだ内容の記事を掲載するシアトルタイムズの姿勢に、アメリカにおけるクライミングの市民権のようなものを感じます。

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HBのヒュー・バナー氏死去

ナッツや各種クライミングギアで知られるHBの創始者ヒュー・バナー氏死去。

Hugh Banner Dies by DMM4/23

イギリスのクライミングサイトUKCフォーラムには哀悼の意を込めた、その人柄を偲ぶ書き込みが幾つか拝読できます。

Hbpicture
自身もクライマーだけに、時には登山隊のスポンサーも務めていたようです。
(右から二人目がヒュー・バナー)

ペツルやBD、カンプのメットが主流の今、私はHBブランドのヘルメットを愛用しています。
ご冥福をお祈りいたします。

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車で生活していたステフ・デイビス

最近のアメリカの山岳誌とかパタゴニアの宣伝読んでないんですが、あのディーン・ポッターの奥様にしてアメリカのトップ・クライマー、ステフ・デイビスは車の中で 7 年 間 生活していたそうな。

Reaching new heights by The Coloradoan.com

Bilde2Steph Davis近影(03年エルキャプのフリー化において)

以下記事引用開始
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ロースクールから車中での生活は、長くて悲劇的と思われそうですが、クライマー・ステフ・デイビスにとっては短く楽しいものでした。
95年にコロラド州立大学で修士号を取得後、コロラド大学ロースクールに入学しました。その1週間後、彼女はロッククライミングのため、そして後のアルパインクライミングに対する情熱を追求するため退学しました。
それから7年間、彼女は祖母の古い車、それからフォードレンジャーで生活していました。
両親にとっては意外なドロップアウトでしたが、クライマーとして成功に至りました。34才、デイビスはビッグ・ウォール、(ソロ、フリー化、アルパインスタイル)で優れています。夫であるクライマー・ディーン・ポッターは、パタゴニアでプロの登山者として働きます。
(中略)
彼女の冒険は、新刊本「High Infatuation: A Climber's Guide to Love and Gravity」で語られます。
(中略)

インタビュー

Q.多くの女性トップ・クライマーは30代になっています。あなたは老化について心配してますか?
A.確かに、世界でも最高のクライマー達は40代になっています。私は、あなたのおっしゃるトップ・クライマーにもなってまいせん。私たちはまだ世代を意識する段階にはないでしょう。クライミングはまだ黎明期にあります。1970年代にはきわめて少ないけれども女性クライマーが存在していました。二、三十年で、私のような人もでてくるでしょう。 私はまだ60年代にいるつもりです。そして、私はまだ登り続けるつもりです。

Q.あなたは、車中生活ができなくなる事を寂しく思いますか?
A.家を持つ前に、私は本当に「私自身の場所」を望んでいたんです。切望したと言わなければなりません - 1つの場所に落ち着いて、多分庭を持つ。それまで私には余裕がなかったので、生活する場所を持っていませんでした。今、私は時折車の中で生活してますが、あんまり変わりないですね。
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以上引用おわり

ちなみに出版されるステフ・デイビスの新刊本の表紙↓
Bilde
こうやって生活してたんですねえ・・・

近々、ディーン・ポッター来日の情報を耳にしましたが、私は断然、奥様のステフ・デイビスに興味あるぞ。
「Climbing is still in its infancy.」(クライミングはいまだ初期の段階にある)という言葉は、ステフ・デイビスのようなクライマーが口にすることは今後の活躍を期待させてくれますし、若い世代へのハッパのような気がしないでもありません。
昔々、「使い尽くされた歯磨きチューブからは何もでてこない」という意味の言葉を残した日本の先達がいましたが、これを「迷言」におとしめることが私たちの世代に課せられた命題でしょう。

ところで、このインタビューから察するに、ディーン・ポッター夫妻は家買ったのか?
やっぱりアメリカでも家買うのは旦那の甲斐性なのか?
夫婦してパタゴニアのアンバサダー辞めちゃったけど、ローン残ってないのか?
と、小市民の私は思ったりする。

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パン好きなクライマーの皆様へ

ネットで検索しても「伝統的な祭り」としかわからないのであるが。
中華民族というのは楽しい人々よのう。

Bun-scrambling applications open by News.gov.hk4/10

要はロールパンが取り付けられたタワーを登って、パンを奪い取る「コンテスト」らしいのですが。
参加資格はちゃんと登山協会の訓練を受けた、または基礎的なクライミング経験のある人となっています。
伝統的な催しらしく、1978年にタワーが倒れ負傷者多数の大事故が起きて長らく中止になっていたそうです。
最近の人工壁の建設技術でもってタワーを造り、競技者もトップロープ方式で登ってます。
あんまりユニークなので、画像引用↓

_41150431_climbersafp203
競技の模様はこんな感じ。
上記記事の画像でも、ちゃんとハーネス・クライミングシューズで登ってる。

0516_a79
ほえ~、眼が真剣です。

0516_a80
2005年開催時のギャラリー。
盛り上がってるけど・・・
う~む、こういうクライミングコンペならちょっと興味あるぞ。

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それが、あ・な・た・の・いいところ(山口智子風)

ディーン・ポッターのパートナー、優秀にしてイカレたクライマーのティム・オニールが昨年密かに来日、これまたイカレたビデオ収録していたのは こちらのブログ で知りましたが。
収録の様子が大々的に彼の地でも報道されています。

The great underwear crisis by Ventura County Reporter4/6

ティム・オニールの役どころは、パタゴニアが進めている「下着リサイクル」を日本人に説得するスーパーヒーロー・・・のコスチュームで数々の失敗を繰り広げるというお話。
は、いいんだけどさ、その格好でテイジン本社から東京の街中まで現れたのか・・・




Timmy
いいよ~、いいよ~、ティム・オニール。
こういうアメリカ人の バカなところ が大好きです。

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バカ。

バカ、とフランス人はタイトル付けてましたが。↓

http://www.ukclimbing.com/images/dbpage.html?id=64064
(クリックしてみてね)

ウォレン・ハーディング風に言うならば、
『彼は下山の最速記録を樹立すべく・・・』
てなとこでしょーか。

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スノーシュー・ボルダリング!!

鳥海山に小屋構えた爺のように、相変わらず否定的に「スノーシューは時期・場所限定」と焼き入れしたシモンのアックスのブレードなみに頭の固い年寄りがいるようですが。
がいこくのバカ・・もとい、若者は考え方が柔軟ですなあ。
フランス発、スノーシュー・ボルダリング発見。

P52774

クライミングの様子のビデオはここ(再生にちょっと時間かかります)

今全盛のミックスクライミングも当初は「何故あんな不自然なクライミングするのか」という意見が存在したらしいし、うーむ、『スノーシュー・クライミング』なら東北在住の奥ゆかしいボクもやってみようかな。

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DMM、最軽量カラビナ発売・・・か?

DMMから超軽量カラビナが発売されるようです。

Phantom Carabiner from DMM by UKCclimbing.com

63876

日本で既に流通している「超軽量」カラビナとスペック比較してみませう。

カンプ・ナノワイヤー 重量28g 強度 クローズドゲート=22KN オープンゲート=9KN マイナーアクシス=10KN
ブラックダイアモンド・オズ 重量28g 強度クローズドゲート=20KN オープンゲート=8KN マイナーアクシス=10KN
DMM・ファントム 重量25.5g 強度 クローズドゲート=23KN オープンゲート=9KN マイナーアクシス=7KN

まあ私はこんなg単位でナーバスになるデリケートなクライミングする気はさらさらないのでどうでもいいですが。
DMMのHMSカラビナ安くなんねーかなー。
で、ここから笑い話ですが。
学生時代、私はモチヅキの ス チ ー ル カ ラ ビ ナ を使っていました。(きっぱり)
軽量合金カラビナに比べて価格は半分!貧乏学生の味方!!
そして重量は2倍!!
きわめつけは耐荷重は半分・・・_| ̄|○ ときたもんだ!

ある時、セカンドをお願いした先輩に「鉄ビナ使ってんじゃねーよ!」と真顔で嫌がられたのでさすがに買い換えました。安全を考慮して買い換えたわけではないトコが、恐怖のツボです。

でもまあ、今クライミング界をにぎわせている某岩場の貧弱な終了点。
寛容さが無いなどという以前に、人間は学び進歩しなければならない、と私は考えます。

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小林由佳は『宿敵』!韓国キム・ジャイン、学生生活を語る。

韓国の女子フリークライマーのホープ、キム・ジャインが学生生活を語ってます。

「蜘蛛少女」キム・ジャイン語る「大学生になったからもっと登ります」 by 東亜日報3/28

Kji
キム・ジャイン近影(ノースフェイスコリアより引用)

以下記事引用開始
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「大学でスポーツ関連の授業を聞くことが本当に面白いです。運動と勉強は両立し難いですが、熱心にしてますよ」
岩登りで卓越した技量を見せる「スパイダ」として知られるキム・ジャイン(19歳、高麗大)は 28日大学生になった所感を明らかにしながら笑った。
キム・ジャインは 2004年から昨年までアジア選手権大会で 3連覇を果たすなど国内はもちろん世界的に有名なスポーツクライミング選手だ。高校卒業後、今年3月高麗大体育教育科に入学、大学生で初めて参加した国際大会で優勝して健在を誇示した。
去る 24日、中国広東省で開かれた 2007テレコム招請国際クライミング大会の女性難易度競技で堂々 1位に輝いた。中国登山協会(CMA) の招請を受けた女性選手は 16人に過ぎなかったが、世界的水準の選手たちを追い抜いたという点で喜びが大きい。
2位にとどまった小林由佳(日本)は国際山岳連盟ワールドカップランキング 9位で、国際大会ではキム・ジャインの宿敵であった。銅メダルに輝いたミュヌエル・サルカーニ(ベルギー)もワールドカップ優勝経験 30回を超えるベテランだ。
(中略)
大学の新入生で盛んに遊びたい時だが、週に五日は学校を終えた後、人工壁で一日 4~5時間練習している。
小学校 6年生の時にスポーツクライミングを始めた彼女の今年の目標は 6月末から参加するワールドカップで 3位以内に入って入賞することだ。キムは技術と体力に優れるが身長は152㎝に過ぎず、外国選手たちよりホールドを取るのに不利である。
また、ワールドカップ大会の場合、スポーツクライミングが普遍化されたフランス,オーストリア,スペインなどヨーロッパで開催されるため、どうしても心理的負担が多く 10位圏内外にとどまっていた。
「大きい競技の経験が少なく、その間ワールドカップで入賞することはできなかった。負傷から回復したから熱心に練習する」と覚悟をかためている。
イ・ゼヨン(ノースフェースクライミングチーム)は 「ジャインが大学生になって心理的にも平衡感覚など技術もうんと成長した。今年ワールドカップでは 1~2位を視野に入れるほど良い成績が期待される」と語った。
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以上記事引用おわり

いやあ、さすが韓国マスゴミ、日本の小林由佳さんは 『 宿 敵 』 扱いですね。
フィギュアの金妍兒といい、水泳の朴泰桓といい、素のままで素晴らしいアスリートなのに、韓国マスゴミって必ず日本の誰かを比較対象にして持ち上げますね。
日本の保守派ブロガーの間ではいい加減にしろという声も上がってますが、この水戸黄門並みの黄金ワンパターンあってこその韓国メディアですよ、うふふ。

ところでこのキム・ジャインを紹介する記事、韓国では「東亜日報」「 スポーツトゥデー」「 スポーツ韓国」「中央日報」「スポーツソウル」などなど、中央日報などメジャー紙はもちろん、スポーツ各紙に配信されてます。
クライミング自体が所詮「マイノリティ」扱いの日本マスゴミとの差も感じますな。

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ウィル・ガッド、新作「YAMABUSHI」を登る

鬼畜新聞社アサヒとタッグを組み、反日記者オオニシ・ノリミツのトンデモ記事が保守派ブロガーをワクワクさせてくれるニューヨークタイムスですが、クライミング関連記事はなかなかです。

Injury Tests Climber’s Resolve High Above the Ground  by The NewYorkTimes 3/24

日本のアイスクライマーには特に知られたウィル・ガッド先生、ロッキーで岩の新ルート開拓、名前を「Yamabushi」と名付けたそうです。
山伏は「津波」みたいに世界的に知られた言葉なのか?
次はぜひとも「月山」とか「出羽三山」希望。
はさておき、記事によればウィル・ガッド先生は

1.右手が腱鞘炎である。
2.理学療法などいろいろ試した。
3.最近良いカイロプラクターに出会って治療中。
4.「Yamabushi」は再登できるか断言できない困難なルート。
だ、そうです。
クライマーだけでなく多くの登山者の方々も体に故障を抱えている方は多いと思いますが、ウィル・ガッド先生のように先鋭的なクライミングを繰り返している方ならなおさらなんでしょう。
皆様、体の故障とは仲良く付き合って、良い登山を。

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超軽量・100グラムのハーネス

仏のkairn.comを見ていたら何やらスリムなハーネスが。
cilaoとかいうメーカーのハーネスです。

2_03

売り出し文句は「100グラム」(Mサイズで)のようですが・・・
んー、よく読んだら、推奨用途は山スキーorアドベンチャーレースでしたね。
最近ようやっと、用途別にハーネスそろえようか物色中の私でした。

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コリン・ヘイリー S・ハウスも一目置くアルパインクライミング界のホープ

