駆け抜ける3月

3月×日

 気がつけば、もう3月下旬。
 ビジネス日誌を購入する時期。

 手帳もそうだが、建設会社に勤務していること、一登山者・ガイドとして冬季シーズンを分割したくないこともあり、日誌や手帳は4月始まりを購入。

Img_2914
今年も例年と同じ、2ヶ月分のガントチャートがある能率手帳のA5版。
登山用にはPILOT社のテト-455型。

変化をつけようと他社の手帳・日誌もくまなく閲覧するが、やはり2ヶ月が見開きで把握できるガントチャートの使い勝手は手放せない。
今年はどんな日程、山行が記されることやら。

3月×日
Img_2859
娘の中学校の卒業式。
翌々日は息子の小学校の卒業式。
慣れないスーツ姿の毎日。

3月×日
環境省から封書が届く。
Img_2986
今年も引き続き、自然公園指導員。

資格証と指導員手帳を確認した後、ローカル線「左沢線」に乗り、寒河江駅へ移動。
今宵は、
Im缶g_2963
山形県朝日少年自然の家スタッフ、サポーターの懇親会に出席。
2年間お世話になった土屋所長が異動となるため挨拶。山形の少年自然の家の所長は校長クラスの人物が赴任するのだが、土屋所長からはいろいろと学ばせて頂いた。ありがとうございました。
研修担当のJさんは異動なく今年も自然の家勤務で私は一安心。

もっとも、酒席では隣に座ったプロハイカーの斉藤さんとオーストラリア、スペインのトレイル情報や登山ギアの話に集中。
朝日少年自然の家スタッフ、サポーターの皆様、次年度もよろしくお願い申し上げます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

笑う子供達

 神奈川県某所の出張先から一時帰宅させてもらい、山形県朝日少年自然の家企画事業『ブナ雪原探検隊』の第2日目日程にサポーター参加。

 Img_2823
今年も晴天に恵まれました。

Img_2824
豊富な積雪のおかげでヤドリギも間近に観察することができる。

Img_2826
斜面は滑り台に早変わり

Img_2830
今年の参加者は小学生7名、保護者の方1名。
学校が異なるのでスタッフの方も雰囲気作りに気を配ったとのことでしたが、皆打ち解けて補食(行動食)のお菓子を交換したりしている。
所長いわく「大人より子供達の方がすぐに打ち解けるよね」
横で聞いていて、人間関係の構築が下手な私は反省。

「一本ブナ」と呼ばれる大木のところまで来ると、たいてい女の子たちは「ここでお昼にしようよー」 「つかれたー」という声が出て歩くペースも落ちてくる。

隆ちゃん(所長の奥様)から「キットカット配るよー」と差し入れの声がかかると、

P4
これぐらいの勢いで駆け寄ってきた子供達↓

Img_2832

Img_2835
いつもの小ピークは冷たい風があたるため、風のあたらない沼地に移動して昼食。
何が可笑しいのか、女の子4人組の笑い声がいつまでも響く。

P2
雪の斜面があれば、そこが遊び場。

Img_2837
私は静かな昼食時間を過ごさせてもらいました。
本日のガイド講師、月山朝日ガイド協会事務局の横山さんともガイド談義。

Img_2836
昼食時、お湯とコーヒーを配って歩くスタッフのお三方。
今年度も朝日少年自然の家での行事ではお世話になりました。

この日は別れの集い前に、退出させていただく。
自宅で山道具を手早く片付けた後、ふたたび神奈川県某市に車で移動。
また明日から現場作業の日々に戻ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

チューブすべりとアイス作り2018

山形県朝日少年自然の家企画事業『スノーチューブ滑りとアイスクリーム作り』にサポーター参加。

Img_2749

 毎年1月に行われる同行事、久しぶりの参加だが、会場である大斜面はBGMが流され、斜面の上と下に飲み物を備えたテントが既に設営されており、立派なリゾート施設風。
 指定管理事業体であるヤマコーはじめ職員の皆様のご尽力で、従来とは全く違う素晴らしい会場に仕上がっている。本日はここでお手伝いさせていただく。

