みちのく弘前にThe Ratwallsあり。

午前中早々に八甲田のスキーを終え、弘前に来る頃には雷が鳴った。
午後は弘前市にあるクライミングジムThe Ratwallsで過ごす。

Rat1

Rat2

雰囲気は『とってもファンキー』(笑)
とても親切なスタッフの方が、青森弁でヒネリのムーブを指導して下さいました。
さて、なんで表題のタイトルにしたかというと、私クライミングは拙いながら色んな人工壁に触れてきたのですが、ここの一番奥の壁、キャプテンウォールがとても良かったのです。
何が良かったかというと、前傾壁として登ってみて「楽しい、嬉しい」とクライミングの喜びを感じることができる壁だったから。まあ単に易しい課題を登っていたといえばそれまでですが。
山形の某イナカの前傾壁ってキツいだけでさー。あ、正直に書いちゃった。

今夏予定しているコンペのため、現在のホールドは全て付け替えてしまうとのことでしたが、クライミングの楽しさが味わえるジムでありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アクセス問題ってやつですか?

そこは登っちゃやーよ。

Prisoner scaled jail wall  by The Money Times, India 4/26

以下記事引用開始
----------------------------------------
スウェーデンのマルモで、クライミング経験をもつ囚人が刑務所の壁をよじ登り脱走しました。

囚人(5年の登山経験あり)はうまく刑務所の壁をよじ登りましたが、警察犬と警備員によって20分後に捕えられたと、スウェーデンの通信社TTがレポートしました。
(中略)
「脱走は、非常に容易に素早く行われました」と、調査担当者は語りました。
----------------------------------------

登っちゃダメといわれる程に登る馬鹿がいるのは、もう人間の本能か?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「落」ちた神話。

Fkyu某資格試験のテキストでも買おうと、Bookoffに立ち寄る。
な、なんと、平山ユージ大先生のビデオ「不朽神話」定価4200円が250円!
今夜は達人の登りでも眺めてお勉強です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アイスW杯4位 韓国のパク・フィヨン語る

韓国の若手クライマー、パク・フィヨンのインタビューが朝鮮日報紙に掲載されていました。

'08 アイスクライミングワールドカップ総合4位 城南スパイダーのパク・フィヨンさん by 朝鮮日報4/10
以下記事引用開始
-------------------------------------------------------
2008041000452_0 『多様な登山を通じて、良い登山を導き出したい』

パク・フィヨン(朴喜勇、26歳 城南スパイダー所属)はアイスクライミングW杯史上、韓国選手としては最高の成績をあげた。
去る2月21日から23日までスイス・ザースフェーで開催された2008ワールドカップ3次戦から3位に入賞した。ワールドカップ3次戦にはヨーロッパの強者を含め世界的なクライマー76人が参加、名実伴う世界最強者を選ぶ大会だった。パク・フィヨンは先立って開かれた1次大会8位、2次大会5位として世界総合 4位に輝いた。

「去年ルーマニア大会の時は、準決勝戦で9位にとどまって、8人が進出する決勝に上がることができなかったんです。しかし、再戦すればよく戦えるだろうという自信を得ました。今年の大会も少しは惜しいです。もうちょっとよい成績をあげられたのでは、と。経験不足でした。来年の大会では優勝を狙いたいです。」

パク・フィヨンは今年の大会に備えて、去る一年間休みなしに訓練を重ねて来た。
自分が運営する人工壁で子供達のクライミング教習に力を注ぎながら、外国のクライミングサイトを検索、すぐれたクライマーたちが出る動画が現われればダウンロードして見て、また見ながら彼らの技術を自分の物にした。しかし、今年は去年と違い自費で出場しなければならなかった。
「外国大会に合わせて訓練をしていたら、国内大会に集中することができなかったんです。それでワールドカップ参加費が与えられるコリアンシリーズで優勝できず、自費で参加したんです。とにかく国内大会はバランスとスピードに焦点が合わせられていますが、ワールドカップ大会は難易度もいっそう高くパワーとテクニックを主とするクライミングをしなければなりません。」

パク・フィヨンは「国内の選手たちは平均年齢が高いが、海外の大会に出る選手たちは年が若い」、「力と柔軟性が良い20代前半の選手たちが毎度優勝を占める」と海外のアイスクライミングコンペの流れを伝えた。
彼はまた「国内大会はルールが複雑で、間違いでも競技が済まされたりして気が抜けたりするが、外国大会は力が抜けるまで最善をつくすようにルートがセッティングされて選手も面白がって、観衆たちも楽しめる」と語る。

パク・フィヨンは高校時代から頭角を現わしたクライマーだ。山岳部出身である彼は高校時代に大統領杯登山大会高等部で優勝を占め、スポーツクライミング大会でも優勝をほとんど逃さなかった。
2002年、高3の時に同窓の先輩が運営するコンピューター関連企業ネオテレコムに就職、兵役を終えた後は会社員生活をしながら2004年から室内人工壁「城南スパイダー」を運営して来た。しかし彼は満足せず、昨年崇実大学社会体育科に入学、大学生活を続けている。
「会社に5年くらい通ってみて向上心が生じました。他人に教えるためには大学教育が必ず必要だと思ったんですよ。」
室内壁に用意した、小さい自炊部屋で生活しているパク・フィヨンはワールドカップ優勝を目標にしているが、人工壁コンペに限定した登山活動はしないと言う。昨年、彼は高山巨壁登山にも深い関心を持ちカナダに出かけ、来る5月末にはとても有名な巨壁、パキスタンのフンザピーク登山に行く。
「まず周辺の 5,000m級の岩峰をアルパインスタイルで登った後、フンザピーク「神様ルート」に挑戦するつもりです。登山競技だけではなく自然壁、高山や巨壁など多様なジャンルの登山をしてみれぱ、良い登山ができるようにならないかと思っています。」
-------------------------------------------------------
以上引用おわり

