地獄に堕ちるべきは小沢一郎というバカ

ここのところ政治ネタは封印してましたが、久々に超ウルトラスーパー不愉快話題。

「成仏するのは仏教だけ」小沢幹事長、改めて文明観披露 by 朝日新聞11/17

以下記事引用開始
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これを受けて小沢氏は16日、「(仏教の世界観では)生きながら仏にもなれるし、死ねば皆、仏様。ほかの宗教で、みんな神様になれるところがあるか。根本的な宗教哲学と人生観の違いを述べた」と説明。さらに、エベレストに挑んだ登山家の「そこに山があるから」という発言を引用し「西洋文明は自然も人間のために存在する考え方。(エベレストの)地元では霊峰としてあがめられて、征服しようという考え方はアジア人にはほとんどない」と語り、西洋思想は人間中心だが、東洋思想は人間が自然の一部だと強調。最後は「僕も君も、死にゃ仏になれるんだ、だから」と締めくくった。
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以上記事引用おわり

クルクルパーの小沢はマロリーが言った(といわれる)『Because, It"s there』を引用したようですが、この言葉が「新聞記者に対しててきとーに答えたらしい」とか「エベレストが処女峰であったからこその言葉」なんて背景はまったく頭にないでしょうね。

たぶんアホの小沢が語る「西洋文明」「西洋思想」の定義はそのままキリスト教文明をさしているんでしょうが、キリスト教以前からヨーロッパに根付いたケルト文化の素晴らしい自然観はご存じないようです。
西洋イコール自然征服という単純な考え方は結構多くの方が持っているようですし、東西文明の自然観を語る上でよく用いられるロジックでありますが、John Muir のような存在を挙げるまでもなく、それが相当に乱暴・単純な思想であることは明白です。

自分の偏った宗教観を語るにおいてジョージ・マロリーの言葉を引用されるのは、山やっている人間として非常に不愉快ですね。
あそうそう、計画経済とやらでバリバリ大自然を破壊・・・もとい開拓していった旧ソ連や中国政府を崇めたてまつるアカの労山幹部の皆さん、なんでもかんでも政府批判で悦に入っている一部登山愛好者の皆様の感想をぜひお聞きしたいものです。

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『剣岳 点の記』、韓国人の視点。

韓国の登山雑誌『山』9月号に日本で話題になった映画『剣岳 点の記』に関する論評が掲載されています。
最後の段落にご注目ください。

[チェ・ソンウンの地図の話]剣岳‘測量登山’を題材に山岳映画を制作 by 月刊『山』9月号

以下記事引用開始
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 去る7月、日本訪問の際に協力業者の社長と共に『剣岳 点の記』という山を舞台にした映画を見た。
 新田次郎による実話を土台にした映画で、一言でいえば地図製作のための測量登山の話だ。露日戦争に勝利した日本は、国家経略の手段として地図が必要不可欠のため、全国の地図完成を急いでいた。100年前、日本の地図製作は軍部が掌握しており、陸軍参謀本部傘下の陸地測量部で担当したが、最後の空白地域として残っていた剣岳周辺の地図製作のための三角点設置が念願の課題であった。

 当時、剣岳は地元住民らの間で「地獄の山」「針の山」と呼ばれ「登ってはいけない山」「登れば天罰を受ける山」とみなされ、誰も登ることが出来ない山として知られていた。
 このような山に三角点を設置するために陸地測量部は、柴崎芳太郎を担当官に任命する。命令を受けた測量隊は仕事を完成するという使命を帯びて、剣岳周辺の険しい山岳地27ヶ所に三角点を設置することになる。
 ここに登場するもう一つのグループは、登山記録がない剣岳登頂を目標にした日本山岳会メンバーらだ。このチームのリーダーは日本に登山を胎動させて1905年日本山岳会を設立した小島烏水であり、測量隊と初登を争う競争相手となる。

200日間も山だけで撮影した‘山岳映画’