 前日までの好天、今朝の気温は-10℃、コースはガリガリになっていて、例年よりスピードが出る状態。

 サポーター(ボランティアスタッフ)は私含めて4名、当初の予定では会場あちこちをまわってサポートするつもりだったが、滑走コースが蛇のように曲がっている『くねくねコース』でコースアウトする参加者続出、カーブのバンク部分にはり付きとなる。
 タイヤチューブに乗った参加者が滑ってくると、カーブのバンク部分を乗り越えて吹っ飛んでくる。
 それを手で軌道修正するという役割である。
 たいていスピードに乗っているので、私も身体ごと吹っ飛ぶこと数回。

 私が2001年から朝日少年自然の家でお世話になり、今回はもっとも年少者(小学生未満)参加者が多い。
 チューブすべりと併せて行われたアクティビティ「宝さがし」、「的あて」も、年少者にはよい休憩時間であり、楽しかったようだ。

 昼は館内食で皆でカレーを食べ、午後からアイス作り。

Img_2759
 アイス作りの説明を聞く参加者の皆さん。

Img_2760
 年少者ゆえ、アイスが冷えて固まるまで待ちきれず、雪遊びに興じる子供達もチラホラだったが、おりからの好天の日差しの下、皆さん手作りのアイスを美味しく食べていただきました。

朝日少年自然の家のチューブすべりコースは、県内の自然の家のチューブすべりコースでも、その距離・傾斜から「ハード」といわれていますが、今年は親子連れ参加がほとんどで大人の方も楽しく滑っていました。
職員、っポーター仲間の皆様、お疲れ様でした。

-----------------------------

Img_2761_2
朝日少年自然の家サポータールームに据え付けられた、常温核融合炉・・・ではなく、「芋焼き器」。

サポーター仲間であり月山朝日ガイド協会会員の細谷さんが廃材利用で自作したもの。アラジンの石油ストーブを流用して、石焼き芋専用機になっています。

Img_2763
ドーム型の覆いの中はこんな感じ。

積雪期キャンプに備え、試験的に屋外で焼き芋を試してみましたが、風で熱が奪われ時間がかかりそうだったので、屋内で試し焼きしているところです。

焼くこと数時間。
Img_2765
職員の皆様、サポーター仲間で焼き芋試食です。
ちなみに芋は細谷さんが栽培している「安納芋」。
焼くと蜜の浸みだしが凄いです。甘くて美味しい。ごちそうさまでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

門松とマシュマロ

 山形県朝日少年自然の家主催 『クリスマスリースと門松づくり』 にサポーター参加。

 昨日まで、石綿が高濃度に漂う閉ざされた空間の中で工事作業。
 にぎやかな子供達に囲まれていると、精神的に生き返る思い。

 P1
今回の私は門松作り班のお手伝い。

P2
ベースとなる空き缶に畳表を巻いていきます。

P4
今回のプログラムにサポーターとして参加するにあたり、事前に「門松のいわれ」、「門松の飾る時期」、「処分方法」、などなど事前に調べてきたのだが・・・・

私、『男結び』ができませんでした(;д;)

P5
講師の先生からも「ん~これ違うな~」と結び直される、私の男結び。

P6
なんとか『男結び』をクリアして、竹の飾り付け。この後はナンテン代用のツルウメモドキ、松を飾り付け、水引を結びつけて完成です。

館内で昼食。
私は早めに昼食を済ませ、「マシュマロ焼き」の会場へ直行。

P7
早めに会場に行き、さっそくマシュマロを焼いて食堂の子供達にアピール。

まもなく、ぞろぞろと子供達がやってきました。
P8
職員の方がコストコで仕入れてきた巨大マシュマロ、子供達に大人気。

P9
サポーター仲間で元職員の井上さんとも話ましたが、「やっぱり食べ物のプログラムって盛り上がりますね」
今日は親子参加が多かったのですが、焼きマシュマロとお子さんをスマホで撮影する保護者の皆さんが多い。

本日も多くの参加者の笑顔にほっとする思いでした。
職員・スタッフ、サポーター仲間の皆様、お疲れ様でした。

P11
筆者作成の門松。
これを飾る頃には、気が遠くなりそうな現場作業も終わっている頃だろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ナゴランを育てよう