韓国のトップ選手がどのように欧米のコンペ事情をとらえているかがわかるインタビューですね。
特にネットを検索して動画サイトから欧米クライマーの動きを研究していたというのは、-日本でもミックスクライマーなら誰でもやっている事かもしれませんが-社会人生活に入ってから大学に入学したという事も併せ、学ぶことに貪欲な姿がよくわかります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Alex Honnold、ザイオンのムーンライト・バットレスをフリーソロ

Next Tommy Caldwell と称されるAlex Honnold(22)がザイオンのムーンライトバットレスをフリーソロした模様。

Moonlightbuttresszionムーンライトバットレスの全容

Honnold Makes a High-Stakes Solo in Zion by Climbing誌

クライミングの日が4月1日だったので、フリーソロを報じる記事はエイプリルフールにひっかけた書きだしが多いですな。
UkclimbingのMLで送られてきたメールのタイトルも『The World's Hardest Rock Solo?』とクエスチョンマーク付(笑)
‏しかし英国でも『World's Hardest』と報じられているように、ザイオンの砂岩のビッグウォールでフリーソロって、一ハイカーの私には想像できません。
はいはい、凄い凄い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

世界に知られる北海道の氷

イタリアのPlanetmountain.com英語版で、日本のアイスクライミングが紹介されています。
オーストリアの山岳ガイドAlbert Leichtfried、アイスワールドカップの覇者Markus Bendler、カメラマンのHermann Erberが来日、日本のクライマーと交流、北海道でミックスクライミングを展開した模様。

Ice climbing in Japan by Planetmountain.com4/1(クライミングの動画有り)

1745『Lector』, WI7を初登するアルベルト、マークス組

以下記事引用開始
------------------------------------------
週末、ゲンキ・ナルミ氏 - 日本のアイス・フリークの一人 - が我々に加わり、M9+まで日本で最も手強いミックスルートがあるチヨシベツで、私たちにミックスクライミングを見せてくれました。
------------------------------------------
・・・とあるように、日本のクライマーと交流しながら千代士別、雷電海岸、層雲峡が簡単に紹介されています。
記事の大半は日本訪問時のカルチャーショックに割かれています(笑)
まあ私も山岳ガイドながら案内できるのはススキノくらいですが。
(↑ここ笑いのツボなので男性読者諸氏は笑ってやってください)

で、記事の最後を堂々飾るのはこの写真↓
1748外国からいらっしゃるクライマーの皆さんには、『畳の上でスリッパ履いちゃダメ』って教えましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トライカムに欠陥品見つかる

カンプのトライカムに欠陥品が見つかったようです。

Climbers warned to check cams after fault found  by Grough4/2
Camptricams

スリングを通してある「spirol」ピンが緩い製品が見つかったとのことで、所持品を確認されたいと英国登山評議会が呼びかけています。
日本ではかなりマイナーなギアですが、お持ちの方はぜひご確認を。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お気軽ディープウォータークライミング

よくクライミング雑誌の巻頭を飾る、ディープウォータークライミング。
海辺の岩場をフリーソロして、落ちたら海にドボンてやつですね。

さあ、あなたもディープウォータークライミングをお気軽にっ!
AquaClimb Poolside Climbing Walls: The Next Best Thing To Everest by Gizmod.com
Deep
利用料金じゃなくて施設費用8000$と書いてあるところが自宅にプールの多いアメリカらしい・・・
お好きな方はぜひどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ああっ!ベス・ロッデン様がっ!

ああっ!
私のベス・ロッデン様がっ!
ムチムチな太股も露わに!(田舎の結婚式によくいる酔っぱらい爺風表現)
この馴れ馴れしい腕はトミー・カルドウェルか?

41330
UKclimbing フォトギャラリーより

アメリカあたりじゃ、日本の岳連のオヤジみたいに「ほら、そんな長いシュリンゲ足にひっかかって危ないぞ」とか言う人いないのかな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

セクシー岩登り。

いやあ、さすが中国4000年だなあ。(棒読み)

CBA宝貝比基尼性感攀岩 by Tom.com
(セクシービキニの岩登り)
以下引用開始
-----------------------------------
1204568269
どーでもいいんですが、この兄ちゃんは何をやっておるのか?

1204568277
だからクライミングの最中に何密着しておるのか?

1204568304
あ、これってジャック中根氏が警告していたハーネスによる「サバ折り」状態ですねっ!

-----------------------------------
以上引用おわり

原文記事には、『注意:登山中は決して自分のヘルメットを脱がないでください。いつ落石に遭遇するかわかりません』とごもっともな注意書きがあるんだけどさ・・・
誰もメットしてねーだろーがよ!!
言うこととやってることの乖離は毒餃子の対応同様ですな。
オラオラ、ちゃんと中国登山協会は指導しろよ・・・こういう意味不明な光景は好きだけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

キャシィ・キーカー・スノーマンの遺したもの

野外活動指導に生涯を捧げた女性に、黙祷。

FreeSport: The Difficult Route by Advocate.com2/28
以下記事引用開始
-------------------------------------------------
Freesport2ejpgアイゼンワークを学生に教えるキャシィ

冬のヨセミテバレー。
日没の最後の光がエルキャピタン西壁にかすかに光った時、もう一つの光が消えていきました。
その光はキャシィ・キーカー・スノーマン。
彼女は52歳で、卵巣ガンで4年間にわたる闘病の後、亡くなりました。