 カメラマンを自称する老練な木村大作がメガホンを取ったおかげで、現地ロケを中心にした映像は剣岳の自然を遺憾なく展開し、あたかも長編の風景画を見るようだ。
 空中撮影やコンピュータグラフィックを使わず、撮影期間2年間で200日を山中で撮影したとのことで、山に登る場面をそのまま演出して臨場感が生々しい。
 特に日本山岳会メンバーらが当時ヨーロッパから持ってきた最新登山装備を整えた昔の登山スタイルを再現したが、小物の準備から時代考証に至るまで遜色がない。

 「測量登山」とは測量用語や登山用語にはない言葉だが、山岳地帯の地図製作のためには展望がひらけた場所に三角点を設置しなければならないから、測量隊が直接山に登らなくてはいけない。 このように測量のために山に登る行為を測量登山と呼ぶ。映画の題名のなった「点の記」も測量登山にともなう三角点設定の記録を指す言葉だ。
 三角点は三角測量によって、水平位置を求めた点から三角水準測量によって標高を測定して重要な地点に対して標石を設置する。測量基準によって1等三角点、2等三角点、3等三角点、4等三角点に区別される。
 (中略 以下三角測量に関する説明が続く)

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▲剣岳周辺の1:50,000地形図。太線は1907年の柴崎測量隊が登ったルート。

100年前の剣岳測量登山の偉業を奉って

 現在、剣岳の一般的な登山ルートは剣岳南側の海抜2,400mの室堂ターミナルから始まり、新室堂乗越に登り、劒御前小屋を過ぎて劒山荘に到達する。ここから本格的な登山となり一服劒・2,618mと前劒・2,813mを過ぎて、最後に剣岳南面を登れば頂上に立つことになる。
 しかし測量登山当時は劒沢雪渓に降り立ち、長次郎谷を経由して登ったため険しい登山路を切り開くため標石を運搬できず、3等三角点に準ずる簡易票石だけを設置した。

 明治維新以後、日本は西欧列強の植民地帝国主義を標榜し、大陸進出を目標に日清戦争と露日戦争を相次いで起こし、朝鮮半島に対する地図製作の必要性を痛感することになった。
 1895年から陸地測量部によって密かに朝鮮半島の測量が進められ、1905年にすでに朝鮮半島全域の迅速図と呼ばれる1:50,000第一次地形図制作を完了した。
 以後、朝鮮半島の測量基準点を用意するために対馬の御岳と有明山の1等三角点から釜山、チェジュ島を連結する三角網を設置して、1908年から1911年まで三角測量によって正確度が向上した2次地形図を製作、1913年からは三角測量によって正式に地形図を製作し、1918年、朝鮮全域の1:50,000地形図722枚を完成した。

 2007年、剣岳測量100年となる年をむかえ、日本国土地理院は記念品を配布し、今年は映画が公開されて地図セットと各種記念品を作り、100年前の剣岳の測量登山を偉業として奉っている。
 しかし我が国の近代測量と地図製作は日帝によって進められたのであって、近代において測量・地図製作と剣岳のような測量登山の秘話は、残念なことに私たちの歴史にはない。

文 チェ・ソンウン韓国山岳会副会長・マッピングコリア代表
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以上引用おわり(最後の段落の文字強調は筆者による)

 映画『剣岳 点の記』に関して、同じアジアの中国と韓国では報道頻度は非常に対照的です。
 中国メディアが監督・俳優の動向から皇太子殿下が鑑賞されたことに至るまで、事細かに報道していたのに対し、登山が盛んであるはずの韓国のメディアではほとんど話題になっているのを見かけませんでした。約10年前の98年にようやく韓国国内において日本映画解禁という事情を汲んでも、実に対照的です。

 この記事の末尾のような想いを韓国人登山者全てが意識しているのかはわかりません。日本の左翼系「知識人」には喜ばれそうな論調ではありますが。
 私個人としては19世紀、朝鮮王朝が腐敗政治に陥る中、既に日本の幕府は伊能忠敬を支援して国内の地図整備に尽力していた歴史があること、この文を書いたチェ・ソンウン氏所属の韓国山岳会はかつて竹島(韓国名・独島)に領土を主張する標石を建てた事実があることなどを思い浮かべます。
 ただし、やはり自国の地図整備を他国の人間の手に委ねなければならなかったという事実は韓国の関係者には悔やまれる史実なのでしょう。