Nago 土曜、名護青少年の家主催『ナゴランを育てよう』に参加。 少しでも沖縄の自然を知りたい。
一昨年に名護岳に登った際、その存在を知ったナゴラン。その講習、着生の実習も行うというので参加してみた。

P1
ナゴラン。花の時期はまだなので写真で勘弁くだされ。
その名前は、18世紀に名護市の名護岳で発見されたことに由来する。
しかし可憐な花形と特有の芳香から乱獲にあい、さらに太平洋戦争の戦火により沖縄県内の自生地ではほぼ絶滅したとされている。
絶滅危惧種1A類とは、「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」を意味する。

P2
本日の講師は沖縄県立北部農林高校・園芸工学科の金城先生、そして同校の女子高生6名がアシスタントとして講師を務めた。
北部農林高校ではナゴランはじめ様々なランの培養・栽培を研究している。

本日の参加者は約10名。
ラン栽培とあって、知識も経験もプロ級の方が幾人かおられました。
ナゴラン栽培の概略説明のあと、「着生」実習の説明。

P4
金城先生が「着生」のお手本を示してくれます。
「着生」とはナゴランの根を他の樹木の枝に縛り付け、定着させること。

あくまでもお手本として細い観葉植物の幹を使ってます。
ポットで栽培したナゴラン、根についたミズゴケをとり、麻縄で縛り付けます。

P5
ティーバッグに油かす(肥料)を入れ、これもナゴランの上に縛り付けます。雨天時に雨水で養分がナゴランに流れる仕組みです。
画像は準備してくれている北部農林高校の生徒さん達。

ひととおり説明をうけたところで、参加者に用具、そしてナゴランの苗が2つ渡されます。
P6

P7
まずは慎重にポットからナゴランを抜き出し、根を傷めないようにそーっとそーっとミズゴケを取り払います。

Imgp2740
準備OK。用具を持って、青少年の家駐車場の立ち木に皆で移動。

このナゴラン講習は名護青少年の家主催行事として10年以上続けられており、今までの観察結果からもっとも開花率の良い立ち木を選びました。金城先生によればリュウキュウコクタン(クロキ)が適当とのこと。
P9
昨年、一昨年に着生されたナゴラン。しっかり根が枝に張り付いています。

P10
参加者には盗難防止用メッセージボードも渡され、私もボードと一緒にナゴランを着生させました。

P12_3
苗2本目はこんな感じで。

P11
あまり直射日光のあたらない場所をえらび、みなさん思い思いの場所にナゴランを着生させます。

 講義の中で、「ナゴランは着生した樹木から養分をとっているわけではなく、ただくっついているだけ」という説明がありました。
 あれ? じゃあナゴランはどうやって養分を調達しているんだろう?
 そばにいた金城先生に質問してみると、「ナゴランの根は空気中の水分を吸収して、そこから光合成などで養分を調達するんです。だから育ちにくいんですよ」という答えをいただいた。

 ランには2種類ある。
 地面に根を張って生きる「地生ラン」と、樹木や岩に根を張り生きる「着生ラン」だ。
 ナゴランはじめ着生ランの種子は他の植物と異なり、種子内に成長するための養分を含んでいない。
 それが、いったん自生地が失われると復活も困難で絶滅に瀕している一因ともいわれる。
 今回会場にデモンストレーションとしてもちこまれたランの苗も、フラスコの中で、栄養分が含まれたゼリーの上で「培養」された苗たちだ。

 荒々しい大自然の中でしぶとく生き残る「雑草」もあれば、なんとデリケートな植物もあるのだろう。

P13
 代々、名護青少年の家でナゴランを着生させている木。
 画像の女の子達は講師アシスタントを務めていた北部農林高校の二年生達。今日はお世話になりました。

 ナゴランはここ名護市の名護小学校、名護中学校の校章や校歌にも使われている。
 いつかナゴランが復活しますように。

 行事解散後、徒歩でウィークリーマンションに戻る。

Img_1827
帰る途中、名護岳の麓から名護市を見下ろす。
気温10度、山形では初春の気温だが、沖縄ではとても寒い日になる。他の参加者の方はダウンジャケット姿だった。
厚い雲間から海に光が差し込んでいる。
「あー、しばらくこの街で暮らすんだなあ」と街並みを眺める。

