子供達と化石を掘る2018

山形県朝日少年自然の家 『ヤマガタダイカイギュウと化石掘り』 にボランティアスタッフとして参加。

天候は朝から雲一つ無い快晴。
「大滝さん、この天気で山行きたかったんじゃないのー!?」
と言われるが、そもそも化石掘り企画の手伝いがしたくて少年自然の家のボランティアスタッフを始めた私。
子供達と一緒に化石掘りできることで十分満足です。

Imgp3561
ヤマガタダイカイギュウ発見の地で、山形県立博物館の石黒先生の解説を聞く。
今回参加の子供達、小学校低学年の子が多かったが、化石に興味津々、石黒先生も苦笑いするほど子供達からツッコミが入る。

Imgp3564
化石採掘地にほど近いところで、珪化木(木の化石)に触れる子供達。

Imgp3565
さっそく、化石発掘開始。
なかなかめぼしいモノは見つかりませんでしたが、時間の経過とともに「みつけた!」 「貝だっ!」と声が聞こえる。

「大滝さん、レア物期待してます。」
「いや、サメの歯みつけて運勢使い果たしました。」
こんな会話を2度繰り返す。

Imgp3566
今年の私の成果は、シラトリガイのちょうつがい部(左)と稚貝(右)。
掘り出していて一部が露出した化石は、なかなか見つけられない子供に譲ってあげる。

楽しい時間はあっとい間に過ぎ、女性職員Tさんの「発掘終了でーす」の声が響く。
そして昼食。

Imgp3572
眺望が素晴らしい一本松公園でお弁当をひろげる親子参加の皆さん。

Imgp3570
快晴の日差しを受けて輝く最上川、リンゴ畑、棚田。
山形で子供達と化石掘りが体験できる、その環境に感謝の念を抱く。

参加者の皆様、少年自然の家スタッフの皆様、おつかれさまでした。

Img_3630
朝日町はリンゴの名産地。
帰路、産直で「紅玉」6個入り280円で購入。
亡父が好きだった紅玉、仏壇にあげた後はもちろん生食です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ショパンとブナの実

月曜、公休。
晩秋の月山へ。

Ku
早発ちしたこともあり、静かな山。

Dsc00275
紅葉したチングルマが草原のアクセントになってます。

Cho
四ッ谷沢ルートから直上すると、牛首を過ぎたところで視界が開ける。
秋の澄んだ空気をおかげで、庄内平野、鳥海山、日本海の眺めがよい。

そこへ御夫婦らしい2人組が登ってきた。
汗だくのおばさん、鳥海山を眺めて
「元気がでるわあ~」

鳥海山は山形県人にとってそんな山なのだ。

Ha
頂上直下の登り坂「鍛冶月光」の途中で、登山者を慰めるかのように一輪だけ咲いていたハクサンイチゲ。

せっかくの平日休み。
銀行に用事があったので、11時には下山して昼過ぎに帰宅。
しかし銀行に事前に電話してみると、窓口よりもネットで用事が済むことが判明。

9月中旬から、ブログを書く気力が萎えるほど現場作業に忙殺された。
午後はのんびり過ごすことにする。

Dsc00287
月山山麓で拾い集めたブナの実。

Dsc00290
ショパンを聴きながら、約1時間かけて皮を剥く。
カラッとローストしたブナの実が食べたいので、私はいつも全部皮を剥いてからフライパンで炒ります。

ショパンの曲は結構「自然」を描写した曲があるので、実の皮を剥きながら聴くと落ち着く。
普段の現場作業を完全に忘れ、のんびり過ごす月曜の午後。

Dsc00293
今回はあまり塩をふらず、実そのものの風味を楽しみます。
山の恵み、いただきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

韓国・小白山国立公園が弁当配達サービス開始

予約していた弁当を登山口で受け取り、食べ終えた弁当は下山口で返却。
韓国の小白山(ソベクサン)国立公園事務所が、韓国国内で初めて弁当配達サービス運営を開始しました。

やすくおいしく... 小白山、お弁当の配達サービスを開始 by 韓国SBS 2018.9.28

ニュースの内容は以下の通り
----------------------------------
<キャスター>

 秋に入り、登山を計画される方も多いと思いますが、小白山国立公園事務所が全国の国立公園で初めてお弁当の配達サービスを開始しました。

イ・テヒョン記者です。

<記者>

おいしそうに包装されたお弁当が配達されると、登山客が弁当を受けとり登山を開始します。

全国の国立公園の中で初めて、小白山国立公園事務所がお弁当の配達サービスを開始しました。

早朝からおかずを準備する必要がなくなった登山客たちの足は、一様に軽くみえます。

[チョン・ナンキョ/登山客 : (弁当の準備に)常に早起きしているから疲れました。(お弁当サービスが)あるから、そんなことがないんです。]