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都合良く造られる「神」と「悪魔」

以前当ブログで、無脳症で生まれた乳児の遺体を「カエルの生まれ変わり」として驚喜するネパールの民衆について、批判的に書きました。

人々に翻弄される「神」

似たような悲劇は、未だネパールで起こっているようです。

Nepalis flock to see 'baby god'  by BBCNEWS8/12
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/8197192.stm
(元記事には先天的な障害を持って生まれた乳児の画像が掲載されています。URLは掲載しますが、私の意志として容易にクリックして見られるようにはリンクさせていません。好んで見てみたいという奇特な方はどうぞ御勝手に)

「神の子」に群がるネパール人、と題された記事は、ネパールの寒村に住むジャヌカ・ギミレが出産した子供について取り上げています。
その子は先天的な障害「寄生性双子( parasitic twin)」として、通常の手足の他に、腹部に脚と手が付いた状態、すなわち4本の腕と4本の脚を持って産まれました。
そして夫妻に何が起こったか。

Ganesh 4本の腕を持つということで、ヒンズー教の神・ガネッシュの生まれ変わりとして沢山のヒンズー教徒が子供を見ようと各地から集まることになりました。その数およそ5000人。多いときには一日に100人ものヒンズー教徒が訪れ、崇拝し、お布施や衣類・食べ物を寄進したそうです。

その一方で、母であるジャヌカ・ギミレは恐れを抱いています。
「夫がいなければ、村人は私を魔女として殺したでしょうに」、と。
村人は迷信深く魔女の存在を信じている、とジャヌカ・ギミレは語っています。
折悪しくモンスーンの到来が遅れ、雨の時期がずれこんでいます。
農業に依存するネパールの村では死活問題。
現に地元のヒンズー僧侶は、雨が降らないのはその子供の呪いだとして、こう語ります。
「百姓はその子のために農業ができない。前世に対する神の呪いだ。」

父親はカトマンズの医療機関で治療を希望しましたが、医師は6ヶ月の診察期間が必要としました。
両親にとって、半年もカトマンズに滞在する余裕はありません。
治療には5万ドルが必要とみられています。

5万ドル。
世界最貧国のネパールの、しかも僻地の農民にとっては生涯年収を遙かに上回る数字です。
それ以前に、障害を持って産まれた子供が人の都合によって「神」にも「悪魔」にもなりうるという現実。

宗教の問題だ。
そう言われるとき、人はそこで思考停止になりがちですが、果たしてそれでいいのでしょうか。

私が仏教徒の家としてそうやって育てられたように、毎夏の盆の墓参りでは、寺に飾ってある「地獄絵図」(スプラッタ映画顔負けの、鬼が人間を切り刻んだりしている絵)を子供に見せ、「食べ物好き嫌いするとこうなるんだよ」と言って聞かせたりしてます。
それを「あなた、それは子供にトラウマを及ぼす虐待行為ですから即刻止めなさい」と言われれば、素直に従えるか自信ありません。
そして私自身、人の二倍も三倍も悩む性格なもんで、「宗教に走って救われたらどんなに楽だろ」と思う時があるのは認めましょう。

それでもなお思うのですが、人の都合で障害児を「神」「悪魔」に仕立て上げる行為が宗教の名の下に繰り広げられるのは許されるんでしょうか。
ネパールには「昔の日本がある」とか「子供達の目が輝いている」などと語る中高年トレッカーは多いですが、現地の人々の人生に深く影響を及ぼす宗教のあり方に、暗澹たる想いを抱かざるを得ません。

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「暴動」という名の殺戮ショー

出張先でウイグルの暴動を知る。

ちょっと中国の知識がある方なら、新疆で暴動が発生するなどというのは時間の問題、ということは予想していたはず。
日本のマスゴミの皆さん、何カマトトぶってんですかね?