キャシィは小柄な体格に似合わぬ優秀なクライマーとして多くの人に知られていました。158cmの身長でキャシィは困難なルートを登りました。80年代、彼女はエルキャピタン西壁を試みた最初の女性の1人でした。
パット・ホーン(キャシィの友人で西壁登攀のパートナー)は、主要な業績のうちの1つとして西壁の登攀を挙げます。2人は自身の能力いっぱいを用いて、西壁を登るクライマーも希な年に最初にフリーで登りました。しかし、それはストレニュアスなものではなく、激しいものでありませんでしたが、彼は身軽な感覚、チームワークの結合、そしてクライミング後のお祝いのアイスクリームを回想します。「おそらく、キャシィが全てをたやすいようにいさせてくれたからでしょう。」と、彼は告別式で語りました。

シャワガンクス・・・ニューヨークのキャシィのお気に入りのクライミングエリア。
キャシィの申し分のないクライミング技術は、あるクライマーはキャシィをリン・ヒルと誤解しました。(中略)「しかし、キャシィとリンの違いはですね」と、ボブ・ガーミリアン(キャシィの長年の友人でありクライミングパートナー)が回想します。
「キャシィは、彼女のGRE(大学院入学適性テスト)で800点代を得点したんです。」

キャシィは、ダウンヒルやクロスカントリー等のスキーヤーでもあり、カヤッカーでもあり、サイクリストでもありました。
2003年にガンと診断された後、キャシィ、夫のトム、娘のエミリーとケリーは、大陸横断のサイクリング旅行に出発しました。家族はその年シアトルからミネアポリスまで走り、翌年にミネアポリスからアマーストまで走ることによって旅を終えました。

アウトドアインストラクターとしてのキャシィの経歴は、自然な成り行きでした。そこにはアウトドアに対する彼女の果てしない愛情が込められました。彼女は、ノースカロライナの アウトワード・バウンド・インストラクター、そしてハンプシャーカレッジの野外活動専任講師を務めました。
多くの人々からキャシィが「先生」として知られているのはこのためです。
学生を奮起させる彼女の能力は、語り継がれる彼女の記憶です。
野外活動プログラムディレクター、ボブ・ガーミリアン(26年間ハンプシャーカレッジでキャシィと共に勤務)は、キャシィが引率したホワイト山脈の冬山旅行に関して、ある夜の事を覚えています。
ボブと学生が長い一日の後、寒さから逃れるために寝袋のジッパーを閉めた後、近くのテントからキャシィの話が聞こえてきました。
彼女は、翌日の代わりに、満月の光が満ちている夜間登山に行こうと学生達を説得していました。キャシィの努力は、学生たちを暖かいテントから冷たい月光の下へ連れ出したのです。
168_4650_1202746262キャシィ・キーカー・スノーマン近影

キャシィは、それがアウトドアスポーツの男性優位の世界で、強い女性であることを体現しました。
「彼女は、そのような強くて好かれる役割を果たしていました。しかし彼女が何か下心があったわけではありません。彼女はこう言ってました。『何も男性と女性は違わなければならない理由なんてありません。そして女性として何ができるかを示して下さい。』」
化学療法と幾度もの手術を経ても、彼女は活発なままでした。彼女は、クライミング、自転車のロングライド、ハイキングを続けました。
(中略)
彼女のもう一つの遺産として、キャシィの友人と家族たちは、女性指導者育成を支えるために基金を設けました。女性が野外活動に関わり続けることを支持するため、女性のために「キャシィ・キーカー・スノーマン・野外活動指導者育成基金」を創設しました。3つの補助金は、毎年、屋外教育技術トレーニングのために財政援助を求める5つの大学に与えられます。基金調達の努力は、最初の目標30,000ドルに近づいています。
(以下省略)
-------------------------------------------------
以上記事引用おわり

ここ最近、アメリカで幾人かの優秀な女性野外活動指導者が病に倒れ亡くなっているのですが、ここではキャシィ・キーカー・スノーマン女史を取り上げてみました。
ネイチャーガイド系では日本でも女性の活躍が目立ちますが、クライミングもカヌーもバイクも、というマルチプレイヤーは少ないような気がします。
私が知らないだけですかね。
キャシィのようにクライミング・登山に大きく影響を受けている野外活動指導者といえば、日本ではいまだに田△井おばさんくらいなもんでしょ。(先頃日本野外教育学会でも表彰されてることですし)
JMGAの名簿みて、いつか女性の名前が増えることを望みます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本・韓国・中国を席巻する「山岳スキー競技」

先日韓国で山岳スキー競技のアジアカップ第一戦 兼 韓国の第5回全国大会が開催、日本人選手が1、2位をしめた模様。
詳細は関係MLや腐れ雑誌ロクスノ等で情報が流れることでしょう。
フランスのkairn.comもアジアのレース状況に注目しているようです。

Ski de montagne : Coupe Asie en Corée by kairn.com

大韓山岳連盟の掲示板に、興味を引かれる書き込みがありました。
内容は韓国国内における山岳スキーの低迷を憂う内容です。
長いので要約すると、
1.競技参加者の平均年齢が高い。20代がごくわずか。10代20代の愛好者の育成が望まれる。
2.成績内容について・・・男子は1位の日本人選手に対し2位の韓国選手は29分遅れ、女子は韓国選手が優勝したものの、2、3位は中国の選手が占めた。これは深刻な背景を含んでいる。
3.中国は五年前はレベルも選手層も低かったが、このわずか五年で急成長した。
4.ISMCからフランス人講師を招いて韓国で講習を開催したが、定員30名に8名しか集まらなかったのも惜しまれる。
5.日本は山岳スキーの環境に恵まれている。
等々の内容である。
あくまで掲示板の個人の書き込みであり、組織としての公式見解ではないが、韓国における山岳スキーの現状をよく示していると推測される。