大変な登山の後に森の中で食べる昼食は、まさに蜜の味。

メニューは、丹陽で生産されたニンニクで味付けされ、地域特産物のPRにもなっています。

[ギム・ヒョンミ/登山客 : 私もお弁当を作って通っていましたが、それよりもずっとおいしく丹陽の味を感じることができました。]

お弁当の容器はリサイクル可能なステンレス製で、下山時に空の容器を回収箱に入れれば良く、最近問題となっている使い捨てゴミ削減に大きな効果が期待されています。

[キム・サンボム/小白山国立公園の北部事務所 : ハイキングコースのゴミの80%以上は使い捨て用品です。お弁当サービスを介して、大幅に改善されるものと期待しています。]

ハイカーたちの利便性を高め、環境保護と地域経済の活性化まで、国立公園のお弁当配達サービスが1石3鳥の効果を狙っています。       
----------------------------------
以上引用おわり

あらためて説明しますと、
P1
国立公園3箇所にある登山口で弁当を受け取り、

P2
山の上で楽しくランチ。

P4
下山口に設けられたケースに弁当箱は返却、という仕組みです。

筆者がさらに調べたところでは、
P5
弁当は御飯1、おかず2の計3パックで構成され、料金は8000ウォン(日本円で約800円)。
カカオトーク(韓国のLINEに似た通信アプリ)でも予約可能。

たしか韓国の他の山域でも弁当配達サービス(こちらは個人営業の弁当屋)があったと筆者は記憶してます。
今回のニュースの注目点は、行政である国立公園事務所が環境保護を主目的に弁当サービスを展開していることですね。

P3
よくよくみれば、タッパーもケースもリラックマのキャラクターグッズ。
旭日旗は嫌われてますがリラックマの人気は韓国でも高いですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アウトドアメーカー韓国K2、南北融和の陰で奔走す

独裁テロ国家・北朝鮮との親北路線をひた走る韓国・文在寅政権。
その危うい南北融和政策の陰で、韓国の大手アウトドアメーカーK2が奔走していたことが明らかになりました。

白頭山を登山した財界人の防寒着として指名されたK2、その背景は? by ソウル経済2018.09.20

以下引用開始
--------------------------------------
白頭山を登山した財界人の防寒着として指名されたK2、その背景は?

前日の夕方、統一部の緊急要請でk2防寒服500着を納品
選定の背景をめぐりK2社「開城工業団地入居企業の経歴」が推測される

Korea
平壌訪問3日目のムン・ジェイン大統領と共に訪朝したイ・ジェヨン三星電子副会長(右から)、イ・ジェウンSOCAR代表、グ・グァンモLG会長、チェ・テウォンSK会長、パク・ヨンマン大韓商工会議所会長、キム・ヨンファン現代自動車副会長などの特別随行員たちが、K2社の防寒服を着て白頭山・天地を背景に記念写真を撮っている./写真提供=平壌写真共同取材団

 去る19日午後5時、ソウル城東区のK2コリア本社に緊急電話がかかった。統一部(訳者注・日本のマスコミでは統一省とも表記)であった。

 「明日、南北首脳会談の特別訪問団が白頭山登山を行うため、防寒着が必要です。500着を夜10時までに城南空港に届ける必要があるのですが、調達可能でしょうか。」

 退社を控えた時刻、急な要求にK2社内は騒然となった。幸いなことに秋冬シーズンが本格的に始まる前、驪州倉庫に新商品の在庫が十分にあった。サイズと注文数量を確認して、K2社の「A +スリムダウンジャケット」250着、「ORG 2Lジャケット」250着など、計500着を用意して城南空港に送った。

Slim
韓国K2社 A +スリムダウンジャケット

Org
韓国K2社 ORG 2Lジャケット

 注文から空港到着まで約5時間の緊迫した状況だった。準備された服は、飛行機で北朝鮮の三池空港に到着した。こうして到着した服を20日午前、パク・ヨンマン大韓商工会議所会長はじめ、イ・ジェヨン三星電子副会長、チェ・テウォンSK会長、グ・グァンモLG会長、キム・ヨンファン現代自動車副会長など4大財閥グループのトップら、特別な訪問団が着用して白頭山に登った。国内本格派アウトドアブランドであるK2社製品が白頭山に旗を翻した日だった。