こういうときこそ、親中の加藤紘一氏や社民党の皆さんにはズバッと中国に進言してほしいのになー(棒読み)
こんな100数十人死人が出る暴動がアメリカで発生したなら、平和人権団体の仮面を被った左翼のバカどもがこぞって「社会の不公平」だのなんだの騒ぎ出すのに1000万アフガニ。

しっかし、ウルムチでウイグル族に対抗するため手に武器を持った漢族市民のデモ。
売国偏向放送局NHKは「手に棒などを持った市民が・・・」と報じてましたが、どうみても「市民」が手にしていたのは中華包丁、牛刀なんですけど。
(しかもかなりでかい包丁を女性が手にしてうろついていた)

あの刃物は実に象徴的でしたね。
殺意の象徴、ひいては少数民族の人間性・人権、そして存在すらを否定する姿そのものですよ。

刃物を手に祖国統一ってか。
出張先の衛星放送ニュースで、実に愉快な映像を鑑賞させていただきました。

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今、そこにある危機

キチガイ国家ミャンマー政府軍がKNU(カレン民族同盟)の拠点の大部分を制圧した模様。

ミャンマー:武装組織の拠点制圧 政府軍、「国民和解」演出か by 毎日新聞6/19

ま、あいかわらずカレン民族同盟を巡る報道は日本国内では紙面の片隅・ベタ記事扱い。
欧米では多数のメディアが報じているのですが。

日本人ジャーナリスト射殺事件の際にはあれだけ騒いだ日本のマスゴミも、最近はとんとお静かですね。
ミャンマーが位置する東南アジアで、一国の政府軍が少数民族を堂々と軍事力で弾圧・虐殺しているのですが、遙か遠いイラクやらなんやらで平和と愛を叫ぶ市民活動家のみなさんもミャンマー問題にはだんまりですね。

これだけ日本のメディアがミャンマーの少数民族問題に沈黙を守るというのも、単に無知無教養なだけか、なんらかの圧力があるのではと勘ぐってしまいます。おそらく前者でしょうけど(笑)
もっとも、自民党の議員連中はミャンマー現政権とズブズブの関係ですし、日本の巨大産業たるト★タ自動車が事実上ミャンマー政府軍に車両輸出している現状では、とうていまともな報道など期待できませんが。

憂うべきは腰の引けたメディアの惨状よりも、カレン族の今後とKNUの行く末でしょう。

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山は怖えーよ(笑)

 ビア・フェラータ(コースにワイヤー、ハシゴが整備され、クライマーはカラビナでセルフビレイをとりながら登る、ヨーロッパで盛んな岩稜登り)を舞台にしたホラー映画『Vertige』が6月24日からフランスで公開。
このおどろおどろしい映画ポスターからストーリーをご想像ください。

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雰囲気は、下動画の予告編をご覧くだされ。

「非公式」映画サイトとして、映画制作状況を記録したサイトも公開されています。↓

V I A F E R R A T A - L E F I L M . C O M

 フェラータという日本ではあまりなじみのない登山形式が舞台になっていますが、ぜひ日本でも見てみたいですなあ。

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テロと戦うべきは誰か。

 私は、読者の皆様に誤解を招かれても大いに結構でございますが、少数民族の人々に化学兵器をバラ撒いて虐殺したイラクのフセイン政権は打倒されるべき存在であり、そのためには軍事的手段しかあり得ないと現在もなお考えていますし、あらゆるテロ行為には断固たる措置を取るべきと考えています。

 しかしながら、テロと戦うのは誰であるべきなのか?

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 アメリカで、14歳から21歳の青少年が、訓練用ガス銃を手に対テロ戦闘の訓練を受けています。

 彼らの所属団体は『ボーイスカウト』。
 正確にはボーイスカウトの下部組織がこういった対テロ戦闘訓練を少年たちに施しているのですが、そのことがアメリカのリベラル系・反戦系メディアにセンセーショナルに取り上げられています。

Scouts Train to Fight Terrorists, and More by NewYorkTimes5/13

U.S. government and Explorers program trains young people against immigrants, "disgruntled" war veterans by PSL.org5/15