Top young mountaineer in peak condition  by Seattle Post-Intelligencer3/7
(今ノッてる若いクライマー)
以下記事引用開始
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ワシントン大学の学生コリン・ヘイリー(22)は、まもなくアラスカで春休みを過ごします。そして危険を冒してアンカレッジを囲むゴツゴツとした山の新ルートを捜すのです。氷壁を登ることがトレーニングです。
冬休みはパタゴニアで過ごしました。そこでヘイリーはセロトーレ ~登山家のために絵に描いたような、世界で最も挑戦的なピークの1つ~ に新ルートを開拓しました。
今夏は岩と氷の9,000フィート以上も垂直の岩峰の初登を果たすため、パキスタンで過ごす予定です。
それは、ヘイリーがその若さでトップクラスのクライマーと同列に評価されるようになった、冒険と挑戦です。

コリン・ヘイリーは、パタゴニアのセロトーレ(世界で最も難しい山のうちの1つ)の新ルート開拓で名声を高めました。
「自宅やオフィスは退屈な存在です。」「なぜ、あなたは現実の世界から出て行かないんですか?山が遠いから?」

「彼は本物です」と、ノースカスケードの開拓者でガイドの著作もあるフレッド・ベッキーは語ります。

(中略)ヘイリーが10歳であったときにはフッド山に登り、すぐにクライミングを始めました。4年後には、彼はパートナーを求めて二まわりも年齢が違うメンバーに電子メールを送っていました。
16歳には、彼は父親よりも優れたクライマーになり安全面のレクチャーをしていました。昨年、アメリカ山岳会は彼にロバート・ヒックス・ベイツ賞を与えました。それは彼をアメリカでも最高の若いクライマーの1人と認めたことになります。彼は最近マッグス・スタンプアワードを受賞、彼の提案したクライミングプランを支援するための補助金4,000ドルを得ました。

ヘイリーと仲間のジェド・ブラウンは、昨夏、アラスカの13,020フィートのモフィット山北面に新ルートを拓きました。
「彼らがしたことは、ここ最近でも重要なクライミングの1つです」と、スティーヴ・ハウス(プロの登山家)は語ります。彼は2005年にナンガパルバット(世界で9番目に高い山)をヘイリーと登るため許可を取得していました。
ハウスはそのような若い年齢で積み上げられたヘイリーの実績に驚嘆します。そして注意します。「私が25歳になるまで、私にとっての重要なルートは登っていませんでした。」
(中略)
先月、コリン・ヘイリーとパートナーは、Indexの壁に取り組みました。
ヘイリーは後援を受けた登山家またはクライミングガイドにはなりたくないと言います。
それは、どんなルートを登るべきか選択する自分のセンスを損なわれるのを感じるからです。一部プロ登山者のエゴイスティックかつ得意げなイメージも好きになれません。
ヘイリーは季節労働者に憧れてます。 ~アラスカの蟹漁船や山岳地の地質調査~ 彼は山にあっては自由でありたいようです。
(中略)
彼の両親は息子がアイビーリーグ校に通うことを望みました。しかしヘイリーはノースカスケードにとどまるため、わざと成績をワシントン大の合格ラインの1ポイント上までにとどめました。
「ノースカスケードが、私にふさわしい場所なんです」ヘイリーによれば、クライマーにとって、アラスカ、ヒマラヤ山脈またはパタゴニアに登ろうと挑戦する準備をするためにふさわしい、米国本土48州唯一の山脈だそうです。

Indexで濡れた岩場を苦労して進むこと1時間、ヘイリーは60フィート下の、彼の登っているパートナーを下で確認して、素晴らしかったことを彼に話すために振り向きました。
彼のパートナー、ロブ・スミス(24)は、熟練したクライマーで、レーニア山でガイドをしています。しかし、彼はこのの壁をよじ登ることに関心がありませんでした。スミスはすでに彼のブーツを雪まみれにして立っていました。彼はそのピッチを登るためヘイリーが1時間かかるならば、二倍の時間がかかるだろうとわかっていました。

「登ってから、回収もできるぅ?」と、スミスが後ろで叫びました。
「なにそれ?登んないの?」
「いや元気だけど。」
「おいおい」失望したヘイリーが言いました。
「そりゃ完璧ってもんだぜ。」
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以上引用おわり

あのスティーブ・ハウスも一目置く若きクライマー、コリン・ヘイリーの紹介記事です。

Colin
注目すべきは、彼が地元の山域ノースカスケードにこだわっていること。
シュイナード以来、「世界の大岩壁への途竜門」と論じられてきたヨセミテのヨの字も出ていません。
クライマーとして向上する可能性は、どこにでもあるということでしょうか。
彼の代表作・モフィットピークのエントロピーウォール登攀の様子はこちらのサイトで拝見できます。

The Entropy Wall (VI 5.9 A2 W4+) on the North Face of Moffit Peak

蛇足ながら、この紹介記事の最後かつヤマ場である登攀シーンの次の会話、うまくニュアンスがつかめません。

"You can go ahead and clean it on your way down," Smith yelled back.
"What? You're not going to climb it?"
"Yeah, I'm good."
"Oh, man," Haley said, disappointed. "It's perfect."

日本山岳会でデカい顔している頭のよろしい一流私大山岳部のおぼっちゃまの皆様方からでもご教示賜れればうれしいです。(ボク何か悪いこと書きました?)

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韓国の国際ルートセッター、キム・ドンヒョン

懸垂一つできなかった手で壁を丸めこむ by 中央日報[日刊スポーツ] 3/1
以下記事引用開始
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私の中の山<18> キム・ドンヒョンと人工壁
国内唯一の国際ルートセッターとして活動、観客の拍手導き出す演出家を自負

「醜い木が山を守ると言います。私がそれですよ。才能がないので粘ってこの立場に到達したようなものです。」
キム・ドンヒョン(33)さんは国内唯一の国際ルートセッターだ。
ルートセッターというのは、スポーツクライミング大会でを新しく配置して一種の問題を出す人だ。解答を解こうとするクライマーたちの素敵な姿勢を導き出して、観客の拍手を作り出す演出家と言える。
懸垂一つできなかった彼が世界的ルートセッターになるまでどんなことがあったのか聞いて見るためにソウル永登浦区に行った。
彼が運営している室内壁クリンプ。クリンプというのは、ホールドをつねるように取る方法を言う。難しさを乗り越えて行くという彼の意志をうかがうことができる名前でもある。

彼が山と初対面したことは中学校 2年生の時。男親の下で育ちながら沢山喧嘩した。一度は家出して初めてバスと電車に乗って、何の考えもなく走った。そして窓の外で白い岩を見るようになった。.
「青くて尖っただけが山と思ったが、その岩を見て衝撃を受けました。」すぐ電車から降りたら道峰山駅。日暮れまで岩だけ眺めて家に帰って来た。「幼い時から壁を登ることが好きだったが、その岩は何か神聖な壁のように感じられたんです。」
(中略)

岩と縁を積みながら山を尋ね始めた。一度はインスボンの短いルートで登山訓練をした先輩が「遊びに来て見なさい」と言う言葉に訪れた人口壁。当時室内壁では唯一の所だった。
ところがそこで学んだことは自分が才能がないという事実だけ。3m 壁を上がるために必要な二つのホールドさえ取ることができなかった。「23歳まで懸垂一つできなかったから当たり前の事だったのかも分からないですね。」 月会費を出して一日通って、やめたのが 3ヶ月目。
「私には合わないという気がしたんです。ところが不思議にも家に帰ってもホールドが目の前に浮び上がるんです。」それで運動しないとしても見物するために出勤するように壁を捜した。それとともに徐々に実力もきちんきちんと積むことができた。
壁を捜してから 1年後の 91年から登山大会に参加したが結果はむちゃくちゃだった。しかし 93年夏、釜山で開かれた大会で優勝した。「一度優勝したら目標を忘れてしまったんです。私が 3年かかったことを2ヶ月でやりこなす後輩たちを見ながら恐ろしかったんです。」 しばらくスランプに陥ったが 1年後、また乗り越えた。
(中略)

ルートセッターとして

人工壁全国大会で頭角を見せながら 94年から 96年まで外国で開催されたワールドカップ大会にも出場した。97年には ACC(アジア登山競技委員会) ジャパンカップ大会ルートセッティングに初めて出た。ルートセッティングに関するセミナーとともに、ルートセッターの資質と能力を評価受ける機会だった。この大会で男子部決勝ルートをセッティングして、その競技の成績から好評を博した。それとともにアジアルートセッター資格を認められるようになった。
そして 4年が経ち、2001年オーストリアで国際ルートセッターとしての資格評価を受けるようになったが、当時書類を評価したルートセッターとの摩擦で脱落の危機に面した。しかし 98年から 2001年までアジアでの活動を認められ、国際ルートセッター資格を認められるようになった。現在アジア圏で活動している国際ルートセッターは日本に 2人、韓国に 1人だけだ。
彼が現在目標としていることはアジア国際大会を担当することは勿論、さらに大きい大会でチーフ(chief)として活動することだ。特にイタリアのアルコで開かれる世界的なロックマスター大会のルートをセッティングすることが夢だ。そうするために今年の4月にはアメリカのユタとコロラドで岩に登る計画だ。
5.14b (難易度を現わすヨセミテグレード。5.2から始めて現在 5.15aまで公認。非公認で 5.15cまである)の難しいルートを作るための経験を積むつもりだ。「直接登ることもできないのに問題を作るということは容認されないですね。選手たちはもちろん観客に認められたら、世界最高の舞台を演出する日が来ると信じます。」
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以上記事引用おわり

クライミング嫌いな私ですが、人口壁にとりつく時はもちろん、周りでホールドの付け替えをしたなんて話題を聞くたびに、尊敬の眼になってしまいます。
さて、注目すべきは記事中で国際ルートセッターは日本で二人となっていること。
私はクライミング嫌いなので、誰が5.15だか5.30だか登ろうが、どっかの岩場が地主に立ち入り禁止食らったとか、はっきり言って どうでもいいし関心ねえよ なんですが、ただ一点。

 理由はなんであれ、飯山健治さんという才能を事実上封殺した日本のクライミング界とやらは、やはり五輪競技などほど遠い未成熟な分野だと思います。

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韓国ソウルでSPOEX 2007開催

韓国ソウルで韓国最大規模のレジャースポーツ展示会「SPOEX 2007」が2/28~3/3の日程で開催されました。
エベレスト韓国隊登頂30周年記念展などがマスコミの話題になったようです。
もう一つは、SPOEX杯 2007 ディスカバリークライミングフェスティバルが併せて開催された模様。

SPOEX杯 2007 ディスカバリークライミングフェスティバル開催 by Ohmynews2/26
記事引用開始
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ディスカバリーボルダリングコンペでは、女 20人男 40人総 60人のスポーツクライミング同好人たちが参加する予定であり、アジアボルダリング大会では韓国男女選手それぞれ 12人ずつ参加しながら、日本、香港、シンガポールなどから来た総 12人の外国選手も一緒に参加して多くの人々の視線を集めると予想される。

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以上記事引用おわり
記事にあるようにアジア各国からボルダリングコンペに選手が集ったとのこと。
大韓山岳連盟の掲示板には、唯一の日本人選手として準決勝進出者名簿に尾川智子さんの名前があります。
結果は3位とのこと
最も、私の関心は同じ準決勝進出者女史名簿に「クラックスゾーン」という、私がお世話になった京機道山岳連盟理事の申氏運営のジム出身者が名前を連ねていたこと。
あー、申さんのあのジムからそんな強豪が輩出されているんだなあ・・・と思った次第でした。

しかし日本のアウトドア業界では業界人の自慰行為的な展示会ばかりじゃなくてこういう「開かれた」展示会ってできないんですかね?
韓国メーカーは着々と中国に手を伸ばしてるし、団塊の世代とやらの爺婆ばかりに目をむけているだけでは、幾年もたたないうちに中国にも追い抜かれると思います。

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バカで結構。

筆者は日本のマスゴミによる山岳報道を叩いておりますが、海の向こうアメリカではもっと凄い訳でして。
私が好きなタイプの冒険家ロバート・ヤング・ペルトンの著書によれば、コロラドで遭難したスキー客に対して地元マスコミは「彼等の脳の容量は北極の苔並み」と書いたとか。うふふ。

で、昨年から連続したオレゴン州・フッド山の遭難に関して、アメリカのマスゴミは毒舌連発です。

Foolish climbers are not heroes by The kingman dailyminer.com 2/26
(バカな登山者は英雄にあらず)

When Idiots Go Climbing by Esquire 3/1
(バカが登山に行くとき)

かの高名なエスクワイア誌までが取り上げているところから、フッド山の遭難事故はアメリカではちょっとした社会問題になっているものと推察します。

Thirty-five climbers have died on Mt. Hood in the past 25 years. Haven't people gotten the hint yet?(エスクワイア誌)
 過去25年で35人が死に、まだ登山者はヒントを得られないのか?という問いは日本国内の山岳事故に重ねてみてもごもっともである。
 エスクワイア誌記事の最後はこう締めくくられる。

 The mountains will always be there. If the weather is crappy, go bowling. (エスクワイア誌)
 (山は常にそこにある。天気が悪けりゃボーリングに行け。)
 はい、ごもっともでございます。
 で、登山者がバカ呼ばわりされるのはどうでもいいんだけどさ、エスクワイア誌記事を飾る「もっこり」トランクスパンツ一丁に葉巻とシャンパン抱えた野郎、おまえにだけは言われたくない。

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2007年マッグス・スタンプ賞決まる

久々にClimbing誌のサイトなど拝見したところ、2007年マッグス・スタンプ賞が決定したようです。

Winners of 2007 Mugs Stump Award by Climbing 2/5  

これはクレバスで不慮の死を遂げた優秀なアルパインクライマー、マッグス・スタンプを記念して"fast, light and clean"な優れたクライミングに送られる賞です。
2007年の受賞は

・Colin HaleyとJed Brownによるウルタル・サール7388mヒドンピラー初登
・Maxime Turgeon と Louis-Philippe Menard によるK6峰7281m北壁初登
・Josh Wharton と Bean Bowers によるラトック1峰7145m北稜初登
・Cory Richards と Ammon Walsh によるペルーアンデス Huantsan 6,369m南壁初登
・Freddie Wilkinson、Kevin Mahoney と Ben Gilmoreによるアラスカ・フィン峰4000m南壁初登

以上の5パーティーに送られました。
詳細は本家サイトMugs Stump Climbing Awardにて。

このマッグススタンプ賞、ピオレドオールに劣らぬ充実したラインナップ、世界のクライミングを語る上で無視しがたい賞だと思うのですが。
はっきりいって内紛状態のピオレドオールよりマッグススタンプ賞に注目したいのであります。
で関係ないけど、以前にガイド研修で一緒になった龍凰登高会の浦山博さんが

Mugs
↑このイラスト付きの格好いいTシャツ着用されてたのですが、どこから入手されたのかなあ・・・
恐れ多くて聞けなかった・・・
もしかしてアルパインクライマーしか着ていけないTシャツなのか?