 K2社が今回の特別訪問団の防寒着として指名されたことに関して、業界からは 「K2社が大型アウトドアブランドとして納品期限に間に合わせる能力をもつと統一部の判断が功を奏したもの」 としながらも、「開城工業団地入居企業だったのが作用した」と推測している。 「シンウォン」、「グッドピープル」など、開城工業団地に入居したアパレル企業の中で、今回、統一部から防寒用品の調達依頼を受けた企業はないと判明した。

 国内本格派アウトドアブランドに選ばれるK2コリアは、去る2013年に稼動が中断された開城工業団地入居企業であった。一緒に議論されるブラックヤク社も開城工業団地入居企業の一つだったが、昨年の「ムン・ジェイン大統領登山服」(訳者注:大統領当選当時、着用していたブラックヤク社の廃盤ウェアが再販されたことが韓国国内で話題になった)で話題を独占した経緯があり、1社に偏ることを避けようとK2社を選択したと分析されている。 ムン・ジェイン大統領は昨年5月9日、夫人である金正淑女史と一緒に登山に行った際、記者たちと登山を共にした際にブラックヤク社のウェアを着たことがある。 一方、これらと共に大型アウトドアブランドに選ばれるコーロンスポーツ社も統一部の要請を受けていないことが判明した。コーロン社のウェアはメンズ系の一部のみ開城工業団地で生産されたことがある。

 K2社の今回の防寒着選定に、開城工業団地に入居していたアパレル企業の間では、開城工業団地再稼働の希望を持ち始めた。シンウォン社の関係者は 「人件費を削減できるだけでなく、物流上の利点が多く、開城工業団地が再起動された場合、入居の意思は100%ある」と述べた。
--------------------------------------
以上引用おわり

さて、南北融和の動きについて、日本の頭お花畑な方々は文在寅大統領を賞賛までしていますが、人権問題を抱える独裁テロ国家・北朝鮮に無条件で経済制裁緩和をもちだすことは頭がおかしいとしか筆者は思えません。
おそらく朝鮮半島をめぐる国際協調よりも朝鮮民族の大義を優先させる文在寅政権は、このまま親北路線を突っ走ると思われます。

 その政治政策の間隙をぬってアウトドアメーカーが奔走していたことは、登山好きの文在寅大統領のウェアのチョイスにあわせて統一部が「忖度」してK2社を選定したものといえるでしょう。

 こうしてみると、アメリカのパタゴニア社vsトランプ大統領といい、韓国の防寒着選定といい、アウトドアメーカーって政治に左右される存在なんですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

相棒あらわる

Img_3562
サブで使っているトレッキングシューズを新調。

あえて名前を出すが、今まで使っていたキャラバン社のグランドキングは靴底のゴムの品質なのか、異様なまでに岩のフリクションが効かず、何度も転倒した。

いつもお世話になっている天童のマウンテンゴリラにて品定めをするが、欧米系メーカーの靴は細身なのでパス。
結局、今度は靴底にビブラム社ソールを採用しているキャラバン社のシューズに舞い戻る。
(筆者の足、幅広なんで靴選びにはいつも苦労してます・・・)

ついでに靴紐の結び方、靴のフィットのさせ方について、マウンテンゴリラ店主の誉田さんからあらためてレクチャーを受ける。
私ガイドではあるが、大学山岳部時代の体力任せのやり方で登山を続けていることもあり、時には装備について人から学ぶことも必要。装備も変われば使い方も変わる。誉田さんは業界の最前線にいるので、教えを請うこともある。

記録を読み返すと、今まで使ってた靴を買ったのが2013年8月。5年は保ったことになる。
3年目すぎたあたりから、マメにソールの剥がれなど目視で点検しつづけてきました。
専業ガイドの方ですとワンシーズンで一足はきつぶすと伺ったことがあります。
兼業ガイドとはいえ、私もまだまだ修行が足りませんね。

新しい相棒と共に、また色んな山域に出かけたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ケビン・コスナー先生が中国人観光客にお怒りのようです。

アメリカで放映中のテレビドラマ『Yellowstone』。
イエローストーン国立公園に隣接した、広大な土地を持つ牧場主ジョン・ダットン(ケビン・コスナー)が主人公。
土地開発業者、ネイティブアメリカン居留地との土地を巡る争いを描いた社会派ドラマです。

