1月お仕事&読書日記

1月14日。
大寒波がやってきた翌日。
小正月の民俗行事を見学しようと目論んでいたが、実家の老母から「水道凍った」という連絡。
業者に任せるより自分がやった方が早い。
実家の窓から隣家との隙間に入り込み、上水道に巻かれた保温材の撤去、解凍、さらに再凍結しないように保温材の設置。
部材が無いので開店時間早々にホームセンターに行くと、前日からもう凍結が進んでいたのか、保温テープ(スポンジ状のテープ)だけが完全売り切れ。
業者向けの店を廻り、ようやく入手。
それから実家にもどり、上水道管に凍結防止の措置をとる。
こうして休日はおわる。

1月某日
現場作業でトラブル多発、PCもアクセスせずに寝る日々が続く。

1月某日
現場が一段落したところで読書再開。
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番組ば視聴できなかったが、中国共産党の犬NHKの『100分de名著 ソラリス スタニスワフ・レム』をゆっくり読む。
タルコフスキーの映画も好きなのだが、浅学な私の知らない解釈を知ることが出来た。

1月某日
世間では新版「広辞苑」のニュース。
私が所有している広辞苑は1976年発行の第二版補訂版。
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通っていた小学校に「長岡賞」という、スポーツまたは学業・生徒会でそれなりに活躍した者に贈られる賞があった。
私は小学校の生徒会で役員をしていたため、ちゃっかり長岡賞をもらうことができた。その副賞が「広辞苑」だったのだ。みたこともない巨大な国語辞典に、当時小学生だった私は日本語の奥深さを知ることになる。

とはいえ、普段使っていたのは角川のハンディな国語辞典。最近はネットに頼り切りだ。
広辞苑を使った機会といえば、池田常道氏によるラインホルト・メスナーの解説において不必要に使う難解な哲学用語を調べるのに使ったくらいか。

最近の「広辞苑に◎◎が載りました」という報道の在り方には疑問を抱いている。
流行廃りのある言葉などはそれこそネットに任せればよい。
国語辞典はやはり、日本語の奥深さを知るきっかけであってほしい。

1月某日。
JR東日本の電車内で、妊婦さんが無事出産されたというニュース。
我が家でもカミさん、娘とともにニュース番組をみながら「看護助手さん隣に載ってたんだって~」と盛り上がる。

そこで私の蔵書を探る。
私が持っているアメリカの救急法の訳書『イラスト救急処置マニュアル』(原題{「First Aid Manual」 大塚敏文訳 南江堂 94年出版)という本。
この本、日本の救急法の書籍と異なり、なんと「緊急出産」の解説までイラスト付きで載っている。
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素人が分娩という医療行為に関わることは危険きわまりないだろうし、実際にそんな場面に出くわした場合は医療機関への迅速な連絡が最優先されるべきなのだろうが、出産のやり方まで掲載されていることに、日本とアメリカの救急法の違いをみる思い。

東日本大震災クラスの災害で、やはり妊婦さんが産気づいて・・・というエピソードは聞きますので、今回のニュースを見てあらためて同書を読み直してみた次第。

1月某日。
会員として所属している日本野外教育学会から、会員向けに書籍が送られてきた。
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『野外教育学研究法』

野外教育に関する論文・研究を進めるうえでのノウハウ・考え方をまとめた書籍である。
類書として、1998年にやはり日本野外教育学会が出版した『自然体験活動の報告書レポート・論文のまとめ方』という本も持っているのだが、こちらの内容は「報告書・論文・レポートの違い、まとめ方」から始まる、どちらかというと学部生向けの内容。この本の内容をさらに進化させたのが、今回の『野外教育学研究法』といえる。

野外教育学研究でネックになるのが、野外教育・野外活動の成果を調査するにあたって、目に見えない・数値化しにくい子供達の「心」、「成長」をなんらかの形にして調査しなければならないという点。
さらに、研究成果において「自然体験は教育的にとても良い」という結果が導かれるが、野外教育の「何が」「なぜ」効果をあらわすのか明らかにされず結果だけが重視される傾向にあり、意外にも人文科学系アプローチがまだ不十分であるという。 私のような末端で活動する者に何ができて何が得られるのか、今一度考えたい。

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介護日記 ~2013年11月

【食事前後の方はこの記事飛ばして下さい】

10月×日、夜
 仙台で現場作業を終え、爺の病室へ。
 ちょうど紙おむつを交換中。
 もともと便秘気味だったこともあり、下剤を使用したところ、液状の便が頻発するらしい。
 まだ「塊」が腸内にあるようで、男性・女性の看護士ペアで対処。
 男性看護士はビニール手袋をはめ、指で「それ」をかきだす。
 老いた爺の現実を突きつけられる。