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あの人は今 ピエール・マゾー

フランスの登山専門サイトで見覚えのある名前が・・・

Ma
ピエール・マゾー

あのフレネイ中央岩稜遭難で、ボナッティと生き残った強力なフランスの登山家。
植村直己らを含むエベレスト南西壁国際隊に参加した時には既に国会議員だったと本で読みましたが、その後はフランスのスポーツ文化大臣として活躍、現在は御年77歳、政界引退か、などと書かれております。
Googleのフランス語版ニュースで検索すると名前が政治欄で出てくる出てくる・・・
政界の重鎮になっていたようです。
同じく議員サマとなったメスナーといい、政治分野で活躍する希有な存在でしょうか。

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Piolet d'Or からGHMが撤退

このニュース、ソースはもちろんフランス発なのですが、フランス語はさっぱりなのでロシアの山岳サイトMountain.ruの英語版経由という伝聞形で知りました。

GHM retire from Piolet d'Or 2007 by Mountain.ru12/28

世界でも優れたクライミング成果に送られる賞Piolet d'Orは従来、GHM(フランス高山山岳会)とフランスの山岳誌モンターニュ誌によって贈呈されていましたが、2007年をもってGHMは撤退、スポンサーであるモンターニュ誌は従来どおり賞授与を遂行すると言明しています。
GHMの撤退理由の詳細はわかりませんが(すみません、そこまで英語力ない。)、思想的な背景があるようです。2007年Piolet d'Orに関してはK2climb.netあたりもずっと注視しているので、そのうち経緯は明らかになるでしょう。

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06年ピオレドオール ノミネート

先にピオレドオール・アジアの話題をとりあげましたが、
本命の「ピオレ・ド・オール」がノミネートされたようです。

Piolet D'Or Candidates Selected by Climbing 12/8

記事によれば、ノミネートされたクライミングは次の5パーティー。

チョモラーリ北西ピラー マルコ・プレゼリ他 スロベニア
  
チョーオユー南西壁ソロ新ルート パブロ・コゼック スロベニア

ケダルナートドーム南東ピラー イアン・パーネル他 イギリス

マナスル北東壁 デニス・ウルブコ他 カザフスタン

シング・チャルパ北稜 イゴーリ・チャプリンスキー他 ウクライナ

個人的には、人民解放軍によるチベット難民銃撃の貴重な映像を公開したパブロ・コゼックを推したいところです。

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クライミングウォール利用者講習に行く

あ~クライミングなんて嫌いだよ!!
なにが登山の基本はフリークライミングだ!!
性格の腐ったクライマーが語るなボケ!!
でも将来登りたい山が岩岩なんだからしょーがねえだろ!!
と、自分に言いきかせ。
今の自分に足りないのは経験、そして殻に閉じこもっている現状。
ここはひとつ初心に返り、人工壁でのマナーから学ぶため、山形県山岳連盟主催のクライミングウォール利用認定講習会に参加する。
商業ベースの人工壁に困らない、セックスと暴力の大都会東京に住む恵まれたクライマーの皆さんとは異なり、田舎の県ならどこでもそうだと思うが、
 パターン1 国体に乗じて地元山岳連盟が人工壁を造る。
 パターン2 山岳連盟が厳しい安全管理規則によって管理している。
 パターン3 利用するには講習を受けて許可証をとらなければならない。
というのが、たいていの地方都市のパターンではないかと思う。

今回の私の真の目的は、野外教育の分野で利用が増えているので、クライミングの基礎を学び直すこと。
しかし俺ってホントにクライミング嫌いらしい・・・前夜は体調不良となり、早めに寝る。

Cl
当日はお日柄もよく。
講習内容は登り方には一切触れず、あくまでクライマーとビレイヤーの一連の流れの安全確認が主となる。
クライミング嫌いの私もどーにかこーにか一連の動作をこなし、講習終了。ふー。
県山岳連盟の粕川理事長からは
「基本的なことばかりでつまらないでしょ」
と言われるが、いえいえ、やはり基本は改めて大事だと思った次第。
学生時代、池袋の極真会館で白い帯を締めながら稽古中、道場を訪れた故・大山倍達総裁が仰った言葉。
「基本だよ。基本をしっかりやりなさいよ。」
基本をおろそかにして山で何度も痛い目に遭っている私には永遠の座右の銘である。

しかし、居合わせた面々は見聞きした方々ばかり。
ただでさえ競技人口の少ないクライミング、イナカになるともう仁寿峰のクラックより人間関係が狭いね。
私にとってとても嬉しい事・・・
以前、冬富士に一緒にいった東根市の若いA君。
登山から遠ざかっていると噂を聞きがっかりしていたのだが、当日、可愛らしい11クライマーの奥様を連れて登りに来ていた。
数年ぶりの、とても嬉しい再会でありました。

突然の申し込みを受理戴いた県山岳連盟の粕川理事長はじめ、斎藤様、皆川様には御指導深く感謝申し上げます。

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或るフリーソロ・クライマー ~NYタイムス紙の見識を賞賛する~

バカマスゴミの記事には「決まり文句」というものがあります。
地元・山形新聞でいえば、何か流行り事があると「○○のメッカ」という表現が必ず出てくる・・・おまえらムスリムの集団なのか?
一般マスコミにおいて、クライマーはたいてい「クモ男」と書かれています。
まるで幼児番組の敵役ですな。
しかも日本だけでなく欧米の記事でもよく「spider man」の見出しが目に付きます。
ははは、クライマーって「私高尚な登山してますわよ」って偉そうにしてるけど虫けら同然の扱いだね。
さて、The NewYorkTimes紙といえば、反日記事を書きまくるキチガイ記者ノリミツ・オオニシが在籍していることで知られている左巻き新聞ですが、あるフリーソロ・クライマーに関する良質な記事が掲載されてました。

Free-Solo Climber Prefers the Unencumbered Ascent by TheNewYorkTimes 11/18
(クライミングの画像付き)

記事中では淡々とクライミングについて述べ、こんなくだりがあります。

In rock climbing, simply reaching the top is not enough. Style is everything; the free soloing that Reardon has mastered is considered by some to be the purest and highest form of climbing.
(クライミングにおいて、単にのぼりきることは、十分ではありません。スタイルがすべてです。リアドン(記事に取り上げられているクライマー)が熟達したフリーソロは、最も純粋で最高のスタイルであると考えられています)

すげー。
Style is everything ときたもんだ。
一般紙にもクライミング誌なみの見識の記事が載っている。
「クライミングは文化」なんつー言葉は、一部の偉~いクライマーのセンセイ方が唱えているにも関わらず、一般マスゴミにはなかなか理解されていないのが現状ですが。
キチガイ記者ノリミツ・オオニシが在籍する左巻きNYタイムス紙もいい記事書くのう。
セブンサミットあたりでバカ騒ぎする日本のマスゴミも少しは見習ってほしいものです。

追記:
記事中の
During climbs, he is connected only to an iPod loaded with Kid Rock and Hank Williams Jr. tunes.
が格好ええのう。

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ARC'TERYXのザック

いわゆるギアマニアという奴が好きではないのだが、珍しくギアの話題。
山岳ガイド江本悠滋氏推薦のザック、ACRUXを試しに背負う機会があった。

Acrux50cobalt

場所は天童市のマウンテンゴリラ
このザック、東京の有名登山用品店にもあまり出回ってないらしい。
マウンテンゴリラの誉田さんの商品の選眼には脱帽である。
誉田氏もメーカーとしてのARC'TERYXを高く評価している。いわく、他メーカーより数年先を走っているとのこと。
で、問題のザック。
私が気になっていたのは江本氏が特に推奨していた「縫製」にあったのだが、実際に背負ってみると、ウエストベルトがザック本体に対して車でいうところの『独立懸架』になっている。つまり、体を捻った場合、ザックとは独立してウエストベルト・腰の部分が動くのだ。
ほえ~とその素晴らしさに関心することしきり。
誉田氏には漏らしてないのだが、ザック新調を考えている私には気になる・・・
んが、値段も 凄 い 。
オフシーズンのヨーロッパ往復航空券が買える値段である。
こういうメーカーがスポンサーにつくにふさわしい実力者の江本氏はさておき、スポンサーレスの私のザック探しの旅はまだまだ続く・・・

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トッド・スキナーの死因、装備に問題か

アメリカのメディアではトッド・スキナーの事故死でもちきり。
日本のメディアも珍しく、「ロッククライミングの第一人者」の事故死としてベタ記事ながら各紙が取り上げているようです。
転落の原因については公園当局は調査中としながら、アメリカメディアではAP通信発の報道が各紙に流れているようです。

Faulty equipment may have led to climber's death by ESPEN.com10/25

Why did he fall?  by The Casper Star Tribune 10/26

記事引用開始

 ロープをつけている彼のハーネスのリングが壊れ、彼は落ちました。と、親友のポール・ピアナは証言しました。彼はスキナーのクライミングパートナー、ジム・ヒューイットから電話を受けました。
 「ジムはいくつかギアがすり切れていたと私に話しました。本当に悲劇的な事態となりました。」と、Pianaは証言します
(中略)
 「できれば、自分の命を一つのギアに託すなんて事はしませんが、時にはそうせざるをえないことがあります。」と、クライマーでありパタゴニア社オーナーのイボン・シュイナードは証言します。「トッドは常に正確な動作をしていましたが、ストラップが壊れたという事実はかなり衝撃的です。」

記事引用おわり

なお、ヨセミテ公園のスポークスマンは、転落の原因として装備に問題があったか言及するには、今の段階ではまだ早いとコメントしています。
今回の事故の原因から、クライミングに潜在する危険を学び、生かすことが、亡くなったベテラン・クライマーへのせめてものはなむけでしょう。

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【速報】トッド・スキナー事故死

88年にヨセミテのサラテ・フリー化、日本では著書『頂上の彼方へ 究極の山から得た40の教訓』で知られるトッド・スキナーが、ヨセミテのリーニングタワーでラッペル中に500フィート転落、事故死した模様です。
アメリカの多くのマスコミが

Climbing Legend Falls To Death In Yosemite by ABC.com
Wyoming rock climbing legend falls to his death by 9news.com
World-class climber dies in fall by DenverPost.com

「climbing legend」「World-class climber」と報道して、その死を悼んでいます。
直接の事故原因は不明で、マリポサ保安官事務所で現在調査中とのこと。
故人の早すぎる死を悼み、ご冥福をお祈りいたします。

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スポルティバnewモデル

町田から東京駅に移動、空き時間を利用して秋葉原へ。
東京に来たからには登山用品店も覗かなければ・・・。
東京の登山用品店といえばニッピン。
え?
カモシカ?
動物の名前がどうかしました?
秋葉原駅に降りてみると・・・
景色が変わっていて浦島太郎状態。

山岳部OBでお世話になっているニッピンの平川さんに挨拶に行く。
ついでにスポルティバのニューモデルの偵察。
田舎の山形に住んでいると、スポルティバの情報はなかなか入ってこないのであるよ。
アメリカのアウトサイド誌にも取り上げられていた二重靴「ヌプツェ」を手に取ってみる。
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今時の冬靴、皮革と合成繊維を巧く組み合わせ、往時のプラブーツよりも快適そうである。
続いて平川さんのご好意によりトランゴアイスEVOのサンプルを試し履きさせてもらう。
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ふー、今時のアイスクライマーってこんなの履いているんですねえ・・・
今の登山装備の風潮について幾つか伺い、店を後にする。
お忙しい中、話相手をしていただき平川さんありがとうございました。

もはや、一つの靴でなんでもこなす時代は遙か遠い昔なのですね。
最近、登山用品行く度、「お金貯めなきゃ」という重いプレッシャーを感じるのは私だけでしょうか。

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リフォームしませんか?

