山は甘いか酸っぱいか

鬱々なれど、月山エコプロの白田さんに実地指導を受けながら、六十里越街道ガイドに備えて街道を踏査。

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静かな杉林を歩く。

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美しい滝に出会いました。

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快晴の下、鳥海山と庄内平野を望む

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途中で沢山実っていたアケビ。4人して中身をむさぼり喰う。自然な甘み。

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数メートル進んだところに、今度は沢山の山ぶどう。粒も大きく、酸味だけでなく甘味もある。

かつての交易路だった六十里越街道。砂糖など無い時代、アケビや山ぶどうはどんなに人々に喜ばれたんだろうか。

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十王峠の上部にある「大展望地」と呼ばれるところから、月山を望む。

これだけの展望が望めるところはそうそう無いよね、と皆でいつまでも眺める。

紅葉シーズンで姥沢駐車場に続く車道は大渋滞、登山道も渋滞と聞いたこの日、この大パノラマを眺めているのは、私達4人だけ。

いつか、この感動を他の人にも還元したい。

ガイドを辞めたい、という思いを少し引っ込めた静かな山行だった。

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飲みたい夜もある

ガイドのこと、所属するガイド団体で抱えている課題、会社の仕事のこと、現場で壊れた機械のこと、様々なことが一度に頭に浮かぶ。

明日のガイドコースは地元旅行社様主催の月山・湯殿山コース。

予定されている行程をみる限り、姥沢のリフト営業ギリギリになりそうな予感しかない。

私は他の偉いガイドのセンセイ方と違い、ガイド山行の前夜は緊張するタチである。

前日、色々考えすぎて心が壊れたのだろうか。今はいつもの緊張感すら感じない。何の感情も湧かない。

19時、ガイド山行で必要な書類を月山朝日ガイド事務局の近田さんが届けに来る。

明日の行程について色々話すが、私の不安と焦りが顔に出ていたのだろうか、

「大滝さん、楽しんできてくださいね」と藁人形に打つ五寸釘のようにグサリと刺さる一言をもらう。

 

翌日。

健脚なお客様、しっかりした添乗員、そしてガイド仲間皆さんに助けられ、ガイド山行は無事終了。

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ガイド仲間と解散後、コンビニで新聞を買い込み、自宅で缶ビールひっかけながら熟読。

山行から戻り新聞を読むのは、現実世界に戻る儀式のようなものである。

反省の多すぎる山行なれど、無事戻れたことに感謝。

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ベーカリー麦 【天童市荒谷】

天候不順のGW。

各地の民俗行事の季節ではあるが、コロナ禍の影響で中止。催行される行事でも、感染防止のため集落外からの見学ご遠慮ください、という所が多い。

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小田島雄志 訳のシェイクスピア全集にとりかかる。

今のところのお気に入りは『リチャード3世』です。

 

心療内科の医師からは「休日はなるべく出かけて気分転換するように」と言われている。

ドイツパンが食べたくなり、天童市のベーカリー麦を訪れる。

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民家の敷地内に置かれたコンテナハウス。訪れたのは夕方だったので、総菜系パンは既に売り切れ。

今回はスペルト小麦100%のスペルトパンを購入。

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自宅でイチゴジャムで食しましたが、パン自体の香りが素晴らしい!香ばしい!

以前にドイツ・デルバ社のジャーマンブレッドを食べた強い印象が残っていたのですが、こちらのパンはふわっとしてます。

次回は早い時間帯に訪れて、「ハイジの白パン」を買ってみよう。

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鬱々日記2021年4月

久々にひどい鬱々。

ガイドには命と言える、人とのコミュニケーション能力の無さに自分で嫌になってくる。

 

4月25日。

山形県朝日少年自然の家の企画事業。

「出会いの集い」で、司会をするスタッフMJさんに音声マイクを届けるために近づく。

ふと見ると、MJさんのこめかみに汗の雫。

(流れるように司会をこなすMJさんも、緊張してるのかなあ~)

と、考えさせられる。

 

4月28日。

 勤務先の関連会社社屋がZEB仕様 (Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称、年間のエネルギー消費収支ゼロを目指した構造物 ) の建物に改築されたため、社員向け説明会に行く。

 説明するのは、今年入社したYさん。イギリスのイーストアングリア大学(カズオ・イシグロの出身校)を出て、なぜかウチのような中小の建設会社に入社した才女。普段の仕事で書くメモが全部英語ということで、他の社員からも一目置かれている。

 時々つまりながらも、ZEB仕様の建物とシステムについて懸命にプレゼンする姿を見て、

 「誰でも最初はあるよな」という思いと、「やっぱり人とコミュニケーション取る能力は生まれもった才能なのかな」と交互に考える。

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今日も疲れた。自宅の庭の、名も知らぬ花を見て、また明日も悩むことにする。

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8月9月お仕事日記

あ~ブログ更新さぼったさぼった。

超ウルトラスーパー久々に鬱々になりながらサラリーマンとして生活してました。

 

登山って、何ですか?中国語?