そして急成長中の中国は、登山関係について詳しいSOHU.comが総括報道している。
首届亜洲杯登山滑雪比賽在韓国閉幕 by SOHU.com2/20
以下記事引用開始
----------------------------------------------------
(中略)
全体の試合の成績を総括して、アジアの山岳スキー競技は初歩段階にあり、世界的先進レベルとの差は大きいが、日本の自然環境は非常に良く、この競技の発展速度は中国よりも早い。
我が国の女子はすでにアジアの最高水準に接近しているが、男子は依然として一定の距離を開けられている。今回の大会を通じて我が国女子メンバーの潜在能力は大きく、発展の見込みは良好である。
(中略)
 山岳スキー競技は冬季オリンピック参加の呼び声がとても高いプロジェクトであり、国際登山連盟は積極的に努力している。私達はチームを2月23日にスイスで開催される第4回世界山岳スキー選手権大会に派遣して、この運動が早く冬季オリンピックに参入するために努力し、我が国の山岳スキーのレベルを高めるために学ぶことである。
--------------------------------------------------------
以上記事引用おわり

SOHU.comはオーナーも6000m峰に登頂する山好きな人間で、登山報道には比較的詳しい。
この記事も中国国家体育局や中国登山協会の公式見解ではないが、中国における山岳スキー競技の将来を見据えたものとして認識してよかろう。
韓国、中国、いずれも日本のスキー環境を良好と認め、また山岳スキー競技の可能性を追求しようと努力する姿勢が見られるものである。
特に中国は東北部にスキー場を有し、インフラ整備によっては今後ますます山岳スキーのフィールドは開拓の余地があるだろう。
なお、今回のアジアカップの中国代表選定予選となった「OZARK杯2008年全国スキー競技」の模様が動画で公開されている。関心のある方はぜひご覧の程。

OZARK杯2008年全国スキー競技 by中国戸外資料網

| | コメント (0) | トラックバック (0)

あの人は今 ハミッシュ・マッキネス

ハミッシュ・マッキネスといえば、お年を召した方なら急角度のピックを備えたアイスアックスの考案者としてご存じのはず。
ベンネビスの麓、フォートウイリアムスのマウンテンフェスティバルで『山岳文化賞』授与という報道です。

Award high for Scots climber by News.scotsman.com2/12

Stretcher pioneer carries off win by BBCnews2/11

T_hmi_smilingハミッシュ・マッキネス氏近影

マッキネスといえば、かのボニントンにも影響を与え、エベレスト南西壁遠征では副隊長を務めた人物。
今回の報道では、アックスの考案者というよりも、レスキュー用ストレッチャーの考案・改良者としてスポットが当てられています。
なるほど、マッキネスのレスキュー用ストレッチャーのウェブサイトもあるんですね。
さらに意外な点は、映画「アイガーサンクション」等数々の映画撮影にも関わっていたそうな。
クライミングの成果を公にせず、ついた敬称は「the Old Fox」、というところから強い個性が伺えます。
私が所有しているベンネビスのトポにも、初登の項目にHamish MacInnesの名前が幾つも見受けられます。
今年77歳、どうぞいつまでもお元気で。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ぷちClimbingTrip クライミングジムCERO

岡山の王子ヶ岳を訪れようと前々から準備していたが・・・
早朝、宿を出るとあまりの冷え込みと冷たい雨。
午前中は
Pa0_0041タリーズでのんびり過ごし、
昼から広島市横川駅前のクライミングジムCEROを訪れる。
Pa0_0035

今日は中国地方にしてはとても寒い日。
昼13時を過ぎたあたりから続々と地元のクライマーでにぎわう。
もちろん初級者コースで体を動かし、オープンハンドのホールドが連続するルートを繰り返し登る。
Pa0_00401階の休憩フロア

Pa0_00391階のリード壁

Pa0_00362階のボルダー

休憩フロアには三倉岳のトポなどがあります。他地方から中国地方を訪れるクライマーの皆様こちらで情報収集するのもいいかも。
料金・営業時間・所在地は上記のCEROウェブサイト参照のこと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

尾川智子さんって・・・

鬱々になりがちな私、よくクライマーの尾川智子さんのブログを拝見いたしております。
やはり前向きな人からパワーをわけてもらわなくちゃね。
溺れる者は藁をも掴むって言うし。

中国のサイトで尾川智子さんの紹介記事を見つけたには見つけたんだけど・・・

美の達人録~尾川智子~ by 廈門網

『尾川に会った者は皆美しいという』
『アイスクリームが大好き』
などと紹介されていますが・・・
尾川智子さんって、こんなに腕細いっけ?
つーか、この人ホントに尾川智子さん?
Tomo

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英国国立登山展示館、閉館へ

この報道で初めて知りましたが、イギリスの国立登山展示館を創設したのは、左翼偏向平和市民団体に「ブッシュのプードル」と揶揄されるブレア首相(当時)なんですね。
この登山展示館、財政難で閉館というニュースです。