フランスの某クライミングサイトより引用。
Escalade urbaineとタイトルが付いております。

4imagesport13

建設会社のマジメな社員の私といたしましては、クライマーよりも建物の水道・配管設備がどーなってるのか気になっております。

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ドラマ『LOST』出演女優エバンジェリン・リリー、登山での恐怖体験を語る。

リリー語る:『もう少しで死ぬとこでした。』

Lily: 'I almost died this year' by Irish Examiner, Ireland 10/6

記事引用開始
ドラマ『Lost』出演女優リリーは、出身地カナダのベーカー山を登っていました。
米国のテレビ番組での証言
「人には話さなかったことなんですが、山で本当に怖いめに遭いました。その登山で死にかけたのよ。 (中略) 頂上にはたどりついたけど、そんなに楽しめなかったわ。下山時にお尻で滑っていった時に、私はクレバスに向かって滑落してったんです。 (中略) 私の体はたまたま偶然、そこにあったスノーブリッジに落ちて、宙づりになりました。もう少しで死ぬところでした。」
記事引用おわり

日本でも放映されているらしい『Lost』という番組に出演している女優エバンジェリン・リリー。
私は最近テレビみてないのでドラマも彼女も知らないのですが、ネットで検索するとこんな綺麗な人みたいです。↓

Evangelinelilly_1

Evangeline_lillypreview

んで問題のべーカー山、結構な雪山です↓
Mt20baker_1

本当に助かって何よりでした。
登山では、美人にもそうでない人にも、死は平等に訪れる。
しかし、女性登山者の美人とそうでない人の比率を考えるとホントに平等?
う~む・・・・
触れてはいけない話題に踏み込んだ気がする。

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アメリカのヴィア・フェラータ施設で死亡事故

アメリカの、或るクライミング中の死亡事故記事に注目です。

Amanda Joy Crawford / North Versailles native, victim in rock-climbing accident by Post-gazette.com9/25

 ヴァージニアのアマンダ・ジョイ・クロフォードは音楽家、詩人、そしてアウトドアを楽しむ女性でした。レストランでの仕事で出会ったプロのロッククライマーとのデートは、悲劇に終わりました。
 そしてこの悲劇の場となった岩場について、記事はこう説明しています。
 記事引用開始

 ウエストバージニア州警察によれば、初心者がより少ない危険とともにクライミングを学べる、恒久的に据え付けられた安全システムによるルート「フェラータ」で彼女は事故に遭いました。
 この地域では、クライマーは、全てのルートに沿って走る鋼のケーブルに愛着を持っています。
 フェラータシステムはヨーロッパで人気があり、アメリカ合衆国では新しいシステムです。
(中略)
 亡くなったクロフォードさんは、ハーネスと2つのカラビナでケーブルにビレイしていました。しかし、木のまわりを通り抜けようとする際に — 警察によれば — 彼女は安全装置をフックから外し、そこで足を踏み外しました。
 
 記事引用おわり

 この後記事は彼女の死を嘆き悲しむ関係者の様子を伝えています。
 私が注目したのは、フェラータ施設がアメリカにも出来つつあること、そして初心者クライマーがクライミングを学べる施設として位置づけられていることです。
 彼女の死はフェラータも危険が伴うことを認識させられます。
 関係者、特にパートナー(彼氏)のプロクライマーの悲しみはいかばかりか。
 遭難者のご冥福をお祈り致します。

 Via08a
ヴィア・フェラータ。あらかじめ岩場に設置されたハシゴ、ワイヤーにカラビナをかけて安全を保ちつつ登る形式のクライミング。

 ペツルのカタログで日本人にも、名前だけは広まりつつあるヴィア・フェラータ。
 (一般人にはリポビタンDのCMといった方が理解が早いか?)
 私もいっぺんやってみたい登山の一つです。
 北アや妙義あたりの岩山によくみられる、下手に腐れかけたロープや赤錆た鎖を設置しっぱなしにするよりは、フェラータシステムを取り入れるのも一つの安全対策として考えられるのではないか、と私は思います。

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クライマーを呼べ。

ギリシャでロッククライマーが世のため人のため活躍してるようです。

Police rethink theft of icon  by Kathimerini 8/30
(警察当局、イコン盗難について再捜査)

ギリシャで貴重なイコン(キリスト教・東方教会の神・聖人画)が盗難、犯行にロープが使われたらしいのですが・・・

記事引用開始
 イコンは11日前に断崖にある修道院から盗まれました。現在まで、犯人はイコンを抱えて逃亡するのにロープを使用したと考えられていました。しかしながら警察は、ロープが調査を妨害するように外されていたと推測しています。
 情報筋は、犯行を再現検証するため、経験豊富なロッククライマーに依頼したとのことです。
 検証により、ロープが操作を攪乱する目的で置かれたとすれば、警察は修道院の中の何者かが犯行を手助けした可能性について調査するとしています。
記事引用おわり

 ギリシャ警察の幹部が会議室かなんかで、
 「ここはロッククライマーに手伝ってもらうべが」
 「んだんだ」
 という感じで決定されたんでしょうか。
 私の記憶では、日本の某動物園のゴリラ飼育室が新築された際、ゴリラが逃げないか確認するため、「人が登れるところはゴリラも登れる」っつー理由で、フリークライマーの第一人者が飼育室のクライミングを依頼された、というニュースを覚えてます。

 個人の趣味といわれるクライミングも、世のため人のために役立ってますねえ。
 たまには。

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議員サマのつかいみち

アメリカの青年、ジョン・フランシス氏がアイダホ州Sawtooth山脈に入山したまま行方不明になっているのですが・・・・

For parents of missing rock climber, slim hope is better than fog of despair by StarTribune.com8/26
(行方不明クライマーの両親、僅かな望みをつないで)

記事の冒頭には、行方不明となった息子に配達された健康保険請求書を目にした両親の困惑が描かれています。様々な状況から既に死亡したものと判断している行政に抗い、捜索を続けさせようとしている両親の姿が記事の主題です。
で、読んでいて気になる部分がココ。

 After 2½ days, Francis said, the sheriff all but ended the search, despite pressure from political figures in Minnesota.
 (行方不明者の父デビッド)フランシスによれば、ミネソタの政界人からの圧力にもかかわらず、保安官は捜索を2日半ほどで終了させるとのことでした。

 アメリカの山岳遭難って・・・あの96年にエベレストで遭難したベック・ウェザースの件もそうだけど(この時は家族が当時の州知事ブッシュに救助活動を懇願、断られた)、遭難救助を求めるのに、議員など政治家から関係者にプッシュしてもらうのって常套手段なのだろうか?
 日本でも就職やらなにやらで地元議員に手をまわしてもらうなんてあるけどさ。
 ね、身に覚えがあるでしょ、 地 方 公 務 員 の 皆 さ ん !

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だんじょの仲はむずかしき哉。

プロクライマーのケティ・ブラウン、クライミングするカップルについて鋭い観察。

Brown: Climbing couples, on the rocks by Boulderdirt.com

記事引用開始
 二週間前、私は数人の女友達とライフルの岩場にいました。私たちのうち、1人を除いて、いわば「ロンリーハート・クラブ」でした。
(中略)
 私の関係はほぼ3年間、現れては消えました。ついには電子メールでおしまいになりました。悲しいことに、私たちの波乱の理由は、クライミングに関係してます。
(中略)
 結局私が得た結論は、男性も女性も、関係を持続させたいならば、異性を引き留める技法を知ることが鍵であるということです。私が観察した法則は次の通りです。

1.(略)
2.) 女性のために:恐れは会話の話題にしないこと。彼が落ちることを恐れていると気づいた時あるいは落ちたときには、そのことをボーイフレンドに言わないでください。
3.(略)
4.)女性のために:彼は失望して怒ってるかもしれません。彼は、侮辱や冒涜を口にするかもしれません。個人的なこととして受け取らないように。より状況を悪くするだけです。リラックスして。
5.) 男性のために:女性は感情的で、自分に厳しい生き物です。ちょっとしたことで泣いてしまうでしょう。抱擁と励ましの言葉で慰めて下さい。

 最後に最も重要なこと。落ち着いてください。(中略)あなたはリラックスして時間を過ごせばよいのです。

以上引用おわり

 むふー。
 アメリカのカップルも大変ですなあー(他人事)。
 これって、日本・韓国・アメリカ・フランスのカップルクライマー比較したらメチャメチャ面白いんじゃないだろか(ますます他人事)
 
 ちなみにケティ・ブラウンは
 Kbrown
 リン・ヒルおばさま(もうお姉さんって歳じゃないよ・・・ね・・・)と組んでリーニングタワー西壁をフリー化した強力クライマー。
 この記事では、とにかく「リラックスしてクライミングを楽しんで」っていう気持ちが表れていて、筆者たるケティ本人に好感もてる記事であります。

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池田常道氏に異議あり。

またBookoffネタ。
ロクスノとかいう雑誌のバックナンバーを見つけたので買ってみる。
クライマーとかいうオタク連中の自慢話満載のカルト雑誌を定価で買う奴の気が知れない。
K2登頂50周年特集とやらで、登山史研究における日本の第一人者、池田常道氏のK2解説を読む。
さすがは池田氏、という切り口で読ませてくれる記事である。

この中に気になるくだりがある。
登山史において、アレイスター・クロウリーの評価を見直すべきではないか、と池田氏は提唱している。
しかしながら、東北山岳ガイド協会所属山岳ガイド大滝勝は、池田氏の提唱には真っ向から反対するものである。

アレイスター・クロウリーとは、20世紀前半、ヒマラヤ登山の黎明期において、カンチ峰など幾多の登山隊に参加、その奇異な行動が特筆されている。
いわく、
医師でもないのに高度障害に倒れた他隊員の肺水腫を見抜いた。
雪崩の発生を予言、クロウリーの予言に従わず行動して遭難死した隊員の救助活動には一切手を貸さず、大ひんしゅくをかう。
自分の意見を聞かない登山隊の隊長を拳銃で脅した。
などなど。
そう、もともとクロウリーは別名「20世紀最大の神秘主義者・魔術師」と呼ばれ、オカルトの世界では名を知らぬ者はいない。
黒魔術に身をやつし、薬物と性交の怪しげな儀式を用いた人物である。

Ac02
日本のオカルト関連本でよく引用される、儀式中のアレイスター・クロウリー像

クロウリーについては、昨年Climbing誌だったかで大々的に取り上げられたようだ。(筆者未読)
小学生の頃からオカルトに親しんできた(親しむなよ)私にとって、「岩と雪」に掲載されていたジョー・ブラウンのトランゴ登攀の記録にクロウリーの名前を見つけた時には、ある種の恐怖を覚えた。
クロウリーが黎明期の登山隊に関わったのは、明らかにアルピニズムとはかけ離れた、二次的な目的があったためである。
池田常道氏がクロウリーについてどの程度認識しているかは不明であるが、結果的に登山史に寄与したにせよ、アレイスター・クロウリーを必要以上に評価すべきではない、というのが私の意見である。

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今夏はビール園+人工壁で決まり。

夏山シーズン始まり。
夏山合宿の行き先に悩んでいる方も多いことでしょう。
酔っぱらい糞じじ・・・もとい、山でお酒が欠かせない社会人山岳会の皆様に朗報!!
なんとビール園と人工壁の複合施設誕生であります!!
(ただし中華人民共和国のお話)

去啤酒体験攀岩感受能萩得戸外运動装備 by 都市快報6/27
(クライミング体験やアウトドア活動ができるビール園に行こう)

ビールといえば欧米のイメージですが、実は中国って世界一のビール生産量を誇る。
当然消費量もそれに伴うワケで・・・
ここ数年、青島ビールを抜いて生産量トップを誇るメーカー、雪花啤酒。

Beer89

雪花啤酒の社名で検索すると、いろんなスポーツイベントがひっかかりますな。
ヤルツァンポ河探検隊のスポンサーになっているところからも、クライミングや登山には理解あるメーカーのようです。
肝心の施設、クライミング体験はもちろん、「国家チーム級の達人のクライミングを鑑賞しながらビールを飲む」って・・・・他人のクライミングを肴に酒を飲むってが・・・
何より、酔ったまま壁に取り付く奴が出ないことを、切に願います。

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今、奥様の間で流行中。

今、韓国の奥様方の間でビッグウォールが流行っているらしい・・・

ヨセミテ・エルキャピタンに登るその日まで by 日刊スポーツ(韓国語)

記事引用開始
 このごろ主婦たちに人気のあるレジャーの一つが岩壁登山。北漢山を登山している途中、仁寿峯に取り付いているクライマーを見て「私も一度やって見ようか」と考え、入門するようになる。さらにインドアクライミング大会に出場したり、ヒマラヤのような高所登山に挑戦したりする。
(中略)
「職場生活ばかりしてきて、四十過ぎて岩壁登山を学んだが、大好きなんです。それでついでにヨセミテに挑戦してみようと思います。」 去年、岩壁登山の経験を綴った随筆集 <ハヌルギルに登る女>を出版して話題を集めた駐米頃(50)さんが人工登攀スクールを受講した理由だ。
 フリークライミングが技術と体力を要するなら、人工登攀は技術だけではなく装備の回収能力、そして荷物を引き上げるホーリング能力の 3拍子が揃ってこそ可能だ。
(中略)
 ポーターレッジに座って余裕綽々に顔をほころばしている人々。5日間の短期教育を終えた駐米頃さんは「TVでばかり見ているヨセミテも、遠くないようだ」と遠征意欲を燃やした。

記事引用おわり
あんまり凄いので画像引用
Htm_200606121825050301000003010100001エイドクライミングに励む韓国の奥様方。

ヨセミテにおばさまパワーがあふれる日も近い。

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BOOKOFFにて

誰が5.15だの5.20だの登ろうが、
誰がクライミングW杯で優勝しようが、
ど う で も い い私ですが。

Inertia

BOOKOFの100円コーナーで見つけたので即購入。
いやなに、クリス・シャーマを動画でみたかったもので・・・

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山も、仕事も

あなたの叫びは、誰にも聞こえない。
というホラー映画並の書き出しで、コロラド・ブラックキャニオンでのクライミング事故が報道されています。
アメリカの新聞記事って、こういうクサい書き出し多いような。

Climber Self Rescues After Breaking Leg In Black Canyon by Denverchannel.com5/22

クレイグ・スミス21歳は、今夏のエルキャピタン登攀めざして、従兄とコロラド州・ブラックキャニオンでクライミング中に転落、右足を骨折。
しかし、そこは誰か来るような場所ではありませんでした。
高温の中、ツタウルシを避けるため雨具を着込んで這い上がること8時間、水無しで脱出を計ること17時間かけて車にたどり着きました。
 徹夜で脱出を試み、見上げた夜明けは最高に美しかったとのこと。
 ちなみに、怪我が完治後、彼らは懲りずにエルキャピタンに向かうそうです。

 転落→高温地獄の藪の中を這いずり回る

 まるで今の私の抱えている仕事そのまんまです。
 ためになるお話、ほんとうにありがとうございました。(棒読み)

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これは何ですか?