 老人介護の現実は、我が家にとって2度目の事である。
 初めての介護は私が小学生の時、祖父が痴呆の症状を示し始めた頃。主に母が対処した。
 正直な告白をすれば、下の世話を目の当たりにして戸惑う自分がいる。
 一方、「仕事ですから」と、笑顔で対処する男性看護士。
 
 親子の情って、なんだろう。

 
10月×日、現場作業休みの日
 平日は母・姉に付き添いしてもらっているので、それ以外の日(私の山行日を除く)はなるべく私が付き添いを担う。 
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 病室から見えるのは、曇り空。

10月×日、休日
 本日は昼に姉と交代。
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 帰路、実家に立ち寄る。
 近所のシロシキブを眺める。最近は花を愛でる余裕も無いことに、今さらながら気が付く。

11月×日、連休前
 週末、本日も仙台の現場作業を終えてから病院直行。
 数日前まで私の顔を見るなり「お前、さぶろうだべ?」と息子の存在も認識できない様子だったが、ようやく家族の顔は認識できるようになる。ただし、コミュニケーションには程遠い状態。
 ここ数日、なにやらよくしゃべる。
 「ひとりでやまさいぐなよっ!」
 (共通語訳:1人で山に行くんじゃないよっ!)

 けっ、つまんねえことは意識が正常になるらしい。


11月×日、文化の日連休
 病院からの帰路、実家に立ち寄る。
 実家周辺の家屋が次々と取り壊されている。
 私が幼かった頃の風景が少しずつ消えていく。

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 山形市営グラウンドの今。
 いつのまにか、解体工事が始まっている。
 小学生の頃、携帯ゲーム機なんて無かった頃。
 このグラウンドは誰でも出入り自由だった。冬は学校帰りの小学生たちが、プラスチック製の安価な「ミニスキー」(長靴に装着する、短身のスキー)で滑る遊び場だった。
 人間も、建物も、老いて消えていく。

11月×日、息子と朝日少年自然の家行事参加
 朝、車に荷物を積み込む。
 フロントガラスが、
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 しっかり凍っている。
 冬は近い。
 自然の家行事から帰り、疲れ切った息子を家に運び、私も仮眠をとってから病院へ。

11月×日、公休
 公休を取り、平日の病院。
 朝っぱらから、実母から「干し柿吊し」を頼まれる。
 しかも農業用コンテナ3箱分。
 セックスと金欲に彩られた大都会・東京に住むアウトドアライター君にはご理解できないでしょうが、地方都市に住む「長男」はこき使われる。
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 晩秋の情緒に浸る心の余裕も無く、さっさと吊し終え、それから車のタイヤ交換。
 「乾いた道路でのスタッドレスタイヤ走行は避けましょう」とか、どこのおぼっちゃんが書いているか知りませんが、ここ雪国では峠越えの機会がある仕事や生活の必要上、早めのタイヤ交換が必要。
 しかも私の性格なみに暗い雲が漂い、雪が降るのは時間の問題。
 冬タイヤに替え、GSでタイヤの空気圧チェックとエア充填を済ませ、病院へ。

 本日は市役所から担当者が来て「介護認定」の予定。
 定刻、担当者である綺麗なお姉さんが来訪。
 爺の会話能力、日常生活の支障程度、病歴などを確認、私と実母から爺の現状について聞き取り。それで「介護認定」作業終了。
 爺の介護生活も、新たなステージに進む・・・・かどうか。
 所用のため、午後は実母に爺を任せ病院を出る。

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 山下達郎の曲ではないが、激しい雨は雪に変わっていた。

 午後は自宅の固定電話で保険屋さんに電話かけまくり。所属するガイド団体の会員と保険談義になり、私自身も勉強のため、不明点を確認。こういうのは、やはり平日休みでないとできない。
 iphoneを買い換え、LTEにしてしまったおかげで無料通話分が無くなり、時間のかかる「問い合わせ」にはiphoneは電話代が気になり使いづらい。音声通話料が安い某社に寝返ろうか画策中。

 夕方、体調管理も兼ねている心療内科で
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 今年は早めにインフル予防接種を済ませる。
 身体が資本の土木作業員&山岳ガイド、予防接種は毎年必須。
 そして夜、実母を迎えに病院へ。

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