27878860 模擬銃を用いて訓練する少年たち。

27878858 実戦的なテロリスト拘束の訓練場面。

27878862 戦闘シミュレーションで負傷者役を演じる少女と訓練用ガス銃。

 ボーイスカウト自体、その歴史と起源を振り返るに戦争が大きく絡んでいることは関係者もご存じのはず。
 もちろんボーイスカウト自体は、現在では健全な野外活動を主目的とする団体であります。
 肯定的に考えれば、

 学校内での銃乱射・大量殺人が現実となっているアメリカ
 9.11を経験したアメリカ
 州軍など、「軍隊」が一つの職業として確立されているアメリカ
 郵便局の壁やスーパーの牛乳パックに、誘拐されて行方不明の幼児の顔写真が掲載されるアメリカ
 
 では、少年たちが銃を持ち、戦闘訓練を受けるのもさもありなん、と考えることもできましょう。
 しかしながら、野外活動を主目的とするはずのボーイスカウト団体がこのような軍事教練的な活動に手を染めるのは、保守的な政治思想の持ち主を自認する私でも容認できるものではありません。
 テロリストに対処する戦闘行為は、職業軍人ならびにそれに準ずる関係者が従事すべき「業務」だと考えます。

 最初にこの記事を読んだ私は、少年たちが戦争にかり出される例としてヒトラー・ユーゲントを連想したのですが、上記リンクのPSL(Party for Socialism and Liberation) はキューバ政府支持・親中国というアメリカ国内でも極左系メディアではありますが、やはり記事中で『the Hitler Youth』という表現を用いています。

 繰り返しますが、私は7月の飯豊連峰なみに頭の中がお花畑な市民活動家・平和運動団体のクルクルパーどもと違い、国家防衛は国民を護る重大な、誇るべき任務だと考えています。
 ただし、その戦闘行為の責をボーイスカウトの青少年たちに負わせるのは間違いであり、野外活動・野外教育が担うべきは、青少年の健全育成が主目的のはずである。
 今や世界唯一の大国と言われ、莫大な軍事予算を抱えるアメリカが、何故に子供たちに戦闘訓練を受けさせるのか。
 野外教育の分野でアメリカは先進国と私は理解していたのだが、ボーイスカウト団体が戦闘訓練の一翼を担うという今回の記事は、同国の野外教育の恥部を見せつけられた記事といわざるをえない。

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産経新聞大阪編集局次長 渡部裕明氏の曇りに曇った歴史観

私は産経新聞を愛読しているが、末端の山岳関係者としていささか看過できない記事発見。

【土・日曜日に書く】大阪編集局次長・渡部裕明 清貧の思想生んだ「山の宗教」 by 産経新聞4/19

産経新聞大阪支局の渡部裕明氏の筆によるコラムである。
内容は役小角(えんのおづぬ)を中心に論を展開し、

 『だが筆者は「山の宗教」こそが、日本人の精神の原点、背骨にあたるものを生んだと考えている。肉体と精神を厳しく鍛錬し、物質的豊かさや浪費をあえて拒否する、清貧の思想である。』

だ、そうだ。
渡部氏は山岳宗教が日本人の精神の原点にあり、清貧の思想を成すと説くが、果たしてそうだろうか?

たしかに日本全国各地に存在する「修験道の山」で修験者が厳しい修行を積み重ねたのは事実である。
その一方、それに追随して発展した一般民の山岳信仰によって、修験道の山の周辺に人・モノ・カネが集まることになった。
早い話が、修験道の山として数多くの人間が集まることにより莫大な経済効果が発生し、金と物資が流通していたのである。
 そんなことはちょっとした歴史書をひもとけば書いてあることだ。

渡部氏は山岳宗教に何らかのロマンを感じておられるのであろう。
日本の農村などでは、背後に見える山を敬う精神性は今もなお受け継がれており、山の宗教が日本人の精神のバックボーンにあるとする考え方には私も素直にうなずくものである。
しかし清貧の思想うんぬんは首をかしげざるをえない。
そこ(山)にヒト・モノ・カネが集まる限り、やはり俗世間と変わらない空間が存在し、欲と聖の表裏一体の世界だったというのが私の考えである。