アメリカ・ヨセミテでもボルダリングが大盛況という報道です。

Climbers turn attention to boulders by Knoxville News5/20

ミッドナイトランニングは世界で最も有名なボルダーです。という解説から、ヨセミテの今を記載している記事。やはりアメリカ人にとっても、ボルダリングとは記事になるほど珍しいのか?
読んでておかしいのは、
『ヨセミテを訪れる観光客の間で、クラッシュパッドは好奇の対象です。最低でも週1,2回、「これって何ですか?」と聞かれます』

C1861107

あ~、言われてみりゃ、山やらない人にはわかんないよな。
この記事で初めて知ったのですが、かの有名なヨセミテ登山学校はボルダリングに関わっていないそうです。理由は墜落からの安全をフォローしきれないこと、そしてボルダー(岩)周辺の環境・生態系に配慮してのことだそうです。
とはいえ、あまりボルダリングについては知りませんが、ヨセミテが引き続きボルダラーにとって天国であり続けるのは変わらないような気がします。
記事は二人のボルダラーの様子で締めくくられています。
『バルジを何回かまわった後、コープランドとパートナーであるフレズノ州交換留学生・ヤスダアツシは、未踏のボルダーを初登するために、森に向かいます。』

こらヤスダ!
ちゃんと勉強しろ!(嫉妬)

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前衛クライマーか、環境テロか。

アーチーズ国立公園のクライミングが物議をかもしている、ディーン・ポッターの続報。
ポッターが登ったのは「デリケート・アーチ」というオブジェのような岩。

Delicatearchデリケート・アーチ

「地球の歩き方」なんて調べてみたら、その岩の下で結婚式したりと、同公園およびユタ州の象徴的な岩だったりする。
幾つかのメディアは批判的な報道をする中で、スポンサーのパタゴニア社はポッター擁護の声明を発表。

Patagonia Statement on Potter Climb by MountainZone.com

この声明で同社は公園当局規則が曖昧であること、クライミングに批判の声があることを認めた上で、CEOのCasey Sheahanはコメントします。
『あらゆる世代のクライマー達は、表現の自由を制限しようとする体制側と対決してきました。(中略)ディーンはフリーソロ・クライミングの頂点に立っており、彼の意志を支持するものです。』

ま、創業者がシュイナードですから、さもありなん対応です。
マスコミで叩かれるとすぐ引っ込む、日本のへなちょこ一流企業とは違いますな。
これに対し、地元ユタのソルトレーク・トリビューン紙は『ポッターの環境テロ』と厳しい表現で批判。

Potter's ecoterrorism by The Salt Lake Tribune
記事引用開始
ディーン・ポッターの行動は無責任で、利己的である。ポッターの環境テロを容認するパタゴニア社は恥を知るべきである。誰もが自然の造形美を楽しむための規則を、ポッターに尊重させなさい。
(中略)
チョークを使用しないことは、傷跡を残さなかったことを意味するものではない。定められたクライミングの場所は、公園の内外にあるのです。ポッターはクライミングのオルガナイザーとして、法律と土地を尊重するべきである。
記事引用おわり

Shame on Patagonia・・・と、なかなか厳しい表現。
所詮、海の向こうの話で詳細は不明だけど、公園規則が曖昧だとはいえ、公園当局はじめ地元関係者が不快に思っているのが報道から読み取れる。
日本のクライマーをみても、かなり地元の方々との意思疎通には気をつかっているようだ。(同じくらい、初心者に気を遣えと言いたいが。)
体制反抗は結構だが、地元関係者との意思疎通って、アメリカのクライマーはしないのかなー。


ちなみに、こんなモノをアメリカでは売ってます。
Delicate20arch
子供向けオブジェは登るのは自由なのにね。

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ディーン・ポッター、公園管理局とトラブル

オブジェ的な岩山で知られる、アメリカのアーチーズ国立公園。
ここでディーン・ポッターが公園管理当局とトラブってる模様です。

Delicate Arch climb has park chief red in the face by The Salt Lake Tribune5/9
クライミングの模様の画像が掲載されてます↑

ディーン・ポッターとは、ヨセミテ等で高難度の大岩壁をスピーディーかつ単独で登ったことで知られ、最近はパタゴニアでのクライミングなど、今やアメリカだけでなく世界的なトップクライマー。

Deanpotterフリーソロ中のディーン・ポッター

 いつものごとく、ポッターお得意のフリーソロ(ロープ等補助手段を一切用いない)でアーチーズの岩壁を登ったところ・・・クライミングを禁止している公園管理局の逆鱗に触れたようです。
 地元のクライミング用品店オーナー、マット・ムーア氏も、
「Delicate Archを登ることは素晴らしい。ディーンにとっても偉大なクライミングでしょう。しかし、それが公園規則に違反していることは容認できません」とコメント。
 そしてポッター本人のコメント。
 公園管理局のルールは理解し、ホールドの土を払った程度で自然にもインパクトは与えなかったとして、次のポッターのコメントで記事は締めくくられてます。

"What has our world come to if we cannot join nature by climbing one of nature's most beautiful features?"

 うーむ。
 英検4級の私の意訳ですみませんが、要はこんなニュアンスでしょうか。
「これだけ美しい大自然の中でクライミングができないなんて、世間一般はまともじゃないぜ」
 
岩場を巡る行政とのバトルというものは、ヨセミテの歴史でもおなじみです。
私個人は、一流クライマーだからといって、法を超える理由にはならない・事情もない、という意見です。
でもこういう先鋭(前衛)クライマーと行政の対立って、今後もあるでしょうね。

それを考えると、海外でワイン飲み放題・女買い放題・人を車で轢き殺しても無罪放免になるエリート天国・外務省が最近異様なフットワークの軽さで、アニメや漫画を奨励した文化交流を目論んでますが・・・
役人に励まされていい作品ってできるのかね、アーティストの皆さんよ。


追記
ポッターがアーチーズ国立公園でクライミングした件について、他マスコミも多く報道してます。一例↓

Climbers Speak Out Against Ascent of Delicate Arch by KSLTV.com5/9

これらの報道に共通するのは、地元およびクライミング関係者の声はどちらかというとポッターの行為に否定的名様子、そしてアーチーズの美しさに惹かれたというポッターのコメント。
公園管理当局はポッターのクライミングによる影響が無かったか、岩場を調査中とのことです。

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韓国やま修行の旅 総括

5月1日。
早朝、お世話になった申東勲氏にお礼を述べてからクライミングジムを出て、高速バスで仁川国際空港へ。
早めにチェックインし、のんびり買い物でもしようかと思ったら・・・
今回利用した航空会社は撃墜・テロ爆破でおなじみの大韓航空。
私は11時発なのだが、いきなり9時発の便に乗ってくれませんかと言われ、そうする。
GWの真っ最中、日本行きの午前便のため、9時発便の内部はガラガラ。
中心5列にはほとんど客がおらず、私はのんびりリクライニングを倒して成田まで過ごす。

今回の韓国行き。
成果としてはシュイナードB1本だけという、コストパフォーマンスの低い山旅である。
それ以上に、申東勲氏のお計らいもあり、京畿道山岳連盟の数多くの登山者と出会えたことは、金に換えられない出来事だった。
東洋のヨセミテという呼び名もあるが、仁寿峰は仁寿峰。
ハイカーにもクライマーにも愛される素晴らしい山でした。

もう次の行きたい山を考えているが、さらにトレーニングを重ねて韓国に再訪したいと考えている。

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韓国やま修行の旅その6 

大韓山岳連盟・京畿道連盟本部に帰着。
そこはスポーツ会館という、10階建てビルの一室だった。

S3ガッシャブルム2登頂場面の大型パネルが飾ってある。

14
京畿道山岳連盟事務室の様子。
連盟の副会長は韓国最高齢の8000m峰サミッターでガッシャブルム2に登頂、申氏のお計らいで挨拶させていただく。
スポーツ会館(様々な種目の連盟事務室がある)といい、山岳連盟事務室といい、地方組織にしてこの施設の充実ぶり・・・
日本のスポーツ界が束になっても、韓国になかなか勝てない理由の一端が見えるような気がする。

申氏に導かれ、京畿道登山学校の卒業式を後で見守る。
卒業生は約20人ほど。
一番心うたれたのは、ちゃんと受講生のご父兄・ご家族が花束持参で同席していたこと。
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 テレビ通販でトレッキングシューズ売っている程登山が盛んなお国柄とはいえ、登山学校卒業式にご家族が来てくれるなんて・・・素敵だなあ・・・
 この後は登山学校の打ち上げパーティー。
 もちろん、 焼 き 肉 です。

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約60名の韓国の皆さんに、たった一人の日本人で私も存分に飲み食い致しました。
誰だ!
京畿道の人たちに「イッキ」などという日本語を教えた奴はっ!!

もちろん私は部外者のため、出入り口の下座を陣取り飲んでました。
関係者が帰るたび、理事の申氏はきちんと起立して握手し一礼して見送ります。
さすが儒教の国、礼儀の国、韓国です。
大学体育会山岳部出身の私には、むしろ清々しい宴会でした。

山岳関係者の酒席。
一次で終わるはずがありません。
この後、申氏のクライミングジムに場所を移し、二次会です。

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左から2人めがお世話になった申東勲氏。欧州三大北壁を経てナンガパルバット遠征後はフリーに転進、現在は韓国・水原市でクライミングジムを経営中。

しこたま酔ったまま、人工壁にとりつきポトポト落ちるのを楽しんだ後、また酒です。
「これはイルボン(続寿美代女史のことと思われる)が作った記録映画だ」
というアイマックス「エベレスト」をみんなでテレビで見ながら、あれがエベレスト、あれがマカルー、と深夜まで盛り上がってました。
俺は明日帰国できんのかな・・・まあいいや・・・
と、再びシュラフに潜り込んで眠りにつきました。

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韓国やま修行の旅その5

13時に下山を開始。
登山学校の皆さんは大型バスで水原市へ。
申氏、高さん(今秋チョーオユー遠征予定)、私の3人は申氏の車に便乗して水原市へ。
仁寿峰の登山口トソンサからしばらく歩いて下山。
仁寿峰の登山口には数多くの登山用品店がある。
行ったことはないけど、シャモニとかもこんな感じなんでしょうか。

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社屋のマネキンがなかなかですな。

申氏がフレンズの修理を依頼していた O2 Worldに立ち寄った。
ここで、噂の「人工氷壁」を見学させてもらった。
大型ビルの一室であるが、冷凍庫を改造したアイスクライミング・ジムである。

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アックス、アイゼン類は貸し出し可。私が訪れたときはカシンのアックスが無造作に置かれていた。

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正式名称は知らないけど、アイスクライミングコンペでみかける、ぶら下がった木柱がみられる。コンペを意識した造りになっている。

このO2worldジム、仁寿峰の登山口のすぐ近く(タクシー乗り場周辺)に位置している。
おそらく多くの日本人クライマーは知らずに通過していたのではないだろうか。
同ビルにある登山用品店はクライミングギアも充実。日本ではみられない、カシンやカンプのギアが置いてある。書籍も洋書がそろえてあり、ハリシュ・カパディアの本なんかもある。
マニアにはたまらない品揃えのお店です!(アダルトグッズ風表現)

見るモノ全て珍しくキョロキョロしながら、私達は水原市に戻った。
京畿道登山学校の卒業式に参列するためである。

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韓国やま修行の旅その4

翌朝は小雨まじりの天気。
テントサイトでぼーっとしていると、見知らぬ方から誘われて(笑)朝食タイム。京畿道山岳連盟・登山学校の皆さんと朝食を共にする。
申氏は担当する学校生徒と仁寿峰の登攀へ。
私は申氏の知り合いグループ6名と登ることになった。
と・こ・ろ・が。
このグループ、なぜか朝遅くなっても動く気配が無い。
どうやら全くの初心者をまじえたグループで、近くの岩場でトレーニングとあいなった。
かなり遅い時間まで、なぜか再び酒が入る(笑)