本日の行事、お土産として参加者には貴重なナゴランの苗が配られた。
探偵ネロ・ウルフみたいに、マンションの一室でラン栽培してみようか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

なんぐすく桜見ウォーク

1月、名護市は桜まつりのシーズン。
この桜まつりと併せて開催される、沖縄県立名護青少年の家主催事業「なんぐすく桜見ウォーク」に参加。
「なんぐすく」とは、「名護城」のことである。

 申し込み時にはあえて滞在中のウィークリーマンションの住所で申し込んでいた。
 開会式の青少年の家所長挨拶で「県外からいらした方」と聞かれてうっかり挙手し、なりゆきで「山形県から来ました」と参加者全員の前で告白することになる。ここ沖縄では、もう山形と聞いただけで「気温マイナスですよね」と極寒の地というイメージがあるらしい。
 参加者の女性が「友人が天童にいるんです」と話しかけてくれ、大雪の天童の画像をスマホで見せてくれた。
 すみません、私沖縄に来てるんで今年あんまり雪かきしてないんです・・・

 なんぐすく桜見ウォークは、名護城跡の山中を植物観察しながら、中腹にある名護青少年の家まで歩くというプログラムである。
 参加者は当日飛び入り参加も可能で、1歳児から70代の高齢者まで様々な方々が気軽に参加しています。
 植物の解説は、琉球新報のコラムにも寄稿されている幸地光男先生が担当くださいました。

Imgp2692
 朝の雨に濡れた名護城公園の寒緋桜。
 本日は小雨交じりのあいにくの天気ながら、皆さん元気に歩き始める。

P7
 歩き出しは長い石段

P8
 沖縄のホトトギスは鮮やかな色彩。

P9
 名護市街を背景に、「アリアケカズラ」

P10_2
 ナンキンハゼ。沖縄では紅葉する植物がないため、学習用に持ち込まれ学校に植えられているという。

P14
 パパイアの雄花。実はならない。

P15
 ところどころ車道に出るところで伴走車が飲み物を用意してくれてました。

P16
 エゴノキの花が見事に地面にちりばめられてました。

P17
 沖縄では1月に桜、寒緋桜(カンヒザクラ)のシーズンを迎える。
 気温10~15℃以下の日が続いて開花するという、本土のソメイヨシノとはまた異なる習性をもつ。
 公園入口ではまだ2分咲き程度でしたが、高度があがるにつれ、開花した桜も多くみられます。

P18
 本土の人にもおなじみ、シークァーサー。まだ小さい花でした。

P23
フカノキ。この木の花からは「苦甘い」ハチミツをとるために利用されているそうです。

P19
「ギーマ」の花。小さい黒い実がたくさん付いていました。

P20_2
ギーマの実、中高年の女性の方たちが懐かしそうにつまんで口にしていました。昔の子供のおやつのようです。私も口にしてみましたが、ほんのり甘い実でした。

P21
約2時間かけて3kmほど歩き、名護青少年の家に到着。

Imgp2697
温かいぜんざいが参加者にふるまわれました。
大きな豆と押し麦の入ったぜんざい。山形から来た私には沖縄風のぜんざいです。

Imgp2698
沖縄県立名護青少年の家、全景。

開催前には歩くコースのゴミ拾いをしてくださった名護高校の男女バスケ部の皆さま、行事に際して様々な準備をしていただいた沖縄県立名護青少年の家スタッフの皆さまには深く感謝申し上げます。

なんぐすく桜見ウォークの様子です。雪国の皆さま、動画で疑似体験をどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お別れ

Img_1603
荒れた天候の中、寒河江市の斎場に向かう。

山形県自然博物園、月山朝日ガイド協会でお世話になった工藤隆弥氏が逝去。享年75歳。

会社を早退させてもらい、告別式に参列。
工藤氏は、私にとって山形県自然博物園ブナ林ガイドの師であり、子供達を自然にいざなうガイディングの師でもある。

Kudo1
子供達をブナ林に案内中の、在りし日の工藤氏(最奥のベージュ色の帽子)
(2014年6月、山形県朝日少年自然の家行事にて撮影)