神を敬い厳しい修行の傍ら、そんな欲の世界がある。
そしてそれはまた、私にとっての歴史というものの魅力でもある。

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8000万円分の登山用品の使い途

8000万円分の登山用品を購入予定の人たちがいます。

Vermont Guard Gets Climbing Gear by WCAX 4/15

10189622_bg5アメリカ・バーモント州の下院議員ピーター・ウェルチは、バーモント議会派遣団が、79万2000ドルを登山用品購入費を連邦予算に組み入れることに成功したと発表しました。アフガニスタン派遣に備え、山岳訓練を積む約1800人のバーモント州州兵のために用いられる予定です。

10189622_bg8 現在アメリカは、アフガニスタンに州兵を派遣しています。
 州兵とは、アメリカの各州毎に置かれた州の軍事組織ですね。州の組織といってもアメリカ国防総省の下部組織でいわゆる「予備役」のため、アフガンや先のイラク戦争でも海外に派遣されています。
 ウィキペディアでは民兵という語が用いられていますが、民兵(ミリシア)というと、私の場合などはアメリカの極右武装組織のイメージが強いです。あえて乱暴な説明をすれば、日本の「消防団」の軍事版といえばわかっていただけるでしょうか。
 まだバーモント州の州兵にはアフガン出動の命は下っていませんが、「重要なことは州兵が動員される前に、装備が行き届いて十分な訓練を積むこと」だ、そうです。

 に、しても登山用品購入費で79万2000ドル→日本円で約8000万円ですよ。
 子供を小学校から大学通わせるのにかかる費用で8人はまかなえる金額ですな(最近考えることが山屋から世間一般人に変化してきた気がする)
 記事の中で興味深いのは、州軍の軍曹のコメントとして「clean climbing」が移動の痕跡を残さないことに利用されていること。
 先日当ブログで書いた、子供たちにティム・オニールがクライミング史を講義する中でフリークライミングの発達にヒッピーが関わっていたことが強調されていました。
 クリーンクライミングの先駆者たるヒッピー、反体制的な存在であった彼らが発達させた登山技術が、今現在こうして戦争に利用されているという現実は、なんともいえない皮肉です。

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利用される『英雄』

チベット侵略が『開放』『民主改革』50周年だそうで、チャンコロ政府のお抱えメディアは祝賀ムード一色ですな。

え?
チャンコロは差別用語?
じゃあ社会の公器たる中国メディアで「小日本」とか「日本鬼子」っつー表現もやめてほしいものですな。

1960年にチョモランマ北面からの登頂を果たした中国隊のサミッター3名のうち、王富州氏、屈銀華氏には登山のヒアリングのためお会いした事があるのですが、もう一人、登頂隊員で唯一のチベット人貢布(ゴンブ)氏にはお会いしたことがありませんでした。
現在73歳、お元気のご様子です。

藏族登山英雄貢布的晩年生活(3)(図) by 新華網3/27

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チョモランマ登頂後は体育局の仕事を勤め、野生自然保護区の設営、チベットの都市ニェーラムで病院設立に尽力したとのこと。パントグ女史もそうですが、初期の中国登山関係者はたいてい社会建設に力を注いでいます。

で、この記事にサラッと書かれているのが

昔日旧西藏“堆窮”(農奴)家的窮孩子成為中国的登山英雄。
(昔のチベットの農奴の貧しい家の子供が中国の登山英雄になりました)

と、賞賛しているわけですな。

チベット侵略はチベットの奴隷制度を開放した!
という世迷言は朝日新聞社出身の西園寺一晃氏はじめ、日本の左翼関係者もよく言う詭弁なわけですが、こういう登山家の紹介にチベット侵略を正当化する文言を含めるとこはさすが中国4000年(笑)

私は登山者の一人として、偉大な先達である貢布氏の健康と幸福をお祈りいたします。
また、登山という行為が国家のプロパガンダに利用される現実も冷静に見つめたいと思います。
「平和あっての登山」と語る日本のどっかの山岳団体は、ほんとに平和ですね(棒読み)

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