昨年過ごした登山学校でもそうだが、韓国の人の中に入ると、まず先に年齢を聞かれる。
年齢から始まり、結婚しているか、子供がいるか、に話題が進む。
韓国人A「クライミングをする上で、奥さんは心配していないか?」
私「山に行く目的で、韓国に行くと言ったら怒ってた」
一同爆笑。
おおっ受けた受けた!
口下手な私も少しは日韓友好に係われたかな?
韓国人A「ここにいるみんなも同じですよ・・・」
韓国人B「いや、韓国の夫はstrongなんだっ!妻は家で心配しているもんだ!」
韓国人A「あー、彼はこの中で唯一の独身です・・・」
結婚生活に希望と幻想を抱くのは、日本も韓国もおんなじね、うふふ。

などなど、高尚な山の話題とは程遠い内容の会話が日韓両国人の間で繰り返される。

10時も過ぎたところで、みな登攀具を身につけ、キャンプ場裏の緩い傾斜のスラブを登り詰める。
登り詰めたところは、仁寿峰のグレートスラブを正面に見据える、眺めの良い場所だった。
ここで「あそこがキバェC」「あそこがウディキル」など、経験者のルート解説に皆で聞き入る。

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小雨まじりのガスの中、仁寿峰のにぎわいは晴天の昨日と変わりなし。

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全くの初心者とともに、懸垂とスラブ登高のトレーニング。韓国人も、最初から上手いわけではないのだなあ・・・と当たり前のことを考えてしまう。

昼にはキャンプ場に戻り、再び
17_1焼 き 肉 で す 。

昼食をとっていると、仁寿峰の登攀に行っていた登山学校の皆さんが戻ってきました。
他の仲間が帰ってくる間、ボルダリングに興じている子供達もいます。
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キャンプ場の裏の緩いスラブで、大人がズボンの後を握ってあげ、子供達がスラブ下降の練習をしていました。
こうしてスラブ最強の韓国人クライマーが養成されていくのでしょうか。
さらに、ハイカーらしきお父さんに連れられた3~4歳くらいの男の子が、お父さんの制止を振り切ってスラブを登り始めました。
・・・山野井泰史も認める「スラブ世界最強」韓国人。
それは「血」という資質なのかもしれません。

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韓国やま修行の旅その3

日本のネット上でみられる仁寿峰の記録、ほとんどの方は白雲山荘(ペグサンジャン)に宿泊されていますが、私は京畿道山岳連盟の面々と共にテント場泊でした。
食事はもちろん、

17 焼 き 肉 で す 。

初めて知ったのですが、韓国の岳人達は鍋を囲んで食事するときは、酒を回し飲みします。
「山に酔うというか・・・この雰囲気が良いんですよね」
と、申氏はつぶやく。
今秋、チョーオユーに遠征予定の方から
「パッチギって映画知ってるかい?」
と聞かれる。
うぅ・・・私は井筒監督が大嫌いなのだが。
「じゃあ、スイングガールズって知ってるか?女の子が楽器演奏する映画。あれ好きなんだよなー。」
おおっー、わたしゃその映画撮影したトコから来たのだよ、と少し映画の話で盛り上がる。
酔いつぶれ、2日めが終わる。

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韓国やま修行の旅その2

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ちゃん!オイラを置いてどこ行ったんだよう!!

その頃不良オヤジは・・・
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仁寿峰・シュイナードBにとりつき中。

関係者1500人が出動したという報道をよそに、仁寿峰はクライマー、ハイカーでごったがえしてました。
なんとか無事、入山です。
早速、申氏、高氏、私の3人でシュイナードBにとりつく。
アンダークリングからレイバックを繰り返し、スラブにクラックと変化に富んだ良いルートでした。
このルートを拓いたシュイナードは、もっとスマートに登ったんだろうな・・・と先人に思いを馳せ、ふーふー言いながら最終ピッチのダブルクラックを抜ける。
終了点から仁寿峰頂上に続くスラブ、横から飛び移るようにスタンスに乗るのだが、下がスッパリ切れ落ちているのでメチャメチャ怖い。トップが登った後はユマーリングで続く他パーティーもいる。

1日2ルート程度登るとは聞いていたが、なんとなく体が続かないのでキャンプ場に下山。
途中の白雲山荘で飲んだマッコリの美味しいこと。
私達は、日本人クライマーにおなじみ白雲山荘には泊まらず、キャンプ場で一泊です。
夜からは申氏が関わっている大韓山岳連盟・京畿道連盟の登山学校の生徒達も登ってくるとのこと。
楽しい楽しい、韓国の皆様とのキャンプ生活の始まりです。

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韓国やま修行の旅その1

クライミングなんて嫌だよー。
どうせ上手くなんねーしよー。
フリークライマーって性格悪い奴多いしよー。
だいたい俺の愛読誌は「新ハイキング」なんだよー。

とぼやきつつ、行ってきました韓国・仁寿峰。
昨年知り合った大韓山岳連盟・京畿道連盟理事の申東勲氏を頼り、5000円の格安夜行バスで成田に移動、ソウルへ飛んだ。
日本のクライマーには安・近・短でおなじみの仁寿峰。
私は全く意識していない山だったが、昨年グォンギョル登山学校でトレーニング中、申氏がしきりに私を連れて行こうと誘っていたのが仁寿峰だった。
その時はスケジュールが合わず仁寿峰には行けなかったのだが、「それだけ申氏が強く誘う仁寿峰。韓国の岳人の姿を垣間見るためにも、自分の経験を積むためにも良いのでは」と考え、今年の連休に予定を組んだのだった。

んでもって、初日は仁川国際空港からソウルを素通りして、水原(スウォン)市にある申氏の経営するクライミングジムを訪ねた。
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申氏は昨年から脱サラでクライミングジムを開いていた。
「日本のPUMPみたいなジムが目標です」
と語る申氏。ジム内は会員で結構なにぎわいである。
私はクライミングジムというものをあまり知らないが、ここの特徴は腰より下には小さいホールド、上にはガバホールドがとりつけてある。指先の力を試すようなシブいホールドはそれほど無い。
会員たちは、ひたすらトラバースをくりかえす。
時折、指揮棒を持った申氏が歩いて回り、会員達にムーブを享受する、という形式だ。
足使いにはあまり口出しせず、がに股同様の初心者も多いが、上半身に関してはクロスムーブを多用しているようだ。申氏の指導のハングル語にも時々「・・・クロス」「・・・クロス」と聞こえる。
徹底して反復練習を繰り返している。
韓国のインドアクライミングの秘訣は、「公文式」のような徹底反復練習にあるのだろうか。
ルーフにもホールドが付いているが、皆さんの持久力は凄まじい。二度三度、両手でぶら下がる格好になっても気合いと共に体を持ち直し、再び壁にとりついている。凄すぎる・・・

山形の飯豊体育館の人工壁の話をすると、「(人工壁の)高さがあるのはとてもうらやましい」と申氏は語る。
今夜はここにシュラフで寝、明日早朝に仁寿峰に出発。
・・・の予定が、テレビニュースで仁寿峰のある北漢山国立公園で大きな山火事が発生と報じた。
関係者1500人が出動、消火に当たっているという。
深夜まで申氏は各所に電話、私はネットで韓国マスコミの最新ニュースを探る。
我々が心配するのは、山火事で北漢山一帯が入山禁止になること。
結局、確たる情報は得られず、明日とにかく仁寿峰に行き、ダメなら仙人峰(ソニンボン)に行こうということになった。
さてさて、明日は何が待つのだろう・・・と考える間もなく、シュラフの中で眠りについた。

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エイリアン回収にみる、アメリカという国

クライミングのプロテクションギア、エイリアンが今年初めにリコールとなったことはクライマーの皆様には周知の事実。
昨日4月18日、アメリカ消費者製品委員会の通達を受け、アメリカのマスコミ各社が一斉に「エイリアン回収」を報道しています。

Alien

CCH Inc. Recalls Mountain Climbing Camming Anchor Due to Fall Hazard by YahooNews4/18

エイリアンの欠陥・回収自体の報道は今頃か、という感じですが、注目すべきはあらゆるメディアがこの情報を取り上げていること。
上記リンクもヤフーのニュース欄、しかもFINANCE部門だったりする。
最初にエイリアンの回収が公表されて以来、いや、登山用品のリコール問題で、日本のマスメディアでこれだけ広範囲に情報をとりあげたことがあっただろうか?
ここに、アメリカにおけるクライミング・・・それはレジャー全般と置き換えても良い・・・の社会における認知度を感じる。
イラクやアフガンで間違えて民家を爆撃したり、ホテルに滞在していても共産国家より「いいかげん」なアメリカ人気質を感じるものだが、それと相反するようなきめ細かい消費者対策。
欧米人という人種の、コミュニケーションに対する意識の違いだろうか。

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マムート新型ビーコン、アラスカ山岳ガイドが採用決定

この新型ビーコン、2月に開催された展示会で、既にスキー関係者には周知の製品のようですが・・・
バックカントリーで知られるガイド・ブルークリフのブログにも、展示会の記事が掲載されています。
マムート社製の新型ビーコンMammut Pulse Barryvox Avalanche Beaconは、埋没者のバイタルサイン(英文記事からは、パルス・脈拍と思われる)を発信する今までにない機能を備えています。
 アメリカの紹介記事では、(いささか縁起の悪いシチュエーションですが)、生存者を優先して捜索するというメリットを紹介しています。
 この新型ピーコンを、アラスカの山岳ガイド(Alaska Mountain Guides & Climbing School, Inc)が採用を決めました。もともと以前からマムートのバリボックスを使用していた同組織、引き続いての新型採用になりました。

Alaska Mountain Guides Adopt New Transceiver by MountainZone.com4/6

Barryvoxpulse

なお、マムートの新型ビーコンを含む雪崩対策用品、ボルボ社主催のスポーツデザイン大賞を受賞したようです。

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中国外交部、エベレスト初登頂にイチャモンつける

中国外交部が40~50年代の機密文書を公開。
この中には、第二次大戦における中国残留日本人の取り扱いを巡る日中双方のやりとりも公開されています。
そして記事の後半、53年の英国隊エベレスト登頂に関する疑義が掲載されています。

新中国外交部档案解密 披露国宴閲兵赴奥等内幕 by SOFU.COM

記事中、英国隊の成功に伴う祝賀ムードで、山の名前を「エリザベス2世峰」にしようという声があったことに中国側はおかんむり。(初登頂がエリザベス女王戴冠式と前後したのは有名なエピソードですな)
記事サブタイトルも、

攀登珠峰侵犯我国領土(チョモランマ峰登攀は我が国の領土侵犯)

とゆータイトルが付いております。
チベット侵入・人民を虐殺、原潜を日本の領海内に侵犯させる国の言い分とは思えませんな。
登頂後の成功レセプションにも中国外交筋は参加しないなど、当時の中国側の感情が読み取れる興味深い資料です。
記事の最後に53年当時のインドメディアの記事を引用、それによれば、登山関係者は虚偽証言を強制され、ヒラリーとテンジンの登頂は疑わしいのではないかと投げかけています。

外交文書たるもの、他国のメディアなんぞを拠り所にするものか?
ヒラリーとテンジンの登頂の真偽。
私自身は、ヒマラヤ登頂における真偽は、原真氏が著書で述べているように「本人が登頂したとするならばそれを信用する」不文律に従うべきと考えている。

ま、安倍官房長官以外の親中派が次期自民党総裁になるべく、各方面に工作を続けている中華人民共和国。(日本公安委員発表)
それは汚い手法というよりも、外交巧者・中国の垂れ流す情報、登山の話題が絡めば私にとっては、なお楽しい。

Hillarytenzing

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中国語は、いとおかし

私のような素人が言うまでもなく、言葉は「生きている」。
中国語、特に登山用語は、えらい先生方のテキストや語学マニアさんも把握していない新語が多く、調べていて楽しい。
私がよく見るサイトでは、今回もクライミングギアを中国人に紹介している。
攀岩装各介紹--物美价廉六角塞 BY 中国戸外資料網3/23

クライミングギア、
フレンズの類は →   机 械 塞
ヘキセントリックは → 六 角 塞
そして、カーブナッツは・・・

image004 半 月 塞

なるほど、半月・・・
中国人は、風流だのう。

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復帰。

11日からの連休、トレーニング山行のため月山方面に行く予定であったが、10日から激しい鼻水の風邪。
しかも鼻の左側だけ激しい。
俺はもしやガンか?!
余命いくばくもなかったら、よろこんでプータロー→ヒマラヤ遠征に行くのだが。
連休は安静にすごすことに変更、10日の夜は飯豊体育館の人工壁に行く。
勤務先をなんとか7時に脱出。
飯豊までは約50キロ、車で1時間。
今は冬道なのでなんだかんだと時間がかかる。

シーズン初のクライミングですごい鬱。
なんでこんな思いまでして人工壁にいくんだろう。
猛吹雪の中、
「クライミングなんて嫌だーっ!」
と、叫びながら運転する。
心肺機能を向上させるため、風邪が完治した先月から水泳を再開、週4回泳ぐ程度に体力も回復させてきた。
これに併せて、クライミングにも体を慣れさせたい。

8時、飯豊体育館到着。
体育館は9時に閉館となる。
ストレッチやらなにやら含めると、実際登れるのは30分程度。
コストパフォーマンスは激悪だが、クライミングの動きを体にたたきこむ貴重な機会なのでいた仕方ない。
さいわい、人工壁には本田夫妻がいた。

シーズン最初のクライミング、

zansatu
かえりうちですな。

もうダメだからいいや。
つまんね。
人には向き不向きがあるんだから努力してもしょうがねえべ、パーカ。
と自分に悪態をつきつつ、本田さんにクライミングボード自作について相談。
性格最悪で自己中心的な人間がそろっているクライミングの世界で、本田夫妻はとてもわかりやすい、初心者の立場にたった説明をしてくれる。国体競技を通じた指導歴のたまものなのでしょう。
性格最悪で自己中心的な人間が多いクライミングの世界では、本当に貴重な存在である。

登った、というよりは人工壁を撫で撫でして本日の私のクライミングはおしまい。
飯豊から自宅までの1時間、今度訪問する国の言語CDをかけ、ヒアリングのおべんきょうしながらモチベーションを高める。

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遠方よりメールあり。

韓国からメールが届く。
今春、グォンギョル登山学校でしごかれた際、いろいろ私の面倒をみていただいた大韓山岳連盟理事の申さんからであった。
私がソウルを訪れた当時は会社員だったのだが、今は水原という街でクライミングジムを開設したという。
ナンガパルバット遠征の経験もある申さん、高所耐性や家庭環境などもあり、今はフリークライミングに専念するバリバリのクライマーである。
ご本人は小さいジムと仰るが、画像ではなかなか立派な施設である。

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登山学校のウェブサイトを通じて韓国各地のジムの様子を見ていたが、おそらく日本を上回るであろう盛況ぶりである。人工壁はもちろん、人工氷壁(実際に凍らせた壁)もある。韓国の方々の熱い「血」は、クライミングという行為に適しているのだろうか。

ああ、申さんのところに再訪するためには、体重絞らなくては・・・。

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懸垂の支点に注意すべし

santa

サンタもね。

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野口健氏、山野井泰史氏を語る。

おお、産経新聞にサプライズな記事!!
関係ないが、近所に蔵王サプライズという会社がある。先の選挙の際はマスコミで社名を連呼されて、売り上げに影響は・・・
は、さておき、あの野口健氏が、あの山野井泰史氏を語っています!!