もう10年以上前。
右も左もわからぬまま、御縁があって山形県自然博物園のブナ林ボランティアガイドの機会を得た私。
初めは工藤さん率いるブナ林ガイドツアーについていって、知識だけではなく、その温かい人柄に魅了された。

植物など何もわからない私。
博物園では「あれってなんですか?」 「途中で青い実があったんですけど何なんですか?」と、質問攻めの日々だった。

そんな私に工藤さんは、~たしかあれはトチの木の花だったと記憶している~
「大滝くん、建物(博物園)の前、外にいって、みてきてごらん。」
と、実物を自分の目で確かめることの大切さを、それとなく教えてくれた。

あるシーズン、登山ツアーが盛りになる直前。
月山・姥ヶ岳の稜線を歩いていると、工藤さんと偶然出会った。
工藤さんは稜線に咲いている花、植物の様子を手帳に記録していた。
あれほど豊富な知識の陰には、地道な努力があることを教えられた。

斎場に入り、祭壇の遺影をみて 「ああ、もう2度と会えないんだ」と実感する。
月山朝日ガイド協会事務局・横山さんの弔辞を聴き、不覚にも涙がにじむ。

「漢とは、涙ではなく汗を流すもの」のはずだったのだが。 (←三国志のパクリです)

告別式が終わり、月山ガイドの方々と挨拶を交わし、会場を後にする。
激しい風雪の中、


Thomas Bergersen の『 Always Mine 』を車中に流しながら、工藤さんとブナ林を歩いた思い出を反芻する。

暖冬とはいえ月山にはこれから厳しい冬、そして春が来る。
また子供達とブナ林を歩けるよう、私も前をむかなければならない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ブナ雪原探検隊 2016 2日目

2日目、9時半に月山山麓・志津の清水屋旅館裏からブナ雪原探検は始まる。

引率は私のブナ林ガイドの師である、月山朝日ガイド協会事務局の横山さん。

P1_2
志津集落に接する、凍結した五色沼からスタート。
 
P3_2
積雪で折れ、再び成長してねじ曲がったブナも、子供達には良いベンチ。

P4
本日は薄曇りながら高温、雪はグサグサに重い雪。

P5_3
子供達も疲れてきた頃、目標の一本ブナに到着。

P6
駆け抜けていったばかりのリスの足跡。

リスの足跡をたどると、目前の木にいるらしい。
100m彼方に誰かがリスの姿を見つけた。
小さいリスの姿が、木から木へ、そして雪原を走り去っていく。
その姿に、「疲れたー」とか言っている子供達も電池を入れ替えたように活き活きとなり、大興奮。
さらに目の前の木、頭上に一匹のリスを確認。
我々人間に囲まれているためだろうか、何度も姿を現して他の木に移りたい様子。
その様子に子供達もまたまた大興奮。

ブナ林の説明、木々と環境のお話よりも、一匹の野生動物の姿に子供達はあっというまに引きつけられる。

P7
休憩中の一コマ。
初日に途中参加した6年生の女の子が他の3人組から離れ気味だったので、心配して様子を伺っていたのだが。
補食(行動食・配布されるお菓子のこと)をめぐって、

小6 「私キットカット食べたいんだけどなあ」
小4 「じゃあ私のあげる」
小6 「え、いいの?」
小4 「私カントリーマアムの方が好き」
小6 「じゃこれあげる」

お菓子がコミュニケーションのツールになっている。

一本ブナからさらに登ったところで昼食。
昼食を済ませ、職員の増川さん、神保さん、私の3人で、雪面をひたすら掘る。
3mのゾンデでは地面に届かなかった。

P9_2
2.5mまで掘ってみたが、下はもうカチカチの堅雪で携帯用スコップでは厳しくなったところで終了。
さらにゾンデを刺してみると、積雪4.5mほど。
子供達は喜んで雪の縦穴に入る。

 P12
下山途上、BCスキーヤーを運ぶキャットのコースを行く。
そこから湯殿山、姥ヶ岳、月山が明瞭に見えた。
冬季はこんなに眺められることはそう無い。

 このキャットのキャタピラ跡を利用して、子供達はあらかじめ配られた大型ビニール袋をソリ代わりにして滑っていく。
 見ていると、興奮の子供達以上に、一緒に参加されたお父さん・お母さんの方が大興奮して滑り降りて行く。
 各要所要所に立って交通整理をするのが、私たちサポーターと職員の皆さんの役割。