このドラマの中で、個人の所有地内に勝手に入り野生の熊を見物している中国人観光客とのトラブルの様子が描かれています。
動画はこちら↓

実はこの動画の存在を知ったのは、中国のアウトドアポータルサイト8264
この中国を代表するアウトドアポータルサイトでは、海外ではその国の法律・慣習を順守すること、野生動物に注意することなどが取り上げられています。

いやいや本当に注目してほしいのは前者なんですけどね。

上記動画は英語字幕もあるので理解しやすいと思います。
主人公のケビン・コスナーが「ここは自分の土地だ」とフェンスなどを指し示しますが、観光客の中の老人が「こんな広大な土地を個人が所有しているとは信じられない、国民が共有すべきだ」と主張します。
それで業を煮やしたケビン・コスナーがショットガンを空に向けてぶっぱなして観光客たち(そして熊)を追い払います。

今現在の、アメリカにおける中国人観光客に対するイメージが表現されているドラマでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

荒れる月山湖

秋田での現場作業を終えた翌日、再び山形県朝日少年自然の家『チャレンジキャンプ2018』に合流。

例年であれば、子供達が自分たちで組んだ筏で最上川を下るプログラムなのだが、今年は少雨の影響で最上川が渇水、まったく筏で下れる状況になく、月山湖での「筏体験」に変更された。

私たちボランティアスタッフの仕事は、筏、カヌーの運搬、カヌーに乗船して筏の見守り。

Imgp3511
月山湖、湖畔に並べた筏に向かう子供達

Imgp3512
筏漕ぎのレクチャーを受ける子供達

Imgp3517
月山湖にこきだし、みんなで月山湖の噴水を眺める。

問題はそこからだった。
スタッフの誰も予想してなかったのだが、月山湖の流れに加えて帰りは強烈な向かい風と局地的な雨に見舞われた。

漕いでも漕いでもなかなか前に進まない。
筏の子供達を励ましながら、対策を考える。

カヌー競技出身の女性職員Tさんはロープで曳航しながら、「もっとロープがあれば・・・」

遠く離れたボートにいるスタッフKさんがレスキューロープを持っていると聞き、私が一人で隊列を離れ、全力でカヌーを漕いでレスキューロープを借り、また全力でカヌーを漕いで筏集団のところに戻る。
筏にレスキューロープを取り付けようとするが、私のカヌー経験の浅さが露呈、ロープが筏の下にくぐってしまい、うまく曳航できなくなる。

我々が苦戦していることを陸上スタッフも察知、ゴムボートで救援に来てくれたときには雨もひどくなっていた。
女性職員Tさんが子供達に「ぜったい帰れるから大丈夫だよ!」と子供達を励ますかたわら、レスキューロープを必死で操作しようとしていた私は横波を受けて転覆。大江町カヌー協会の方に助けてもらう。情けない・・・・

転覆から復帰した私はロープでの曳航を断念し、カヌーの先端を筏の尻に押しつけ、筏の推進力の援助にまわる。
他のスタッフはボートで筏で船酔いになっている子供達を搬送したりと大忙し。
ようやく全ての筏が帰還できたのは昼過ぎだった。
スタッフみんなで、ようやく帰れた疲労感と子供達の安全を確保できた安堵感でほっとしていると・・・

Imgp3518
子供達のうち、元気な奴らは相変わらず岸辺で飛び込み遊び。

この日は早めに切り上げ、朝日少年自然の家に撤収。
そこでライフジャケット、バラした筏のパーツを洗浄、天日干し。
Img_3491

職員の方々、ボランティアスタッフの皆と片付けものをしていると、誰かが「ああ、これで夏がおわった気になりますね」と言う。

そう、今年も子供達との夏が終わる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カヌー体験 in 月山湖

山形県朝日少年自然の家の企画事業 『カヌー体験 in 月山湖』 にサポーター参加。

事前の気象予報は外れ、月山湖でははじめに小雨がぱらつき、風もある。
凶暴なまでの日照に悩まされずに済む。

P2
今年も月山朝日ガイド協会の細谷さんを講師に、パドルの漕ぎ方、カヌーの乗り方までレクチャーを受ける。

P1
本日は3局もメディアの取材が入り、子供達もちょっと緊張気味。

P3
今年はカヌーの数が少ないなあ-。
今回は陸上支援がんばるか~と思いきや、自然の家の滝口支配人から
「あれ?大滝さんカヌー乗らないんですか?まだありますよ」
最後に残っていたカヌー、リバーカヤックでも安定性が今ひとつのような艇が残っていたので、それをお借りして水上へ。