【書評倶楽部】アルピニスト・野口健 『凍』 by 産経新聞

記事の中身より、この組み合わせを考えた編集者は大胆だと思う。
で、肝心の書評が・・・清掃登山の経験談を全面に出した自身の話で書評になってない・・・
これだけ考察が浅い書評が掲載されるのも、ビッグネーム野口健の成せる技か。

 記事引用開始
 ヒマラヤの高峰ギャチュンカン遠征での遭難、そして奇跡の生還という出来事が詳細に書かれているのだが、私の生き方と比較しながら、まったく違う価値観を持つ山野井夫妻の生き方が、実はもっとも理想的でありぜいたくなのかもしれないと、感じた。
 記事引用おわり

 いえいえ、貴君のように清掃登山で自分の理想を求めた生き方も、山野井夫妻同様、一般人には十分贅沢です。

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懸垂下降

懸垂下降は、クライミングの中でも特に危険性をはらむ技術である。
この事は数多くの技術書でも指摘され、死亡事故は古今東西、ビギナー・ベテランを問わず、跡を絶たない。
で、ベトナムでのひとこま。

Adventure tours take young Vietnamese in love to new heights by ThanhNiennews.com8/23

べトナムの若いカップルは、ホーチミン市の旅行会社が企画した登山に加わり、彼らの愛を新たな絶頂へと導いています。
(中略)
青年は旅行について話しました。「私は、岩壁の途中でガールフレンドに花輪をプレゼントしました。私達は共にチャレンジを楽しみ、お互いをより身近に感じたんです。」

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だから懸垂下降はあぶないっちゅーの!!

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そんな靴、投げ捨ててしまえっ!!!

珍しくクライミングの話題。

一昨日、ガイド装備の相談に、ガイド師匠の登山用品店に行く。
最近、師匠は超多忙で相手にしてくれない。
そのかわり、奥様に相談にのってもらう。
どうも奥様の方が師匠より懇切丁寧に説明してくれる。
店内にファイブテンのガイドテニーが置いてあった。

guideteni

この靴、私が韓国のグォンギョル登山学校で研修した際、薦められてこれを現地で購入した。
しみじみと手に取り眺めていると、奥様からこう言われた。
「その靴アプローチに履いていくんですよ」
え・・・・日本ではそういう認識なのか・・・
気になりネットで検索してみると、日本のどのお店もアプローチシューズとして、購入した方のホームページを拝見しても、おおむねアプローチ用途のようだ。

実はこの靴、グォンギョル学校41期生の仲間は皆、これを履いて岩場をガンガン登っていた。
ガイドテニー、ソールはちゃんとステルスC4を使っている。(などと書いてはいるが、実は山形FCCの本田達さんにご教示いただくまでは、ステルスといえば爆撃機しか知らなかった私である)
それは粒子の粗いことで知られるソウルの岩場だからこその使い方なのかもしれない。
わずかな滞在期間ではあったが、韓国ではアプローチも岩もこなす、日本風でいえばクレッターシューズの類(昔風にいえばアシックスのガントレか?)がよく買われ、利用されているようだ。

 登山学校の仲間たち、いつクライミングシューズ履くのかなあ・・・とみていると、リードクライミングの教習が始まってはじめてシューズを大事そうに取りだし、履いて岩場に向かっていた。
 私も基礎講習を終えた3日め以降からクライミングシューズを履いた。日本から持っていた、スポルティバのミウラである。
 履いてスラブをずりずり登ると・・・
 ひいぃぃぃ~
 消しゴムのように黒いゴムがボロボロと靴底から磨り減っていく~。
 韓国ソウルの花崗岩、恐るべし・・・。
 ただでさえ下手糞な上に、私は体、足首の関節が硬い。
 最初のトップロープ講習ではずりずり落ちまくっていた。

 あまりの不出来にしょんぼりと岩場の基部に戻ると、グォンギョル先生が熱く語った。
「よくやったよくやった。ところでお前の履いている靴はなんだ!?スポルティバか!?俺はちゃんとマサルが懸命に登るのを見ていたっ!登れないのは靴が悪いんだ!そんな靴はここから(眼下にひろがるソウルの街を指さして)投げ捨ててしまえっ!!」
 私のスラブクライミングの師匠、とても熱い人だが、褒めて教えるタイプである。クライミングでこんなに励ましてくれる人も初めてだったので私も涙ちょちょぎれそうだった。そして、投げ捨ててしまえという身振りも凄かった・・・
 かくして、私は大韓山岳連盟理事の申さんに同行してもらい、ファイブテンのクライミングシューズも現地で一足買い足すことになった。
 出費の多い韓国滞在ではあったが、靴の適材適所というものを考えさせられた経験であった。

 追記・スボルティパのシューズは捨てずに大事に使っています。

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あの人は今 チェザレ・マエストリ

マッキンリー登頂・星子さん(74) 最高齢記録を更新 by 大分合同新聞社7/6
 なーんてニュースを見ているうちに・・・
 やはり50過ぎてデナリ南壁やヒリシャンカ登ったカシンは偉大だ。
 ところで、イタリアの登山家と言えばチェザレ・マエストリ。
 私は悪役と呼ばれる人が好きだ!!
 ハーディング万歳!!
 マエストリ万歳!!
 パタゴニアの難峰セロトーレにズコバコとボルトを打ち込み、世界中の登山家から非難を浴び、その後の人生については全く日本語メディアでは取り上げられなかったマエストリ。
 調べりゃ、2002年に74歳でシシャパンマ行ってるではないか。
 ちょうど山岳雑誌読んでなかった頃だから話題になってたのかな~。
 岩雪誌掲載インタビューで
 「腕を鍛えるため、女を抱くときも上にして・・・」とか答えたマエストリ。
 さすがイタリア人!!
 好色一代男!!
 
 好敵手ブールはチョゴリザで早々に世を去り、宿敵メスナーは世界の頂点に躍り出た。
 その陰でマエストリはどんな人生・登山を歩んでいたのか、とても気になる。イタリア語が理解できればなあ・・・
 高齢とはいえポピュラーな8000m峰を目指したことを知ったとき、思った。
 マエストリはとにかく山が好きなんだろうなあ・・・と。

252現在のマエストリ

conpre問題のドリル・コンプレッサーと共に

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今月のロクスノ

ロクスノとかいう雑誌を読んでみた。
感想↓

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ブナ林の残雪状況の方が気になるな。

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ぼくらのメスナー先生

実家で古いビデオテープを見つけた。
90年前後にNHK教育で放映された、メスナーの登山番組。
短期集中講座、という字幕の次の場面で番組タイトル。
題名はいきなり
『超人メスナーと登ろう』(笑)
内容は、メスナーが地元南チロルで初心者の若者達を引率して登山を教えるというもの。
第一回の内容は、これまたいきなり
『岩登り入門』(笑)
最初に視た当時、何か山の心構えとか装備の説明とか語ってくれるのかな~と思っていたところ、いきなりの『岩登り』だったので「う~む、さすがはヨーロッパアルプス」と変に納得していたのを覚えている。

番組内容、今となっては装備も古く、メスナー本人もとても若々しい。
こんな場面もある。
メスナーと若者達がザイルをハーネスに結びあう場面
メスナー『さあみんな、どんな結び方をするのかな?』
若者A『8の字結び。』
若者B『ブーリン結び』
メスナー『そうだね、私もブーリン結びだ。』

第一回目、岩登りといいながらも、ガラガラのザレ場をリズミカルに走って下るトレーニングシーンなど、なかなか興味深い点は多い。
特に注目したのはメスナーがゲレンデで岩登りのお手本を示す場面。
動く映像のメスナーのクライミングシーンというのは、なかなか無いのではなかろうか。
某サイトで、メスナーが初来日した際、三つ峠の岩場を登るメスナーの様子を見ていた方のコメントが載っていたが、いわく、『ヘビのように流れるような動き』だったという。
ビデオではニッカーズボンに登山靴のメスナーが、人工壁全盛の現代とはまた異なる、オーソドックスな岩登りを、流れるような動きで見せてくれている。

3倍モードで録画、画質が劣化してるため、ハンディDVでダビングを試みたが、あまりの劣化に画像をデジタル信号として認識できないらしく、とぎれとぎれの映像になってしまい失敗。なんとか保存できないか思案中。

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車椅子のクライマー

槍の北鎌尾根に初めて登ったのが、19歳の春。
その時、聾唖の二人組と一緒になった。
幕営地で肩を叩かれ、振り向くと一枚の紙を渡された。
紙には、
『ラジオで天気予報聞いてましたら教えて下さい』
と書かれていた。
ああ、そうか、聞こえないというのは、こんな不便もあるのか、と改めて考えさせられた。
同時に、ハンディを抱えてまで北鎌に登る、人をひきつける山の魅力にも思いを新にした。

Climbing誌の広告で車椅子の人が人工壁に対峙している写真を見た。
そして、こんな報道が。
Wheelchair-bound get a lift with rock climbing by ピッツバーグ Post-Gazette

車椅子の人たちは、滑車システムを駆使して人工壁のクライミングを楽しむ。
第一人者、マーク・ウェルマンはエルキャプやハーフドームなどのビッグウォールからシャスタ山などピークハントまで、その活躍はハンディを感じさせないほどである。
クライミングのようなマイナースポーツにも、果敢に障害者がチャレンジする。
俗な言い方だが、その姿はアメリカらしいと私は感じる。
極真空手出身の、著名な空手の先生のエピソード。
アメリカで道場を開いた際、車椅子の入門希望者が現れた。
それまでは相手を倒すこと・勝つことに目が向いていた先生は、車椅子の入門者を前に、何をどのように指導するか、考えこんでしまったという。

努力が足りない・根性が足りないと罵倒するだけの上級クライマーがよくいる。
私自身トライアスロンや素人マラソンを経験して思うのだが、日本の登山やクライミングの世界での「コーチング」技術は他の競技に比べて20年は遅れている。
何が足りなくて、どこを伸ばすのか。
それをどうやって見つけ、どのように相手に伝えるのか。
障害者がクライミングを楽しむ。
障害者自身の前向きな姿勢だけに目を奪われがちであるが、それをとりまく環境・・・指導する人間も前向きな研鑽を積んでいる成果だと思う。

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裁判の行方

イギリスで、事故を起こしたクライミング・インストラクターの顛末。
国を問わず、ガイド又は指導中の事故の話題は重いです。

Instructor fined over rock fall by BBC NEWS 4/26

 クライマーとして20年の経験を持つクライミング指導者(山岳ガイドかは不明)のパーティーで女性受講者が転落、下半身不随となった。
 受講者本人はもちろんですが、記事中に
 「もうインストラクターとして働くことはできないだろう」
 「後悔でいっぱいです」
などのコメントがあり、身につまされます。現在はガイド業から離れ、トラック運転手だそうです。
日本でも、ある遭難事故の裁判の新聞記事において、被告人である元・山岳ガイドの職業が「清掃業」となっており、もう復帰はできないんだよな、と考えさせられたことがあります。

当件の女性裁判長の言葉を、ガイド証を持つ人間として、私も肝に銘じなければなりません。
『You were in a position of absolute trust...we appreciate you feel much regret and remorse』(あなたは絶対的に信頼される立場にいました・・・あなたは激しい後悔と良心の呵責を感じていることでしょう。)

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ちょっと鬱。

飯豊体育館に向かう途中で車を引き返す。
全くクライミングする気になれず。
腕に力入れすぎで人工壁の途中で行き詰まる姿や、
ルーフで行き詰まる姿が思い浮かぶ。
おもしろくも何ともない。
何しにいくんだろう。