 こうして無事、旅館の清水屋さんのところに戻り、プログラムは終了。

 このブナ雪原探検隊で、1年のプログラムは終わる。
 来シーズンから、山形県朝日少年自然の家は指定管理者制度による管理・運営が始まる。
 一つの時代の終わりでもあり、始まりでもある。
 過去10年以上にわたり、お世話になった方々には感謝してもしきれない程の体験・経験をさせていただいた。
 来季からの関わり方はまだ思案中だけれども、また私は子供達と自然を通じて活動できる場を求めることになるだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ブナ雪原探検隊 2016 1日目

山形県朝日少年自然の家『ブナ雪原探検隊』にスタッフ参加。

 一泊二日の日程で、スノーシュー履いて子供達を月山山麓のブナ林に連れ出す企画。
 例年だと初日は自然の家施設前で「雪灯籠作り」を楽しむのだが・・・

 雪 が 無 い !
  
P1
 わずかな雪をつなげて、なんとかスノーシューを履く練習、そして慣れるための散策。

P2
 今回参加した子供は8名と少ないのだが、好奇心いっぱいの子が集まって飽きずに散策を楽しむ。

P3
 雪が無いため「雪灯籠作り」に代わり、今年はアイス作りを実施。
 気温は10度超。
 こんな高温でアイス作りの経験はなかったが、塩を混ぜた雪はガッチリ冷えてくれました。
 画像は職員の増川さんから作り方を聞く子供達。
 調理器具の使い方になると、女の子の顔が輝きますなあ。

P5
 うまくシャーベット状にできました。

 夕食後は残雪期のブナ林のスライドショー、それから明日に向けてのパッキング。
 一組、お父さんが一緒に参加されている子供さんがいたので、宿泊部屋を訪れ、子供達のパッキングの確認、それから参加されているお父さんに色々話しを伺う。

 前線が近づいているけど、明日は晴れてくれ~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

三度目の正直

エコプロ主催の湯殿山ツアーに助っ人ガイドで参加。

「湯殿山 登山」というキーワード検索で当ブログを訪問される方がおられますが、出羽三山の一つ湯殿山は登山道がありません。そのため、一般の方でも登頂できるのは天候も比較的穏やかな残雪期に限定されます。

エコプロのプログラムの中でも即定員満杯になる人気ツアーが、春の時期の湯殿山。
参加者が多くなったため、全参加者を3班に分け、私は第3班を担当。

しかし2007年2013年と過去2回、私がサブガイドで参加したツアーはいずれも悪天候で頂上には立てなかった。
今年の催行日は、東西の前線に挟まれた高気圧がなんとか東北地方を覆いそうだ。

Yudo2015
三度目のガイド山行にして、ようやく湯殿山山頂に到達。
山頂で憩う参加者の皆さん。

石跳川の彼方に見える姥ヶ岳西面を
「右手に月山みえますね~」と言ったり、

急斜面を登り切り、湯殿山南東稜の頂上稜線に到達したところで
「皆さんお疲れ様です~」と口走ったため、すっかり安心しきった皆さんにダラダラ続く頂上までの稜線歩きをさせたりと、

超ウルトラスーパー失言が続き、参加者の皆様にはホント申し訳ございません・・・
今回「も」、好天に助けられたガイド山行。

山形県自然博物園に下山、クールダウンの体操を終えて解散。
「大滝さんですか?」
と参加者の方から話しかけられる。
よくよく聞けば、私がガイド駆け出しの頃、蔵王山行をご一緒した方だったのだ。
過去、幾度も当ブログで書いているように私は「目立たない」「人気ない」「存在感無い」の三無いガイドなのだが。
声をかけていただいた事もさることながら、登山を続けていただいている事がとても嬉しい。

参加者全員お帰りになるのを、エコプロの眞鍋さんと一緒に見送ってから、月山を離れる。
カミさんと子ども達が所用で外出した、静かな自宅に帰宅。
帰路セブンで買ったアイスコーヒーを飲み、ジプシーキングスの『インスピレーション』を聴きながら一人反省会、洗濯と山道具の片付け物。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