Cash crisis axes mountain exhibit by BBCnews1/3

Exhibition shuts by The Cumberland news1/4

2002年に開館、翌03年にエベレスト初登頂50周年ということもあり入館者25000人を記録しましたが、現在は半数以下の12000人に激減。
入館料4.95ポンド(日本円で約1000円)と高額なのが原因といわれています。
同館の展示は53年のハント隊の装備はもちろん、マロリーのエベレスト遠征時の服装(レプリカ)、マッターホルン初登時のウインパーのピッケル等々、展示品に関してはクリス・ボニントン卿もバックアップしていたそうです。(BBCの報道では古いピッケルを手にしたボニントン卿が紙面を飾っています)
展示の目玉は室温-10度にしたエベレスト頂上を模した「サミットシアター」だそうです。関係者は無料公開の展示館としての存続を願っているとのこと。
かつて植民地支配を背景に、多数の優れた探検家・冒険家・登山家を輩出した英国でこうした展示館が閉館に追い込まれるとは、『欧米では日本と異なり冒険・登山に理解が深い』というのはやはり幻想のようですなあ。
また日本において市立大町山岳博物館が存続しているという事実は、むしろ成功例としてピックアップされるべきなんでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ビレイヤー

20061011201057なにもかも懐かしい・・・




2007112723522575534エ イ ト 環 ビ レ イ 。
(広東省第一期スポーツクライミング大会/中国戸外資料網より引用)

※中国のクライマーの名誉のため付け加えますが、同大会ではグリグリも使用されてます。彼の地では各種ビレイ用具が混用されているようですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

あの人は今 リカルド・カシンの2008年

当ブログでは06年07年とリカルド・カシン氏の現在を取り上げました。
1月2日はカシン氏の誕生日。
今年99歳になったカシン氏、お元気そうで何よりです。

Lecco, Cassin compie 99 anni by Montagna.tv1/3

当ブログでとりあげた際にはいずれも室内、同じアングルの画像が掲載されていたので健康状態が心配されましたが、昨年12月にはガッシャブルム北面に成功したクライマーの表彰に立ち会った模様です。↓
Premio_cassin20006_0002

前述のMontagna.tvの記事によれば、お住まいのレッコ市長はじめ、家族皆の祝福受けての誕生日。
電話で祝福を寄せたのは、なんとワルテル・ボナッティとチェザレ・マエストリ。
これからウォーカーバットレス記念70周年、ガッシャブルム4峰記念50周年、そして百歳を迎える際には記念博物館開館など、イベントが目白押しだそうです。
どうぞいつまでもお元気で。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

イボイノシシ復活!!

冬季登攀などという暗い趣味をお持ちの中高年アルパインクライマーの皆様、こんにちわ。
加齢臭が気になる皆様が驚喜するようなイギリス発の話題です。
あの『イボイノシシ』復活の兆しです!!

The Warthog Rises Like A Phoenix From The Ashes by Ukclimbing12/17
(ワートホッグ、不死鳥の如く復活)

イボイノシシといっても最近の若い人は知らないかもしれませんが、こういう形状の氷壁用プロテクションです。
77438_2

イボイノシシ(ワートホッグ)はそもそもドイツのサレワが開発、その後マウンテン・テクノロジー社が生産、そして近年の革新的ともいえるアイススクリューの開発により廃れていきました。
今回販売を扱っているNeedlesports社が当時の生産工場を探しだし、今回の生産・販売再開に結びついた模様です。
ちなみにNeedlesportsのイボイノシシ販売サイトはこちら→Mountain Technology" - Warthog Ice Screw
1本約20ポンド(40ドル)ですねえ。
生産・販売再開の理由はよくわからん(実は私、出張中で英文読むのめんどくさい)のですが、Needlesports社サイトを読むに、
The only thing for frozen turf belays and rock-hard alpine black ice
とあるところから、用途は限られてますがスコットランドあたりの凍った草付・ミックス帯のクライミングで根強い人気があったものと推定されます。

さ、クライミングが至高の登山だと思っているネクラ(死語)な中高年クライマーの皆さん、ぜひこの記事を覚えて冬合宿あたりで若い衆に自慢話でもしてくださいね。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

キム・ジャーイン三兄妹のこれから。

韓国のトップ・クライマー、キム・ジャーインちゃんは三人兄弟だったんですね。

スポーツクライミングに秀でたスパイダー 3兄妹 by Sports today 12/14
以下記事引用
---------------------------------------------------
200712140848541400_1

X-スポーツの中で一番活気のある種目の一つ、スポーツクライミングは狭い場所で季節と天気にかかわらず楽しむことができる種目だ。(中略)
ソウル城北区下月谷洞にあるノースフェイス営業本社地下 3階。
ノースフェイススポーツクライミングチームの訓練場であると同時に、今日の話題の主人公である三人の若者の思い出がそっくりそのまま刻まれている場所でもある。

キム・ジャニョ(23)、キム・ジャヒ(20. 崇実大 2年)、キム・ジャーイン(19. 高麗大 1年)。
名前でわかるように、三人は兄妹だ。長男・次男に続き、末っ子ジャーインさんさえスポーツクライミングにすっかりはまって暮す ‘スパイダー 3兄妹’だ。

名前の間の ‘ジャ’は登山用ロープである「ザイル」の頭文字を取ったこと。山が好きで子供たちの名前に意味づけた親の深い気持ちを汲むかのように、並んで国内クライミング界をリードする立場に成長し、特に末っ子のキム・ジャーインは国内を越えアジア第 1人者として世界最高位をうかがっている。(中略)

高さ約5m程度の壁を毎日這いあがる日々に「うんざりする時はないか?」と訪ねると、キム・ジャーインは頭を振った。
「むしろ他のスポーツよりうんざりする感じはないです。普通他の種目は大会に出場して良い成績を出す時に成就感を感じるんじゃないでしょうか。 これが無いんです。一人で練習している瞬間、成就感と言える感じがします。」