正直、そう感じたので飯豊体育館の手前で引き返す。
やはり、自分は登山に向いてないのかな。

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17年という歳月。

 17年という歳月。35歳の私にとって、長いのか、短いのか。
 山形南高校運動部のOB会総会「スポーツOB会」という集まりに出席した。
 高校卒業以来17年、OBの集会に顔を出すのは初めてである。
 高校山岳部時代、山形市近郊の笹谷峠もバテて登れない私は弱小部員であり、顧問の教師にも相手にされない、いなくなっても誰にも気づかれない存在であった。
 そんな当時の遺恨については立正大学登山隊報告書「珠穆朗馬峰」に書いたので割愛するが、以来私は確固たる意図を持って高校山岳部OBとの関係は完全に断ち切っていた。
 何故、そんな私がOB会に出席したかと言えば、同期の中でもうち解けられる数少ない仲間、小国山岳会で飯豊を舞台にガイド活動している吉田岳君からの誘いがあったこと、一昨年に私が企画・主催して「K2白き氷河の果てに」上映会を実行した際、山岳部顧問の田中先生より丁寧な電話を頂いていたので一度挨拶せねば、と思っていたのだった。

 開会15分前に会場のホテルに到着。
 2階の会場へ続く階段下には学生服を着た現役高校生が何十人も集まっていた。
 私が前を歩くと「ウスッ」「ウスッ」と挨拶の声が飛ぶ。
 いいぞぉ~僕こういう体育会的空気大好きだじょーと心の中で思いつつ、ヤクザ顔で学生達にガン飛ばして軽く会釈しつつ会場へ向かう。

 OB会、続く山岳部だけの二次会でいろんなOBと出会う。
 官公庁や教職を定年退職した方が主要メンバーを占める。今も登り続けている人、全く山から離れてしまっている人、様々。
 私が現役高校生だった当時は高圧的な上級生も、今はごくふつうの社会人になっている。憎悪に近い感情を抱いていた一年上の上級生や同期の仲間が来ていても、やはり同じように感じるのだろう。

 しょせん高校生の頃の出来事、私がガキだったといえばそれまでだが、17年という歳月が憎悪の感情を風化させてくれるのだろうか。
 楽しく酒を飲み、美味しく料理をいただき、うなずきながら古いOB達の話に耳を傾けた。
 顧問の先生にも、8000m峰に遠征しながら挨拶にも行かなかった非礼をお詫びした。

 参加してよかった。誘ってくれて感謝します、吉田君
 NHK中高年登山教室の講師、がむばってね。


HOKUTO001
開会前の大滝の態度(イメージ)

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二次会の大滝の態度(そのまんま)

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痛いでちゅ

約20日ぶりに飯豊体育館を訪れる。
会社を6時30分前に出て、速攻で飯豊に向かう。
行きの車中で人工壁を何度もイメージし、体育館を訪れるが・・・
あれ?
人工壁のルーフがイメージよりもすんごい高く見える・・・
こんなにこの壁でかいっけか?もう雰囲気に呑まれてるよ、とほほ。
とほほ状態で小野さんにビレイしてもらうが、ルーフ脇で行き詰まる。
「クリップしようとするロープ持ってホールド持たない!」
「それZクリップ!」
と、遠藤さんに下からアドバイス受けながら、登っている時もとほほ状態。
2回テンションかけて御休憩。
「最初にテンションて言葉覚えちゃ駄目!」
壁の上部でセミの如く体が固まり、フォール。
遠藤さんからは
「下と上とでムーブが全然違うんですよね~登り込まないと」
とアドバイス。
小野さんからはクリップのかけ方を実地で教わり、
「今月の岳人で「初めてのフリークライミング」特集があるので読んでみてください」
と言われる。
飯豊の帰り、まっすぐ帰宅せず山形市内の書店に直行。早速岳人誌を購入。

最後にフォールした際、ルーフ角に内股をぶつけた。
アイダーのズボンがぱっくり裂けた。
あとで見てみたら、ナニの脇の内股が黒く腫れ、毛穴から血が滲み出している。
ふー。
まずは体で覚えなくちゃ。

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年齢

読売新聞のローカル欄で楽しみにしているコラムがある。
山岳写真家、高橋金雄氏の執筆する欄だ。山で思うこと、山に思うことが書いてある。
15日朝刊では「年齢というヤツは」と表題がついていた。
所用で昨年末に高橋氏とはメールのやりとりをしていたのだが、メールには年末年始に八甲田に行くとあった。
その八甲田山行を通じて、登山と年齢に関するエッセイを寄せている。
文章のサビ、とても印象に残ったので(読売には勝手に)抜粋

『 若い時期、困難を追いかけるのはいいことだと思うし、そうやって自己を高める必要はあろう。が、それがいつまでも続かないのも事実である。そして体力がどんどん低下するにつれて視野は広がり、若い時期には見えなかったものが見え始めてくる。
 年齢を重ねるに従って、何の変哲もないような雑木林の山の良さ、大いなる大自然の中で息づく小さないのちに、ようやく眼を向けることができてくる。』
 以前某クライマーの「クライミングに挫折した者はハイキングに身をやつす」という趣旨の文章に触れた。
現実そうだと思いつつ、クライミングやってる人って、ずいぶん傲慢ですねえ。
 いや、訂正しよう。私が接するクライマーってすべて謙虚な方だけど、過去に「自分の傲慢さにすら気がつかない」そういう人メディアで多いけどね。
 大ベテランである高橋氏に「年齢を重ねるに従って・・・ようやく眼を向けることができてくる」と、あーなるほどなーと少し考えがすっきりする。
 「老猛クライマー」をめざしている偉い先生方もおられるけど、自分に見合った登山を模索することも大切か。またそれをオーガナイズできるようになるのも、山岳ガイドの使命かもしれない。

 もっとも、この文章で一番納得し、高橋氏は「岳人」なんだなあと思ったのは最後の締めくくりにある。
『ただ、そう簡単に老けたくはない、と思うこのごろである。』

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リード

飯豊体育館に20時着。
クリスマスの土曜日になんか誰も来ないだろうと思っていたら、本田さん一家がいつものように登っていた。
本田さんから「今日はリードしてみませんか」と誘われる。
いや~あのルーフ越えがまだなんで・・・と言うと、リードの方が気合い入りますから、と返される。
で、リードしてみる。
あ゛あ゛・・・・いつものように、ルーフ下にたどり着く頃にはパンプしているバガヤロ様でした、私は。
なんとかルーフ上のカラビナにクリップ。
「まだいけるっ!」と本田さんの声援を受け、ムーブを探るが腕力と共に気力も萎えてくる。
あれ?左足はルーフにニーロックが決まりそう・・・
(読んだ本ではニーロック決まる所なんてめったにないとあったけど・・・)
と悠長に考えているうちに握力も萎えてくる。
レストできないかなと手を入れ替えようとした時にフォール。

「初めてであそこまでクリップできれば上出来」
と本田さん夫妻には励まされるが・・・
その後、本田さん夫妻それぞれの登りを見る。本田さんは「筋肉に力入ってます?」と聞きたくなるくらいリラックスして見える。奥様はひねりを上手く活用してスイスイ登っている。

無我夢中で登っているせいか、私の場合、人工壁で一度登ったところを頭の中でイメージとして再現できない。
周りの皆さんを見ていると、とりつく前にムーブをきちんと組み立てているのだが、それ以前の段階らしい。
素質もセンスも無い私だからこそ、きちんと登れない要因を整理しておかなくては。
帰りは車中でウルフルズを聞きながら帰る。

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アンカー

時々(いや、本当は頻繁に)考える。プロとアマの差について。
山岳ガイド更新講習で、素早いビレイシステムの構築を求められる。

来季、野外教育関連活動のためにもっとコミニュケーション力をつけたいが、安全は全てに優先する。
仕事上の資格試験も目白押し。
人よりセンスも覚えも劣るので、来季も修行の年になりそうだ。

ほんでもって、本日ようやくアンカーに関する文献(ファルコンガイド)が到着。
ビレイのアンカーだけで一冊の本が存在する。
それだけアメリカはクライミングが盛んなのだろうか。
まあぼちぼち。

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4の字固め

飯豊体育館にて。本日は舩山さん、小野さんと私の3人だけ。
はじめに小野さんが人工壁にルートのマーキングしていく工程を見学。
時々テンションを掛け、いろいろ考えながらホールド・スタンスの横にテープを貼っていく。
「ウォッカ」というルートらしい。
その後トップロープにて引き続きルーフ越えに挑戦。
今日もダメダメだ・・・
舩山さんからは ホールド持つ手が力みすぎ、手の動きが単調、登る速度が遅いのでもっとスピーディーになどなどアドバイスを受ける。
 隣にある角度135度の前傾壁ボルダーにて、船山さんと小野さんの練習を見学。
船山さんがフィギュア4をやってみせる。
おおっ・・・本でしか見たことないフィギュア4・・・
恐れ多いことながら、「私もやってみていいっすか」と断ってからフィギュア4をやってみる。
ふんがーっ、とフィギュア4の体勢のまま落ちる。
「ま、フィギュア4より足使いを練習してください。」と、冷静なアドバイスをいただく。しくしく。

よし来週も頑張らなくては・・・と気合いが入るあたり、少しは心療内科の治療の効果が現れているのだろうか。

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深夜、一人きりで視るビデオ

ジェフロウのビデオ「Alpine ice」が届いた。
愛知県の登山用品店「穂高」の鈴木清彦氏(エベレスト・サウスピラー完登)に薦めていただいた作品である。

ジェフロウといえば、ちまたではアイスクライミングの神様といわれるが・・・私にとっては

 あのカトリーヌ・ディスティベル様をモノにしやがって~

というイメージが強い。
 軽く走った後に入浴、遅い夕食のカレーを食いながら、ビデオをまわす。
 内容は雪上歩行から氷壁登攀まで、オールラウンドな雪氷技術をジェフロウが実演するというもの。
 冒頭から興奮の嵐!
 ザイルパートナーの女性・・・ワイフって、ジェフロウ離婚してたんじゃないのか!?(ちなみに、大滝の英語能力は英検4級)
 あのジェフロウが縦走用ピッケルを持って歩いている!
 あのジェフロウが滑落停止をしている!
 あのジェフロウが尻セードしている!
 は、さておき、ノーマルピックのピッケル、バイルでかぶった雪氷壁をさらっと登る場面はさすが。まさに「弘法、筆を選ばず。ジェフロウ、アックスを選ばず。」
 氷壁登攀はいきなりダブルアックスを教えるのではなく、かなり傾斜のきつい氷壁をシングルアックスで登ることから始まる。
 故・笠松美和子さんの記事で「シングルアックスは奥が深い」と述べられていたのを思い起こす。

 最近いわゆるクライミングビデオに凝っている。
 直言で知られる日本の某クライマーが技術書で「あまり使えない」としているブーツアックスビレイを、ロウは氷河上のアンザイレン歩行で効果的かつスピーディーに活用している。
 日本の技術書にブーツアックスビレイの説明写真はあれど、どんな場面でどんな流れで用いるか書いていないし、書いてあったとしても、映像にはかなわない。
 もちろん、アメリカの氷河上の技術が日本の雪稜・氷壁にそのまま流用できるとは思わない。ジェフロウが実演していたからといって最善の方法とは限らない。
 しかしクライミングの絶対経験数が足りない私にとって、映像で視る技術は書籍のそれよりも大変参考になる。
 久々にいい買い物したなあ。カミさんには内緒だけど。

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ぴっかぴかの一年生でごわす。

早めにとっとと退社、飯豊の体育館に向かう。
今日の目標はハング越え。移動の運転中も、ムーブをいろいろ考えてみる。

体育館到着はいつも8時前。閉館が9時なので登れるのはたった一時間だが、会社勤めの私には貴重な一時間。
さっそくトップロープで登らせてもらう。
初心者に配慮しているのだろう、ハングの上には戸隠の雪稜のようなばかでかいキノコ型のホールドがいっぱいあるのだが・・・・
思い切って短い足をふりあげ、ヒールフックを決める。
よし、次は上体をひきつけ・・・あう~もう腕がパンプしてるだ~
ヒールフックがきまってるというのに、それ以上登れず・・・。
下からの声援もむなしく、はうふ~とため息はきながら吊り下ろしてもらう。
皆には惜しかったねと言われる。
登れなかったと気落ちするよりも、ヒールフック決められたと言うことで、0.25歩は前進したと前向きに考えよう。
その後は本田さんの娘さんかつらちゃん(小学生)に前傾壁のムーブを教えてもらう。
さらにその後はいつもビレイしてくれている西川山岳会の本多さんから、ザイル(今はロープっていうのか)のまとめ方を習う。まずは気持ちを入れ替え、初心に戻って基礎から学ばなくては。

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飯豊体育館

3日前から妻が入院。
自宅・会社・実家・妻の実家の4地点をばたばたと走り回る。

娘を妻の実家に預け、空き時間を利用して飯豊体育館に行く。
超久々の室内クライミング。
来年予定している登山のため、山形フリークライミングクラブの門を叩く。
人工壁の片側でホールドの設置、もう片側でトップロープと何かとあわただしい。
挨拶もそこそこに早速トップロープ体験。
クラブ主宰の本田さんからは
「アルパインか何かやってました?」と聞かれる。さすがフリーの達人だけあって、私のような素人然とした登り方でも、何かわかるのだろうか。
あいかわらず私の登り方は腕力まかせで、本田さんからは足を使うようにアドバイスを受ける。
う~む、昨年体育館を訪れた際も、本田さんからは全く同じアドバイスうけてたんだよな・・・進歩が無い・・・


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