P4
へたくそな漕艇でフラフラ蛇行しながら子供達の後を追う。

P5
ダム湖・月山湖に流入する四谷沢川で水遊び。
子供達は早速ライフジャケットを頼りに水に飛び込む。カッパの大群。

P6
石積みも立派な遊びです。

P7
四谷沢川での水遊びを終え、拠点に戻って記念写真を撮影した後、昼食までのわずかな時間も子供達は水辺で飛び込み遊び。

子供達の元気を分けてもらった1日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【かーごめ】 台湾の遭難防止ビデオが恐ろしい・・・ 【かごめ】

険しい山岳地帯を擁し、近年は道迷い遭難事故が増加している台湾。

その台湾・台中市政府消防局が制作した山岳遭難防止啓蒙の動画がホラー仕立てで恐ろしい・・・

中市微電影宣導登山安全 驚悚刺激網路熱議 by 連合新聞網 2018.5.19

タイトルは『籠中鳥 Lost』。
「籠中鳥」とは、日本の童謡「かごめかごめ」で、動画の冒頭にも日本語そのままに流れます。
「かごめかごめ」は台湾でも少し知られている日本の童謡ですね。

まずは動画をごらんくだされ。

ちなみに出演者はプロの俳優ではなく、全員が台中市政府消防局の職員だそうです。

-----------------------------------

動画をみてよくわからん、という人のためにネタバレの解説です。(カーソルでなぞると反転文字で表示されます)

「かごめかごめ」って、子供の輪の中にいるオニが、うしろの人の名前を当てるという遊びですよね。

で、当てたオニは外にでられるという遊びです。

山登りしていた青年が、山中で傘をさした男性と出会い、そのまま道迷い遭難に陥ってしまいます。

山中でこの世の者と思えない何かな遭遇する青年。

やがて青年は消防隊に無事救出され、消防署で休憩していますが、振り向いたその表情は既にもとの青年のものではなく・・・壁には、あの「傘をさした男性」の行方不明・情報提供をうながす貼り紙が・・・

そうなんです。かごめかごめ同様に、青年は傘をさした男性に乗っ取られ、「オニ」になった青年の魂はまだ山中をさまよっていることを暗示するラストなんです。

山は怖えーよ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

アメリカ日記 ジョシュアツリー国立公園にてクライミング

社員研修4日め。
ロサンゼルスでのフリータイムで単独行動をとらせてもらい、ジョシュアツリー国立公園でクライミング。
C0

計画立案段階でまず問題だったのは、宿泊地であるロサンゼルスのダウンタウンからの「足」がないこと。
フリータイム当日は日曜日なので、レンタカー会社も休日か営業時間が極端に短い。

そこで目を付けたのが、24時間体制でダウンタウンとロサンゼルス空港を結ぶシャトルバス「FLY AWAY」。
ロサンゼルス空港のレンタカー会社は24時間営業で開いている。
朝4時発のFLY AWAYバスで空港に行き、レンタカー会社で車をピックアップ、夜明けのハイウェイをジョシュアツリー国立公園目指して走る。
昔々、デビルズタワー登攀のため約一週間にわたりワイオミング州をレンタカーで一人旅した経験があり、アメリカの交差点、右折左折もすぐに順応できた。

途中の名も知らぬ街のサブウェイで休憩を兼ねた朝食を摂り、再びハイウェイを走り、ジョシュアツリーの街に到着。
9時半、ジョシュアツリー国立公園ビジターセンターの駐車場でクライミングガイドのライアン・スコットと合流。
ライアンの車に便乗してジョシュアツリー国立公園へ向かう。

C1
今回お世話になったライアン・スコット(Ryan Scott)
社員旅・・じゃなかった、社員研修という枠の中でクライミングというリスキーな活動をするに際し、クライミングガイドを依頼することは私にとっては当然の選択だった。またAMGA(American Mountain Guides Association)認定のガイドと一緒に登りたいという気持ちもある。

 ジョシュアツリー国立公園のゲートに来た。
 皆様ご存じの通り、アメリカの国立公園は入場料が必要である。
 財布を用意していたが、ライアンがゲートで許可証らしいカードを提示すると我々はそのままスルーとなった。クライミングというアクティビティに対して、アメリカ社会での認知度を感じる一場面だ。