 

8月×日

 アメリカ製の工事機械導入のため、春から稟議書を書いては書き直し、書いては書き直し。

 コロナで暴動起きている海の向こうから、ホントに機械来るのか?!

 しかも社長からの特命で、今月8月中に会社に納入しなければならない。どうなる俺?!

8月×日

 今月中にアメリカから機械届くことが決定。

 一息ついたのもつかの間、携帯に電話がかかってくる。現場仲間のYさん。

 「大滝さん、機械をトラックに載せるステップ板、重量耐えられないんですけど・・・」

 しかもウチで使っているステップ板は特注品。納期は?!値段は?!

 ステップ板を調達すべく、メーカーに電凸、そして 書 類 作 成 の 無 限 ル ー プ 

 ハリウッドのアクション映画並みに問題が次から次へと現れる。

 機械納入失敗 → 社長から叱責 → 会社クビ → どっかのヒマラヤ公募隊に行こう・・・

8月×日

 なんやらかんやら乗り越えて、めでたく工事機械の納品。

 専務より「社内報に原稿書くように」とのご指示をいただく。

 原稿書く → 専務にお伺いをたてる → 原稿真っ赤になって帰ってくる。

 専務は最近「学位」を取得しただけあって、理路整然とした文章を求めてくる。

 私の文章履歴

  中学時代、生徒会長とかいうバッジつけてたもんで挨拶文・スピーチ文は国語の教師に徹底的に直される。

  高校時代、志望校が小論文必須だったため、国語の教師にメタメタに直される。「大滝の文章はパンチに欠けるんだよなあ・・・」と何度言われたことか。

  大学時代、文章に関してうるさい存在がいなかったため、文学部論叢などに山行記を好き勝手に投稿した天国な時代。

  今の会社に就職。最初に配属されたのが地質調査部門で報告書を書くのがメインだったため、書く文章は徹底的に指導を受けた。

  それから数百万年経過、いまだに社内報に書く文章すら穴だらけ。

  登山と同じように、進歩が無いなあ~

9月×日

 心療内科受診。

 毎月、健康診断(血液検査含む)を兼ねて受診している。ネットやツイッターでブイブイ言わしてる山岳関係者と違い、僕って高山植物のように繊細なの。

 医師いわく、休日に外出することは、私が考えている以上に心理的に大事らしい。

9月×日

 さすらいの作業員生活の始まり。

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今回は福島県某所に滞在。

あまりの暑さに、熱中症になる。(労基署のおじさん気にしないでね)

翌朝、どうも食欲が無くて変だなと思っていたら、日中は異常な発汗量。

山形で溶接講習を受けるため、現場仲間のYさんと交代して帰宅したが、体調の回復に3日を要する。

9月×日

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自宅で栗ご飯を喰う。またまた季節の移ろいは山ではなく、食卓から。

9月×日

 ふたたび、さすらいの作業員生活の始まり。

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またまた福島県某所に滞在。フリーズドライ「こづゆ」なかなか美味かったでした。

9月×日

 気温が少し下がったとはいえ、汗まみれになって現場作業。

 ビジホに帰ったら、まずやることはシャワー浴びてから、洗濯。 Original

おねえさん、僕と文通しませんか?

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そして冷たい現実。今日もビジホのコインランドリーで洗濯、それから書類作成。

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鬱々日記2013年4月

鬱々で更新サボってる間の日常を少し。

4月×日
 仕事の親方と急遽、車を走らせ埼玉県に日帰り出張。

 用事も済み、親方に「ちょっとそこ左な」と案内されるがままに行ったところが、川越市の和菓子店 くらづくり本舗

 店にはいると、親方は人よりデカい手でスイートポテト「べにあかくん」をわしづかみして、幾つも籠に入れている。
 家族に人気の菓子らしい。

 親方につられて私も子供用に幾つか買い求める。

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「べにあかくん」、子供達にも大好評でしたが、私はしっかり自分用に「くらづくり最中 福蔵」と「芋大福」買ってました。 「福蔵」は安い最中と異なり、しっかり小豆餡と餅が入って美味でした。「芋大福」もしっかり芋の風味ある餡が美味でした。