(中略)
3兄妹、皆華奢な体つきだったが、特に小さな(152cm)キム・ジャーインは小学校 6年生の時に兄たちに付いてクライミングを始め、今の地位に上がるようになったことは、自らも認める「やせがまん」と「がめつい」性格のおかげだと言う。
(中略)
3兄妹の名前に共通する ‘ジャ’の意味である ‘ザイル’ は岩壁を登り下りする時、万一の危険に備えてお互いの身を連結することに使う道具だ。お互いに力になってくれて頼りになってくれる存在になりなさいという、深い意味が含まれている。
(中略)
数日前、キム・ジャヒは軍に入隊した。来年 2月には長男・キム・ジャニョと末っ子キム・ジャーインはドイツに留学に行く計画だと伝えた。家族という ‘血のザイル’を備えた3兄妹に、当分の別離は何でもないように見える。血肉の絆で団結した3兄妹は、何より堅く永遠に見える。
---------------------------------------------------
以上記事引用おわり

ご存じのように、韓国は徴兵制の国です。
次男、キム・ジャヒは軍に在籍の間、クライミングを中断せざるを得ないことが心配だとか。
キム・ジャーインの「ジャ」がザイルに由来するとは初耳です。
なんか毛利元就の「三本の矢」みたいな兄妹ですなあ。
別ネタで韓国の2007年クライミング総括の記事を読みましたが、韓国登山界ではキム・ジャーイン、ソン・サンウォンに続くクライマーを育成すべく、十代のクライマー育成に力を注ぐべきと総括してました。
それはさておき、ドイツ留学するというキム・ジャーインの今後の動向にも注目です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

池田常道氏に、感服です。

Photo
なんか新しい号が出ていたので 読 ん で や る よ

は、さておき、10月11月に当ブログで取り上げていたピオレ・ド・オール騒動。
池田常道氏のコメント及び記事に注目して開いてみましたが、さすが池田常道氏です。
ピオレ・ド・オールを否定するでもなく、素晴らしいクライミングを世に知らしめる機会として、「カンヌ映画祭」という表現を用いたことに、私は素直に感服致します。
氏の膨大な知識と優れた見識に、少しでも近づきたい。

しかしながら、ROCK&SNOWという山岳誌、今号の編集方針から推察して、高所登山に関しては 全 く 池田氏個人に依存した、オピニオン誌としての姿勢も無い只の情報誌ということがよくわかります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

毒吐き

鬱々状態でまだ低空飛行中ですが。
少し毒吐いとこう。

ロ ク ス ノ 廃 刊 ま だ ー ?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

髭には気をつけろ!

Xマスのサンタも懸垂下降には気をつけよう、と、当ブログでだいぶ以前に警鐘を鳴らしましたが・・・
その危惧が現実に!

Santa gets clipped  by Townnews.com11/18
Santa gets stuck by KSN.com 11/19
以下記事引用開始
----------------------------
サンタに扮したベテランのロッククライマー、ジェームズ・ボッソンは地上80フィートの高さから懸垂下降する予定でした。待ちかまえている大勢の子供たちを訪ねる前に、巨大なクリスマスツリーに点火するためです。
ボッソンは朝早くからトレーニングして、完璧に準備しました。
しかし、彼はリハーサルであごひげを付けていませんでした。

最初の50フィートはうまく下降できましたが、サンタのあごひげが下降器に巻き込まれ、ボッソンは行き詰まりました。地上から放り投げられたナイフをキャッチして、彼はサンタのあごひげを切り離しましたが、髭の一部は下降器にもつれ合ったままで、まだ彼は下降することができませんでした。
----------------------------
以上引用おわり

この後、ボッソン氏は消防隊のお世話になり無事救助されます。その模様↓
Stucksanta11_19

アメリカのメディアはいずれも「もう一人のサンタが代演して」事なきを得たことを伝えています。
サンタの命よりも子供達のイメージが大切ですね。ははは。
しかしサンタに扮していたら、あの髭は誰でも下降器に引っかけそうだよな・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

雪岳山総括・リッジクライミング体験

ふー。
長らくネットにふれることもできないくらいの現場作業生活。
さらっと今回の韓国行きをとりとめもなく振り返ってみる。

先日の記事に書いたように、韓国には「リッジクライミング」という分野がある。
今回の渡韓の目的は雪岳山もさることながら、リッジクライミングの実際を経験してみたかったという目的がある。

070423003143大韓山岳連盟発行「Ridge climbing safety」

日本人による韓国登山記にはよく「韓国のハイカーは凄い所をよじ登っていく」という類の表現を見かける。おそらくそれらはリッジクライミングの光景であろう。
リッジクライミングの定義については、かつて「山と渓谷」誌の韓国特集において、韓国の山岳雑誌「人と山」のパク・ヨンスン氏が「継続登攀と岩稜登りを組み合わせたもの」という趣旨で表現している。
ただし、韓国現地の報道を読む限りでは遭難事故は多いらしい。
その事故防止・啓蒙目的に発行されたと思われるのが、上記の大韓山岳連盟発行「Ridge climbing safety」である。私が同テキストを入手して見た限りでは、説明されている技術体系はビレイ、プロテクションなどクライミングと変わりはない。強いて違いを挙げればシューズである。
リッジクライミングでは日本でいうアプローチシューズ、クライミングも可能なソールを用いたローカットシューズが用いられる。
技術体系がクライミングのそれと全く変わりないことから、私個人は韓国のリッジクライミングはやがて「クライミング」に収束されるだろう、と勝手に推測していた。この推測は、大きな誤りであることがわかる。