 駐車場に到着、日本から持ってきたシューズとハーネスを装着、レンタルのヘルメットを被る。
 周囲は魅惑的な岩塔だらけだ。
 正面にひときわ大きな岩塔がある。
 「ライアン、あれ登るのか?」
 「あれじゃない。あそこは難しいんだ。メイビー(できればな)。」
 
 私たちは最初に「サイクロブス」という岩塔に向かった。
C2

今回のガイド依頼に際して、経歴申請では「人工壁・外岩の経験はあるがブランクがあるので初心者同然」とする一方、「クラック、トラッドクライミングを経験したい」と希望を書き添えておいた。
私の使い古された装備、戸惑い無く結んだエイトノットで技量を測られたのだろうか、ライアンは「Good」と言ったまま、細かく技術を説明することなく登っていく。

C3
中央のルンゼっぽい凹部の右壁を登る。
花崗岩の粒子は粗く、スメアリングを多用してぐいぐい登る。
終了点からは、急傾斜のスラブをシューズのフリクションを最大限に発揮して歩いて降りる。

C4
岩塔の上にはオブジェのような岩塊がいっぱい。

ルート2本登ったところで車に戻り休憩。
C5
ライアンが所属するMojaveGuidesと提携している Happybar のグルテンフリーバー、チョコレートベリー味をもらう。グラノラバーをがっつりチョコで固めたタイプ。

Happybarを囓りながらたずねる。
「ライアン、さっき登ったルート、5.6くらいかい?」
「いや、5.3だな。」
「ええっ!」
「いやいや、5.5くらいだ。ここのグレーディングは辛め(Hard)なんだ」

3本目に登ったルートは他パーティーが先行しており、ライアンはそこを避けて隣のルートに移った。
ここは私からみても比較的簡単そうなので、ザックを残置せず背負ったまま登る。

C6
先行するライアン

今日私が依頼したガイド形態はHalf Dayという形式で、4時間のクライミングだ。
時間的に次の1本が最後だろう。
最後に私たちが向かったのは、ライアンも私の技量をみてくれたのか、到着した時に彼が「あそこは難しい。メイビーな。」と言った岩塔「Intersection インターセクション」だった。

核心部は、2つの岩塊が接した部分、ちょうど三角フラスコの内部のように下に行くほど拡がっているクラックだ。
左側に握り拳大のブロックがあり、
「マサル、ここフットホールドな。ここだぞ。」と何回も強調してから登っていく。

私の番だ。
ライアンが強調したスタンスに左足をめいっぱい伸ばして立ち込むが、右足をひっかけるところが無い。
ここで落ちれば、下に拡がる空間に突っ込むことになる。
私の足は短い。
左足をとにかくめいっぱい伸ばしたまま、スメアリングで強引に立ち込み、上体を引きつけ登り切る。
それからは粒子の粗い花崗岩を掴んで登る。

ようやくライアンがビレイしている所にたどり着く。
「ライアン、見てくれよ!俺の脚は短いんだぜ!」
「わかってる」(即答)

大きな岩塔だけあって、そこは360度眺めの良い頂だった。
「マサル、ここは一番人気のあるエリアなんだ。」
ライアンのしみじみとした言い方に、あー、ホントにこのクライミングエリアを愛してるんだなあと思う。

C7
Intersection の懸垂下降アンカーにて。

C9

C10

C11
クレオソート・ブッシュの花

クライミングエリアのあちこちに花が咲いている。
ライアンの話ではもう花のシーズンは終わりとのことだったが、それでも私のジョシュアツリー → 砂漠というイメージを覆すに十分な花々が咲いている。

楽しいクライミングの時間はあっというまに過ぎた。
前述のとおり、今日依頼したガイド形態はHalf Dayの4時間。
帰路、ロサンゼルス市中で夜間運転を避けるためには、日程的にこれが限界だ。

国立公園からジョシュアツリーの街に戻る。車中でたずねる。
「ライアン、ボルダリング、スポーツクライミング、アルパイン、いろいろあるけど君は何が好きなんだ?」
「全部さ!」
フルタイムでガイド業を務める彼はこれからも、様々なクライアントと共にクライミングの楽しさを伝えていくんだろう。

カリフォルニアの空の下、楽しいクライミングのひとときは過ぎ去った。
帰国したら、また現場仕事に、ガイド業に、頑張ろう。

C17_2
公園名の由来となったジョシュアツリー。
サボテン、椰子の木に似ているが、リュウゼツラン科の植物。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