4月×日
 休日。
 出張の多い身のため、子供達のリクエストを聴き、朝から釣り堀へ魚釣り。
 子供達に楽しんでもらって帰宅後、部屋に引きこもり、某資格試験の書類やガイド協会関連の書類を作成。
 何かに追われるような一日。

4月×日
 天気晴朗なれど、鬱々のため身体動かず。
 山にも行かない嫌悪感と、いつも何かに追われるように山行と読書をこなす休日への嫌悪感のジレンマとでも言おうか、ちょっとメンタル的にお疲れ気味。
 気分転換を図り、
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映画『冒険者たち』のリバイバル上映を劇場で観る。

映画史上、最も好きな映画を一作だけ選べと言われれば、私はこの『冒険者たち』を選ぶ。

私が学生の頃から好きな俳優リノ・ヴァンチュラが最高なんだよね。アラン・ドロンはオマケだよ。

「みずみずしいタッチ」しか表現知らない日本の映画関係者には作れないであろう、男2人に女1人という関係をフランス映画らしくサラッと描いて、人間誰もが抱える若かりし頃の苦い思い出を、主人公の活躍の中に「見出してしまう」んだよね。
 
 あの3人の不思議な共同生活を観ていると、若かりし頃、女の子に昼飯誘われただけでドキドキした学生時代(ちなみに筆者は野蛮な男子高出身)を一瞬思い出すんだよな。

 上映前に5~6本のハリウッド製アクション映画の予告編が上映されたが、まあその貧相なこと。
 「人間の冒険心と青春の挫折」を描くのにコンピューターは不要ということを、CGバカの映画関係者は学んだ方がいいよね。

 ラストシーン、頭を抱えるリノ・ヴァンチュラの姿に 共 感 を 覚 え な が ら 、あのおなじみのメロディを聴く。
 別に心は軽くはならないが、少しほぐれた感じで映画館を後にする。

 ちなみに本日の観客は私含め5人。
 あ~あ、私と一緒に名作映画観てくれる年上のお姉様(カミさん除く)随時募集中です。


4月×日
 休日。
 あいかわらず身体は重いので自宅休養。
 鬱々とはいえ、目前に迫るトレッキングシーズンを前に、設備投資(登山装備の買い換え)を計画。
 装備の相談のため、私が信頼する天童市マウンテンゴリラを訪問。
 ここで装備の相談を終えた後、勧められたのが
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最上山岳会会長の坂本俊亮氏の著作『神室外伝』

「カムイ外伝」にひっかけたようなタイトルですが、神室連峰および周辺の山々に関する345の話題を書き連ねた本。

話題は山毎にまとめられているのですが、内容は山名から山行記、歴史等、テーマがバラバラな話題がごっちゃな印象。
とはいえ、地元の人間(坂本氏は神室連峰の麓、新庄市出身)でなければ知り得ない話題が満載のため、速攻購入。

昨年、神室連峰をガイドするため様々な郷土図書を探ったが、神室連峰に関する著作は飯豊・朝日・鳥海などに比較して極端に少ない。山形県の学術調査報告書も、他山域のそれに比較して内容が薄い印象がある。
坂本氏の著作はその意味で、非常に貴重な郷土資料。

マウンテンゴリラから帰宅し、少し休んだ後、再び外出して様々な所用を済ませ、散髪。
何か落ち着かない春ではあるが、少しずつやれることをやるしかない、と言い聞かせる晴れた休日。

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【鬱日記】 仙台・GANESH

先日、鬱だった日のお話。

久々に「消えていなくなりたい」とゆー位の鬱。

身体は重いけれど、心の片隅に「気分転換」という気力はまだ残っていた。

10年以上も前からネットでその存在を知り、いまだ訪れていなかった仙台の紅茶専門店ガネッシュ(GANESH)へ行く。

小さいビルのエレベーターのドアが開くと、そこがもう喫茶店。

目の前は定禅寺通り、向かいには「国分町」の看板が眩しく光る。

客は私一人。

通りに面した席に座り、
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ロシアンティーと紅茶チーズケーキセットを注文。