今回、雪岳山でリッジクライミングを経験してみて「爽快」の一言につきる。
同行の申氏に誘っていただいた「一編の詩の為の道」はビレイは立木を利用する他、ステンレスハンガーもしっかり整備されてあった。盛んに登られている証拠であろう。
雪岳山の最高峰・大青峰でも標高2000mに満たず、アルパインの舞台としては厳しい気候にさらされることもないが、その岩のロケーションは素晴らしい。
そのロケーションだけでなく、岩場としての魅力がリッジクライミングという分野を生み出したものだろう。
リッジクライミングは韓国独特のカテゴリーとして、今後も登り続けられると思われる。

日本人による韓国のクライミングの記録といえば圧倒的に仁寿峰が多く、スポーツクライミングとしてソヌンサンが紹介されている程度であろうか。
やはりハングルが一つの障壁になっているのか、雪岳山におけるクライミングの記録は少ない。
日数があれば、ぜひ雪岳山まで足を伸ばしていただきたいものである。
今回貴重な時間を割いて導いてくれた大韓山岳連盟の申東勲氏、山道で出会い多々差し入れをいただいた名も知らぬ韓国の岳人の皆様には、改めて深謝する次第である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

恐竜尾根から渓谷へ

雪岳山のリッジクライミングを楽しんだ翌日、 千佛洞溪谷に深く入り込み、「恐竜尾根」というルートを行く。
千佛洞溪谷は深い谷になっているが、縞鋼板でできた階段でハイカーさんも容易に入ることができる。

Imgp0293
延々と続く階段地獄。

Imgp0286右が将軍峰、左が赤壁
将軍峰を目前にした山荘で休憩。
一階はお土産物屋が連なり、観光客を迎える準備に忙しそう。
申氏に連れられて二階に行ってみると、そこは宿泊所で大勢のクライマーがギアをガチャガチャいわせて朝の出発の準備に専念している。一階の閑散とした空気と二階のクライマー達の熱気の対照的になこと。
将軍峰と赤壁は雪岳山でも一大クライミングフィールドである。
上記写真では比較できるものがなくわかりづらいが、将軍峰はインスボンより一回りスケールが大きい。全体にハングした赤壁はエイドのルートが七つ拓かれているという。そのうち二本はボルトラダー、五本はいわゆるアメリカンエイドのルートだそうな。

延々と渓谷を歩き、雪岳山最高峰・大青峰山麓の喜雲閣待避所(山荘)から恐竜尾根に入る。
登山の目的のためだけに拓かれたためだろうか、ここの登山ルートはとにかくアップダウンが凄い。
Imgp0294
最初のピークから眺めた恐竜尾根。
ルートはピナクルの根元をまくようにして登山道が続いている。

申氏と共に妥協が入り、恐竜尾根の天花台というピークで昼食を取った後、エスケープルートから渓谷を下り、もときた千佛洞溪谷を目指す。
申氏いわく、このエスケープルートは「登りで使う人はまずいない」とのことで、廃道に近い感じ。
岩峰連なる雪岳山の山容を想像してもらえればご理解いただけると思うが、谷筋の源頭部も傾斜が強い。
しかも枯葉と細かい砂利が積もっているガレ場を慎重に下る。
神経を使うのでことの他疲れる。
ところどころで二人同じ方向を眺めながら座り込み、

申氏「そろそろ行きますか」
私「そうしましょうか」
以下、繰り返し(笑)

休み休み、三時間強の神経を使う沢筋の下山。
日曜ということもあり、山麓の雪岳山公園入り口は沢山の観光客で大賑わい。
ケンシントンホテルの駐車場に戻り、申氏の車で一路アパートへ。
申氏手製の辛ラーメンを二人で食べ、少しエネルギー充填してから部屋掃除、束草を後にする。
ソウルに向かう高速道は大渋滞。
「こんな時は私の道があるんですよ~」
と、申氏はえらい寂しそうな細い道に車を走らせる。
渋滞のための抜け道を容易しているのは、日本も韓国も登山者は変わりないんだなあ・・・と変な所にシンパシーを感じる。

夜の11時、水原(スウォン)に到着。今夜は申氏のクライミングジムに宿泊。
近所の料理屋で二人で鍋をつつきながら山行を振り返る。
Pa0_0005

翌早朝、子供の用事がある申氏と別れ、私は予定より一本早い大韓航空で成田へ戻る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

一編の詩の為の道 露積峰リッジクライミング

通常、登山は大きくは「歩く」登山mountaineeringと「登攀」climbingに分けられる。
韓国には、第3のカテゴリーともいえる「リッジクライミング」が存在する。
このクライミングについては後日稿を改めることとして、パートナーの申氏がチョイスして下さったのはトワンソン氷瀑の対岸にそびえる露積峰のリッジクライミングである。
ルート名は「一編の詩の為の道」。

早朝に束草のアパートを出て、雪岳山山麓のケンシントンホテル駐車場に車を置き入山。

Imgp0241
「星と嵐」新潮文庫版表紙風にポーズしてみたりする。
背後の岩山はクライミングでも知られるウルサンバイ。
コースは稜線を忠実に辿る。ピナクルとナイフリッジの連続である。
日本のナイフリッジは比喩表現だが、ここのナイフリッジはまさにナイフ(笑)
何ピッチか行くうちに、良い意味で岩のパターンが読めてくる。
度胸試しのようなフリクションを効かせたスラブ→被り気味のフェイスでも、必ずどこかにガバがある。
何より、手を押しつけると痛いまでの粗い結晶の花崗岩。
大胆な~悪く言えば強引な動きも可能となる。

こういうクライミングの快適さって、数字やアルファベットの「グレード」とやらを追い求めてる人には理解できんだろうけどね。
Imgp0264
先日の記事にも載せましたが、背後が露積峰。スカイラインに沿って登下降した。
昼前には「一編の詩の為の道」を登り終え、トワンソン氷瀑を擁する谷に下りる。
しばらく申氏と二人で巨岩の上に寝ころび、渓流の音を聞く。
終了点が渓流というのは、とても癒される。
その後、トワンソン氷瀑のアプローチをたどりトワンソン滝を見に行く。
日本では廣川健太郎氏の著書で森中龍一郎氏が詳細な紹介記事を書いているが、申氏によればトワンソンの中段の滝まで続く道があるらしい。申氏のお勧めでその道を登る。
トワンソン滝のアプローチには所々風化したようなロープがフィックスしてあり、それを辿る。
日本の紹介記事でよくみかけるトワンソン滝の中段は寝て見えるが、正面から眺めると結構な傾斜である。

Imgp0276トワンソン滝取り付きにて
トワンソン滝下段を訪れると、リッジクライミングで来た二人パーティーがラーメンを煮て食事の用意をしていた。
この二人とは入山時から所々で出会っていたのだ。ジョアに似た飲料をいただく。

トワンソンの視察を終え、申氏と山麓の売店でおなじみのマッコリで乾杯。
Imgp0282雪岳山山域の各所にこんな売店がある。八ヶ岳の美濃戸山荘とか、あんな雰囲気ですね。日本と違って店のお姉さんの客引きが凄いけど・・・

Imgp0279韓国の下山の一杯はマッコリ。

Imgp0280
店で食べたチヂミと、ドングリから作ったコンニャク風食べ物。
チヂミは地域色があるらしく、ここ雪岳山のは地元のジャガイモが入っているチヂミでした。

Imgp0285
山から下りて、アパートで日韓男二人の自炊生活。
明日は雪岳山のさらに奥深く、「恐竜尾根」という所を歩く予定です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

入山前は買い出しだよね

以前からお世話になっている大韓山岳連盟の申氏と仁川空港で合流。
山行く前は買い出しだよね、ということで水原(スウォン)の大型スーパーを訪れる。

Pa0_0002
肉だよ肉!さすが韓国、アメリカ並みに肉売り場は充実。

Pa0_0001
コチジャンだけで売り場一つ占めている、嗚呼ここは韓国。

Pa0_0003
朝鮮人参の山盛りに、やっぱり嗚呼ここは韓国。

Pa0_0000
ラーメンも種類豊富だけど、ハングルでさっぱりわからんよ・・・

てなわけで、見るモノ色々珍しく、さっぱり申氏の買い出しを手伝わない無礼な私でした。
で、さあ雪岳山へGO! かと思いきや・・・
申氏いわく、会社の同僚の方が引っ越ししたのでお祝いに行くという。
韓国の習慣で、引っ越しした時には周囲の人間を招いて盛大にお祝いするらしい。
泡のでるモノを贈り物に持って行くことが慣わしらしく、私も4.5kg入り特大粉末洗剤を場末の雑貨屋で購入。
そのアパートに行くと、もう階下から宴会のにぎやかな声。
ご当人は新婚さんで、アイドル系の可愛らしい嫁さんの手料理で申氏と共に軽く夕食。
洗剤かかえて突然やってきた日本人ということで、焼酎を3杯ほど一気飲みする。
韓国に到着して数時間、アクセル全開でディープに韓国人社会に突入。

宴会を後に、申氏の車に便乗し、目指す雪岳山山麓の街、束草(ソクチョ)に深夜移動。
泊まりは申氏の先輩のアパート。
なんと、雪岳山を目指すメンバーのため、誰でも利用できる部屋だという。
ルームシェアなんて、おフランスのパリジャンみたいざます!
(ちなみにこの部屋、申氏と親交のある山岳ガイド・江本悠滋氏も滞在してたとか)
こうして嵐のような渡韓初日の夜は過ぎていく。
明日はついに雪岳山とご対面です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

韓国・雪岳山でリッジクライミング

Imgp0264

韓国のアルパインクライミングの牙城・雪岳山に行ってきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

情熱の香り

韓国の月刊「山」に、韓国のクライミング界をリードする女性の紹介記事が載ってました。

夢を捜して岩を上がる二人の女性 by 月刊山10月号
以下記事引用開始
------------------------------------------------
キム・ジャインは韓国を代表する、スポーツクライミング名門家の娘だ。
初めはクライミングなどするつもりは無かったと言う。しかし偶然を装った運命の紐は、本当に巧妙だった。
ジャインは小学校 6年生になった日、偶然に梨花女大の体力テストに参加して驚きべき結果を示した。その結果はクライミングに一番相応しい身体というものだった。思春期の少女に自信が沸いた。また周囲の全幅的な支援も、彼女を人工壁の女王にしたてていった。
そしてジャインはクライミングを始めた後、 1位の座をほとんど逃さなかった。
彼女の可能性を認めたノースフェイス社はジャインが中学校 3年生になった日から競技活動に支援を始めた。
(中略)

練習すれば誰にも負けない女性が、ここにまた一人いる。
女性スポーツクライミングの強者、キム・リンキョは 1993年、大学山岳部で山を始めた。
2003年、山岳部のマッキンリー遠征を準備した際、遠征に備えて体力訓練の一環として始めたスポーツクライミングの魅力に惹かれ始めた。
当時岩場で出会ったイ・ゼヨンとの縁でノースフェイス競技大会に参加した彼女は、女性スポーツクライマーとしては遅い三十歳で上位入賞して気炎を吐いた。
 易しくはない決定だった。キム・リンキョは、実は競争や人々の視線をあまり楽しむことができない性格だ。それで選手生活 1年めにはストレスをたくさん受けたし、選手生