店内には小野リサのアルバムCDがかかっている。私も持っているCDなので、なんとなく次の曲が思い浮かぶが、精神的に疲労した私にはちょうど心地よい。

小野リサの曲が終わる。
次は売国奴・本多勝一が大嫌いな映画らしいが、私の好きな映画の一つ『ディアハンター』のテーマ曲「カヴァティーナ」だった。

ギターの音色を聴きながら、窓の外を眺め続ける。
ティーカップの底に沈んだジャムをスプーンですくって口に運ぶと、予想以上に酸味の強い、自家製のジャムでした。
客は私だけの店内、「カヴァティーナ」のギターの音の他は、振り子時計のカチカチという音が響いている。

あー、時間がここで止まってくれればいいのに。
そこまで居心地の良い茶店は、滅多にないものである。

閉店きっかり15分前、店を出る。
仙台の人混みに重圧を感じながら、地下鉄に乗り込んだ。

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鬱につき

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鬱のため更新停止です。

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心療内科での対話

久々に、

Kakashi
激鬱。

娘がふとした理由で学校に登校したがらない。
その「ふとした理由」ってのが二度目。
いい加減、担任の先生に殴り込みお話を伺いに行こうかと悩む。
おうおう、
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と呼ばれようがどうでもいいぞ。
娘の今の状態は、小学2年生としては普通の態度なのだろうか?
わからない。
本職の教師でもある、いつもお世話になっている自然の家の先生に相談してみようか、などといろいろ頭に思い浮かぶ。
山のために家庭・育児放棄するのは 全 く 気 に な ら な い 私であるが、娘が深夜まで泣いているのは親として堪える。

そんな日に限って、分厚いコンクリートをくりぬく切削機の操作を一手に引き受ける。
下手をすれば指腕など簡単に吹っ飛ぶ機械である。
集中力が欠けると危険ですらある作業。
娘の事は考えまいと努力するが、ふとした拍子に思い浮かんでしまう。
なんか女に悩んで座禅組んでるみたいですな。

昼、メシ喰ってトラックに戻ろうとすると自宅から電話。
朝、カミさんが担任の先生と電話で状況を確認、さらに先生と娘を電話で話をさせ、うまくコミュニケーションがとれたらしい。
娘は笑顔で登校したという。
万事丸く収まる。
残ったのは、私の精神的な徒労感。

そして今日は月に一度の心療内科受診の日。
娘の事を考えて身体も重く鬱々状態だったことを話すと、主治医はとうとうと「娘さんにはね・・・」と教育に関するお話をお聞きする。あれ先生、俺の症状は???
続いて、会社で受けた健康診断結果表を見てもらう。
今年はコレステロール値がひっかかっていたのだが、主治医いわく、
「あ、これね。最近の健康診断センターで基準値低くしてるとこあるんだよね。うちの基準値では問題ないから。」
とバッサリ斬り捨てられる。
これで今年も安心してお菓子が喰えるな(笑)
帰宅後、復習も兼ねて放送大学大学院のテキストの高脂質症、コレステロール値など確認。
私のメンタル面だけでなく、健康診断と教育問題まで相談にのってもらっているのでありました。ふうー。

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選択の余地

今日は心療内科の診察日。

こんな日に限って、職場の職人気質な人間関係にガツンと落ち込むこともある。

ドクターは休日の気分転換をしっかりと大事にせよ、とおっしゃる。

帰宅。

夕食をとりながら、息子が私の腕の中に入って抱っこをせがむ。
そして、そのまま眠り込んでしまった。

育児をしていて、一番幸せに思うのは、自分の腕の中で子供が眠りにつくことである。
眠りこんでしまうほど、自分は信頼されているのかな、と思うから。

鬱々で一番辛いのは、自分の腕の中で子供が眠りにつくことである。
こんな社会や会社で役立たずなクズ人間でも、子供という他人に頼りにされているんだな、と思うから。

某女性登山家の言葉「自分を粗末にしないように」はとても自分の内面に響いているし、当ブログの読者様からも「自分を卑下するのは間違っている」と有り難い言葉を頂戴しているが、私はどっかの女性アルパインクライマーみたいに強い人間ではない。

一緒に食事しているカミさんに、
「今こうして俺みたいな人間の腕の中で眠り込んでるけど、子供は親を選べないよな。」と問う。
カミさん曰く、
「子供は親を選んで産まれてくるって言う人もいるよ。」
私「誰が言ったの?」
カミさん「テレビでやってたよ。」
私「それってどういう意味かね。」
カミさん「人を元気づけるために言ってんじゃないの?」
( 会 話 終 了 )

何があろうと、明日という日はやってきて、いつもと同じように職場に出て、働くことに違いはない。
眠り込んだ息子を布団に移し、私はテーブルでコーヒーを飲んだ。

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